天然の香りと合成の香りの違い。天然エッセンシャルオイルなのに化学物質を使っているものも?!パッケージからは読み取れない「安全な香り」の選び方
こんにちは。
IN YOUオーガニックエキスパートの佐藤ようこです。
新緑が眩しい5月。
気温的にも過ごしやすく気持ちよい季節ですが一方で、
「5月病」などの不調が顕在化してくる時期でもあります。
しかも、その後に控えているのは梅雨。
太陽の光は私たち人間に、様々な面で大きな影響を与えますが、
とりわけ「気分」を左右する作用は大きいものです。
太陽の光が少なく、ジメジメ、むしむしすると体も心もだるくなって、
プチうつのようになってしまう方も多いのでは?
あなたにとって元気の元はなんですか?
特別に「うつ」の症状をお持ちでない人であっても、ちょっとメンタル的に落ち込んでしまったり、
今日はやる気が出ない・・・そんなことは日常的にありますよね。
読者の皆さんは、そんな時どうしていますか?
お風呂に入ったり、
キャンドルを灯したり、
友人とご飯を食べたり、
ひたすら寝る!というのもアリですが・・・。
気分を変えることもできて、ダイレクトに体や脳に働きかけて不調を吹き飛ばしてくれるのが「香り」
香りから受ける私たちの影響
さて、私たちの体が香りから受ける影響は、
「香りを嗅いだらリラックスする」という「気持ち」や「感覚」だけではありません。
というより、「リラックスする」ということ一つ取ってもそれは、感覚だけではなく、
ホルモンなどの身体的な作用があって起こることです。
香りの成分は鼻から吸引されることで全身に回ります。
ホルモンや神経を始め、様々な器官で作用することでダイレクトに身体状況に影響を与えます。
だからこそ、「香害」も起きているわけですね。
ここしばらく、IN YOUの記事では「香害」などマイナスな香りに関する記事が多かったと思いますが、
今回は香りを日常に使うメリットを見直してみたいと思います。
私たちは香りに囲まれて生活しています
私たちが日常過ごしている中には様々な香りがあります。
お味噌汁の匂い
パンの焼ける匂い
コーヒーを入れる匂い
ケーキを焼いている匂い
など、食品にまつわる香りもあれば、
石鹸の香り
洗剤やシャンプーの香り
化粧品の香り
など、スキンケアに関わるもの。
庭で咲く花の香り、
森林浴の樹木の香り
雨の匂いなど
自然にまつわるものも。
香りは日本の現代社会でも色々なシーンで、活用されている。
香りに関する研究は、様々な分野で行われています。
その結果、私たちの生活の多くの場面で「香り」が利用されています。
市役所、図書館、タクシー、デパート、駅といった公共機関では来訪者へのサービスの一環として、
アロマデュフューザーを置いているところもあります。
(香害にまつわる要請によって取りやめた施設もあります。)
また、香りを最も活用しているのは医療やエステ分野。
香りは感じて心地よくなるだけでなく、
鼻や皮膚から体内に取り入れることで免疫力を上げたり、
ストレスを減少させる効果もあることはご存知でしょう。
ヨーロッパでは早くから「香り」を用いた医療が行われていましたが、
日本ではようやく近年、医療の「補完」として使われるようになってきました。
香りは主に2種類に分けられる!天然の香り、合成の香りが存在します。
香りを購入するためにお店に行くと、いろいろな香りが様々な金額で売っています。
ここで問題になるのが、香りがどんな材料からどうやって抽出されたものであるかです。
アロマオイル、エッセンシャルオイル、フレーバーオイル、などと呼び名も様々ですが、
大きく分けて、アロマオイルとエッセンシャルオイルの2種類に分けることができます。
合成薬品を使用された、アロマオイル
アロマオイル
一般的には、精油(エッセンシャルオイル)や合成香料を、植物油(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、希釈するためのオイル)や、
鉱物油で希釈したものを指します。
希釈オイルとして、プロピレングリコールやアルコールが使われることもあります。
特に、プロピレングリコールは化粧品などに「PG」と記載されて、
保湿剤として含まれることも多い化学物質です。
アロマオイルは、安価な嗜好品として販売されますが、医療用として用いられることはありません。
フレーバーオイル、ポプリオイル、フレグランスオイルなど、販売元によって名称が変わります。
天然のものを使っているけれど抽出方法によっては化学物質を含むケースも!!
精油(エッセンシャルオイル)
植物が産出する油を取り出した、100%植物由来のものを指します。原料や抽出方法によっては、植物由来100%であっても化学物質を含むことがあります。
一つの精油の中には様々な成分があり、その中には未だ解明されていないものもあります。
そして、同じ植物でも生育の程度、場所、採取された季節、天候などの諸条件によって、
成分は大きく変わります。
騙されないで!天然の香料だからと言って本当に「無添加」とは限らない。天然と合成は一般人が、見分けることができるの?
パッケージには書かれていない真実
つまり、アロマオイルもエッセンシャルオイルも、天然のものと合成のものがあります。
でも、エッセンシャルオイルなら全部が天然と言うわけではないと知ったらがっかりしますよね。
そう。「天然」とされているものの中にも、
「それって安全??」と思うようなものも紛れていることが、あるのです。
例えば・・・
天然の原料を使用しているけれど、化学溶剤で抽出しているとか。
天然の原料を使用しているけれど、農薬を使って育てられているとか。
でも、このようなことはパッケージには書いてありません。
単純に「天然」という文字を信じて使用しているけれど、
実は化学物質が混じっているということがあっても、不思議ではないのです。
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天然と合成の違いは?
そもそも、天然と合成の違いはなんでしょう?
合成の香りは、天然のものより安価です。例えば、エッセンシャルオイルを取り出そうとすると、
ダマスク・ローズの場合、1kgのエッセンシャルオイルを抽出するためには
3.5tもの花びらが必要だと言われています。
天然のものであれば、栽培の状況によって原料を安定的に供給できない可能性もあり、
商品として販売する際にはデメリットになり得ます。
また、天候や土壌により、植物の品質には差が出ますから、いつも同じ香りができるとも限りません。
大量の植物原料からほんの少ししか抽出できないのでコストもかかります。
合成香料はこうした「デメリット」を回避するために研究された結果生み出されたのです。
では、どんなものを選べばいいの?体に影響があるからこそ、オーガニックでなければ!
合成と天然が同じ効果であるかどうかは、サプリメントでもよく議論されることです。
例えば、ビタミンCの化学式は合成も天然も同じものです。
でも、「レモン3個」と「レモン3個分のビタミンC」はイコールにはなりません。
レモンにはビタミンC以外の微量栄養素や、成分もたくさん含まれているからです。
そして、ビタミンC以外の成分の中には、まだ解明されていない物質もあるのです。
これは、エッセンシャルオイルにも同じことが言えます。
合成で作れる香りの成分は、化学式がわかっているものだけ。
何の成分なのかがまだ未解明のものについては合成しようがありません。
化学式が一緒だとしても合成のものと天然のものが同じ作用だということは断言できません。
むしろ、石油から合成された香りと、
植物から抽出したものが同じ効能を持つと考える方が不自然ではないでしょうか。
ある農家さんから伺った話ですが、
土壌の最近の研究をしようと土を採取したとしても、シャーレに取った瞬間に
もう土の上とは違う細菌相になってしまうのだそうです。
だから「データが全てではない」とおしゃっていました。
私たちの生きる世界は、人間が未だ解明できていないことが山のようにあります。
というより、私たちが知っていることは、世の中の真実のほんの一握りに過ぎません。
栄養学の世界でも医学の世界でも、全ての分野で日々新しい発見がなされています。
かつては食物繊維は役に立たない不要なものと思われていましたが、
現在では多くの役割を担っていることをご存知ですね。
私たちが知っていることが全てではない・・・そのことを考えるだけでも
「合成」よりも「天然」、そしてオーガニックな香りを選ぶ理由があるんですね。
安心安全な天然の香りを選ぶために必要なこと。安全なものを選ぶ方法とは
化学物質に由来しないものを選ぶのであれば、
原材料の栽培方法・抽出の方法を確認することが必要ですが、
これらはパッケージには通常記載がありません。
ですから、製品の由来や製品に込める思いが確認できるものを選ぶことが一番確実です。
IN YOU Market で販売している商品をぜひご覧くださいね。また、由来について聞いて確認することも大切ですね。
きちんと製品について説明に答えられるお店で購入することは食品であっても、雑貨であっても最も大切なことだと私は考えています。
まずは、香りから初めるオーガニック
化学物質は体に不必要で、有害であることは、
INYOU読者の皆さんなら、どなたでも理解されていることだと思います。
食べ物も、衣類も、香りも、それは同じです。
でも、残念ながらそのことをきちんと理解して生活している人はまだまだ一部であるのが現実です。
あるいは、薄々気づいているけれど、「そんなこと言っていたら生活できない」と、見て見ぬ振りをしてしまう人が大多数です。
体に良いか悪いかということが
経済と別次元で語られてしまうことも、そのような状況を助長する原因の一つでしょう。
でも、日本の医療費の増加は確実に経済を圧迫しています。
そろそろ、健康と経済を同じ土俵に乗せることを始めなければもう後戻りできないところまで行ってしまいそうな不安を感じるのは私だけでしょうか?
「香り」の効能や素晴らしさを「香害」に言及しながら語らなくも良い社会にしたいと心から思います。
本来香りは、心を癒されたり、過去の記憶とリンクしたりと、
多くの可能性を秘めた、医療としての可能性も大きいものです。
でも、その可能性が大きければ大きいほど、「まがい物」に暴露された際の影響も大きいということになります。
あなたの身の回りにある「香り」は本物ですか?ニセ物ですか?
もし、本物であれば、その素晴らしさをご家族やお友達、職場など周りの方にもシェアするところからスタートしてみませんか。
そしてもしニセ物だった場合には、ぜひ本物にチェンジして見ていただきたいと思います。
香っただけでは、本物とニセ物を区別できなかったとしても、あなたの体は明らかな違いを感じるはずなのですから!
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