勇気を持って子供から砂糖を取り上げましょう!甘いものを与えなくても、子供は問題なく育ちます。
甘いものばかり食べて不機嫌だった私
けして自慢するわけではありませんが
若い頃はとんでもない食生活で暮らしていた私。
自炊なんて滅多にしないし
食べる時間も不規則。
朝起きるなり甘いものを食べたくて
というより「今、食べないと死ぬ!」とばかり思い、台所にある甘いものを何でも口に入れてみたり。
お腹が空いた!と気が付いた瞬間にはめまいがして倒れそうで
慌てて駅の売店でチョコレートを買って食べたり・・・。
お腹が空いていると不機嫌になっていた頃
結婚して主婦になってからも
お腹が空きすぎる前に何か食べないと急激にお腹が空いてしまって
料理を作る元気なんてなくなってしまっていました。
しかもお腹が空いてくると不機嫌になって
仕事から帰ってきた夫と喧嘩ばかり・・。
Food for Mood 白砂糖の害
本屋である本と出会い、全ての謎は、溶けた。
ある日、ある時本屋さんで見かけたFood for Moodという本を買って読んだらすべての謎が解けたのでした。
その本には白い精製された砂糖を摂取すると
糖分が血液に入ってくるスピードが速いので、血糖値が急上昇し、その分血糖値がまた下降するのも猛スピードになるため、砂糖の効果が切れた時に、突然がっくりと元気がなくなり気分が落ちるのだと説明してあったのです。
砂糖だけではなくお米やパンなどの炭水化物も
精製された白いお米やパンよりも未精製の玄米や雑穀、全粒粉のパンの方が
血液への吸収が遅い分、血糖値も緩やかに上昇して持続性が高いという記述がありました。
茶色いものを食べるように心がけたところ・・・
さっそく私はお米やパンを未精製の「茶色い」ものに変え、砂糖は家庭で使うものは「茶色い」砂糖。
さらには加工食品などにも気を配るようにしてみました。
砂糖摂取の最大の落とし穴は加工食品(調味料)やお菓子です。
ジャムや朝食シリアル、ヨーグルト、フルーツジュースなどそれからソースやケチャップなどにも大量の白砂糖が使われているのですから。
それ以来お腹が空いた途端に動けなくなることもなくなり
不機嫌もなくなったのです!
子供には同じ経験をさせたくない。
その経験は後に子供を育て始めた時にはとても貴重な経験となりました。
子供が喜ぶ顔は親にとって何よりの宝物。
大好きな甘いものを食べさせて喜ぶ顔が見たいと思うのは、親心です。
けれども私は子供が産まれる前から
白い砂糖や精製された炭水化物の害を身を持って経験しています。
どんなに子供が喜ぶと知っていても
一生の健康という長い目で見れば、子供のためには砂糖を与えない選択が最良の選択であることを知っていました。
徹底した我が家の白砂糖制限!
我が家では白砂糖は一年に一度誕生日の時にお父さんが焼いてくれるケーキに使うだけ。
ジャムやシリアルなどもすべて砂糖を使っていないもの。
おやつはドライフルーツやサツマイモ。
小豆を煮るのも甘みはデーツや干しぶどうから
その他のデザートの甘みも良質のメープルシロップか黒砂糖、と厳しく白砂糖の摂取を制限しました。
市販のおやつやジュースは一切買いません。
そのおかげで娘は小さい時から野菜や果物をよく食べます。
白砂糖の甘みで味覚が麻痺していないから野菜や果物の自然の甘みがよく味わえるのだと思います。
シュガーモンスター
甘いものを食べた夜は泣き叫んだり、癇癪を起こす子供達・・・
そして面白いことに
友達の家に遊びに行ったりパーティーで普段食べ慣れないものを食べると必ずその夜は泣き叫んだり癇癪を起こしたりするのです。
(社交の場では食べても良いことにしていました。友達と食べるおやつには栄養以上に大切なものがありますからね。)
いつも機嫌の良い穏やかな子ですが
普段と違うものを食べた夜は違う性格になるのです。
我が家では「シュガーモンスター」と呼んでいました。
(さらに着色料の入ったものだともっとひどい状態になります。オレンジと緑とで行動パターンが違ったり!笑)
娘の周囲の子供たちを見ていると
食べ物と子供の問題行動の関係は顕著です。
興奮しすぎて暴れる子供も多いのですが、甘いものを食べると一気に血糖値が上がり元気で楽しい子供になります。
そうしていると血糖値が急激に下がるのでまた甘いものを食べたがります。
そこで甘いものをまた食べるとどんどん興奮状態がエスカレート。
「もう甘いものは止めなさい」とたしなめると癇癪を起こしたり暴れたり泣き出したり。
気づいてあげて!
その問題行動、その子の性格のせいじゃないんです
娘はいつも食べていないので、
食べた時の違いではっきりと判りましたがいつも砂糖のたっぷり入った食べ物や飲み物を摂取する子供は
その問題行動が性格そのものと思われてしまうのです。
問題行動を起こす子供が性格のせいではなくて
血糖値の激しい上がり下がりのせいで苦しい思いをしているのだと思うと可哀想ですよね。
我が子にそんな辛い思いをさせるくらいなら
「砂糖はダメ!」と最初から厳しくした方が親としても苦しくないはず。
実際にイギリスで行われた研究で、
1970年に生まれた17000人の子供を40年間に渡って追跡調査したところ
10歳の時に毎日チョコレートやアメなどを食べた子供は34歳の時点で69%がなんらかの犯罪に関わって逮捕されていたという調査結果が出たそうです。
研究者によると砂糖摂取との関わりと
親の育て方との関わりの両方に原因があるとされています。
歯にも身体にも悪いとわかっている砂糖を
際限なく与えることで我慢を学ぶ機会を奪い、さらに血糖値の影響を受けて問題行動を引き起こし、社会で愛されない自信を持てない子供に育てるわけです。
可哀想ですよね。
本当に砂糖摂取量をコントロールできる??
小さい時に我慢させたら後々リバウンドが来るのでは・・・?という指摘について。
子供は元来甘いものが好き。
小さい時に制限しても外に行って食べたり大きくなってからリバウンドでたくさん食べたりするから
家で砂糖を制限するのは逆効果だ、とよく言われます。
私も子供が小さい時には
「厳しすぎる」「あとからどうせリバンウンドが来る」などと周囲から批判されました。
確かに娘は友達の家に行くと食べ過ぎたり
甘いもののあるテーブルから離れなかったり・・・。
でも、体が慣れていないのでたくさん食べられません。
たくさん食べすぎるとお腹を壊したり気持ちが悪くなったりして後悔することもしばしば。
そんなことを経験するたびに子供達自身が、少しずつ自分でコントロールができるようになります。
子供が自分の体で覚えれば、大人になった時にも正しい選択ができる味覚が養われる
子供の時に砂糖の害を学び本物の食べ物の味を覚えて育てば
独り立ちしても正しい選択ができるようになります。
かく言う私も若い時にはひどい食生活でしたが、最終的に小さい頃に食べて育った家庭の味に戻ったように・・。
それに幼い時の砂糖摂取量が少ないということは
それだけで長い人生の健康に大きな影響があります。
虫歯の数も絶対的に減りますし肥満や成人病になる確率も減ります。
I love you, Daddy.
娘が4歳の時に父親と一緒にパーティーに出かけ
帰ってきて私に泣きながら訴えました。
「みんなで飴をもらったからダディに見せたら私の手から取って草むらに投げたの、ひどいでしょ??」
「ダディーはあなたのことが大好きだからだよ」と私は答えました。
その夜、娘を寝かしつけた夫が一階に降りてきて
「眠る前にね、Daddy, I love you more than sweets.(飴よりもダディのことが好きよ)って言ったよ。」と大笑い。
大丈夫、甘いものを与えなくてもあなたのお子さんにはしっかり愛情は伝わります。
大丈夫。安心して。
甘いものを与えなくても子供にはちゃんと愛情が伝わっていますよ。
勇気を持って可愛い子供から砂糖を取り上げましょう!
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