春の不調にさようなら!春を10倍快適に過ごす具体的なマクロビオティック対策方法。
春本番を迎え、心もカラダもアクティブになり外出が楽しい季節になってきました。
わたしが春の季節にそう感じられるようになったのも、マクロビオティックに出会い、食生活を改めてしばらく経過してからのことです。
それまでは春の気温差に振り回されたり、花粉の影響を受けたりと春特有の不調を抱えながら生活していました。
せっかくの素敵なこの気持ち良い季節に、外出も億劫になり、春の日を満喫できないなんて悲しいですよね。
春特有の不調で悩まれている方は多いようで、街でもマスク姿の方が年々増えているように感じます。
重度の花粉症の方は一年で最も辛く薬が手放せない方も多いようです。
ついつい手軽な薬に手を出しがちですが、薬の常用は副作用や薬に含まれる添加物による悪影響も気になりますし、何よりも人工的な薬を飲むことで本来の免疫機能を下げて、体の機能を狂わせてしまうので、常用は避けたいところ。
そこで今回は春に起きるさまざまな不調へのマクロビオティックな対策をご紹介します。
その前にまずはなぜ、春に不調が起きるのかということをお話ししていきます。
なぜ春になると不快な症状が現れるのか?
冬から春への移り変わりは心身ともに不調が起こりやすい時期であり、そしてその不調は、特に体の上部(肩から上)に症状が現れます。
それは春という季節の特徴と深いつながりがあるためです。
三寒四温を繰り返し徐々に春に向かうのですが、暖かくなったときに自然界の植物は上へ上へと伸び、動物たちは冬眠から目覚め外へと動き出します。
私たち人間も暖かい陽気に誘われ、外出したくなったり、体を動かしたくなったりと活動的になりますね。
しかし、体がうまく順応できていないと「頭痛・めまい・目の症状・だるい・花粉症・喉の不調・肩こり・イライラ・短気」などさまざまな症状が出やすくなってきます。
花粉=悪は間違いだった。
花粉に付随する有害物質がさらに症状を悪化させている。
しかし単純に、花粉が悪かというとそうではありません。現にただの花粉では症状が出ないという人もいます。
ナチュラルな花粉だけが大気に漂っているわけではなく、わたしたち人間が招いた花粉以外の不要な有害物質も漂っているのです。
近年では異常気象も手伝って急な寒暖差、大気汚染、木々の農薬散布、放射能汚染などの条件が加わり、体にとっては大きなストレスとなって、さらに症状を悪化させているようです。
花粉症についての記事はこちらへ。
止まらないくしゃみ、鼻水 辛い花粉症。今あなたの体内で起こっていること。少しでも軽減させるには免疫がキーに。
花粉だけでなく、この時期は冬に蓄えた不要な脂肪や老廃物を外へと発散するため、血液の流れも活発になっています。
人間も「上へ、外へ」とエネルギーが高まります。
これは解毒作用を司る肝臓の働きによるもので、一所懸命デトックス作業をしている証。
春のエネルギーの上へ登る力を利用し、体の上部を使って解毒しているのです。
このように人間の臓器には季節ごとに影響を受ける部位があり、臓器に有効なケアをすることでその季節を過ごしやすくすることができます。今、不調を感じている方は肝機能を高めるケアが大切です。
肝臓と聞くとアルコールによる影響かと思われがちですが、お酒はもちろん動物性食品や、乳製品、甘いもの、パンや添加物を含む食品の摂取が多い方は体に蓄積された老廃物が多くたまっています。
陰性食品過多で体が陰性に傾いている場合もまた、拡散する陰性の性質を持つ花粉に反応してしまうのです。
旬のいただきもので、体の内側からナチュラルケアを
春は苦味を含んだ野菜が多く出回ります。この力を利用して冬から溜め込んだ老廃物をまずデトックスしましょう。次にみずみずしい水分を蓄えた野菜と酸味を摂り体内の循環をよくします。
今の時期に摂りたいおすすめの食材を紹介していきますね。
水分を多く含む野菜を摂る
春キャベツや新たまねぎ、アスパラ、青梗菜、セロリなど、新陳代謝が高まる水分を多く含む野菜を食べます。
特に春キャベツや新たまねぎはこの時期しか出回らずとても貴重。
しかし水溶性ビタミンで加熱すると栄養価が下がるので、できるだけサラダで食べるのがおすすめです。
生食はどうしても陰性に偏るので陽性食品と一緒に摂ってくだいね。
新たまねぎは通常出回る玉ねぎに比べ辛味が少なく甘味があるので生食に適しています。
普通の玉ねぎは辛味が強いので火を通したり水にさらしたりしますが、せっかくの玉ねぎの有効成分が減少してしまいます。
新たまねぎならそのまま栄養を取れますのでぜひ生で召し上がってください。
新玉ねぎのおすすめレシピはこちら。
【食養レシピ】春野菜をたべよう!10分で簡単に漬かるストックおかず『新たまねぎのイエローマリネ』。
たまねぎにはこの時期に嬉しい効果がたくさん!玉ねぎ効果あれこれ。
・肝臓の解毒作用を強化、肝脂肪の低下
・さまざまな抗酸化物質を含み、疲労回復
・不要な脂肪やコレステロールを溶かし動脈効果予防
・目の疲れからの頭痛を和らげる
・不要な粘膜を排出し痰を除去するので、喘息や鼻や喉の症状、アレルギーにも効果がある
・動物性食品の解毒、殺菌作用
・便秘改善
・生玉ねぎの匂い、味は精神安定にも繋がります
高血圧や糖尿病への効果、血液の浄化など毎日でも食べたい食材。
どうしても生で食べれない方はスープにするのがおすすめ。
酸味、苦味を含むものを摂り入れる
この時期の酸味と言えば柑橘類がたくさん出回ってますね。
八朔、文旦、金柑などなど。日本には柑橘類の種類が豊富です。酵素、ビタミンの補給もでき金柑に関しては丸ごと、種も食べることができるのでおすすめです。
酸味には肝臓の働きをよくする作用がありますので酢を効かせたり、梅干しもとても有効。
また、魚を食べるときの解毒としても柑橘類で肝臓の負担を軽減できます。
ただし暖かい国のオレンジやグレープフルーツは体を冷やす作用が強いため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
次にふきのとうや菜の花など苦味を含む食材はデトックスを促し新陳代謝が高まりますので食卓に少しずつ取り入れてみてください。
菜の花はビタミンCの含有量が野菜の中でもズバ抜けて多く、免疫を高めてくれるので花粉症の方におすすめです。美肌にも有効。
さらに粘膜を潤す、れんこんや大根を摂り入れれば鼻や喉の不快な症状にも効きます。
喉の不快といえば三年番茶に塩をほんの少し入れたものでうがいをするととてもスッキリしますよ。
三年番茶を使ったレシピはこちら
【あらゆる症状に効く!】1分でできる自然のお薬「梅醤番茶」の作り方。
旬ものは今のわたしたちに必要なもの。
マクロビオティックの基本の考えでもある「身土不二」、その土地のその旬のもの食べるという考え方はシンプルながらもとても理にかなっていて、「身土不二」を行うことが今改めて必要だと気付かされます。
季節の食材を食べていると自然と身体のバランスが整ってきますので、みずみずしく栄養たっぷりな旬のものをいただいて身体の内側からのケアを意識してみてくださいね。
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