断食の成功は復食期にアリ!回復食に食べてはならないNGリストとOKリスト。
今までハニーレモネード断食の実践とその効果をご紹介してきました。
<まだ見ていない方へ。参考前回記事のおさらい。>
・「食べなきゃ治る」が、本当かどうか体を張って試してみました。
噂のハニーレモネード断食。その予想外の結果と効果に驚愕。
https://macrobiotic-daisuki.jp/honeylemonadefasting-97184.html
・食べないことで不調が改善される本当の理由。ハニーレモネード断食を終えてわかったこと。
断食で若返り遺伝子が覚醒?! 空腹時の快感の秘密とその効果
https://macrobiotic-daisuki.jp/lemonadediet-99911.html
多くのIN YOU読者の方がこのような食事法に興味があるようですね。
実際に少食生活やファスティングを実践している方も増えている様子です。
ファスティングの失敗の声は後を絶ちません。
胃が痛い、リバウンドした・・・など
しかし…
リバウンドしてしまった!
断食明けにドカ食いしてしまった!
全然効果を感じられない!
胃が痛い!
そんな声を聞くことが多いのが実際のところです。
復食期って何?
ファスティング後はどんな食事がいい?
などの相談を受けることがあります。
そんな皆様に今回はファスティング後の「復食期」における重要性をお伝えします。
ファスティングで一番大切なのが「復食期」
ファスティング期を終えて、徐々に体を戻し食事に戻るまでの間の「復食期」。
この期間の食事を「回復食」と言います。
ファスティングを行うにあたり、この期間が最も重要です。
何も食べない完全断食はもちろん、半日などの短期間や酵素ファスティングなど
軽いファスティングでも同じことが言えます。
ファスティングをした日数と同じだけ復食期を設けましょう。
ファスティング後は、食べた分だけ吸収しちゃう!
宿便が取れてキレイな大腸。
固形物を取らずにお休みモードでリラックスした胃。
老廃物を排出して軽やかになった腎臓や肝臓。
ファスティングをした後の私たちの体内はとってもクリーンな状態になっています。
今までは、食べた量を10とすると吸収する量が6割だったものが、
ファスティング後は10食べると、10割そのまま吸収してしまうことも!
このように吸収率が非常に高い状況がこの期間なのです。
怖いのはリバウンドだけじゃない。深刻な症状を招く危険も。
ファスティング中は内臓が休暇モードになっています。
そこで突然、普段通りの食事をしっかりとってしまうと一気にインスリン分泌量が増え、脂肪合成が促されるためリバウンドしやすくなります。
そして突然の普段通りの食事に、胃は固形物を消化する力が追いつかず消化不良を引き起こします。
これを引き金に必要な栄養素や水分が吸収できない「消化不良症候群」を招くケースもあります。
慢性の下痢や便秘
疲労や倦怠感
情緒不安
など。
免疫機能の不全も引き起こすので他様々な体の不調が襲います。
また、ご存知の方も多い「血糖値」についても関係してきます。突然多量の糖質を取ると、血糖値を急激に変化させてしまいます。
強い倦怠感
目眩
頭痛
脱力感
嘔吐 など
このような自覚症状が現れることがあります。
またこれらの症状は食べてしばらくしてから出ることがほとんどですが、
慢性的になると持病や過去の病気で不具合があった箇所に再度症状が出るケースもあります。
赤ちゃんは何を食べているか?これを常に意識してみる。
生まれたばかりの赤ちゃんはまず母親の母乳を飲みます。
成長するに従って、離乳食へ移行します。
生まれてから何も食べたことのない生き物がどのようにして食事を始めるか…。
消化酵素などの体の働きや成長度合いに合わせて無理なく食事を始めていきます。
少しずつ食べる量も増やして、味も薄味から。そして徐々に、固形食に移行していきます。
「復食期はそれと同じである」と捉えて過ごすとよいでしょう。
<復食期の食べてはならないNGリスト>
油物
肉類
アルコール
タバコ
小麦類
乳製品
添加物
加工食品
カフェイン
精製白砂糖
食卓塩
濃い味
多量に食べること
多量の糖質
これらは復食期に限ったことではなく、
厳しいことを言えば普段からもなるべく摂取量を控えたいモノばかりです。
ファスティングを期に、どれだけこれらの食材を食べずに過ごせるか挑戦するのもアリだと思います。
失敗すれば病院に運ばれるケースも
お酒も揚げ物も食べたい!
絶対に復食期には摂らないでいただきたいのが、これらの食事。
アルコール、油物や添加物などは消化の際に多量に活性酸素が発生することや
消化に時間とエネルギーが必要になるため、体には大きな負担となります。
復食期は普段よりも吸収率がよいため、毒性の強いものもダイレクトにあなたの体に入り血となり肉となります。
なかには急性アルコール中毒、胃痛や頭痛などで病院へ駆け込んだ方もいます。
みんなが大好き麻薬作用?
小麦や白砂糖、乳製品やカフェインは強い”麻薬作用”で体を支配します。
交感神経をあげる作用があり、その結果「食べたい!」欲求が発動されます。
この欲求は生理現象として起きる「食欲」とは異なります。
血糖値や交感神経をむやみに上げてしまうことなどで起きるいわば「錯覚」的な食欲です。
騙されないでください!
お肉は食べていい?
肉類は消化に時間がかかります。
未消化のまま腸に残ることも多く、腐敗して血液内のアンモニアを増やします。
それが肝臓と腎臓への負担となりますので、復食期の肉類を摂取することはあまりお勧めできません。
胃酸も多く分泌されるので、胃痛を引き起こす原因にもなります。
また成長ホルモン剤や抗生物質などの薬品が含まれている物がほとんど。
復食期から3−4日以降で固形の食事に体を慣らしてから、食べ始めることをオススメします。
値段も手に入れるのも簡単ではないかもしれませんが、オーガニックなど安全な肉類を食べるよう心がけてください。
<復食期の食べて良いOKリスト>
農薬不使用の果物
農薬不使用の玄米
発酵食品
発酵飲料
豆
農薬不使用の穀物
これらどれも無農薬、無添加のものが理想的です。
農薬なども体に吸収されやすくなります。
それら化学物質は体内に蓄積され排出されにくいのです。
消化/排出しようにも活性酸素が多量に体内で発生します。
生が良いとも言われているけれど・・・
野菜は酵素を摂るために生食が良いとも言われています。
しかし、復食期は「消化に良いもの」を摂ることも考えましょう。
季節や体質によっては生より加熱の方が体に合う人もいます。
特に寒い今の季節、サラダばかり食べていては体を冷やすので注意です。
今の季節オススメなのでは、温野菜や蒸し野菜、野菜スープ。
消化しやすく、ファスティング後は味覚が敏感になっているのでいつも以上に優しい野菜本来の甘みが感じられて美味しいです!おかゆ(重湯)が回復食の定番?・・・・ちょっと待って!
回復食の定番で知られる「おかゆ(重湯)」。
重湯は米1:水10の割合で中火で炊き、沸騰したら弱火にして混ぜます。
その上澄みを重湯と呼び、お米ではなく上澄みを飲みます。
数日かけて徐々に水の量を減らして5分粥7分粥、とお米を食べていきます。
これが定番の回復食のメニューです。
糖質のせい?白米だから?
実体験をお話します。私個人は白米のお粥(重湯)を食べた後は体が重く感じ、眠気が襲いました。
ファスティング仲間も白米はどうも回復食に合わない気がするとの声が。
‘おかゆは消化吸収が良い’
つまりすぐに胃腸で吸収されるのです。
ファスティング中には体内に蓄えた脂肪を燃焼させています。
しかし、復食期に糖質の塊である白米を食べると脂肪燃焼サイクルに一気にブレーキをかけてしまいます。
もし、減量目的でファスティングを行う方は白米を食べ始めるのはもう少し後にした方が良いかもしれません。
あるいは復食期に運動をしっかりと取り入れるなら糖質を摂っても良いでしょう。
体質やファスティングの目的により適さない場合があります。
皆様も試される時は必ずご自身の体質や目的をよく知ってから行ってください。
”NGな食事”ではなく”OKな食事”に意識を向けて!
辛いファスティング期を終えてやっと食事ができる!
待ちに待った復食期。
ですが、これはまだ食事をして良い時期と捉えない方が良いかもしれません。
私がみなさんによくお伝えするのが
「まだファスティング期ですが、”少しだけなら食べていいんですよ!”」
と言うマインドセット。
これが実は重要になります。
あれもダメ!これもダメ!が続くと人はどうしても欲してしまいます。
復食期とは名ばかり。
いっそ「ファスティング期のちょっとズルい日」と呼んでみてはどうでしょう?
”本当は食べてはいけないけど、ちょっとしたものなら…食べていい日!!”
そう思うだけで、心はストレスを感じるどころが「食べられる」喜びを感じます。
これが復食期を乗り越えるコツだと密かに独自のメソッドを確立させています。
食べて良い食材やオススメの調理法をまずはリストアップしてみるのが良いでしょう。
今までとは違う献立にワクワクするかもしれません。
例えば…
朝にバナナと人参のホットスムージー
お昼にオートミール
夜はカボチャのスープにヘンプナッツとオイルをトッピング
まるでメディアで見るおしゃれでヘルスコンシャスな人みたいではないですか。
いっそ、「自分は健康志向の人間である」と思い込むのも一つの手段です笑
今回は、食べてはならない食事やその理由を多くご紹介してしまいましたが、次回は私が実践した復食期のメニューや過ごし方をご紹介したいと思います。
皆さんも、是非ご自身の体の調子や体質を知った上でそしてよく体調を観察した上で健康法をお試しください。
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