簡単!本格くるみゆべし(くるみ餅)の作り方 |〜 IN YOU Marketで出会ったオーガニックな世界vol.19〜
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中国産とは別物!美味しくて味が濃い和くるみ
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こんにちは。
オーガニックライターの越野美樹です。
まだまだ日中は暑い日もありますが、朝晩涼しくなってきましたね。
夏野菜が名残を迎え、
お芋やかぼちゃなどの秋に美味しい野菜が出回りはじめています。
食欲の秋…今までとは違う食材、
調理法を体が望んでいるのを感じませんか?
この時期に食べたくなるものの一つに、ナッツがあります。
ナッツの中でも、くるみは日本でも古くから自生し、食べられてきました。
くるみは、オメガ3脂肪酸が含まれ、健脳食材として注目されているスーパーフード。
薬膳でも腎を補うと言われていて、
これから寒くなる前に、積極的にとっておきたい食材です。
市販のくるみと和くるみの違い
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今、ほとんどが中国産やアメリカ産などで、
なかなか国産のくるみにはお目にかかれませんね。
国産のくるみと海外のくるみは全然エネルギーが違うのです。
和くるみには、3つの特徴があります。
日本の固定種、和くるみは殻が硬いから虫が入らない
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日本でも、遺跡から推測すると
弥生時代からくるみがあったのではないかと言われています。
一般に出まわっている品種改良種と違って、
オニグルミ、ヒメグルミなど日本独自の品種の和くるみは、殻が硬いのが特徴です。
殻が硬いので、核が守られていて虫が入りにくく、
農薬を使わなくても育ちやすい。
殻が硬いから扱いにくいですが、オーガニックを実践しやすいのが、和くるみです。
濃厚で美味しさが凝縮している和くるみ
和くるみのもう一つの特徴は、何と言っても美味しいこと。
品種改良されたくるみと違って、
和くるみは小さいから、味がぎゅっと濃縮しているのです。
見た目は小さく、実もいくらも入っていない、形が複雑なのでとりにくい、
と食べるのは大変ですが、その分美味しさが詰まっています。
さっぱりしているくるみはいくら食べても胃にもたれない
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品種改良されたくるみと違って、
和くるみは脂肪分が少ないので、さっぱりとした味わい。
くるみは体にいいからといっても、
もたれたり、太るのではないかと心配になることもありますね。
和くるみは、たんぱくながら味わい深く、いくらでも食べられます。
生くるみの食べ方
消化が悪いナッツは火を通して食べたい
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生くるみをそのまま食べると、ちょっと渋いような味がします。
これは、タンニンが含まれるから。
このタンニンや酵素抑制物質、フィチン酸などの弊害を抑えるため、
ローフードではナッツを浸水してから使いますね。
消化を考えると、くるみを生で食べることは胃腸に負担になることから、
私は火を入れて食べることにしています。
くるみをオーブンでローストしたりフライパンで炒る
くるみを低温のオーブンでローストしたり、
フライパンで炒ると、カリッとして食感が良くなります。
ただし、くるみは油分を含みますから、酸化してしまうことも確か。
はじめからローストしてあるくるみを購入すると、
酸化した油を食べることになりますので、自分でいってすぐに食べるのがオススメです。
くるみを煮る・蒸す
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くるみのオススメの食べ方は、蒸したり煮たりすること。
蒸したり煮たりしたくるみは、そのまま食べるには食感があまり良くないので、
私はそのままお料理やお菓子に使うことが多いです。
おかずとして食べるときは、
くるみをちりめんじゃこと一緒に甘辛に煮たり、みそ味にしてご飯のお供にしたり。
おやつに、プリンや寒天ゼリーに入れたり、
蒸しパンの中に生くるみを入れることもあります。
今日は、和くるみを蒸して食べる「くるみゆべし 」の作り方をご紹介します。
くるみ食べたくない?
和くるみの美味しさを生かしたくるみレシピ
くるみゆべしの作り方
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材料
作りやすい分量![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/IMG_8546.jpg)
有機白玉粉 50g
ミネラルウォーター 60g
有機米あめ 大さじ2
有機しょうゆ 小さじ1
有機くるみ 15g
かたくり粉 適量
作り方
準備鍋に水を入れて強火で沸かし、蒸し器を用意しておく。
1.ボウルに水と米あめ、しょうゆを入れて泡立て器で混ぜる。
2.別のボウルに、白玉粉を入れて1を加え、泡立て器でよく混ぜる。
3.くるみを加えてさらに混ぜる。
4.耐熱容器を軽く水でぬらし、3を流し入れて、蒸し器で20分ほど蒸す。
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5.バットなどに片栗粉を入れておく。
6.4の粗熱が取れたら5に入れて、スケッパーなどで切り、かたくり粉をまぶす。
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女子なら誰でも大好きなもちもち食感、ほんのり甘くてしょっぱいお味つけのくるみゆべし。
シンプルな材料を使って、混ぜて蒸すだけ、思い立ったらすぐに作れる、伝統和菓子です。
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普段のおやつに、優しいエネルギーをいただきながら、
和くるみの食感と濃厚な味わいが楽しめるくるみゆべしを、ぜひ作ってみてくださいね。
ナッツを浸水して、粉砕して…と無理なエネルギーを使って食べるよりも、
和くるみの美味しさをシンプルに味わってみてください。
日本人なら和くるみが食べたい!
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脂肪分の多い市販のくるみも美味しいですが、和くるみは上品で甘さがあり、とても味わい深いです。
日本で育った和くるみ、
一度食べたらその味わいにびっくりすることと思います。
日本人なら、日本で育ったくるみを食べたことがないなんて、もったいない!
貴重な国産の和くるみを、ぜひ試してみることをオススメします。
殻のままおけば何年も保存できる和くるみのエネルギー
ある農家さんから、日本のくるみは殻に入れたままにしておけば、
何年経っても虫がわかず、品質を保てると聞いたことがあります。
実際に、2年前に収穫したというくるみを、一緒に割って食べてみましたが、
殻も中身も全く問題なく、美味しくいただきました。
殻を破るのは硬いし、中身を取り出すのは本当に大変で、中身も本当に少なかったですが、
「今まで食べていたくるみはなんだったのか?」と、その美味しさに驚いたのでした。
身土不二、近くでとれるくるみを食べよう
身と土は切り離すことができない…
近くの土で育てられた作物を食べることは、私たちの体を助けてくれます。
ぜひ、近くでとれるくるみを選び、食べてみてください。
大変な思いをして丁寧に取り出したくるみが、IN YOU Marketにはあります。
オーガニックなくるみを食べよう!
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