0歳から始める「イヤイヤ期対策」| 4人に1人はイヤイヤ期がない?!モンテッソーリ教育と子どもの行動から私が導き出した5つのポイント
0歳から始める「イヤイヤ期対策」
4人に1人はイヤイヤ期がない?!
モンテッソーリ教育と子どもの行動から
私が導き出した5つのポイント
子供に自我が芽生え始める2歳前後、自己主張を始める「成長の証」として、周囲の人に反抗的な行動や態度を取ってしまうのが「イヤイヤ期」です。
食事やハミガキ、着替えなど何にでも(特段の理由なく)「イヤ!」と反抗し続けるため、
周囲の大人たちはほとほと困り果ててしまいます。
「いつか終わるから」
そう言われても、お母さんお父さんの心と体を時にじわじわと蝕んでいくイヤイヤ期。
「イヤイヤするのは成長過程。親はできるだけ穏やかに向き合って」
そう言われて、我慢をし続けていないでしょうか。
実は、「イヤイヤ」と泣き叫ぶことだけが、
この年齢の子どもの自己主張の方法ではありません。
そこで、この記事では、
イタリア発祥のモンテッソーリ教育における、イヤイヤ期真っ盛りの2歳児への対応と、
イヤイヤ期の子どもの言動から逆説的に答えを探し求めた結果見つけ、
我が家で実践した、5つのイヤイヤ期対策法をご紹介したいと思います。
4人に1人はイヤイヤ期がない?!
イヤイヤ期がピークに達する2歳頃でも“4人に1人はイヤイヤしない”という調査結果があります。
実は、現在7歳になる我が家の息子も
イヤイヤ期がほとんどない子どもでした。
これは、息子の性格もあるでしょうし、
私のお気楽な気質も影響しているかもしれません。
しかし、同時に我が家では0歳児の頃からイヤイヤ期対策を打ち、
これが実際に親のストレスを軽減する上で大いに役立ったように思います。
「イヤイヤ期なんてない」きっかけは雑誌の見出しだった
まだ息子が生後3~4ヶ月の頃。偶然目にした雑誌に書かれた、
“イヤイヤ期なんてない”という文字が目に入りました。
それは「モンテッソーリ教育」を特集していた雑誌の見出しでした。
イタリア初の女性医師が考案した、
「モンテッソーリ教育」とは
この雑誌が取り上げていたモンテッソーリ教育といえば、史上最年少で二冠を達成した藤井聡太棋士、
Google社を創設したラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの両氏、
Amazon社の創設者であるジェフ・ベゾス氏などを
育んだといわれる、独自の教育メソッドです。
こうした影響か、日本では多くの幼児教室で
モンテッソーリのメソッドをお受験対策に取り入れています。
この教育とはもともと、
イタリア初の女性医師マリア・モンテッソーリが、
もともとは知的障害のある子どもに向けて考案し、
のちに、障がいのない子どもにも適応させた内容へと発展しました。
そのポイントは、
子どもの発達に合わせて環境を整え、
自立的に発達できるよう促していくこと。
結果はどうであれ、
決して、お受験対策のためのメソッドではありません。
2歳は「秩序の敏感期」!
大人がすべきことは“適切な”環境づくり
マリア・モンテッソーリは、子どものことを「適切な環境と援助が与えられるならば自ら成長する存在」
と評しています。
モンテッソーリ教育において、
0歳から3歳までの3年間は、
人間としてその能力を発達させる上で最も重要な時期。
中でも、イヤイヤ期に重なる2歳は「秩序の敏感期」と呼ばれます。
この時期に大事なことは、
・いつも同じ順序でする(ご飯→歯磨き→お着換え、など)
・いつも同じ場所に物を置く(おもちゃや鉛筆、脱いだ靴などの定位置を決める)
・一人でする(一人でできるよう親が準備を整えておく)
例えば、
一人で洋服を着たがるけれども、上手くできずに癇癪を起こし、
親が手助けしようとするとさらに大泣きで親はほとほと困る
という話をよく耳にしますが、
こうした場合、まず子どもの発達に合わせて洋服をカスタマイズ!
・まだボタンを留められない→ボタン部分をマジックテープに変える
・前と後ろが分かりにくい→ボタンやリボン、ワッペンを使って印をつける
こうして環境を整えてあげることで、
一人でもスムーズにお着替えができるようになります。
それでもグズグズするのであれば、
体調が悪いのか、他に何か理由があるのかを
探っていくことことができます。
我が家では、このモンテッソーリの考え方に従って、
息子の生活を組み立てていきました。
つまり、様々な事柄をルール化・ルーティン化し、
自己主張をする(自立、独立性を求める)息子が何か行動を起こそうとした際、
彼が混乱すしてしまうことがないように、
また息子がしたいことを自分一人で出来るような環境を整えることで、
彼が望みを叶えることができるように、
一番身近な大人である私たち親が徹底的にサポートするようにしたのです。
参照:
Association Montessori Internationale
idees montessori
0歳から始めたイライラ・イヤイヤ対策:
我が家で実践した5つのこと
さて、実は、「イヤイヤ期なんてない」と書かれた雑誌を目にしたものの、急いでいたため、その時は雑誌を手に取ることはありませんでした。
ただ、ふと思ったのは「なぜイヤイヤが起こるんだ?」ということ。
そこで、イヤイヤ期に子どもがしばしば取るとされる行動の内容から、
逆説的に大人がすべきではないことを導きだし、
実際にそれを実行してみました。
つまり、
子どもたちがどんな場面でイヤイヤするのかを調べ、
息子が対応できると思える時まで、
そうした環境に息子を置かないように試みたのです。
その対策の中でもメインとなった5つのポイントを具体的にご紹介します。
①子どもをイライラさせない食事作り
「心と体は食事が作る」をモットーに息子が幼児期の際に唯一頑張ったと胸を張って言えるのがご飯づくり。
といっても、Instagramに掲載されているような華やかなご飯を出したわけでも
手の込んだお料理を作ったわけでもありません。
心がけたのは主にこの3点
① 全てビオ(有機)の食材で手作り
② 甘みは甜菜糖をほんの少し、白砂糖は使わない
③ 市販品を与えない、外食をしない
この中で特に、子供のイライラ対策になったと考えられるのは②と③です。
精製された砂糖(白砂糖)や人工甘味料は
子どもの多動や衝動的な行動、集中力の欠如に大きく影響すると言われています。
かつては砂糖と多動に関連性がないと複数の発表がなされたこともありますが、
現在はその関連性が高いとする研究結果がでており、
様々な大学や機関で再び研究が進められています。
また、栄養面以外でも、
外食は刺激が多く、落ち着いてご飯を食べてくれるとは限りません。
そこで、もう大丈夫だろうと判断した2歳半まで外食をしませんでした。
参照:
SugarScience (University of California, San Francisco)
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¥ 1,794 (税込)②おもちゃ屋さんの存在を知らせない
イヤイヤが発動して一番困る場所は、物販店や飲食店が83.1%という調査結果があります。
一番の難所は、おもちゃ屋さんやおもちゃコーナーでしょう。
私たち夫婦は小さな子どもに買う予定のない大量のおもちゃを見せるのは
あまりにも酷なことだと考えました。
小さな子どもに「これはまた今度ね」と説明したところで、
ハッキリと理解できず、
理解できたとしても受け入れられないもの。
大人でも我慢できずに衝動買いしてしまう時もあるのですから
子どもはなおさらです。
それゆえ、おもちゃを売っている場所には連れて行かない。
これを徹底しました。
イヤイヤすることを物理的に不可能にするという訳です。
息子を初めておもちゃ屋さんに連れて行ったのは3歳半。
「1つだけね」と約束して入ると、
目をキラキラ輝かせていたことを思い出します。
参照:
イヤイヤ期に、ウフフとアハハを(博報堂)
③CMが流れる民放局のアニメは断念する
息子が小さい頃は、教育テレビ(Eテレ)のみを見せ、民法で放送されていたアニメは見せませんでした。
アニメ自体にはなんの問題もありませんが、
見せなかった理由は、コマーシャルとキャラクターグッズ。
キャラクターグッズもコマーシャルも、
購買意欲を掻き立てるように作られているわけですから、
子どもが欲しがるのは当然のこと。
そして、こうしたグッズは洋服、文具、自転車など多岐にわたります。
普段からテレビで目にしていると、
様々な店/場所で子どもは興奮し、イヤイヤが発動する可能性が高まります。
また、Eテレの幼児向け番組は、朝と午後の決まった時間だけの放送ゆえ、
終われば息子自らテレビから離れました。
オンライン動画配信サービスは、際限なく見られるという別な理由で
息子には見せませんでした。
これが解禁になったのは、イタリアに移住した3歳の時。
イタリア語を学ぶのに役立つからと、時間を決めて
コマーシャルの流れるチャンネルも見せるようになりました。
④買い物では自由を制限、対面できる抱っこがお勧め
おもちゃ屋さん以外は普通に出かけましたが、お店では息子を常に抱っこ紐で抱っこしました。
外の世界は刺激だらけ。
その中を好奇心の塊である息子の手を引いて歩くのは
親にも子にもストレスがたまるだけと考えたからです。
ベビーカーを使わなかった理由は、
抱っこは子どもと親が対面できるから。
顔を合わせることで会話が弾み、息子の気が散ることはあまりありませんでした。
そもそも、我が家は大型犬を飼っていることもあり、
息子は赤ちゃんの頃からずっと抱っこで
毎日1時間以上の散歩に付き合っていました。
さらに、近くの児童館や公園への移動もすべて抱っこ紐だったので、
「抱っこ=どこかに行く」がインプット。
お出かけ大好きの息子は、素直に抱っこに応じました。
もちろん、公園に到着したら自由にさせ、
思う存分歩かせるのでストレスもなし。
私が使っていたエルゴ社の抱っこ紐がよくできた商品でしたが、
問題は抱っこによる親の腰への負担でしょうか...
それでも、この抱っこ紐は、イタリア移住にまつわる役所巡りなど
親が集中したい場面で、息子が3歳になっても活躍してくれました。
⑤不快感は取り除く、お風呂では洗いすぎに注意
大人でも肌触りの悪い服やサイズが合わない服を着ている日はストレスがたまるもの。子どもも一緒です。
我が家の息子で言えば、オムツは布おむつを主張しました。
うんちが柔らかい乳児の頃は紙おむつを使っていましたが、
離乳食が進むにしたがって、オムツを布に移行。
すると、息子は明らかに布おむつが気持ちよかったようで、
それ以降紙おむつは断固拒否するようになりました。
イヤイヤいう時は、オムツ、洋服の素材や形、シーツや毛布など、
こうしたものを見直してみるのも手かもしれません。
お風呂に入る度に石鹸を使わない
もしくは、肌そのものが敏感になっているのかも。清潔好きな日本人。毎日湯船につかって疲れをとる家庭も多いでしょう。
でも、繊細な赤ちゃんの肌を洗いすぎるのはご注意。
我が家では、体から出る油分を大事にしようと、
湯船につかる時は石鹸を使いませんでした。
タレントのタモリさんが実践しているというタモリ式入浴法です。
シャワーの時は手を使って無添加石鹸で洗いましたが、
洗いすぎないゆえ、保湿の必要もなく、
息子にクリームを塗ることはありませんでした。
参照:
きれい好きママに、洗いすぎ注意報!?(花王)
イヤイヤ期対策で大事なことは、
「常識」に執着せず、頑張りすぎないこと
そしてもうひとつのポイントとして、楽観的でおおざっぱな私の性格もイヤイヤ期がなかったことに貢献しているでしょう。
息子が洗髪を嫌がる時は、
におわなければ湯船でそっとお湯をかけるだけ。
ご飯を食べないなら、
食べたくなったら教えてねと一旦食事を下げることも。
無理強いすることで得るメリットより
デメリットの方が大きいと思ったからです。
「ちゃんとやらなくちゃ」と思うと、子どもと衝突して辛くなりませんか?
我が家では、上記にご紹介した5つのポイントを実践し、
また、モンテッソーリ教育のメソッドをあちこち活用したことで
“魔の2歳”と言われる時期を楽しく過ごすことができました。
もちろん、みなさんのお子さんやご家庭に向いたより良い対策があると思います。
一番大事なのは、家族の笑顔。
ご家族が笑顔で過ごすうえで、
少しでもこの記事がお役に立てたらとても嬉しく思います。
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