終戦直後より栄養状態の悪い日本人女性!私達が慣れ親しんだ大豆はある方法で調理すると、現代人の栄養不足を救う万能栄養食になる!
![食卓(5品)](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/d967a37096669a6d94034c3d3990f59c.jpg)
先日、気になるニュースが目にとまりました。
日本の20代女性の約2割が「痩せすぎ」ている。
引用:
そこには戦後よりも、現代の方が栄養状態が悪化しているという衝撃の事実が。
■20代女性のエネルギー摂取量
1950年(終戦直後) 平均2098kcal
2000年以降 平均1600kcal
昔に比べ現代人は運動量が減り、デスクワークなどが増加した為、
カロリー摂取量は自然に減ってもいい、なんて声もありますが・・・
この豊かな時代に栄養失調なんて、一体何が問題なんでしょうか?
現代人に圧倒的に足りないタンパク質と食物繊維
皆さんは学生時代に「三大栄養素」、もしくは「五大栄養素」と習いませんでしたか?
三大栄養素:タンパク質+脂質+炭水化物
五大栄養素:タンパク質+脂質+炭水化物+ビタミン+ミネラル
三大栄養素や五大栄養素、といったこれらの呼び名。
最低限これらを取らないと、体が上手く機能しないという栄養素で、
その時代の研究結果が反映されたものとなっています。
そして今の義務教育課程では「六大栄養素」となり、教えられているのです。
六大栄養素:タンパク質+脂質+炭水化物+ビタミン+ミネラル+食物繊維
ご覧の通り、六大栄養素になったことで増えた栄養素こそ、食物繊維!
栄養不足といえば、ビタミンやタンパク質を取らなきゃ!となりがちですが、
意外なところに盲点があったのですね!
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現代人に圧倒的に足りていない食物繊維
ここに平均的な現代人の食物繊維摂取量があります。男性 14.5g
女性 14.0g
それに比べて1日に必要な食物繊維はというと・・・
女性 18g
男性 20g
(平成24年の国民栄養・健康調査結果)例えばレタス1玉を300gと仮定すると、
ひと玉食べたとしても、おおよそ3.3gほどの食物繊維しか摂取できません。
しかも上で紹介した目標摂取量は
「これだけ摂れば十分!」ではなく、「最低限これだけは」という数字。
つまり、実際には多くの方が、食物繊維を満足に摂取できていないのが現状なのです。
深刻な食物繊維の摂取量低下
1955年には摂取量が20gを超えていたという報告がありましたが、なぜ、現在はこのように減少してしてしまったのでしょうか。
その理由には主食を食べなくなったことが考えられます。
食物繊維の摂取量低下の原因
糖質制限
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最近では糖化などを避ける為、糖質制限をされてる方が多くいらっしゃいますね。
ですが聞いてください。
炭水化物は糖質と食物繊維でできている
ということを。炭水化物の多い食材には糖質と同時に食物繊維が沢山含まれているのです。
糖質の過剰摂取は確かに体の不調を引き起こしますが、
それはあくまでも精製された糖質の場合。
炭水化物の極端な排除は、深刻な食物繊維不足を引き起こし、
私たちの健康に間違いなく悪影響を及ぼします。
糖質制限を始めてから、
「便秘気味..」「体重も減らない…」という方は
食物繊維不足の可能性を疑ってみましょう。
豆の摂取量の低下
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かつて日本人の食卓には必ず豆がありました。
しかし私たち現代人の食事はどうでしょうか?
カレーや肉じゃが、鍋など…
一般的な家庭で食べられる料理を挙げてみましたが、
豆を大量に食べる機会は減っているように思います。
しかしそんな豆が最近新たに脚光を浴びているんです。
それは含まれる食物繊維の豊富さから。
例えば大豆はイソフラボンのイメージが強いですが、
食物繊維も多く含まれている万能食材であることは、
あまり周知されていません。
食物繊維の多いイメージの「ゴボウ」と 比較をしてみても、
ごぼう(ゆで) 5.7g
大豆(蒸し) 8.8g
(※いずれも100g中)意外にも大豆の方に軍配が上がります。
他にもサツマイモや麦と比べても、大豆の方が豊富なんです。
いつもの食卓にプラスしたい 手軽に摂れる蒸し大豆をご紹介
食物繊維の働きと重要性
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そんな大切な栄養素食物繊維について、一度まとめてみてみましょう。
基本的な食物繊維の持つ効果
■ 腸内環境を整える■コレステロール値を低下させる
■インスリンの急な上昇を抑える
2種類の食物繊維、それぞれの働き
それぞれの特徴を見てみましょう。水溶性食物繊維:主に果物や海藻に多く含まれる、水に溶けやすい食物繊維
▷大腸内で分解されやすい繊維質▷水分保持能力が強く、便を柔らかくする
▷小腸での栄養素の消化吸収を抑えて遅らせ、有害物質を吸着して体外へ排出
不溶性食物繊維:主に野菜や豆に多く含まれる、水に溶けにくい食物繊維
▷水分をかかえこみ便の量を増やして便の排泄を促進▷腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を盛んにし、消化管を通過する時間を短縮
違えはあれど、どちらも腸内環境を整える重大任務を任されてる食物繊維。
「第2の脳」と呼ばれる腸を整えることは
自律神経やホルモンバランス、免疫力など生命の基本といえる重要な働きを支えることに繋がります。
「食物繊維不足=ただの便秘や肥満」とは思わないで下さい。
場合によっては自律神経の乱れからメンタルの問題を引き起こしたり、
最悪のケースでは大腸ガンなど、大きな疾患を招く事もあるのです。
食物繊維が、全ての生命活動を支配すると言っても過言ではないでしょう。
水溶性食物繊維を摂るなら「もち麦」や「ごぼう」、
不溶性食物繊維なら「大豆」が一番おすすめです。
タンパク質も食物繊維も豊富な大豆を摂ろう!
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また先ほど腸内細菌について触れましたが 、
大豆には食物繊維のほか、「大豆オリゴ糖」も含まれています。
これは腸内の善玉菌が、活発になるための餌となる成分ですから、
他の食材よりも大豆を摂取することで、腸内環境をより良くできる効果が期待できます。
参照:食物繊維の多い食品「大豆」で、1日の摂取量をクリア。
いつもの食卓にプラスしたい 手軽に摂れる蒸し大豆をご紹介
大豆でビフィズス菌4.4倍?!
大豆の食物繊維の多さがわかったところで、実際の効果を見ていきましょう。成人男女対象に2週間1日50gの大豆を摂取したところ、
ビフィズス菌が4.4倍にも増加した、という研究報告があります。
他に、プレボテラ菌は2.7倍に増加したとのことです。
このプレボテラ菌は糖の吸収を抑える働きのある菌で、
かつインスリン抵抗性を誘導する、と知られています。
引用:蒸し大豆PROJECTヒト試験報告
大豆を食べるだけでこんなにも腸内細菌を整えられるなんて!
試してみたくなりますよね。
しかし、この結果を出すには大きなポイントがあるのです。
それは調理方法!
調理方法次第で栄養価が変わる大豆。
蒸し大豆が最強であるその訳とは!?
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前述の研究報告。実は、被験者に蒸し大豆を摂取させて行ったものなんです。
豆腐や豆乳に足りないもの
論より証拠。それでは数字から見てみましょう。100gあたりの食物繊維量は
蒸し大豆 7.7g
水煮大豆 6.7g
豆腐 0.4g
豆乳 0.1g
(100g当たりの比較:だいずデイズ商品栄養成分より)はい、ご覧の通り、蒸し大豆の食物繊維量が軍を抜いています。
豆腐や豆乳を作る過程で除かれるおからは、食物繊維の塊なのです。
昔の日本では、お豆腐屋さんに行けばおからがとても安価で売っていたり、
それどころか貰えたりしました。
そのため食卓には、卯の花などおからを使ったメニューが自然とあったのです。
昔の日本人は、食物繊維をしっかりと食べる機会に恵まれていたのですね。
水煮大豆ではダメな訳
こちらもなんとなく理解している方が多いのでは?実は、「煮る」という工程は
タンパク質や水溶性食物繊維が流れ出てしまうのです。
また、流れ出てしまうのは、ビタミンやミネラルなど他の栄養素も同様です。
煮汁を一緒に料理に使って摂取する、などすればいいのかもしれませんが…。
料理の種類に制限が出てきてしまうのが残念なところ。
かつて私たちが送っていた食生活。体はそれを欲している。
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今、情報も流通も飽和状態の世の中。
スーパーフードや「〇〇フリー」といった食べ物など。
様々な食品が、現れては消えていきます。
しかし”灯台下暗し”とはよく言ったもので
私たちの身近に馴染みのある食材や食生活こそが、
本当の基本的なスーパーフードといえるのです。
豆の栄養価が見直された今、
昔ながらの健康的な食卓をいま、食生活に取り入れたい。
しかし、豆を蒸すという工程は、
忙しい生活を送る私達にとって、面倒な作業でしかありません。
そんな事を考えていた矢先、優れた商品を見つけました。
厳選されたオーガニックの豆を、徹底した温度環境で蒸した豆が、パウチで売っていたのです!
しかもたくさんの種類があり、その中には発芽した豆もあるではないですか!
外出先でも食べられるおやつタイプもあり、見ているだけでワクワクしてきます。
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いつもの食卓にプラスしたい 手軽に摂れる蒸し大豆をご紹介
戦争直後と同等の栄養状態なんてもう言わせません!
現代ならではの便利な商品で、マメに栄養をしっかり摂り、健康な体を作りましょう。
<参考資料、引用元>
野菜の消費をめぐる状況について
厚生労働省「野菜、食べてますか?」
「日本人の食事摂取基準」(2015年版)
蒸し大豆プロジェクト
![食卓(5品)](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/d967a37096669a6d94034c3d3990f59c.jpg)
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