その願い、叶わなかったのはなぜ?次こそ願いをかなえるための「ことのはパワー」の使い方。
その願い、叶わなかったのはなぜ?次こそ願いをかなえるための「ことのはパワー」の使い方
1 「願いが叶わない」経験はありませんか?
「ずっと願ってるのに…実現しない!」
「願望を実現するノートも…私にはきかない!」
「授業中、当てないで~と念じてたのに、当てられた!」
「PTAや地区の役員くじ引き、当たらないで~と引いたのに、当たった!」
そんな経験はありませんか?
最近では引き寄せの法則などの色々な方法論が世間では流行していますが、
たくさんの啓発本やセミナーなどに通ってもなお、うまくいっていない方も多いのが現状です。
頭で念じている「願い」とは「反対のこと」が起こることがあるのは、なぜでしょうか?
今回は、
「ことばの力」「ことのはパワー」
の観点から考えてみましょう。2 「目に見えるもの」「目に見えないもの」
さて、世界中には、個人的な願いや、世界全体に係る普遍的な祈りを、専門的に担ってくださっている方々がおられます。
特定の宗教に属する、属さないにかかわらず、役割を全うされるためにそれぞれが求められる、こころとからだの行を続けておられます。
「目にみえないもの」
は、宗教、国境、表現形態の枠を越え、昔から大切にされています。『星の王子さま』(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)
「ものごとはね、心でみなくてはよくみえない。一番たいせつなことは、目にみえない」
『星とたんぽぽ』(金子みすゞ)
「青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ。
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ。
見えぬものでもあるんだよ。」
泉の水が病を治す奇跡、必要なところに水を湧かせる奇跡、お百度詣りで起こった奇跡など、国内外の奇跡の物語では、純粋な祈りやこころがキーワードのようです。道の端のお地蔵さまには、立ち止まって手を合わせる。山の頂(いただき)で目にする日の出に、手を合わせる。
普通の人たちが、特筆されることもなく、自然に行っていたふるまいにも、みえないものを大切にするこころが表れています。
その後、「目に見えること」「科学的に証明できること」に重点がおかれる時代が続き、そのおかげで、誰もが便利さを享受できるようになりました。
今、「目に見えるもの」「目に見えないもの」どちらも大切に、統合する時がきたと言われています。
性別や職業にかかわらず、お話会、講演会、上映会に出かけられたり、本や、さらに気軽にインターネットで、誰もがアクセスできる時代。
「祈り」の専門家でなくても、日常生活を送りながら、「いま・ここ」で「自分で」できる方法。
夢を書き込み具体的にする「ノート」、写真や絵を貼ることで視覚化する「マップ」など、想う現実を生み出すツールや方法を、惜しみなく教えてくださっています。
女性が書物で学んだり、自分の用事でひとりで出かけたり、勉強することがはばかられた時代から思えば、大きな進化です。
現代に続くまでの先輩世代のおかげさまですね。
3 願いが「叶っていない」ように見えて、実は「叶っている」?
「物理的になすすべのないこと」は別にして、冒頭のように、「叶う」可能性も同等にあったのに、「叶わない」場合について考えてみましょう。
冒頭の「役員のくじに当たらないように」という願いの例では、下記のように、「くじに当たること」で願いを「現実化できている」場合があります。
〇ことばの使い方によって、願いの逆を「現実化できている」
「役員のくじに当たらないように…!」という言葉の使い方に注目してみます。すると、実は裏腹に「当てられることを願ってしまっている」文章と取ることができます。
「役員に当たるという願い」を「現実化できた」ということです。
ことばの使い方については、次の章でくわしく取り上げます。
〇こころの状態によって、願いの逆を「現実化できている」
あるいは、ことばの使い方のさらに土台である「こころの周波数」「波動」が、「役員に当たらないという現実」に「合っていない」とも考えられます。強く発信すればするほど、反対のことにエネルギーが向かっていると考えられます。
こちらも、次の章で見ていきましょう。
4 「ことのはの力」を味方につける方法
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?再び、「役員のくじに当たらないように…!」という例で考えてみましょう。
(1)願いは『肯定文』で言う
私たちの潜在意識は、「~がない」「~しない」などの「否定形」を認識しないと言われています。
「役員のくじに当たらないように!」
と願えば
「役員のくじに当た(る##)ように!」
という裏腹な願いを発信していることになるそうです。
文章は「肯定文」で終わるようにしてみましょう。
(2)主語は『一人称』にする
「他の人がやく役員に当たりますように!」
そう願うとすると、自分の潜在意識には、「他の人」の情報が伝わらず、
「わたしが役員に当たりますように!」
という、こちらも裏腹な願いを発信していることになるそうです。他人の不幸を願えば、結局自分に返ってくるといいますが、道徳的な意味だけではないのですね。
(3)文末は『現在形』にする
祈る時には、「~なりますように」と願うものです。わたしもよく使います。
「未来には~に変化してほしい」という文は、「現在はそうではない」ということを同時に発信しています。
「役員のくじに当たらないように!」
と強く念じることで、未来に言及しながら、現在に「当たる可能性」を発信しているのですね。
「現在形」は、神社などで「意(い)宣(の)る」際にも、おすすめです。
「私は~しています」願いを、現在形で宣言するのです。
宣言することに抵抗感があるならば、
「~しつつあります」「~していってます」など、現在を含みつつ、やわらかい表現を使うといいそうです。
ちなみに、神社でお参りされるときには、頼みごとをするのではなく、すでに守って頂いていることへの「感謝」をお伝えするのがおすすめです。そして、これから自分がどのように生きていく決心をしているか、その想いを、きっぱりと「宣言する」。そして、今からそのように「行動」するといいそうですよ。
(4)「こころの周波数」をあわせる
「役員のくじに当たらないように!」
と念じつつ、当たったらどうしようという心配や不安でいっぱいですと、そのこころの周波数に沿うような現実を引き寄せやすくなるそうです。
「引き寄せ」といってもこちらに持ってくるというよりは、その現実の方へつながりやすくなるイメージです。
たとえば、リラックスしている、余裕がある、なんだか笑ってしまうなど、願いが叶っている時と同じこころの状態でいるのがおすすめです。
(5)「執着」を手放す
願いを放ったら、あとはこだわらずにいるのがいいようです。
「役員のくじに当たらないように!」
といつまでも念を握りしめたまま、願いが叶っているこころの周波数になるのは難しいですよね。
執着を手放すには、次の(6)のように考えると行いやすいです。
(6)「起こることは必然」と思ってみる
「役員のくじに当たらないように!」
望み通り、役員に当たらなかった場合は、役員のお役目は他の方にお願いをして、人生の時間を、それ以外の何かにしかと使いましょうと考えられます。
また、すべて整っているにもかかわらず、望みとは反対に役員に当たった場合は、自我の望みを越えているということです。
ですから、お役を引き受けることで何らかの学びがあるのかもしれない。そのように考えられるのはいかがでしょう。
起こったことに対して、きっぱりと「こころを決め、行動する」。
すると、次の段階に進みやすく、また思わぬところから助けや、新たなご縁を頂いたり。とらえ方次第で、自我の意図や作為を超えた経験ができます。
5 そのままですでに素敵なあなた
今回は「願いを表現することば」に着目しましたが、神代文字など文字そのものを書くことにより、助けを得る方法もあります。もしいま、辛い渦中におられたり、思い通りにいかなかったり、孤独感を感じたり、自分を小さく感じられる時期におられる方。
きっとよき時期に、こころ安まる方向へむかわれますよう祈念しています。
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