子どもが1歳半でむし歯になったけど、3歳まで進行が止まっています。
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お子さんの乳歯がむし歯になってしまったお父さんお母さんへ。
私も次女が1歳半の時に吊り下げ菓子やアイスの食べ過ぎでむし歯を作ってしまいました。
その当時はとてもショックでした・・・
1歳半ではむし歯の治療はできないだろうし、どうするんだろう?とネットで検索したところ
・サホライド(進行止め)を塗る
・フッ素を塗布する
という方法でした。
以前から薬などにはなるべく頼らずに自然治癒力を引き出す方法について模索していたので
むし歯も自然治癒力があるんじゃないかな?と色々検索していたところ
「むし歯って磨けば止まるんだヨ!削って詰めるなんてもったいない!」
という本を見つけました。
杉並区で乳幼児の歯科健診を20年勤めている歯科医の先生が書かれた本です。
20年の間にのべ10万人以上の子どもたちの口の中を診て、むし歯が治る、進行が止まるという経験は衝撃的で感動的だった・・と冒頭に書かれています。
それから、主に食生活でむし歯の進行を止めることに挑戦して、1年半が経過しました。
どんな食生活に切り替えたか、その後むし歯はどうなっているか、どんな治療をするかについてまとめました。
1歳半健診でむし歯発覚した後、3歳まで現状維持
1歳半健診
![1歳半健診01](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/322e3e82fde371db32085260f63596a5-450x123.jpg)
1歳半頃は、上の子に連られてコンビニのお菓子やアイスにハマってしまい毎日のように食べていました。
1歳半健診では、虫歯はなかったものの
「歯が全然磨けてないから歯石ができてますよ。お母さん気をつけてね」
と言われました。
その後、夏の帰省の際にお菓子をやめられず前歯に小さな穴が空き
私が通っている歯科医院でみてもらうと「初期虫歯」との診断でした。
関連記事→
子供のフッ素入り歯磨き粉、歯科医院で塗布されるフッ素も今すぐやめてください。
その後、砂糖をやめたり、西原式育児に転向したりして食生活を大きく変えました。
関連記事→
砂糖なし育児はじめました。子供と一緒にシュガーコントロールを実践する方法。
2歳歯科健診
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私の住む市区町村では、一歳半検診でむし歯要注意の子を対象に2歳歯科健診が行われます。
一歳半健診後むし歯予備軍があり、その後食生活を大きく切り替えて むし歯の進行を止めるチャレンジをしていました。
歯科の先生はおばあちゃんで、よく見えなかったのか「むし歯ありませんね」と言われました。
少しずつ白くなってきていて、ぱっと見はむし歯とわからない程度だったのでスルーされそうでしたが
「一歳半健診の後に歯医者さんでむし歯と言われたんですが…」
と伝えると
「えっ?!あらホントだわ…うーん…O 2、いや、Aかしら…」
とかなり迷いながら診断していました。
この時、目視というのは診断に個人差があるのかな?と感じました。
【O1型】
う蝕はないが、口腔環境が悪いため、
近い将来、う蝕発生が予測される。
(※参照)
【O2型】
上顎前歯部のみ、または臼歯部のみに
【A 型】
う蝕がある。
【B 型】
上顎前歯部および臼歯部にう蝕がある。
【C 型】
下顎前歯部を含む、他の部位にう蝕がある。
引用 「改訂第9版 愛知県母子健康診査マニュアル準拠乳幼児健診の歯科医師用手引き」
3歳児健診
![3歳児検診](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/d7bb9cdd0fffce04780d8f1bdc64d489-450x119.jpg)
その後三歳児健診を迎え、問題の歯科検診では
歯科の先生「お母さん・・むし歯がありますね。歯医者さんには行ってるんですか?」
私「はい。今通っているところではこれから治療方針を決めるところです。」
(私の通っている削らないむし歯治療を選択できる歯科医院に2歳半頃から受診し始めました。まずは歯医者さんを嫌いにならないようにと治療台や風を出す機械で遊んだりしていました)
歯科の先生「うーん、溶けかかってるからサホライドっていう進行止めや、削って詰めるなり早くした方がいいと思うんだけどなぁ・・」
私「そうですね。今の歯医者さんで治療しようと思います。でも、この子1歳半からむし歯なんですよ」
というと、歯科の先生も受付の女性も目を見開いて、母子手帳の過去の健診の記録を見て驚いていました。
受付の女性「お菓子もジュースも全く食べさせてないみたいだし・・・・お母さん頑張ったんだね・・・」
私「あはは、そうですね」
歯科の先生と受付の方はとても驚いていたので、むし歯を食生活で進行を止めようとする人は今までいなかったんだろうなぁと思いました。
むし歯の進行を止めるために気をつけた2つのこと
砂糖なし育児
それまでコンビニでお菓子を買ったり、吊り下げ菓子を持ち歩いたり、アイスを食べたりしていたところから徐々に食べる頻度を減らし、最終的には白砂糖や植物油脂を使ったお菓子をまったくとらない生活に移行しました。最初は、かわいそうかなぁ・・とか、できるのかな・・と揺れていましたが、子どもにチョコレートは7歳から、炭酸は10歳からという方針を守ったママ友の話や 西原式育児をしていて、2歳まで離乳食すらはじめてない、年長で市販のお菓子を食べたことがないという子に出会って 今ではおやつといえばおにぎりや芋栗レーズンが定番になりました。
関連記事→砂糖なし育児はじめました。子供と一緒にシュガーコントロールを実践する方法。
冷え
![201710五行学説-1](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/eaf44714b6eade0db4ff0e1870fe8846-450x320.jpg)
中医学の先生に不定期でツボ押しの施術を受けていて色々質問しているのですが、歯や骨は腎で作られているとのこと。
腎が弱ると歯や骨は弱り虫歯になったりするそうです。
腎は寒さに弱く、恐怖という感情も腎を傷つけます。
西原式育児を提唱している西原克成医師も
「子どもの低体温は万病の元」
「赤ちゃんを夏でも冬でも薄着にして寒く育てる育児法は赤ちゃんに対する虐待」
と言っています。
便秘がちで、うんちが出ても緑便なことが多かった次女もいつも手足が暖かいくらいに着せました。
今年の冬は、腹巻、あったかいカバーパンツ、靴下、時々レッグウォーマー、洋服の下にテロンテロンのパジャマとかなり着せていました。
最初は靴下も脱ぎたがって、履かせても履かせても脱いでしまって、洋服も脱ぎたがりよく素っ裸になっていました笑
最近は勝手に脱いでしまうこともなくなり、便も黄色くて柔らかいものが安定して出るようになってきました。
長女も今年の冬は透明の鼻水が出ていて、中医学の先生によると透明の鼻水は冷えからきているそうです。
ゆるいタイツをちゃんと履かせるようになったら鼻水が止まりました。
削らない選択ができる歯科医院
![名医は虫歯を削らない](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/f5d8c1561cf281dd28d48cd14e39d379-450x299.jpg)
子どもの自然治癒力を引き出してむし歯を治すためには、一緒に見守ってくれる歯科医医院を探すことも重要です。
「名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も『自然治癒力』で治す方法」という本の巻末にドックベスト療法を実践する歯科クリニック一覧があり、そこにある東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎にあるきら歯科クリニックに通っています。
歯のことは箱根ヶ崎駅徒歩5分の瑞穂町にある『きら歯科クリニック』に
※ドックベスト療法とは
ドックベスト療法とは、アメリカで開発されたもので、ドックベストセメントという薬を使います。
成分には、殺菌作用のある銅2%と鉄1%、そして複数のミネラルが含まれており、虫歯の穴に詰めることで、虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促してくれるものです。
治療時間はわずか10分、フタで密閉して新たな菌の侵入を防げれば、徐々に痛みも消え、気づかないうちに虫歯も治っているという、まさに夢のような虫歯治療法です。
引用「名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も『自然治癒力』で治す方法」
そこではすぐ治療に入るのではなく、口腔内の細菌の様子を見たり、治療台や機械に慣れてもらうために遊ぶことも治療の一環としているようです。
5ヶ月ほど通院した後、最近になって治療方針として「ドックベストセメントの塗布」という提案をしていただきました。
削ることなく、ドックベストセメントを塗布するだけと聞いてとても安心しました。
金額も大人は歯1本につき8,000円(税別)程度ですが、子どもの場合は歯1本につき3,000円(税別)とのことでした。
乳歯が教えてくれたメッセージ
![brushing-teeth-2103219_640](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/brushing-teeth-2103219_640-1-450x299.jpg)
「むし歯って磨けば止まるんだよ」の岡田先生は本の冒頭にこんな風に書いています。
歯は、口の中の環境を敏感に反映します。
どの子の、どの歯も、個性があり、食生活と手入れ次第で律儀に反応します。
歯は健康な状態で十分に働きたいと思っています。
乳歯は、あとに続く永久歯のために、大事な役割を果たしています。
乳歯は、いろいろなメッセージを出しています。
これをしっかり受け止めないともったいないと思うのです。
引用 「むし歯って磨けば止まるんだヨ 削って詰めるなんてもったいない!」
1歳の子をむし歯にしてしまったことで、その当時はとても落ち込みました。
でも、食生活を見直すチャンスにもなりましたし、むし歯の進行が止まるという感動的な体験をしました。
私自身むし歯になりやすかったので、子どもにはむし歯で苦労させたくないという思いが強いです。
むし歯のメカニズムについて色々調べましたが、
毎日コーラ飲んでてもむし歯にならない人もいるし
砂糖をまったくとらなくてもむし歯になる人もいます。
それぞれの個性や個人差というのがあると思います。
ひとつだけ言えるのは、どの人も自然治癒力は備わっているはずです。
むし歯も一生懸命治ろうとしています。
むし歯になりやすくても、自然治癒力を手助けできるような食生活や治療を選択することはできると思うのです。
この記事が、あなたの食生活の見直しや治療の選択肢を広げるきっかけになれば幸いです。
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