秋冬でも油断大敵。 健康に害がない食べる日焼け止め、食材リスト5選
「あれ?最近、海外でも行った?」
友人から、先日そう聞かれました。
詳しく聞いてみると、夏より日焼けをしたように感じるとのこと。
「でも、秋になって紫外線が落ち着いたはずなのに
どうして日焼けしたんだろう?」
とても不思議でした。
夏は紫外線対策していたのに・・・秋に入り気を抜いていたんです。
太陽の光に含まれる紫外線の影響
紫外線とは
太陽の日差しは、赤外線、可視光線および紫外線の3種類の波長に分けられます。
紫外線は、可視光線(目に見える光線)よりも波長が短く、またX線より長い電磁波です。
地球の表面に届く太陽光線全体の中の、約6%ほどが紫外線だと言われています。
ちなみに、紫外線を度々【UV】と表記するのは
【ultra-violet】=「紫を超えた」という意味のラテン語からきています。
可視光線は「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「藍」「紫」の7色で構成されている
いわゆる「虹色」です。
紫外線は、この光線の中で紫の外側に位置しています。
そのため紫の外側の光線で「紫外線」と呼ばれます。
この紫外線は、UVAとUVB、UVCによって構成されています。
このうち、UVCは地上に届かず、成層圏やそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって
全て吸収されているのです。
そのため、普段からよく雑誌やCMなどで目や耳にするのがUVAとUVBなのです。
肌の弾力に影響するUVA
それ自体のエネルギーは弱いものの、照射量が多く、太陽光線のうち約90%を占める。浸透力が高いので肌に与える影響は深刻。
ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞に損傷を与えます。
その結果、UVAを浴びた肌は弾力を失い、たるみやしわの原因となります。
UVAはさらに、メラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくります。
紫外線によって生じるシミ・シワ・たるみは肌老化の3大特長と言われています。
肌の表面に影響するUVB
おもに肌の表面で吸収されるため、肌の奥の真皮層まで達することはほとんどありませんが、UVAより強いエネルギーを持ちます。
浴びたUVBは表皮に影響を与え、細胞を傷つけて火傷のように赤くなったり、
メラニン色素が沈着して褐色になったり、シミやソバカスの原因にもなります。
この紫外線、春や夏は気にする方も多く、日焼け止めの販売が活発になったり、
日傘をさす人もよく目にします。
実は夏も秋も降り注ぐUVBの値はそこまで変わらないって、みなさんご存知ですか?
夏バテ状態を回復したかもわからないお肌に、冬にむけての乾燥、そこに真横からの紫外線・・・
そんな状況が今の季節なのです。
シミやしわ、たるみの原因になる紫外線ですが、悪いことばかりではないのです。
紫外線には、実はメリットがたくさん
メリット①セロトニンを生み出す
太陽を浴びると体内の中でハッピーホルモンと呼ばれるセロトニンが発生し、幸せな気分になります。
鬱の人に圧倒的に足りてないといわれているセロトニン。
太陽を浴びるだけでもこのセロトニンを作れ、
発達障害の話題でも良く挙がるドーパミンやアドレナリンなどを脳内で正しく制御してくれます。
一般の方でもこれらの物質は仕事の効率をあげるため、自然のサプリとしての認知度も上がってます。
メリット②体内リズムを整える
朝、太陽の光を浴びる事で体内時計が整います。体内時計とは、生物が、厳しい生存競争に勝ち抜くために、進化の過程で獲得した形質で、
私たちは生まれながらにこのリズムを刻む遺伝子を持っています。
この遺伝子が睡眠と覚醒のサイクルだけでなく、ホルモン分泌、血圧や体温調節などを調整してくれているので、
この体内時計が狂うと、体調が崩れていきます。
人間は太陽を浴びなければ1日1時間ずつ体内時計がずれていってしまうのです。
体内時計が整うと日々の体調も変わってきます。
メリット③ビタミンDの生成
現代人に不足されているとされるビタミンD。骨や歯の再生に必要とされ、足りないと骨粗鬆症の原因になります。
また不妊の原因にもなりますので、
妊活の方は積極的に日光を浴びることがお勧めです。
日焼け止めの害
それは化粧品会社で働く友人の一言、
「日焼けどめを塗るほど焼けるよ、
てゆうか日焼け止めを塗った方が皮膚ガンになりやすくなるよ」
でした。
日焼け止めが害となる原因には諸説あり、
・日焼け止めでUVBをカットすると、皮膚でビタミンDが作られにくくなる
・日焼け止めをカットする成分の中に癌の原因となる物質※が含まれている
などと、様々言われております。
※微粒化した酸化チタン・ナノ化した酸化亜鉛・オクトクレリン・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・オキシベンゾン-3など
日焼け止めの効果やその副作用についての是非が問われている今、
内側からのディフェンスが注目されています。
最近では、飲む日焼け止めも沢山種類が出てきましたよね。
ただ、飲む日焼け止めも体にとって、どうなのか怪しいところ。
そこで今回は日焼け止めに頼らない食べる紫外線対策についてまとめていきたいと思います。
紫外線に打ち勝つ食べ物はこれだ!
まず前提として、紫外線対策として取って頂きたいのが抗酸化物質です。紫外線を浴びると、体内で活性酸素が発生する、つまり酸化が始まります。
なので、酸化に強い、抗酸化物質が必要なのです。
抗酸化物質には種類がいくつかあり、
そのほとんどが私達が普段口にしているものです。
順に紹介していきますね。
純ココアパウダー
ワインに含まれている事で有名なレスベラトロール。ココアにも含まれている事はご存知でしたか。
私は日光を浴びそうだな、と思った日にはココアを飲んでから外出するようにしています。
適量は欧米人の女性でスプーン8杯。
そこから自分の体重などを勘案して日常に取り入れてみてくださいね!
オリーブオイル
オリーブオイルは抗酸化物質の塊!オレウロペイン、ルオリンという抗酸化物質が含まれ、
体内の様々な抗酸化物質を抑制します。
オリーブ葉を餌に混ぜ血合いの黒ずみを抑えたハマチがオリーブハマチとして売られている程です。
オイルも実も葉も効果抜群のオリーブ、皆さんも取り入れてみてはいかがですか。
紅茶
紅茶には抗酸化物質のケルセチンが含まれます。
ケルセチンの含まれる食物は沢山ありますが紅茶は含有量の多さはトップクラス。
私のような玉ねぎが嫌いな方も紅茶であれば気軽に取り入れられますね!
トマトペースト
別格の日焼け止め効果を発揮するのがトマトペースト。これはリコピンなどの化合物がフリーラジカルやAGEなどが作られるのを防ぎ、
メタロプロテアーゼのはたらきを長くしてくれるからです。
1日1色でも食事にプラスしてみましょう!
トマトが嫌いな方は柿や紫キャベツにも含まれていますよ。
緑茶
お次は海外でも認識が定着してきた緑茶!
緑茶には没食子酸エピガロカテキンという抗酸化物質が含まれており、
欧米でも注目されセレブなどが飲んでいたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
これからはマリンスポーツのお供は緑茶で決まりですね!
出典:バイオミディア
いかがでしょうか?
どれも身近にあるもの。
ぜひ、これらを農薬が使われていない有機の商品で積極的に摂ってくださいね。
天然の日焼け止めで太陽と仲良くなろう!
体内時計にも影響するという紫外線。日光を避けようとする風潮が強い昨今ですがビタミンDの生成など
紫外線のプラスの面も見直されて来ています。
単に嫌うのではなく、どう付き合うかが大切。
これからの季節は、食べる日焼け止めと共に日光と仲良くなりましょう!
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