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Organic Life to all the people.

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その不調は自然と調和できていないからかもしれない。 今日から簡単にできる自然を感じる街歩きの方法と、生活に役立つ身近な薬用植物6選

松橋佳奈子
国際薬膳師/登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA) 自身の体調不良がきっかけで薬膳を学び、「まちづくり」から「食」の道へ。 「忙しい方にこそ、食べることを大切にしてほしい」という想いを胸に、2014年8月より「養生キッチン ふうど」として活動をスタート。 【 薬膳 × おばあちゃんの知恵 = 養生ごはん 】 ​ 「人間も自然の一部」「すべての食材に効能がある」という薬膳の考え方をベースに、身近な材料とシンプルな調理法でつくれる「養生ごはん」をお伝えしています。 2018年春に出産し、子育てに奮闘する傍らで食の活動を展開中。 【HP】http://kitchenfudo.wixsite.com/fudo 【FB】https://www.facebook.com/kitchenfudo

私が身近な「薬用植物」と出会ったきっかけ

今年もあと約1ヵ月。何かと忙しくなる師走がやってきました。

年末で仕事が立て込んだり、
イベントの予定を詰め込んだり、
旅行をしたり、
バタバタとして、気づけば1日中緊張状態。
なんて人も増えているのではないでしょうか。

そんな時節だからこそ、意識的にリラックスをする時間を持ちたいですね!

私は、4年前から「薬膳×おばあちゃんの知恵=養生ごはん」として、
養生ごはんをお伝えする活動をしていますが、
料理に使う素材にも身近な植物を使ったものはたくさんあります

植物に意識をするようになったのは、「インド」
20代後半で11ヶ月かけて世界30ヵ国を巡る旅に出かけました。

そのなかでも印象に残っている国です。

インドと言えば、
カレーなどスパイシーな料理を思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。

実際に南インドで訪れた民家などでは、
庭の片隅にクローブなどスパイスを育てている方も多く、
スパイスなど植物の力を取り入れた暮らしが根付いている
と感じました。



日本に帰国してから、和のハーブや薬用植物のことをもっと知りたいと思い、
岐阜県の山間部にある薬草園での週末ボランティアを始めました。

見慣れた植物にもいろいろな効能があり、
昔から人々に利用されてきた歴史を知る
ことは、とても興味深い体験。

そこで学んだ薬用植物の知恵が、今回の記事のベースになっています。



今回は年末にお忙しい方、お疲れの方にぜひおすすめしたい、
薬用植物の知恵をご紹介します!
特別な道具も技術も必要ありません!大切なのは、意識だけ。

意識を少し変えるだけで今日から始められます。

そのプチ不調は、不自然な暮らしが原因かも?

病院に行くほどではないけれど、何となく調子が悪い「プチ不調」。
例えば、「頭が痛い」「お腹が張る」「肩が凝る」など。

一説によれば、
こうしたプチ不調を抱える女性は7~8割にのぼるのだとか。

そしてそれらの原因のひとつは、
「自然と離れた生活を送っていること」にあると
言われています。


ただそれは分かっていても、街なかで暮らしていると
すぐに自然のある環境に行くことは難しい
のも事実。

師走など忙しい時節になるとなおさら、ですよね。


もともと私たちの身体には「自然治癒力」が備わっています。

自然治癒力=【ちょっとした不調なら自分で治してしまう力】

自然治癒力を高めるための方法は、いたってシンプル。
一言で言えば「昔ながらの、人間らしい暮らしをする」ことです。

自然治癒力を高める方法については、IN YOUでもたくさんの記事が書かれていますが、
例えば、人間の基本的3大欲求を満たすこと。

・食欲
・睡眠欲
・排泄欲(健康欲)


*詳しくはこちらの記事をご覧ください
私たち人間が生まれ持った「自然治癒力」を見くびってはいけない。自然治癒力を高めて毒素を排出できる体になるためにできること。

頭では分かっているけれど、実際には

パソコンの前に一日中座っていたり……
添加物いっぱいのランチを買って食べたり……
車や電車を使ってほとんど歩かなかったり……
昼夜逆転のような生活をしてみたり……

思い当たることはありませんか?

先ほどの「人間らしい暮らし」「基本的3大欲求」とは程遠い、不自然な暮らし

こうした暮らしをしていると、
私たちが本来持っている「野性」が鈍くなり、
自然治癒力もはらたかなくなってしまう
……
という訳です。

自然治癒力が低くなると、どうなる?

では、自然治癒力が低くなると、一体どうなってしまうのでしょう?

ちょっとその前に、自然治癒力についてもう少しだけ説明を。
自然治癒力には、主に2つの機能があります。

・自己防衛機能

身体の外から入ってきたウイルス等に対して、自分の身体を守る力

・自己再生機能

けがや病気などで壊れてしまった細胞を、修復させる力

私たちが本来持っている素晴らしい機能ですね。



そして、自然治癒力が低くなると次のような症状が出やすくなります。

・風邪などにかかりやすい
・ケガが治りにくい
・倦怠感や身体が重いと感じる


何となく調子が悪い「プチ不調」を感じやすくなってしまいます。

また、プチ不調が悪化すると、ガンや鬱などの病気の発症に繋がってしまいます。
そうなる前に、プチ不調の段階で、自分の体の不調に気づき、改善していきましょう!

今日からスタート!普段の街歩きで「自然」を感じてみる

では、普段の生活を送りながら、
自然治癒力を高める
にはどうしたらいいのでしょう?

ポイントは、
「自然とのつながりを思い出す」
「本来の人間らしい暮らしをすること」


そのためには、
過去のIN YOUの記事でも紹介されているとおり、さまざまな方法があります。
旬を取り入れた食事をしたり、
ヨガなどで身体の感覚を取り戻したり。




いろんな方法がありますが、時間やお金がかかるものも多く、
すぐに自分だけで始められないもの
も。

そこで今回おすすめしたいのが、

身近な植物を眺めながらの街歩き。


通勤や通学、お買い物など、普段通っている道端にも
ちょっと意識を向けてみると・・・

小さな自然や人々の健康を守る為に使われてきた「薬用植物」が
沢山残っている
ことに気が付きます!

温故知新!生活に役立つ身近な植物6選

前置きが長くなりました!
ではさっそく、私が散歩をしながら見つけた、生活に役立つ身近な樹木や植物などをご紹介します。

初心者の方でも見つけやすいように、秋から冬にかけて紅葉したり、
赤色や黄色などの実を付けたりする植物
を中心に選んでみました。

*当たり前のことかもしれませんが、
民家や公園などに植えられている植物は採集できませんので、
眺めて楽しむだけにしてくださいね。

1.イチョウ(銀杏=咳や痰の緩和)



秋~初冬にかけて、黄葉の美しいイチョウ。
とても生命力の強い樹木のひとつ。



今が旬のイチョウの種子「銀杏」は、薬膳ではよく使われる食材。
咳や痰、夜盲症の緩和などに用いられている。
ただし食べ過ぎると中毒症状が出る場合もあるので、注意が必要!

*イチョウの葉

ドイツなどヨーロッパでは古くから研究や治療のために使われてきた植物のひとつ。
漢方薬にも使われており、血液の流れを良くする効果が期待されている。

特に脳の働きを活性化するとされ、
別名「ブレインハーブ」とも呼ばれている。
認知症の予防や頭痛の緩和などにも使われてきた。
最近では葉の成分を抽出した
「イチョウの葉エキス」などのサプリメントも多く出回っています。

2.ナンテン(赤い実=咳の緩和)



6月頃に白い花が咲き、晩秋~初冬に赤い実を付ける。
「ナンテン」という読み方が「難転=難を転じる」という意味につながることから、
昔から縁起のよい樹木とされている。



赤い実に含まれる「ドメスチン(アルカロイド)」には、
咳を緩和する作用があるとされる。
ナンテンを使ったのど飴などもよく知られています。

*ナンテンの葉

殺菌作用があることから、昔から赤飯の上に乗せて利用されている。

3.ツバキ(ツバキ油=髪や肌のケア)


庭や公園などでよく見かけるツバキ。
赤やピンクの花は、いま真っ盛り。

花が咲いた後に付ける実からとれる油は「ツバキ油」と呼ばれ、
ホホバオイルやオリーブオイルと並んで
世界3大オイルのひとつと呼ばれています。


日本では、女性が美しい黒髪を保つために
平安時代から使われてきた
とされます。

保湿力と抗酸化力が高く、食用はもちろんのこと、
現在も髪や肌のケアなどの美容の維持
によく使われています。

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4.ツワブキ(葉=皮膚のトラブル緩和)


黄色い花を咲かせるツワブキ。
庭先や山地の日陰などで見かけることが多く、
冬に咲く花は少ないのでよく目立ちます。

葉には強い抗菌作用があることから
民間療法では湿疹や腫物などの皮膚のトラブルに生葉の搾り汁が使われてきました。

また、魚の中毒症状の緩和などに、生葉の搾り汁を飲むこともります。

5.クチナシ(実=血行促進)



梅雨頃に甘い香りの白い花が咲くクチナシ。
秋になると、オレンジ色の実が付きます。
実が熟しても口が割れないことから「クチナシ(口無し)」と呼ばれるようになりました。

栗きんとんなどの料理の色付けや、
染料などとしても昔からよく使われている。
黄色の色素は、サフランと同じ「クロチン」という成分によるもの。

クチナシの実には、
血行を改善する作用がある
とされ、
肩こりや目の充血の緩和などにも用いられる。
また鎮痛作用や抗炎症作用も期待されており、
胃炎や打撲の緩和などにも使用されています。
生薬名は「山梔子(さんしし)」


写真は養生ごはん料理教室での、
クチナシと一緒に炊き込んだごはんを使ったビビンバ丼
鮮やかな黄色は、食卓をパッと華やかに演出しています。
人が集まることの増えるこれからの季節にも、おすすめです。

6.ジャノヒゲ(青黒い実=喉の痛みや咳の緩和)



道端や庭の隅などの日陰部分によく植えられている、草丈20~30m位の多年草。
初夏~夏に白い花が咲き、秋~冬に青黒い小さな実を付けます。
(写真では実の部分が少し見づらいですが……)。



ジャノヒゲの塊根を掘り起こして乾燥させたものは、
生薬名は「麦門冬(ばくもんどう)」と呼ばれています。
喉の痛みや咳などの緩和に効果が期待できるとされ、
漢方薬にもよく使われています。

番外編:セイタカアワダチソウ


秋に黄色い花を咲かせるセイタカアワダチソウ。
空地や線路や道路沿いの法面などで見かけることが多い。
草丈2~3m位で高いことと、
花が泡のように咲くことからこの名前が付いたと言われる。

日本にはもともと自生していなかった「外来植物」で、繁殖力が極めて強い
また、かつては花粉症の元凶されたこともあった。
こうした理由から日本では厄介な雑草として扱われることも多い。

しかし最近、驚くべき効能を持つことも分かってきた。
入浴剤としてお風呂に入れると、
体内に溜まった毒素を外に排出できるとされ、
アトピーの緩和
などにも使われ始めている。


また、春先の若い葉を摘んで天ぷらにするのも美味しいです。


出典:薬用植物研究会薬草に親しむ

植物を眺めながらの街歩きでリラックスしよう


今回ご紹介した植物は、ごく一例。
ちょっと見分けづらいものも含めると、街なかにも
本当にたくさんの薬用植物があります。

便利になった私たちの暮らしの中にも、
普段は意識していないだけで、実は自然や植物の力や知恵が活かされている。

そう思うと、何だか気持ちが少しだけ癒されませんか。




人間と植物。古くからの自然とのつながりを感じるきっかけになれば幸いです。
覚えておくと何かの時に役立つかもしれません!


さいごに

春に生まれた息子も、もうすぐ7ヶ月。暑かった夏が過ぎ、
秋に入ってからはベビーカーなどでよく散歩に出かけるようになりました。

同じ道を毎日のように歩いていると、
街なかの見慣れた風景のなかにも生活に役立つ植物がたくさんあることに気が付くように。

そこにも、あそこにも……。
今まで無意識に通り過ぎていたのが何だか勿体なく感じると同時に、
意識して眺めてみるとなんだか楽しくなってきました。

 

そんな小さな発見をお伝えしたくて、今回記事を書きました。

「自然治癒力を高める」ことも大切ですが、まずは楽しむことから

皆さまにとって、毎日の街歩きのヒントになれば幸いです。

何かと慌ただしい時節になりましたが、心身ともに健やかに過ごせますように。
(養生キッチンふうど主宰/松橋佳奈子)

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松橋佳奈子
国際薬膳師/登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA) 自身の体調不良がきっかけで薬膳を学び、「まちづくり」から「食」の道へ。 「忙しい方にこそ、食べることを大切にしてほしい」という想いを胸に、2014年8月より「養生キッチン ふうど」として活動をスタート。 【 薬膳 × おばあちゃんの知恵 = 養生ごはん 】 ​ 「人間も自然の一部」「すべての食材に効能がある」という薬膳の考え方をベースに、身近な材料とシンプルな調理法でつくれる「養生ごはん」をお伝えしています。 2018年春に出産し、子育てに奮闘する傍らで食の活動を展開中。 【HP】http://kitchenfudo.wixsite.com/fudo 【FB】https://www.facebook.com/kitchenfudo
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