フランスの論文発表|オーガニック食品が免疫力アップをサポート!!
フランスの論文発表|
オーガニック食品が免疫力アップをサポート!!
「食」にこだわっているという人にその理由を尋ねますと、「健康でいたいから」とか
「美味しい物が食べたいから」というような言葉が返ってきます。
「美味しいものを食べたい」という欲求は健康であることの証です。
「美味しいもの」をしっかりと受け止めてくれる健全な臓器や組織、
また「美味しさ」を瞬時にキャッチしてくれる正常な味蕾(みらい)細胞※は、
「健康」という二文字の上にあります。
※味蕾細胞:味蕾とは舌や軟口蓋に存在し、味を感じる器官のことです。
各味蕾にはそれぞれの性質を持った100前後の細胞が存在しています。
そして「美味しいもの」と「健康」をつなげてくれる最高のものが「オーガニック食品」です。
人生100年の時代に突入した今、 長く健康でい続けるためには強い「免疫力」が必要になります。
今回はまず、「免疫と健康や病気の関連性」についてご紹介します。
そして後半では「免疫力の向上をサポートする力をオーガニック食品が持っていること」
をお伝えしたいと思います。
免疫力の低下や免疫の異常は万病の源、
ガンにもかかりやすくなる
「免疫」とは、私たちの体に入ってきた外敵(異物)を排除して病気にならないようにしてくれるシステムのことです。
免疫力が低下すると、あらゆる病気になる危険性が高まります。
免疫力が低下してしまった体内に細菌やウイルスなどが入ると、体はそれらを排除することができず、
感染症にかかってしまうからです。
例えばインフルエンザが流行した際に、インフルエンザにかかる人がいれば、かからないない人もいます。
実は、この違いは免疫力の差に他ならないのです。
またタバコなどのガンの誘因物質が体内に侵入してきても免疫力が高いほど、
がん細胞ができないようにしっかりと見張りが行われ、
たとえ、がん細胞が出来たとしても、その芽を早期のうちに摘むことができます。
一方で、もし免疫力が低ければ、がん細胞を小さいうちに摘むことができずにがん細胞を増殖させ、
CT画像に映しだされてしまうほど巨大化させてしまうことにもなりかねません。
その他、睡眠不足、ストレス、環境汚染なども
免疫システムを弱らせたり、狂わせたりする原因になります。
免疫の暴走、アトピ―性皮膚炎や花粉症、リウマチの原因に
免疫は時に暴走してしまうことがあります。
アトピー性皮膚炎や花粉症などをはじめとするあらゆるアレルギー疾患、
あるいはリウマチなどの自己免疫疾患は、この免疫の暴走が原因です。
免疫システムの異常が起きると、免疫細胞は何に向かって攻撃し、
何を排除すればいいのかの識別や認識ができなくなり、
排除しなくていい物まで排除してしまうことがあります。
例えば、花粉や卵は本来であれば体内に入れても何も起こらないはずのものなのに、
免疫が暴走すると、これらを攻撃して排除しようとしてしまいます。
そして、この排除しようとする動きが不快で辛い症状として出現してしまうのです。
また自分の臓器や組織は決して外敵ではないのに、
免疫細胞がそれらを攻撃して排除しようとすることがあります。
このような「免疫の暴走」による疾患にはリウマチなどがあり、
自己免疫疾患と呼ばれています。
これらの免疫力低下や免疫の暴走といった免疫システムが正常に作動しなくなることで、
あらゆる病気に罹ってしまいます。
実は、この免疫の低下を予防したり免疫の暴走を緩めたりするサポート役には
オーガニック食品がはまり役なのです。
その理由は、非常に厳格な基準で生産されているオーガニック食品についてよく知ることでわかってきます。
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¥ 9,300 (税込)オーガニック食品が免疫力向上をサポートできる、
その理由
オーガニックの食品や化粧品は、原材料となる植物を栽培する土壌からして非オーガニック食品とは異なります。
農林水産省がオーガニック食品に求める厳格な基準
「オーガニック」と私たちは軽く口にしますが、どんな食品でもオーガニックの表示(有機JASマーク)ができるわけではありません。
表示には、農林水産省が求める厳格な基準をクリアする必要があります。
実際にはもっと細かな取り決めがあるのですが、
ひとまずは、農林水産省が一般向けにわかりやすくまとめた
「オーガニック農業の3つの基準」を以下に引用し、
各項目について説明をしていこうと思います。
1 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
2 遺伝子組み換え技術を利用しない
3 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
出典元:農林水産省 有機農業とは
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/index.html
1 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
上の書き方からは、「オーガニック農産物は無農薬の農産物」と読み取れますが、
実は、完全な無農薬である必要はありません。
農林水産省が制限付きで許可した農薬を使用(化学的肥料は使用不可)したのであれば、
オーガニック食品(有機食品)として認可され、商品に表示も出来ます。
また農薬を使用しているとはいっても、オーガニック食品として認可されず、
表示もできない非オーガニック食品に使われている農薬の量と比較すれば、
農林水産省が定めているように「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない」と
限りなく同等であるといえるでしょう。
参考:「農林水産省 消費者相談 有機JASマークがついた野菜は無農薬・無肥料ではないのでしょうか。……」
http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1707/02.html
2 遺伝子組み換え技術を利用しない
「遺伝子組み換え」とは、ある作物の一部の遺伝子を別の作物に導入して
異なる性質を持った作物を作ることです。
この技術のメリットは害虫に抵抗できる作物などを作ることができたり、
花の色を変えることができることなどです。
その一方、遺伝子組み換えで生成された作物による健康被害に対する問題も浮上しています。
例えば、発がん性、アレルギーの出現などが懸念されているだけでなく、
遺伝子をいじるわけでから、生態系の乱れなども懸念されています。
その中でオーガニック食品は遺伝子組み換え技術の導入を禁止しているため、
上記のような心配は無用ということになります。
参考
「遺伝子組み換えとは 農林水産省」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/kiso_joho/outline.html#1
「遺伝子組み換え作物はいま」
http://yatsuyukyo.org/NPO_fa_ren_ba~ke_yue_you_ji_nong_ye_zhe_xie_hui/you_jiJASto_yi_chuan_zi_zumi_huane.html
3 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
「オーガニック農業」で野菜や果物を栽培する土壌は、種をまく、
あるいは植え付けを行う2年以上前から禁止されている農薬や化学肥料を使用していない土壌であることが条件です。
もし、オーガニック野菜を栽培しようとする土壌がそれまでに農薬まみれになっているのであれば、
すぐにオーガニック農業を開始してもその野菜の残留農薬量は依然として高く、
土壌の中の微生物なども育ってくれる段階にはなっていません。
農薬まみれだった土壌から農薬が消え、微生物が育つような肥沃な土壌になるのに
3年近くかかるということになります。
以上のようにオーガニック農業による農作物の栽培には大変な手間がかかりますが、
健康面から見れば、非オーガニック食品よりは断然、オーガニック食品を毎日、
摂りたいと思いますよね。
参考:「農林水産省 消費者相談 有機JASマークがついた野菜は無農薬・無肥料ではないのでしょうか。……」
http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1707/02.html
上記のような厳しい条件下でつくられるオーガニック食品は非オーガニック食品と比べ、
免疫力向上のサポートが可能という論文が発表されていますのでご紹介しましょう。
免疫力向上をサポートする働きが
オーガニック食品にあることを示す論文
免疫力向上効果とオーガニック食品との相関性がみられたことから、オーガニック食品摂取の有益性は十分あると
下記にご紹介する論文では結論づけています。
この論文によれば、フランスのソルボンヌ・パリ・シテ大学のJulia Baudry研究者グループは
69,000人の成人を約5年間、調査してオーガニック食品の摂取状況とがん発症との相関性を研究しました。
そして、その研究の結果は「オーガニック食品をよく摂る人はガン予防率が高い」というものだったのです。
この論文の論評をしたハーバード大学のFrank Hu氏は
「動物実験では農薬によってDNAの損傷が進行してがん発症リスクが上昇する可能性がある」
と危惧しています。
また、「オーガニック食品ががん予防に値すると決定づけるのはまだ早計であるけれど、
野菜や果物の積極的摂取はガンのみならず、あらゆる慢性疾患の予防に有益」としています。
このFrank Hu氏の論評は、野菜や果物の積極的摂取は免疫力を向上させる可能性が高い
ということを示唆していることになるでしょう。
有機食品は、子孫の免疫力までをも高めてくれる!?
さらに、ヨーロッパのオーガニック事情に詳しい、レムケなつこ氏によれば、デンマーク・オーフス大学で行われたネズミを使った実験や、
オランダ・ルイスボルク研究所で行われた鳥を使った実験では、
「有機農作物を摂取した動物はその子孫の免疫力まで高める」
ことが明らかになったといいます。
さらに、パリ大学や、スウェーデンのカロリンスカ大学、
オックスフォード大学などの研究では、
有機食品が肥満や子供のアレルギー、悪性リンパ腫などを
予防あるいは抑制する効果が期待できることまで明らかになりました。
参考:『エビデンスに見るオーガニックのチカラ コロナ第2波への備えにも(7月15日8:00配信YAHOO!JAPANニュース)』
野菜や果物の積極的摂取はオーガニック食品でこそ
より安全なものになる
農薬はDNAを損傷させる危険性があることから考えますと、当然、残留農薬の数値が高くなる非オーガニック食品よりも数値が低いオーガニック食品を摂るべきということがわかります。
上記の研究においてオーガニックではないにしても十分な野菜や果物の摂取が健康に欠かせないと
研究者たちは控えめな言い方をしていました。
しかし、彼らの本音は「農薬はないに越したことはない」
ということであるように私には読み取れるのです。
オーガニック食品はがん予防に有用か
参考:https://www.carenet.com/news/general/hdn/46967
オーガニック食品の積極的な摂取が免疫力を向上させる
かなり前になりますが「American Journal of Clinical Nutrition(アメリカ臨床栄養学会誌)」という雑誌にある論文が掲載されました。
London School of Hygiene and Tropical Medicine」というロンドンの大学からの研究発表です。
それによれば、「栄養価の差がわずかであっても、
『残留農薬が少ない』『遺伝子組み換えは禁止』といったオーガニック食品の特徴は
免疫システムからみた場合、あるいはもっと広義的に健康面からみた場合でも、
オーガニック食品との差は雲泥の差と考えます」とあるのです。
また、オーガニック食品は環境への負荷も軽減します。
環境汚染はいずれ、私たちの体を惑わし、免疫力低下につながります。
農薬もDNAを損傷させ、がん細胞を撲滅する免疫細胞を弱らせます。
これでオーガニック食品の積極的な摂取自体が免疫力を向上させることをおわかりいただけたのではと思います。
そこに適度な運動、十分な睡眠、
ストレスの軽減などが加わると、さらに免疫力アップが期待出来ますので、
オーガニック食品とともにぜひ取入れてみてください。
参考:「オーガニックフードと普通の食品、栄養に大差なし」 英研究
https://www.afpbb.com/articles/-/2626822
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