突然出る鼻血の原因は○○?鼻血に隠された病気と、鼻血が出た時に慌てず正しく鼻血を止める方法
突然出る鼻血の原因は○○?鼻血に隠された病気と、鼻血が出た時に慌てず正しく鼻血を止める方法
こんにちは。
日本糀協会 えいらくさゆりです。
皆様は、鼻血が出たことはありますか?
突然鼻血が出ると、びっくりしますよね!
実は、私は生まれて一度も鼻血が出たことがありません。
なので、自分の子どもが初めて鼻血を出したときは とてもびっくりしました。
それに、小学校の間は、一度出ると次の日や数日後、という具合に 何度もくり返し出る。(2人ともです)
しばらくおさえていればとまるのですが、あまりにくり返すと心配になって耳鼻科へ行ったこともあります。
どうしてこんなに鼻血がでるの?
1. 子どもの鼻血の原因
子どもの鼻血の原因は意外と単純で、 そのほとんどが「鼻をほじって粘膜に傷ができたこと」です。
子どもの鼻粘膜はまだ発達途上で、少しの刺激ですぐに傷ついてしまいます。
繰り返し出るのは、一度傷ついた粘膜が回復しきらないうちに、また刺激を受けて再出血すること。
小さいころは遠慮なく鼻の穴に指を突っ込んでしまう子も多いため、 10分ほどで止まる鼻血はほとんどが心配いらないようです。
その他の原因としては、
・アレルギー性鼻炎や風邪で鼻の粘膜が炎症している。
・鼻の粘膜が乾燥して傷つきやすくなっている。
など。
1-2. 12歳以下の子どもはこれからの季節が要注意
全年齢的にみると、鼻血が出やすい季節は、春先や冬と言われています。
しかし、子どもに限って言えば、8月はとても出やすい季節です。
出典:社会福祉法人済生会
それでは、鼻血の原因は一体なんなのでしょうか?
1-3. 夏に要注意。子どもの鼻血と熱中症
粘膜や肌は、乾燥すると傷つきやすくなります。
それは、鼻の粘膜も同じ。 「肌や粘膜の乾燥」と言うと、つい秋冬と思いがちだと思いますが、 肌や粘膜の乾燥は「脱水」でも起こります。
鼻血が出た場合は、まず止血することが先決ですが、 鼻血が止まった後に
・ぐずぐずと機嫌が悪い
・何となくぐったりしている
・いつもより元気がない
というようなときは、口の中や皮膚の状態を観察してみてください。
かさかさして乾いているようなら鼻血の原因は脱水である可能性があります。
少しずつ水分をとらせて充分休息させてあげてください。
症状がひどい場合は受診を!
1-4. 夏風邪の後に要注意!
夏になると、小さい子どもは夏特有のウイルス性の風邪をもらってくることが増えます。
鼻水が出ているときだけでなく、症状が軽くなった後まだ鼻の粘膜の炎症が残っている場合は鼻血が出やすくなります。
小さければ小さいほど、無意識に鼻や鼻の粘膜を触ってしまうことも増えるため、 爪を切ったりマスクをしたりして、鼻に刺激を与えないようにしてあげましょう。
1-5. チョコレートやナッツの食べすぎで鼻血が出る?
小さい頃、「チョコやピーナッツを食べ過ぎると、鼻血か出るからやめなさい」と言われたことはありませんか?
実は私はよく言われていました。
しかし、実は食べ物で鼻血が出るというような医学的データはなく、一部の病気の方を除いては、ほとんど迷信と言えます。
高価だったり、虫歯を心配したりするような親が、子どもにあまり食べさせないようにするためのウソが広まったのかもしれません。
1-6. 興奮すると鼻血がでる?
よくアニメのキャラクターや漫画の表現で、興奮すると鼻血が出るシーンがありますよね。
実際にそんなことがあるのでしょうか?
実は、 粘膜を健康に保てている状態では そんなことはほとんどありません。
これも、表現としてのイメージが広まってしまった物だと思われます。
2. 大人の鼻血は要注意?隠れた病気のサインかも
大人になると、血管や粘膜も丈夫になり、鼻血が頻繁に出ることは少なくなりますが、
ドライノーズや慢性鼻炎等で鼻血が出やすい方もいらっしゃると思います。
そういった方は、粘膜を保護してあげるように注意が必要ですが、
それ以外で怖い病気が隠れていることがあります。
2-1. どんな病気が隠れている?
大人の鼻血の原因の中には、
・高血圧
・糖尿病
・動脈硬化
などの血管がもろくなるような病気が隠れている場合があります。
また、・白血病
のように、血が止まりにくくなる病気のサインの場合もあります。
・あまりにも頻繁に鼻血がでる
・鼻血が出たときに30分以上止まらない
・洗面器に沢山溜まるような大量出血をする。
・知らないうちに良く青あざができる。
というような場合は、まずは耳鼻科を受診して症状を伝えましょう。
2-2. 鼻血から発症する難病 オスラー病
鼻血をきっかけに発症する病気に、「オスラー病」という難病があります。
この病気は、難病指定されている遺伝性の病気で、
片方、もしくは両方の親に遺伝子がある場合、約半分くらいの確率で遺伝する遺伝病です。
日本でこの遺伝子をもっている人は、5,000~8,000人に1人と報告されていますが、
遺伝していても発症しない場合もありますので、 親に症状がないからといって、安心できるわけではありません。
実際の患者さんの数は、約10,000人と推測されています。
この病気は大人になってから発症することが多く、
いちばん多い症状は鼻血で、8割~9割の患者さんにみられる症状です。
血管に異常がみられる病気のため、鼻血だけでなく
肺:血痰・胸部レントゲンで異常陰影。
脳:頭痛・けいれんがおきることも。
消化管・鼻粘膜:出血が長く続くと、貧血になる。
と言うように、その異常が他の臓器にみられると、 それぞれの症状がでます。
予後は悪くない病気ですが、脳の血管異常は危険を伴うこともあります。
成人してから、鼻血がよく出るようになったり、その他の臓器の症状がある場合は、
一度受診し、主治医にしっかり相談してみてください。
出典:難病情報センター「オスラー病」
2-3. オスラー病の人に限って言えば、ストレスや食べ物は鼻血の原因となる
先ほど、チョコやナッツが原因で鼻血が出ると言うのは迷信とかきましたが、
オスラー病の人に限って言えば、食べ物やストレスが原因となりうることがあると言うデータがあります。
鼻血や偏頭痛の原因としてあげられているのは、
●月経前
●睡眠不足
●ストレス
●食べ物
・カフェインを含有するもの
・チーズ
・アルコール
・チョコレート
であり、
実際のオスラー病の人が
鼻血が出やすいと答えた食べ物として挙げられているのは、
回答が多い順に
・アルコール
・スパイス
・赤ワイン、スパイス、チョコレート、コーヒー、一部の果物などのサリチル酸を多く含むもの
・ニンニク、ショウガ、朝鮮人参、銀杏、ビタミンE15など、血小板昨日を低下させるもの
・脂身の多い魚や鮭(オメガ3)
となっています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24458873
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23404156
上記の内容と自分の鼻血に関連性があるように思う方は、
ストレスを溜め込まず、あげられた食べ物は控えめにした方が良いかもしれません。
2-4. 周りの人も同時期に症状が出るなら農薬の可能性も
有機リン系やネオニコチノイド系の農薬を吸引すると、
・鼻血
・頭痛
・不整脈
・下痢嘔吐
などの症状が現れる場合があると言うような報道もあります。
もし引っ越し等で知らない土地に来てから
・鼻血がふえる
・症状の出る時期が限られる
・その他の体調不良がある
などの場合は、近隣に農薬を散布するような場所がないかどうか、確かめてみる必要があります。
また、散布された農薬は、直接散布した農作物だけでなく、風に乗って遠くまで届いてしまったり、
水に溶けて散布地域以外の農作物にも取り込まれてしまうことがあります。
そうやって人の身体に入りこんだ農薬が人体にどのような影響を与えるのかは、
まだ分かっていないことも多いため、しっかり検査された安心な作物を口にするように気をつけることも大切です。
3. みんな間違ってない?鼻血が出たときの対処と予防策
息子は小学校高学年くらいから、あまり「鼻血が出た」と言わなくなりましたが、小学校二年生の娘は、まだ結構な頻度で鼻血を出します。
その時、先生に「上を向いてと言われた」と言うこともあり、
鼻血の止め方を知らない方も多いのではないかと思い、対処法をまとめたいと思います。
3-1. 鼻血が出た!その時してはいけないこと
①横になったり上を向いたりする。
横になったり上を向くと、鼻血がのどの奥に流れ込み、口から吐かなければいけなかったり、飲み込んでしまって吐き気がしたり、息をする道を塞いでしまい、危険です。
②首の後ろをトントンする。
首の後ろをたたいた刺激で余計に鼻血が多く出てしまうことがあります。
③首を冷やす。
首の後ろは沢山血管が通っており、そこを冷やすと体全体が冷えてしまいます。
身体が冷えると、かえって血が止まりにくくなります。
④ティッシュをギュッと詰める。
乾いたティッシュ等をいきなり丸めて強く押し込むと、さらに粘膜を傷つけてしまうことがあります。
間違えてやってしまっていたこと、ありませんでしたか?
3-2. 正しい鼻血の止め方
①まずは、鼻を心臓より高くするために、椅子に座らせます。②鼻血がたれてもいいようにティッシュや洗面器のような物で受けておきます。
③下を向き、鼻の上の方の骨のすぐ下辺りを真ん中に向かってしっかり押さえます。
しっかり押さえることができているときは、ほとんど血はたれて来ませんが、
子どもが自分で押さえている場合などで、押さえた鼻の穴からぽたぽた血が落ちてくるのは、
出血部分(図1で、赤の楕円で示した部分) をしっかり押さえられていないためです。
④喉に入ってしまっている場合は、飲み込まないように口から吐き出させます。
④5〜10分程度、そのままの姿勢を保ちます。
3-3. 早く鼻血をとめるための方法・ポイント
・出血場所をしっかり押さえること
・途中で止まったか気になって何度も押さえているところを離さないこと
そして子どもの場合、とても大切なポイントは
「対応する大人が慌てないこと」
大人が慌てると、子どもは不安になり落ち着いて止血することができません。
これでほとんどの鼻血はすぐに止まります。
多くの鼻血は図1の赤の楕円で示した「キーゼルバッハ部位」と言うところからの静脈出血ですが、
30分以上立っても止まらなかったり、出血が大量な場合はもっと喉の奥の動脈からの出血の場合があリ危険です。
下を向いていても口から大量の血を吐いたり、なかなか血が止まらない場合はすぐに病院へ行きましょう。
3-4. 鼻血は予防できる?
ほとんどの原因は外部からの刺激ですので、
子どもの場合は、
「鼻をほじらないように気をつけるよう言う」
のが一番です。
共通して言えるのは、
「鼻の粘膜を保護するためのクリーム等を塗って保湿する」
「空気が乾燥している場合は部屋を加湿する」
「マスクで粘膜を乾燥させないようにする」
「こまめに水分補給し、粘膜が乾かないように気をつける」
などです。
それでは、鼻血に効果のある食べ物はあるのでしょうか?
必要な栄養素をしっかりとって、丈夫な血管を作る!
血管や粘膜を健康に保つために必要な栄養素は、ビタミンB2、たんぱく質、フラボノイド、タンニン、ビタミンCなどです。
ビタミンB2:ビタミンB2には、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
・皮膚を再生させる。・粘膜を正常に機能させる。(ウィルスを体内に入れない)
・皮膚の細胞を生産し、ターンオーバーをスムーズにする。
【食材】 レバー、ハツ(心臓)、卵、納豆、うなぎ等
タンパク質:タンパク質は血管や粘膜を構成する栄養素。
足りなくなると、血管や粘膜がもろくなります。
【食材】卵、鶏肉、大豆、魚など
フラボノイド:活性酸素から身を守る抗酸化作用をもつポリフェノールの一種。
カテキン・アントシアニン・セサミン・タンニンなどもフラボノイドです。
・抗酸化作用があり、血管を若く保つ
・免疫緑を整える
・がん細胞の増殖を抑える
・ストレスを緩和する
【食材】緑茶・ほうじ茶・すりゴマ・きな粉・玉ねぎ・ブルーベリー・レンコン等
ビタミンC:強い高酸化作用をもちます。
・細胞間をつなぐためのコラーゲンを生成するのに必要
・肌や粘膜のダメージを防ぐ
・粘膜を正常に保つ
・ストレス耐性ホルモンを生成する
・鉄分の吸収を促進する
【食材】キウイや柑橘類・ジャガイモ等
これらを意識してバランスよく摂取するようにしてみてください。
なかなかバランスの良い食事がとれない場合は、質の良いサプリメントを試してみるのも一つの手段です。
先ほど書いた農薬のことも心配ですので、
安心な物を選びたいですね。
よく鼻血がでるのは心配ですが、
・止血方法
・受診した方が良い状態
だけ覚えておけば、ほとんどはそれほど心配する必要のないものです。
「今の生活を見直してみるチャンス」だと思って、食べ物や環境に工夫をして みてくださいね!
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1日の平均摂取推奨量は約100mgです。
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