薬剤師の私が絶対使わないデオドランドと消臭スプレー|お手製消臭スプレーの作り方
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お部屋の洗えない家具、クリーニングに出さなきゃいけない服などは身の回りにありますか?
なかなか洗えないけどきれいにしたいし、匂いが気になるのも嫌・・・
そんな時に出番なのがシュシュっと手軽に使える消臭スプレー。
ご家庭も使用しているおうちも多いのではないでしょうか。
手軽に使えて匂いも消える消臭スプレー。
そんな便利で良いもののイメージのある消臭スプレーのその裏にある問題も考えていきたいと思います。
今や500億円の市場を占める「消臭・芳香市場」
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トイレやお部屋などで匂いを消したり、香りをつけたりする消臭・芳香剤。
一昔前は一握りの方しか使っていなかったのに、今や私達の生活に浸透し、
これらの市場は2015年では500億円にまで成長しました。
参照 週刊粧業オンライン
最近様々なニュースになり大きな市場になっているように見えるAIの国内市場も116億円と、
消臭・芳香市場の5分の1しかなく、
電車に乗ればみんなが見てるスマートフォンのアプリ市場も442億円と、
それでも消臭・芳香市場よりも小さいのです。
今は匂いに対するみんなの意識がこれほどまで高いことがうかがえるでしょう。
意外と多い消臭スプレーでかぶれる人
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そんな大きな市場をもつ消臭・芳香剤市場ですがその裏にも色々な問題もあるようです。
以前皮膚科専門医の小笠原里香医師の講演会に行ったとき、
消臭スプレーの話をしているところがあったのが私は印象にのこりました。
それは皮膚科である先生のところに来る患者さんで、
消臭スプレーが原因で肌荒れを起こしている人が少なくないということでした。
そんなことで肌荒れを起こす人もいるとかということに驚いたのと同時に、
良かれと思って消臭スプレーを使用しただけでこんな問題も発生しているなんて悲しいですよね。
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肌に影響がおきる理由
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それではなぜ消臭スプレーがかぶれの原因になると思いますか?
かぶれの原因となる一つが、消臭スプレーに入っていることのある第4級アンモニウム塩です。
第4級アンモニウム塩は消臭スプレーの安全性の有無についてもあげられることもあります。
そこで名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
第4級アンモニウム塩って?
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第4級アンモニウム塩と名前を聞くと聞きなれない方も多いかもしれませんが、
病院などでは割とメジャーな消毒剤の一つです。
1935年に殺菌作用があることを発見されてから様々な分野で使用されています。
様々な成分がありますが主な成分として
ベンザルコニウム塩化物
ベンゼトニウム塩化物
などがあります。
第4級アンモニウム塩は逆性せっけんと呼ばれるもので、水につけるとプラスの電気を持ちます。
せっけんは通常水につけるとマイナスになるので逆性せっけんともよばれるのです。
これが抗菌作用を持つため消毒剤としてつかわれたり、
空気中の水分保持をするため柔軟性がでるので柔軟剤、
シャンプーなどさまざまなものに使用されています。
これが消臭スプレーに入っていることがあるのです。
なぜ第4級アンモニウム塩が肌のかぶれの原因にもなっているのか
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第4級アンモニウム塩は殺菌作用を持つものがあります。
なぜ殺菌作用をもつポイントになるかというと、
先ほど書いた逆性せっけんと呼ばれる所以にあります。
細菌やカビはマイナスの電気を持つ成分を主にできています。
そのためプラスの電気をもつ逆性せっけんが、
プラスとマイナスが引き合うために強く細菌やカビにくっつきます。
その作用によりタンパク質が変性するため、細胞を壊し殺菌作用を発揮するのです。
もちろんこれは細菌やカビだけを選択してその効果を発するわけではありません。
そのため人の肌にもかぶれなどの影響がでてくることがあるのです
肌が弱い方やアトピーの方などは皮膚症状を訴える方が多くなるので特に注意して欲しいところです。
かぶれ以外にもこんなに注意してほしいポイントがあるんです
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色々なものに使用されている第4級アンモニウム塩ですが、
肌のかぶれ以外にも体に影響がでる可能性があります。
例えば
発がん性
催奇形性
肝臓障害
嘔吐、下痢
アレルギー、アトピー
生殖異常
他にもありますし、これらの影響がでるのに必要な濃度も様々ですが,
こういった影響がでる可能性があるというのは知ってほしいところです。
例えば具体的に例を挙げるとすると、生殖異常に関しては実際に米国でマウスを使った実験で,
メスのマウスの妊娠率や産む子供の数が減ったという研究もありますす。
更にバージニア工科大学のテリー・フルベック教授の研究では,
マウスの胎児に先天的欠損が増加するリスクが上がったとの報告もあります。
これ以外にも第4級アンモニウム塩は間違って飲むと死亡するリスクもあります。
10%の濃度のものであれば25ml~250mlくらいの量を内服すると致死量に至ると言われています。
実際誤飲にて死亡にいたったケースも多くあるのです。
参照 消毒剤の毒性、副作用、中毒
もちろん消臭スプレーの中にそんな高濃度で配合されているとは思いませんが、
明確に使用しても大丈夫であるという使用量は不明です。
さらにいろんな身の周りのものに使用されているということなので、
それら全部が蓄積した場合はどうなるのかはわかりません。
そこまでわかっているのであれば,
無理に第4級アンモニウム塩が使用されているものを使う必要はあるのでしょうか?
今一度ここは考え治してみてもいいとは思いませんか?
それでは気になる匂いへの対処はどうしたら良いのでしょうか。
匂いは消したいけど、身体に影響がでるのは困るというあなたへ
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当たり前ですが誰も身体に悪影響を与えたいと思っている人はいないと思います。
でも匂いもとりたい・・・そういう時はどうしたらよいのでしょうか。
洗えるものは洗う
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すごく当たり前のことではありますが、汚れや菌がついていると匂いが発生しやすくなります。
「ファブリーズはいらない」の著者でもある渡辺雄二氏も洗えるものは洗おうと言っています。
よごれはシュッシュとスプレーしても落ちません。
やはり洗い落とすというのが基本になるでしょう。
例えば布団などの洗えないものは干して、掃除機などで吸えば良いのです。
意外と対策方法はシンプルなのです。
それでも洗えないものや洗えないときは重曹スプレー
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そうはいっても洗ったり干したりすることが難しいこともあるでしょう。
そんな時は重曹が強い味方になってくれます。
洗えないものには安全に使えるスプレーを使うのがおすすめです。
それが重曹スプレーです。
簡単に手作りできるので是非実践してみてください。
準備するもの
スプレーボトル水100ml(溶けやすいようにぬるま湯で)
重曹小さじ1杯
材料はたったこの3つです。
作り方
重曹を容器にいれるぬるま湯をいれる
溶かすために振る
材料さえ手元にあれば一瞬で人体に危険性の少ない消臭スプレーの完成です。
もし香りがついているのがお好みであれば、ここにアロマオイルを2.3滴加えるの良いですよ。
あとはこれを匂いの気になるものにしゅしゅっとするだけです。
黒っぽい布などはスプレーして乾いたあとに白く粉が残る場合があります。
その時は掃除機で吸い取るなどしてください。
心配な方は裏地など見えない部分で一度試してみてから使用してみたらよいと思います。
そのまま重曹を使って匂いを取るケースも
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例えば靴などは作った重曹スプレーをかけてもいいですが、
重曹そのものを使用することもできます。
重曹を布の袋や使わなくなった靴下などにいれて口をしばり、
そのまま一晩置いておくだけで翌日匂いがとれているのです。
このようにして重曹は簡単におうちの消臭に一役買ってくれます。
しかも1kgくらい買っても500円などで購入でき、家じゅうでいろいろなものに使用できます。
そのため身体だけでなく財布にも身体にも優しいのです。
安全で快適な毎日を過ごすために
綺麗で快適な環境で生活したい。
しかしそのために使うものは自分の身体にも良いものであってほしいですよね。
例えば匂いと取りたいという目的が同じだとしても、
その際何を使用するかで身体への影響が大きく変わってきます。
是非身体に優しいものを手段として取り入れるようにしていきましょう。
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