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酸っぱいものが無性に食べたくなるのはイライラしているから!?東洋医学から見た体からのサインで未病を改善する方法。

安達和叶
原発事故を機に「生きる」ことを真剣に考えるようになり、自分にできることを少しずつ挑戦しています。薬膳アドバイザー・メディカルハーブコーディネーター

何となくだるい、疲れやすい、体が冷えるとか、
頭痛や不眠といった体の不調を感じることはありませんか?

検査を受けたけれど数値は正常。
何も問題はないと言われた…

西洋医学的に問題はなくても、
自覚症状があるのでしたら、東洋医学的には未病のはじまりです。
西洋医学で病名を診断される前段階ともいえます。

未病の症状は人によってさまざま。
少しでも調子が良くないと感じたら、それは未病の始まりなのです。

しかし、未病には自覚症状がない場合もあります。
特に、気づかないうちに病気の種となるストレスには要注意です。

そんな未病を解決するのが薬膳や中医学の知識。
基本を押さえるだけでも自分の体質改善に取り組めますよ。

五味は体を整える鍵になる



薬膳の味付けには、五味という種類分けがあり、
「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」のことを指しています。

これらはそれぞれ、対応する臓器があり、「心・脾・肺・腎・肝」があります。

味覚と臓器は密接に関係しています。
体のバランスを整えるというのは、食を整えるということ。
食を見直すためには薬膳の五味は欠かせないキーワードになっています。

イライラからくるストレスには酸を


酸はそのなかでも肝と関連性が強いです。
五臓は感情にも作用します。肝は怒りに関連する臓器だと言われています。

酸性のものを摂ることによってストレスを緩和するという役目があります。
イライラしているときや、怒りを感じているというときには酸のものを食事に取り入れるようにしましょう。

よく原因不明の病になったときに、自分のマインドを見直してみると、
イライラしていることが続いていたり、
自分の生活環境の変化やゆとりのなさからせかせかしていることもあり、
とても大変な日々を送っていたということにあとから気がつくということもあるのです。

また、酸は目との関連性も強いので、パソコン疲れや目疲れ・充血などを抑えます。

デスクワークなどが続いているというときや、
目疲れによる症状を抱えているという場合には、酸の食べ物は有効です。

酸の食べ物として挙げられるのは、梅干し、酢、トマト、レモンなどです。

梅干しは医者に行かなくても済むほどの健康食品だと言われていますよね。

目の疲れは肩こりの原因になっていることもあります。
整体にいって肩もみをしてもらっているけれども、
治らない、というのはそもそもの根本的な問題を解決していないからだと言えます。
本来なら目へのストレスを無くすためにも、夜はPCの作業を控えるようにすることが大切です。

夜のPC利用は睡眠の質にも影響します。

そうすると、生活習慣病にも繋がり、ストレス起因の病にも繋がりやすくなります。


苦いものは興奮を抑えてくれる


苦は五臓でいうと心と関連性が高いと言われています。感情では喜に該当します。

一見喜というのはプラスの意味に感じられますが、東洋医学では感情もバランスを大切にして考えます。

喜びすぎるということは、心拍数が上がりすぎるということを意味していることになります。

苦の食べ物として挙げられるものはゴーヤ、ピーマン、セロリなどがあります。

苦の食べ物は夏の野菜に多い傾向にあります。

体を冷やす役割も持っているので、ほてりや、熱といった症状には、
こうした体を冷やす役目のものも摂取するように心がけるとよいでしょう。

興奮状態を落ち着かせることによって気分の浮き沈みの差をなくすということも大切なのです。


ストレス過多のときに甘味のあるものを



甘は五臓でいうと脾と関連があります。脾は思と関連があり、
思い煩いなど、不眠、精神的負担などを引き起こします。

悩み事やストレスがあるときに甘の食べ物が食べたくなるというのは理にかなっています。

甘の食べ物として挙げられるのは砂糖・鶏肉・卵・かぼちゃ・とうもろこし・はちみつなどです。

甘だからといって、砂糖だけが該当するのかといえば、そうではないのですね。

ため息が思わず出てしまうときには辛いものを



原因不明の息切れや咳がでるというときはありませんか?

多くはストレスですね、と言われてしまい、
はてどうしたら良いものかと思ってしまう人もいるかと思います。

息切れや咳がでるという場合には肺に負担がかかっているということが言えます。

辛は五臓でいうと肺と関連があります。

また、感情では悲・憂と関連があります。
たとえば、ため息がでているというときには、辛いものが食べたくなる傾向にあるかもしれません。

中華料理や辛味のあるものを食べると元気になります。

辛の食べ物として挙げられるのは生姜・葱・唐辛子・しそなどです。

これらは体温を上げて発熱させる役目があり血の巡りをよくします。

風邪のひきはじめに食べるようにすると、体が温まり、早く、風邪を治すことができます。
元気を出したいというときにも摂取すると心身ともに回復が早まります。


ホルモンバランスの乱れには塩辛い食べ物を

性欲減退やホルモンバランスの乱れはストレスとしてみなされやすく、
改善策を打ち出してもらえないということもあります。

そうしたときにはぜひ鹹=塩辛いもの摂取してみると良いでしょう。

鹹(かん)は五臓でいうと腎臓に関連します。驚・恐といった感情と関連しています。
驚きや、恐怖というストレスは白髪が増えたり、精液の漏れ、失禁などを引き起こすことがあります。

また、腎はホルモンバランスにも作用するので、
女性のホルモンバランスの崩れにアプローチする場合にも腎に注目することがあります。

食べ物だと、黒きくらげ・あさり・昆布・味噌・醤油・黒豆・ゴマなどが挙げられます。

主に、黒い食べ物は鹹・腎に該当します。ホルモンバランスを整える作用や、
尿切れを良くするなど、生殖器や排泄機能にも適しています。

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出典:ストレスに効く東洋医学のレシピ 田中康夫

旬の食べ物は五味五行のバランスを満たしている



旬には旬のものを食べるようにと聞いたこともある人も多いと思いますが、
それは、季節の旬の食べ物が、体のめぐりにもよく合っているからなのです。

五行とは「木」「火」「土」「金」「水」のことを指していて、
これらがバランスよく補い合い・作用するという関係性のことを五行思想といいます。

「木」は「酸」、「火」は「苦」、「土」は「甘」、「金」は「辛」、「水」は「鹹」のことを指しています。

また、それぞれ、「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」のことを指しています。

生活習慣病やストレスは陰陽のバランスの乱れが原因

何事もバランスが大切だと言われていますが、それは食でも同じことが言えます。

五味、五行には相克・相生という考え方があり、
相克は相手からのエネルギーを奪う(奪いすぎる)ということ、
相生は相手にエネルギーを与える(与えすぎる)という意味があります。

陰陽の関係性がそれぞれにバランスよく保たれているという状態が好ましいと考えられています。
陰陽の考え方に関しては以下のリンクが参考になります。

今の現代社会に負いてバランスをとるということは難しくなっていることも有り、
生活習慣病や原因不明の病が増えていると考えることも出来ます。


<h3食べ物の温・熱にも注意 五性とは「温」「熱」「平」「寒」「涼」のことを指しています。
温は体を温める力のあるもの、熱は体を熱する力のあるもの、平は温めも冷めもさせないもの、
寒は熱を冷ますもの、涼は熱をとるもののことを指しています。

五味五性によってバランスの良い食事を採ることができます。

温・熱は貧血気味の人にオススメの玄米・かぼちゃなどが挙げられます。

寒・涼は熱がこもりやすかったり、高血圧の方にオススメなトマト・セロリ・小麦・などが挙げられます。

平はどのような体調の人にでもあう小豆・とうもろこし・じゃがいもなどが挙げられます。

どれかに偏って食べれば良いということではなく、
それぞれの属性のものをバランスよくとるということが薬膳ではとても重要なことです。
どれも生活習慣病やストレスが起因になって起こるような病の改善につながるようなものといえますね。

バランスの良い食事で未病から抜け出そう



自分の体調を知った上で、どのようなメニューにするかを考えるということができるようになると、
食べ物で体質改善を行うことができるようになります。

自分は貧血気味だから、と玄米だけ食べたり、かぼちゃだけを食べたりするのではなく、
「必ず食べるもの」または「メイン」で使う食材としてメニューを考え、
他の性質のものも摂るということが大切です。

彩り良い食事は、食欲を増進させますが、薬膳的に見ても、食べ物の色はとても重要です。
「青・赤・黄・白・黒」の五色を取り入れた食事はバランスがよく、体にも優しい食事です。

「青」は「苦」、「赤」は「酸」、「黄」は「甘」、「白」は「辛」、「黒」は「鹹」に該当します。

自然治癒力を高めるためには、バランスの良い食事が重要だと言われていますが、
薬膳の観点から考えてみると、その理由がわかります。

それぞれバランスの良い食事をすることにより、心身の健康を保つことができます。
ぜひ、これらの基本知識を参考にして、自然治癒力を高めてくださいね。

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参考1:「【基本の薬膳4】薬膳で「気」「血」「水」のバランスを保って健康に」https://qufour.jp/article/detail/1086
参考2:「病気をもたらす内因「七情」」http://www.chuiyaku.or.jp/tokushu/china-view05/chapter3.html

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