西洋医学は不要か?あなたに合うのはどれ? 鍼灸師が伝える様々な医療の形から考える東洋医学と西洋医学の位置づけと新しい医療。
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皆さんは体調が悪い時どうしますか?
風邪を引いた時、お腹が急に痛くなった時、あなたならどうしますか??
”病院へ行く”という方もいるかもしれませんが、
最近では、抗生物質やワクチン、ステロイドなど、
西洋医学の薬を控える動きがじわじわと強まっています。
そういう私も、よっぽどのことがない限り西洋医学的な薬は飲みません。
私たちは受ける医療を選ぶ権利があります。
様々な医療の形ありますし、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあることを知っておくだけで、
自分に必要な本当の医療の形というものが見えてくると思います。
今日はその手助けとなるような様々な医療の形から見た
西洋医学の特徴や位置付けというものを解説していきたいと思います。
医学の5大流派を知ろう
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もともと医学には5大流派というものがあり 大きく5つの形がありました。
ナチュロパシー、ホメオパシー、サイコロパシー、オステオパシー、アロパシー
ますはこの5大流派について説明していきましょう。
ナチュロパシー
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自然療法とも言われるナチュロパシーは、
身体が本来持っている自然治癒力を高めるために食事療法や薬草などのハーブ
アロマオイルなど自然本来の力を最大限利用した治療法です。
化学物質を使わない天然のオーガニック療法ともいえるでしょう。
ホメオパシー
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200年以上前にドイツで誕生したホメオパシーもその人が本来持つ自然治癒力を高めるための治療法です。
本来なら症状が出たらそれを抑える薬を処方します。
しかし、このホメオパシーはその反対に症状を出し切ることで治癒力を高め回復に向かわせます。
これを同種療法とも言います。
例に出すなら、
熱を出した時普通なら解熱剤で熱を下げる処置をします。
でもそれだと、熱を出したことで働くはずだった免疫反応が働かなくなってしまいます。
ですから、自身が熱があるということを自覚し、
それを抑えるための適切な免疫反応が起こるための介入をするのがホメオパシーです。
そのために『レメディ』と言われる小さな粒を使用するのが特長です。
サイコロパシー
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いわゆる心理療法。
心の安定を図ることで結果的に身体の症状も改善に向かうというものです。
治療の基本はカウンセリング。隠された悩みや不安を対話によって聞くことで、
その人が持っている心理的な原因を探り解決策を探ります。
言葉にできない身体の不調や摂食障害、自律神経系の症状などと深く関わる分野です。
オステオパシー
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整体療法と呼ばれるオステオパシーは腰痛や肩凝りといった身体的な不調や痛みに対し、
様々な手技などによって痛みを取り除くものになります。
整骨や整体、カイロプラクティ、私が行う鍼灸やマッサージなどもこの分類に入ります。
アロパシー
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対症療法とも呼ばれるアロパシー。
アロパシーのアロ(allo)は「違う」という意味を持ち逆症療法とも呼ばれたりします。
咳が出たら咳止め。
熱が出れば解熱。
といった具合に出ている症状を抑えるための投薬や治療が行われます。
一般に言う西洋医学がこのアロパシーであり対症療法です。
私たちが病院に行き薬をもらう行為はすべてこのアロパシーであり対症療法であることを、
ぜひ知っておいてください。
西洋医学はなくてもいい??
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医学には様々な形がありそれぞれに特長があることがわかりました。
西洋医学がなくても他の医療でまかなえるのではないか?
そうであれば薬は飲みたくない、手術はしたくないと考える方も出てくるかもしれません。
ならば西洋医学は不要なのか?と問われればそれの答えはNOです。
なぜならばまず起きている症状、痛みを消すということは、
身体を守るために絶対的に必要な処置だからです。
胃潰瘍を例にとって考える
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例えば、ストレスで胃潰瘍になり胃に穴があいてしまったとしましょう。
とても痛いです。
胃潰瘍の経験がある方はわかるかと思いますが
胃に穴が空いている状況というのは耐えられる痛みではありません。
そこでまず必要なのは胃の穴を塞いであげること。
穴があいているから塞いであげる。
これこそが対症療法、西洋医学なのです。
対症療法だけで終わらせないことが重要
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穴を塞ぎ痛みがとれたら次に必要となってくるのが、
胃に穴があいてしまった原因に対しての根本治療です。
例に挙げた胃潰瘍でいうならば、ストレスに対する治療が次のステップになります。
根本原因に対し自然療法や心理療法を使い体全体を診て様々な角度から改善を図ることが
本当の意味での治療となっていきます。
転んで骨を折った場合も同じですね。
骨が折れてしまっているわけですから、まずはくっつけてあげる必要があります。
転んでしまった原因(筋力不足やバランス力の低下、栄養不足など)に対するアプローチはそのあとです。
対症療法だけで終わらせず、しっかりと原因に目を向け根治療法も並行して行っていくことが
何よりも重要です。
最初は薬で症状を抑えることも大事ですが最終的には薬に頼らず、
アロパシーを利用しないで済むことが本当の意味での治療なのではないでしょうか?
現代人はアロパシーに頼り過ぎている?
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昔は5大流派、5つの医学がバランス良く生き付いていましたが、
現在社会では対症療法であるアロパシーだけに頼りすぎてしまっている傾向があります。
その理由として資本主義が強まったことが大きな原因でしょう。
対症療法は別名薬物療法とも呼ばれ、その名の通り薬や薬剤を多く使用します。
病気が生まれればそれを治すための薬が生まれます。
病気の進化とともに薬も進化し新薬がどんどん開発されていますね。
病気の数だけお金になるわけです。
そうです、まさにそれがビジネスとなるのです。
また対症療法だけに固執すればするほど医療というビジネスは回り続けます。
まわる医療ビジネスへの加担
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高血圧の患者に対し、血圧を下げる薬を処方します。
これは対症療法です。
薬を飲めば血圧は下がります。
ですが、これだけでは血圧が上がってしまった原因に対しては何もしていません。
根本原因に対しての治療がされなければ血圧はまた上がります。
そして、また薬は売れます。
このように、回る医療ビジネスの歯車の滑車を止めるためには
私たちには対症療法という選択だけでなく他の医療の選択肢もあるということを知ること。
結果や痛みが起きている場所だけに目を向ける対症療法だけでは十分ではないこと。
根本原因に目を向けた根治療法こそが本当の意味での治療なのだということを、
しっかりと認識していかなければいけません。
東洋医学という選択
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では私たちはどのような選択ができるでしょうか?
まずは病気になる前に病気を防ぐという予防の考えが必要です。
日々の自己管理、食べるものの選択、適度な運動。
それらにプラスして病院に行くまでもないけどちょっと体調がおかしいな。
そんなときに活用できるのが東洋医学です。
未病を防ぎ、体質改善や根治療法を目的とした東洋医学は日々の健康管理に役立つでしょう。
西洋医学と東洋医学。
この2つの視点から医療を見たとき、もちろん双方にそれぞれのメリット、デメリットがあります。
それらを知った上でうまく活用していくことが求められます。
理学に基づいた西洋医学
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西洋医学は上で紹介した対症療法に入ります。
病院へ行き診察をして症状に対する治療、服薬、投薬が行われます。
『理由に基づいた医療』とも言われ、
症状の出ている場所や結果にフォーカスして悪い部分を集中的に倒していくのが特長です。
細胞や遺伝子レベルから病因を特定し、治療はまず「病名をつける(診断)」ところからスタートします。
そのため、しっかりとした病名が付くような症状に対しては早くて確実な効果が望めますが、
不定愁訴と呼ばれるような病名のつかない症状の治療は苦手なのが特長です。
経験に基づいた東洋医学
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一方東洋医学は『経験に基づいた医療』とも言われ体全体のバランスをみて
様々な方面から総合的に身体を整えていく医学になります。
起こっている症状だけにフォーカスするのではなく、
その人の体質やその時の身体の状態に合わせ総合的にバランスを整え
自らが持っている治癒力を最大限に引き出していくのが特長です。
西洋医学では着目しない「冷え」や「瘀血」なども症状の一つとしてとらえるため
痛みとして身体に症状が出る前の状態からアプローチが可能なのが大きな特長でしょう。
そのため東洋医学には病気になる前に防ぐ『未病を防ぐ』という考えが強く浸透しています。
しかし、根本からの体質改善を目指すため作用するまでに少し時間が掛かる場合も多いです。
とくに、手術の必要があるような『がん』や感染症状に対しては弱いという弱点はあります。
東洋医学の知恵は日常生活でも活用できるものばかり
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東洋医学のメリットは上で説明した特徴だけではありません。
陰陽五行の考えや、舌診、脈診などの東洋医学ならではの考えや知識は
私たちの生活の中に、すでに知恵として深く根ずいているものが多くあります。
またツボ押しなども自分でできるものばかり
何も道具がなくても知識さえあればすぐに生活になかに取り入れることができます。
知恵が健康を生む
これらは先人の教えです
私たちも今一度昔から受け継がれてきた伝統医療に目を向けて見るときかもしれません。
まとめ
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このように医療にはさまざまな形があります。
西洋医学も私たちにとって必要な医療であることに変わりはありません。
しかし、それだけに固執してしまうのはどうでしょうか?
それぞれの医療の特徴や背景をを知った上で自分はどの医療を選択するべきかというのを、
今後の社会ではより考えていく必要性があるでしょう。
そのなかで東洋医学という医療の形や知識が社会に広まり
セルフケアに東洋医学を活用する人
鍼灸や漢方という選択がより身近なものになればと感じます。
医療の進歩によりさまざまな治療法や、新しい薬もどんどん出てきていますが
そのような最新の医療にやみくもに目を向ける前に少し立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。
大切なのは自らが持っている生きる力を最大限に活用し
健康を築いていくことだと感じます。
そのための選択がこれからの私たちには必要です。
この記事がそんな皆様のための今後のより良い生活と健康のための手引きとなっていただければ嬉しいです。
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