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子供が緑の野菜を嫌うのには生態学的な理由があった! 人体のメカニズムを正しく理解して野菜を好きにさせる方法

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IN YOU Journalで記事を書かせていただくようになってから、
海外の様々なサイトをマメにチェックするようになったんですが、
そのなかでも特に気に入っているのが「Medium」というサイト。

今週も、何か良いネタないかな~、とサイト内をチェックしていたら、面白そうな記事を発見しました。

それが、
The Scientific Reason Your Kid Hates Green Foods(子供が緑の野菜を嫌う科学的な理由)」。

「そういえば子供って、ほぼ例外なく緑の野菜が嫌いだけど、何でだろう?
 トウモロコシとか、じゃがいもとか、玉ねぎが嫌いな子供ってあんまりいないよな~」

そう思いながら記事を読み進めていくと、
「なるほど、そうだったのか!」と思わされることがたくさん書いてありました。

そこで、今回の記事では、Mediumのみならず、
海外の複数のサイトから集めてきたタメになる情報を皆さんにご紹介したいと思います。

また、子供の野菜嫌いを克服させるにはどうすればいいのか、
日々悩んでいるお母さん達のために、生態学的根拠に基づいた具体的な解決方法も伝授しちゃいます!

嫌いな野菜ワースト5は全て緑の野菜

まずは、子供が好きな野菜と嫌いな野菜の種目を、
タキイ種苗が2018年8月9日に発表したこちらのデータで確認しておきましょう。

子供の好きな野菜ランキングと子供が嫌いな野菜ランキング2018年度版(上位5位)



好きな野菜

1位 トマト
2位 じゃがいも
3位 とうもろこし
4位 さつまいも
5位 スイカ

嫌いな野菜

1位 ゴーヤ
2位 セロリ
3位 春菊
4位 ピーマン
5位 モロヘイヤ

好きな野菜はカラフルなのに対して、嫌いな野菜は、見事に全部緑色。
冒頭で述べた通り、これには理由があるんです。

子供が緑の野菜を嫌う理由を正しく理解するために、ここからは人体のメカニズムについて見ていきましょう。

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子供が緑の野菜を嫌がる理由1
野菜には多量のエネルギー源が含まれていないから



子供は、体を成長させるために、大人よりも多くのエネルギー源を吸収する必要があります。
が、緑の野菜は低カロリーなので、エネルギー源があまり含まれていません。
これが、子供が緑の野菜を食べたがらない大きな理由のひとつ。

例えば、上記の嫌いなランキングに入っていたセロリや春菊は食物繊維を豊富に含んでいます。
消化に時間のかかる食物繊維を吸収するには、摂取した量に見合った分のエネルギー源が必要です。
だから、生態学的に見ると、多量のエネルギー源を吸収しなければならない子供が、
エネルギー源をあまり含んでいない野菜を欲しがらないのは当然のこと。

逆に、お米やさつまいもといった甘味のある野菜・植物には、
エネルギー源となる炭水化物や脂質が多く含まれているので、子供に人気があるんです。

子供が緑の野菜を嫌がる理由2 苦味成分を本能的に嫌うから



緑の野菜に含まれている苦味成分(カルシウム、フェノール、フラボノイド、イソフラボン、テルペンなど)が、
体にとても良いのは皆さんご存知かと思います。

だけど、子供の場合、耐性がついていない苦味成分が少しでも口に入ると、
脳が体に害を及ぼす毒だと瞬時に判断し、吐き出すように指示を送ります。

さらに、子供の舌にある味蕾(味を感じるセンサー)は大人の3倍も感度が高いといわれています。
ただでさえ苦い緑の野菜を、子供たちは私たち大人の3倍も苦く感じているんですね。
これなら、食べられないのも十分納得です。

子供が緑の野菜を嫌がる理由3 
初めて目にする食べ物に対して防衛本能が働くから。


おしなべて動物は、初めて目にする食べ物を摂取する際、
まずは少量だけ口に含んで、害がないかどうかを確かめます。

さらに、そのプロセスを10回から15回ほど繰り返して、
ようやく対象の食べ物が安全だと認識し、日常的に食べるようになるのです。

これは、私たち人間においても同じこと。
産業革命以降、急速に近代化が進みましたが、それは長い人類の歴史を通して見ればほんの一瞬の出来事。
私たちは今でも、野生の動物たちと同じく防衛本能を持って生まれてきます。
子供たちが緑の野菜を拒絶するのは、自らの命を守ろうとする防衛本能によるものだったのです。

子供が緑の野菜を嫌がる理由4 
野菜→楽しい記憶と関連付けされていないから



子供って、ケーキ、アイスクリーム、キャンディーといった、高カロリーで糖分の多い食べ物が大好きですよね?
その最大の理由は、エネルギー源を必要としているのに加えて、
こうした食べ物が楽しい思い出や場面(例えばパーティーや休日など)と関連付けされているから。

これを、脳科学の分野では「Paired Associative Learning(対連合学習)」といいます。

一方、緑の野菜はというと、親に無理やり食べさせられたり、給食で我慢して食べたりなど、
嫌な記憶と関連付けされがち。
心理的な嫌悪感も、子供の野菜嫌いを助長する大きな要因となっています。

ちなみに多くの大人が緑の野菜を食べられるのは、
「緑の野菜=健康に良い、ダイエットに効果的」といったポジティブな情報を学習済みだから。

・コーヒー=目が覚める
・アルコール=気分が良くなる

もこれと同じ原理。

コーヒーやアルコールをおいしいと感じる子供はほとんどいません。
これも、対連合学習が影響しているんですね。

子供に、無理やり緑の野菜を食べさせようとしていませんか?
当然のことですが、子供は自分が緑の野菜を食べられない理由を説明できません。

「ママ、子供の僕は、防衛本能が強くて、緑の野菜に含まれている苦味成分に対して敏感だから、
どうしても食べられないんだ」といった風に、
理論整然と説明できる子供なんて、いるはずがありませんよね。

彼らは、言葉で伝えることができないので、
口に運ばれようとする緑の野菜を「イヤイヤ」と拒絶したり、
泣いたりして、一生懸命自らの意思を示しているだけなのです。

だから、子供に無理やり野菜を食べさせようとするのは、絶対にやってはいけないこと。

彼らにとっては、嫌いな野菜を拒絶するのは命がけの行為なので、
無理やり食べさせられると、嫌な思い出と強く関連付けされて、余計に嫌いになってしまいます。

かといって、人工的な食べ物(お菓子や冷凍食品など)を与え続けるのも、当然好ましくありません。
砂糖や化学調味料の味に慣れてしまうと、味覚が衰え、自然のものを避けるようになってしまうからです。

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具体的な方法について調べてみました!

では、子供に緑の野菜を好きになってもらうには、どうしたらいいのでしょうか?

海外のサイトをいくつか調べてみたのですが、
育児に関する記事を専門で扱っている「raisingchildren.net.au」と、
妊婦向けの情報を提供している「Mom Tricks」が一番参考になったので、要点をまとめてみました。

具体的な方法1 まずは親が野菜食を楽しむ(子供と一緒に朝食を食べる習慣を作る)

子供は、親の姿を見て成長するもの。
例えば、本を全く読まない親が、子供に「本を読みなさい!」と言っても全然説得力がないのと同じように、
親自身が野菜食を楽しんでいる姿を積極的に見せていかなければ、子供は緑の野菜を好きになってはくれません。

忙しくてなかなか一緒に夕食を食べられないという方は、まずは朝食を一緒に食べる習慣を作ってみてはいかがでしょうか?

(補足:カゴメ株式会社が行った「子供の野菜摂取に関する意識調査」によると、
野菜の摂取量が足りている家庭は朝食を一緒に食べる機会が多く、それに対して、
足りない家庭はバラバラの時間帯に朝食を食べていることがわかっています)

具体的な方法2 褒めることを忘れない


先ほどの対連合学習の観点から見ると、緑の野菜と良い思い出を関連付けていかなければなりません。

子供が、
・初めて見る野菜を食べたときと、
・嫌いな野菜を初めて食べたときは、

必ず褒めるように心がけましょう。

ただし、褒めるのは、上記の2点のどちらかの時だけ。
野菜を食べたご褒美にデザートをあげる、といった方法もNG
繰り返し褒めたり、ご褒美を使って食べさせたりしようとすると、
見返りを期待して野菜を食べるようになる可能性があるので、注意が必要です。

具体的な方法3 初めての野菜は一口だけ食べさせる



「子供が緑の野菜を嫌う理由3 初めて目にする食べ物に対して防衛本能が働くから」でご説明したように、
人間も動物の一種なので、同じ食べ物を10回から15回試して、
ようやく食べても安全だと認識するように遺伝子レベルでプログラムされています。

子供がどうしても食べたくない野菜があるときは、無理に全て食べさせようとするのではなく、
「一口だけ食べたら、あとは残してもいいよ」と優しく声をかけてあげましょう。
同じ野菜を、数回に分けて、少しずつ食べさせる方が、かえって早く嫌いな野菜を克服できるのです。

具体的な方法4 レシピを自分で決めさせる

食べ物に限らず、子供は、アクティブラーニング(能動的学習)のスイッチが入ると、
自主的に情報を収集し、物凄いスピードで物事を学んでいきます。

そこで、こちらが作った料理を一方的に食べさせるのではなく、
子供が楽しく野菜と関わることができるように、レシピを選ばせ、一緒に調理してみましょう。

その際に非常におススメなのが、Pinterest(ピンタレスト)というGoogle Playのアプリ。

使い方はいたってシンプル。
まずはピンタレストにログインして、検索欄に、「(子供に食べさせたい野菜の名前) レシピ」と入力しましょう。
(今回は、「セロリ レシピ」で検索してみました)
検索ボタンを押すと、このように、セロリを使った料理の写真が一覧表示されます。

次に、子供に気に入ったものを選ばせて、写真をクリック/タップします。
すると詳しい情報が表示されるので、あとは、スーパーで一緒に買い物をして、
レシピを参考にしながら一緒に料理を作りましょう。

理想的には週に1回、それが無理なら、月に1回これをやるだけでも、
子供の食に対する意識はガラリと変わります。

どうしてもダメな場合は、
野菜を食べさせるのを「一旦」あきらめてみる



上記の方法を、時間をかけて一通り試せば、子供が緑の野菜を好きになってくれる確率はかなり高いです。
だけど、それでもやっぱり野菜嫌いを克服できない子もいるかと思います。

そんなときは、一旦あきらめるのも肝心、と上記のサイトには書かれていました。

あの手この手を尽くしてもダメな場合は、
まずは親が野菜食を楽しんでいる姿を見せる」という基本のスタンスに立ち返りましょう。

子供が食べない緑の野菜を、親である自分がおいしく食べている様子を見せて、
食卓の雰囲気を楽しくするように心がけるのが何よりも大切。
対連合学習を意識して、「野菜=楽しい」というイメージを与え、それから再度、
「具体的な方法2~4」をトライしてみてください。

これできっと、あなたの子供も緑の野菜が好きになるはず。
お母さんの皆さん、頑張ってください!


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引用
タキイ種苗 子供の好きな野菜ランキングと子供が嫌いな野菜ランキング2018年度版
http://www.takii.co.jp/info/news_180809.html

出典

株式会社カゴメ 子供の野菜摂取に関する意識調査
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2017/img/17033110001.pdf

The Scientific Reason Why You Hated Vegetables as sa Kid
https://spoonuniversity.com/lifestyle/the-scientific-reason-why-you-hated-vegetables-as-a-kid

The Scientific Reason Your Kid Hates Green Foods(
https://www.huffingtonpost.com.au/2016/12/08/hated-veggies-as-a-kid-these-are-the-scientific-reasons-why_a_21622833/

Vegetables: Tips to Encourage your Child to Eat More
https://raisingchildren.net.au/toddlers/nutrition-fitness/healthy-eating-habits/vegetables

How to Get Your Kid to Eat Vegetables Today: Proven Method
https://www.momtricks.com/kids/how-to-get-kids-to-eat-vegetables/

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