怖い不整脈ってどんな不整脈?要注意な不整脈と「その瞬間」を迎えない為の東洋医学的養生法
「心筋梗塞を発症した。」
「最近、夜になると心臓がバクバクして苦しい。」
「不整脈の可能性があると言われ毎日が不安だ。」
そんな方はいらっしゃいませんか?
不整脈は一度、発症すると常に不安がつきまとう疾患です。
西洋医学では不整脈が現れてから対処しますが、
そんな状況に不安を持つ患者さんが僕の元を訪れます。
こちらでは不整脈が現れにくい東洋医学での養生法お伝えします。
そもそも不整脈とは?
不整脈とは、脈の打ち方がおかしくなることを意味します。速い脈(頻脈)、遅い脈(徐脈)の両方を含みます。多くの人が初めて不整脈に気づくのは、ドキドキとする胸の動きが強くなる時ではないでしょうか。
もしくは、自分ではまったく気がつかないのに、病院で心電図をとって初めて不整脈と分かる場合もあります。
脈に異常が出るということは、心臓のリズムに異常が起きているということです。
心臓は筋肉でできた臓器で、動きはかすかな電気が流れて興奮し反応する仕組みになっています。
この心臓を流れる電気が発生しないか、電気の流れがおかしくなると心臓のリズムが乱れるのです。
不整脈は心臓が悪いから起こるとは限りません。
そもそも、血管が詰まる病気である
- 心筋梗塞
- 狭心症
不整脈の原因として最も多いのは、
- 加齢
- 体質
健康な人でも、中年以上ではほとんどの人に、毎日1~2回は不整脈が見つかるのです。
そして年を重ねるにつれて、ストレス、睡眠不足、疲労などで不整脈はさらに起こりやすくなります。
そして、すでに心臓の病気があると不整脈は悪化しやすくなります。
脈をコントロールする方法として呼吸があります。
息を吸うと脈は速くなり、息を吐くと脈は遅くなります。
様々な健康法で呼吸が重視されるのは脈をコントロールする効果もあるからです。
不整脈の症状、要注意が必要なのは「失神」
運動や体温の上昇でも脈は速くなりますが、予想外の収縮によって起こる拍動は平常より弱く、
予想外の収縮が連続して起こると血圧が十分に上がらず、めまいなどの原因になります。
脈が乱れたからといって常に症状があるわけでないので、不整脈とは気づかずに不調を感じている場合もあります。
脈が極端に遅くなり、脈が途切れるようになると、
めまい以外にも身体を動かす時に息切れするようになります。
反対に脈が速くなると・・・
ー 動悸
ー 吐き気
ー 冷や汗
ー 胸痛
などが起こり意識が遠くなる症状も出てきます。
心筋梗塞との違いはどう見極める?
胸痛があると、狭心症や心筋梗塞を連想しますが、
短い場合は不整脈
1分以上続く場合は狭心症や心筋梗塞
になります。
これらの中でも怖い不整脈とは、
何もしていないのに急に意識がなくなり失神する場合です。
この場合は、早い段階での病院の受診が必要になり場合によっては心不全の危険があるので、
ペースメーカー治療が必要になることがあります。
また突然、始まる動悸にも注意が必要です。
この場合は心房細動の危険があり、血の塊が血管に詰まる血栓症の危険があるので脳梗塞を起こすことがあります。
東洋医学から見た不整脈
不整脈は患者さんによって症状や原因が違うことがとても多い症状の一つです。
そのため問診が最も重要となります。
例えば、肩こりが愁訴になる場合もあれば、
腰痛が出る場合もあります。
不整脈の薬がよく効く人もいれば、ほとんど効かない人もいます。
また心臓に異常はなくても、精神的ストレスから、
心臓の痛みやドキドキ感を訴えることもあります。
背骨のゆがみが心臓の本来の動きを阻害している場合も非常に多いのです。
内臓の病気が背中の筋肉を引きつらせて背骨を湾曲させることもあれば、
背中の歪みが内臓を悪くさせることもあり、どちらが結果でどちらが原因かは分かりません。
いずれにしても背骨が本来の位置にあり筋肉には凝りがない状態が理想です。
心臓病の患者さんは特定の場所にゆがみを持っている事が多いのですが、
それを治療しても症状が改善するとは限りません。
猫背などで心臓が圧迫されているだけの人はゆがみを矯正するだけでも改善しますが、
それ以外の原因が潜んでいる人には効果が薄いからです。
大切なのは不整脈の原因をしっかりと突き止めることです。
不整脈を治す養生法
中医学では「心(しん)は血脈を主る」とあります。
つまり心が正常なら脈は力強く、全身に十分な血液を送ることができるのです。
心が元気でいるためには、身体に気(代謝)と血(栄養)が充実していることが必要です。
ただし、ストレスや感情の変化が気血の流れの停滞を起こすこともあります。
その原因を順に見ていきましょう。
東洋医学からみた不整脈の3大原因
不整脈の原因としては主に3つ考えられます。-
心虚(しんきょ)
心血瘀阻(しんけつおそ)
肝鬱痰阻(かんうつたんそ)
一つ目の心虚とはエネルギー不足の状態で、
気虚か血虚を起こしている状態です。
そのため、脈は弱く全身の運動機能も低下してしまうのです。
倦怠感やめまいなどの症状が出やすいのが特徴で、急に息苦しくなることもあります。
背骨のゆがみが原因となる場合も多く心臓が本来の動きをできずに過剰な負担がかかっている状態です。
二つ目の心血瘀阻とは血管を流れる血液が粘っている状態で、
血管が詰まるリスクがあります。
状態としては最も危険な原因で、血栓ができれば脳梗塞などのリスクにも繋がります。
血流が悪い状態は瘀血(おけつ)と呼ばれ、
顔にはくすみやくまが出やすいのが特徴です。
心臓の機能は低下していませんが、粘っこい血流を流すために過負荷をかけられている状態です。
そのため悪化すると心不全の危険もあります。
三つめは肝鬱痰阻と呼ばれストレスが原因の場合です。
ストレスとは言っても精神的なことに限らず、
疲労
睡眠不足
感情の変動
などもあります。
感情の変動とは、嫌なことだけでなく喜び過ぎたり考えすぎたりすることもストレスと言えるからです。
このタイプは胃腸の不調や不眠などの症状が出ることもあります。
この場合は、休息や睡眠に加えて胃腸に負担をかけない食事も大切です。
結局のところ、不整脈の予防に大切なのは日々の生活を改善することです。
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不整脈予防におすすめの食材4選
基本的には、
身体を温める事や
新陳代謝を高める有機香味野菜を
さんまやさばなどの青魚の油
リラックス効果のあるハーブティー
などを摂りましょう。
心臓の動きを整えるには血流を良くして、心臓への電気信号を整えることが大切です。
危険な不整脈とは血流がどろどろの状態で起きている場合なので、血流の改善は必須です。
不整脈予防に取り入れたい呼吸法
そして、呼吸法も重要です。
息を吐くときに脈は遅くなるので長めに息を吐くのがポイントです。
やり方は・・・
息を鼻から5秒かけて吸う口をすぼめて10秒かけて吐く
3秒息を止める
以上のステップを5~10回繰り返しましょう。
苦しくなるようなら無理はしないでくださいね。
◆大切なのは息が乱れない範囲で呼吸をすることです。
また背筋を伸ばして行うことで、
肺も心臓も動きやすくなり背骨のゆがみを整える効果もありますよ。
猫背などが気になる人は特に意識して行うと効果的です。
まとめ
不整脈自体は健康な人でも起こることはあります。ですが、普段から食生活が乱れていて血流がどろどろな人は注意が必要です。
普段から息苦しくなったり動悸が激しかったりする人は病院での検査も必要です。
そのうえで、日々の生活習慣を改善して呼吸法を行うと不整脈による苦しさはマシになってきますよ!
不整脈予防に取り入れたい有機食材
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