脳や神経、胎児にも。人体に悪影響がある「ネオニコチノイド系農薬」って?まだよく知らない…という方へ。実は身の回りに溢れている?!恐ろしい危険性をご紹介します。~ネオニコチノイド系農薬入門 中級編~
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人体に悪影響があるという「ネオニコチノイド系農薬」って?まだ詳しく知らない…という方へ、
ネオニコチノイド系農薬入門~中級編。実は身の回りに溢れている?!恐ろしい危険性をご紹介します。
ネオニコチノイド系農薬、ご存知ですか?
IN YOUの記事でも度々様々なライターさんが触れているこの農薬。読者の方の中にはご存知の方も多いと思います。
でも、この農薬について“何と無く話題になっているし、有毒みたいだけど一体何が具体的に問題なの?”と思われている方も少なからずいらっしゃるのでは無いでしょうか?
実はこのネオニコチノイド系農薬、以前台頭していた有機リン系の農薬などに代わって市場で大きく取引される様になった比較的“新しい農薬”でもあるのですが、当初毒性が低いと言われていた謳い文句とは裏腹に――様々な“危険性”や“有毒性”が大きく議論される様になった農薬でもあるのです。
ネオニコチノイド系農薬の特徴
その特徴は、①浸透性・②残効性・③神経毒性など……
この農薬、かつての農薬に代わる“安全な新農薬”として販売を拡大されるも、
何とその後明らかになった数々の“恐ろしい事実”に安全神話は崩壊しつつあります……。
ネオニコチノイド系農薬、海外での規制状況
世界中で見られるミツバチの消失や大量死、そして生態系や人類への悪影響の数々―――既に、EUを始めとしたヨーロッパ諸国ではネオニコチノイド系農薬の規制への取り組みが加速。
フランスやオランダでは全面禁止、その他のEU諸国、韓国、カナダ、ブラジル、アメリカでも規制の取り組みが始まっています。
興味はあるけれど、具体的にネオニコチノイド系農薬についてあまり知らない……。
話題になっていることは知っているけど、何が問題で、どんな悪影響があるのか知りたい……
そんな方のために、改めてこのネオニコチノイド系農薬。何が問題で、どんな悪影響があるのかを前半はざっくり、後半は詳しく様々な話を交えながらご紹介します。
読み終える頃には、“ネオニコチノイド系農薬”についてすっかり詳しくなれる、はず……!
何が問題?ネオニコチノイド系農薬の問題点やリスクについて知ろう
それでは、早速ネオニコチノイド系農薬がどんな農薬でどんな問題を潜めているのか見ていきましょう。
ネオニコチノイド系農薬。その成分は?
ネオニコチノイドの成分は、タバコに含まれる有害物質“ニコチン”に似ているため、“ネオニコチノイド=新しいニコチンに似た物質”として名付けられることになりました。
そして一言で“ネオニコチノイド”と言っても、その成分は何種類にも及びます。
しかも、ネオニコチノイド系農薬を含む商品はいろいろな“商品”として“商品名”を付けて販売されているため、
その商品が一目で“ネオニコチノイド”の成分を含んでいる……ということが分からない場合も。
ネオニコチノイド系農薬の主な種類は……
・クロチアニジン
・イミグロプリド
・チアメトキサム
・アセタミプリド
・ニテンピラム
・チアクロプリド
・ジノテフラン
・フルピラジフラン
・スルホキサフロル
と多くの種類があり、販売している会社や商品もバラバラ……。
おまけに、その成分名は農薬や化学薬品に対して普段から知識の少ない一般の私達にとって目がチカチカする様なカタカナの羅列ばかり。
(また、フィプロニルと言う農薬も厳密に言うとネオニコチノイド系農薬とは少し違う農薬なのですが、特徴や作用が非常に似ているため、ネオニコチノイド系農薬と同列として扱われることが多いです。)
ネオニコチノイド系農薬の特徴と問題点
ネオニコチノイド系農薬の問題点。
記事の始まりでも触れましたが、その特徴でもあり問題点でもあるのは大きく分けて3つ。
>①浸透性・②残効性・③神経毒性 です。
そして、ネオニコチノイド系農薬は、無味・無色・無臭でもあります。
かつての農薬は、農薬をかけた部分が白色に変化する・臭いがあるなどの特徴があったりもしたのですが、その様な特徴も見られない為、一目で“農薬を使っている”ということも判別し難い特徴も合わせ持っています。
浸透性
水溶性があり、浸透性の高いネオニコチノイド系農薬。なんと散布された植物には、その表面のみならず内部の隅々までその成分が行き渡ることに…
取り込まれた殺虫成分は、葉から茎・根へと広がります。
何とその恐ろしさは、葉から滲み出た滴を飲んだミツバチが死亡する事が例があるほど…
遺伝子組み換えの“殺虫成分”を出す植物も恐ろしいですが、こちらの浸透性も恐ろしくありませんか?
野菜の内部を幾ら洗っても、その内部は毒性の成分で汚染されている…という恐れも勿論あります。
残効性
水溶性・浸透性を兼ね備え、植物内部に侵入したネオニコチノイド系農薬は、その条件にもよりますがその効果が長く続く特性を兼ね備えてています。なんとその効果は、田植え前に苗箱に散布したものが刈り入れ時まで続くものがあるとも。
その他にも、同じ土壌に1年以上残留する報告すら存在しています。
そして、効果が残留する特性は皮肉なことに、その効果――“毒性が長く続く”ことによって“農薬の使用回数を減らす”という謳い文句に繋がってすらいるのです。
“農薬の使用回数が少ないから”と言って手放しに減農薬の農産物を歓迎出来ない理由がここにあります。
神経毒性
そして、更にその殺虫成分として効果を発揮する“毒性”は“神経毒性”。神経毒性と一口に言っても、その種類は様々。(農薬は往々にして、細かい働きは違えど神経毒の特徴を持っているものが多いんです。)
中でもこの“ネオニコチノイド”の特徴は“神経の正しい働きをかく乱する”というのが特徴です。
具体的には“アセチルコリン”という神経伝達を担う重要な物質の代わりに神経細胞の受容体(ニコチン性受容体)に結合します。
ニコチン?!と思うかもしれませんが、実は神経にとって大事な受容体の名称です
(他にムスカリン性受容体というものがあり、どちらも神経伝達物質アセチルコリンの大事な受容体です。)
アセチルコリンは神経伝達物質の一種。この物質が受容体にくっついたり、独自の酵素によって分解されたりを繰り返すことによって神経細胞に信号を送ることによって人間の筋肉や身体が正常に“稼働”することが出来るのです。
しかしこのネオニコチノイド系農薬の成分は、本来存在するべきだった物質に代わって受容体に結合し、
神経伝達を行うことによって異常興奮を引き起こす“ニセ神経伝達物質”。
“神経の正常な働き”を狂わせてしまう作用を持っているのです。
(ちなみに、有機リン系農薬はアセチルコリンの分解を阻害する作用を持っています。分解されなくなったアセチルコリンは蓄積し続け、こちらも正常な神経伝達が不可能になってしまいます。また、有機塩素系農薬や市販品にもよく使用されているピレストロイド系農薬は、神経細胞の中の電気信号を担当している細胞膜タンパク質の機能を阻害します。どの働きも、恐ろしいですね……)
中でも、アセチルコリンは昆虫類の脳において主要な神経伝達物質となっています。その為、このネオニコチノイド系農薬は“昆虫への毒性”が高く“ヒトには安全”と言われて来ましたが、その謳い文句は果たして本当なのでしょうか……?
その後明らかになって来た、数々の環境や生態系、また人体への悪影響の例をこれから順を追ってご紹介します。
ネオニコチノイド系農薬が引き起こす、大きな闇。狂わされたミツバチ、そして失われる生態系。人体への悪影響の懸念も
生態系への影響――世界中で見られたミツバチの大量死―
ミツバチが居ない、昆虫が消える―――農薬の多量使用・散布によって、そんな悲しい世界が既に現実のものとなりつつある―――
ぱっと耳にしただけでは、信じられない様な悲しい現象。
ネオニコチノイド系農薬とミツバチの減少との関係性
それが、ネオニコチノイド系農薬が引き起こす多大な悪影響の一つ、大変大きな問題として、注目されているのが“ミツバチの消失”です。
“蜂群崩壊症候群=Colony Collapse Disorder(CCD)”と正式には呼ばれるこの現象。
何と、世界各地で近年見られる様になったミツバチの大量死や蜂群の崩壊。
この現象が、ネオニコチノイド系農薬の散布によって引き起こされていることが明らかになって来たのです。
既に“サイエンス”や“ネイチャー”といった世界の名だたる大手科学雑誌にも既にネオニコチノイド系農薬のミツバチへの悪影響は掲載済み。
昆虫の脳や神経を狂わせるネオニコチノイド系農薬は、その作用をいかんなく発揮するどころか、広範囲におけるミツバチの生態系にまで悪影響を及ぼしていたのです。
神経を狂わされたミツバチは、方向感覚を失ったり帰巣本能を無くしてしまったり……脳の機能の正常性を失わせ、生産性や生存能力の弱体化が……
なんとミツバチの大量死が見られた国々は、何と世界で30ヵ国以上にも上ります。
既にミツバチは、地球温暖化(病害虫増加)・森林や花の減少など環境の変化による生息環境の悪化・人間によって作物の受粉の為に酷使される(=家畜化される)様になったことなど、人間の引き起こす悪影響を既にたくさん受けてきました。
そこに来て、水田・畑・森・そして生活環境などあらゆる場所で使用されるネオニコチノイド系農薬を始めとした各種農薬の決定的なダメージ……。
実は、ミツバチは受粉昆虫と呼ばれる存在。
数多くの木々や、花たちがミツバチによって受粉を助けられその実を実らせています。
それは、人間が食する野菜や果物も同じ。
ミツバチに受粉を頼る作物は数多く存在しています。
代表的な作物としてはイチゴなどのベリー類、リンゴ、トマト、キュウリなどの瓜類全般、豆類、玉ねぎ、ナス、レタス、ナタネ、モモ、メロン、梅、そば、オクラ、ピーマン……
そして、その他にも多くの野菜や果物たちも。なんとその数は、世界の作物の三分の一にも上るとも……
ミツバチの居ない世界は、どんなに寂しい世界かご想像に難くないかと思うのですが、如何でしょうか……?
溶け出し、流れ出るネオニコチノイド系農薬。虫だけでなく、環境を汚染・生態系を破壊する農薬たち
更に、農薬や家庭用品として使われたネオニコチノイド系農薬は水田や畑から溶け出し、川へ海へ……。
先程、ネオニコチノイド系農薬の大きな特徴の一つに水溶性、そして残効性が高いということは既にお伝えした通りです。
そう、農薬として散布されたネオニコチノイド系農薬はその毒性を保ったまま水中や地中に溶け出しているのです。
なんと、ネオニコチノイド系農薬の成分が多く含まれた環境だと、生物多様性が減少するという恐ろしい結果が……。
その影響は昆虫のみならず、甲殻類や鳥類などを始め多様な生物種にも及ぶと言われています。
既にネオニコチノイド農薬を撒き始めたことで、ミツバチだけでなくトンボやミミズ、ゲンゴロウ……など田畑の周りの生物が減って影響が出ていることが確認されています。
また、ネオニコチノイド系農薬は残留性が高いため、食物連鎖の過程において分解されずに濃縮されるという恐れも……。
その上、鳥類にとってネオニコチノイド系農薬によって処理された種は、致死的な影響があるとも言われています。
種で致死的な影響があるとしたら、農薬がかかった草は昆虫は…… 考えるとそら恐ろしいものふがあります。
そして、(筆者は動物愛護の立場から、動物実験には複雑な心情を持ってはいるのですが……)
ネズミや二ホンウズラなど……昆虫に留まらず哺乳類や鳥類の実験においても、ネオニコチノイド系農薬の悪影響が示唆されています。
なんとその恐るべきその内容は、DNAや細胞の損傷・抗酸化物質の減少・活性酸素の増加・そして不妊や生殖能力への悪影響など……!!!
また、野生生物の免疫系を抑え病気をもたらす、という報告や、ネオニコチノイドを投与された仔マウスが異常行動を起こしたという恐ろしい事例まで……
実は既に日本でも、実際に野鳥においてネオニコチノイド系農薬の悪影響が懸念されている地域もあり……
ネオニコチノイド系農薬削減に取り組んだ地域においては、野鳥の繁殖の復活が確認されたりもしているのです。
参考:)神戸大学大学院農学研究科地域連携センター 地域連携トークイベント「A-Launch」HP『佐渡でふれあういのちのつながり 〜人とトキが暮らす島を孫の世代へ〜』
また、農薬を頻繁に使う田畑と、減農薬や無農薬を志している田畑とでは実際に見られる昆虫や水生生物の数が違っている、という報告も寄せられています。
そう、農薬を使用しない田畑では生き生きと暮らす生き物の姿がみられるのに、農薬を頻繁に使用する田畑では生き物の姿が見られなくなって来ている……とまで――
なんと、そして環境に溢れた農薬の成分はネオニコチノイド系農薬にとどまりません。
ネオニコチノイド系農薬に留まらず、様々な農薬が現在も使用されている日本。
(信じられないことかもしれませんが、日本の農薬使用率はイタリアやアメリカなど各国を抜いて中国、韓国に次ぐTOP3!また、単位面積当たりの使用量は韓国と並んで世界一なのです……)
既に、人間の尿の中からネオニコチノイド系農薬やそれ以外の農薬の成分が検出されたという研究結果も多数存在しています。
人間への影響は後述しますので、ここでは割愛しますが既に農薬の影響が“害虫駆除”だけに留まっていないことは明らかです。
ネオニコチノイド系農薬を開発している企業って?
ちなみに、なんとこのネオニコチノイド系農薬を開発した主流の企業の多くは日本企業。
とある、ネオニコチノイド系農薬の製造・販売をしている某大手の農薬メーカー。
表立ってはそのミツバチへの毒性をはっきり認めていないものの、何とその農薬のある商品にははっきりとこんな記述が表記されています。
“「ミツバチを放飼している地域では使用をさけてください」「マルハナバチに影響を及ぼす恐れがあるので注意して下さい。」”
予防線の様に見え隠れする“本音と建て前”―――自社の商品が売れれば、この地球上の生命たちがどうなっても良いのでしょうか……?
参考・引用:)GREEN PEACE JAPAN HP『ネオニコ系農薬のこと、社長に直接聞いてみました』
次々と明らかになったネオニコチノイド系農薬の人体への影響
ネオニコチノイド系農薬の影響は、それだけに留まりません。
当初は、昆虫には高い効力を発揮し人間には安全と謳われて来ましたが、その謳い文句の偽りが次々と明らかになっています。
(現に、ネオニコチノイド系農薬の暴露による死亡例や急性中毒例も報告されています。)
ネオニコチノイド系農薬がその効果を働きかける、“アセチルコリン”と“ニコチン性受容体”。
こちらは昆虫の中枢神経の主要な伝達を担っていますが、昆虫だけではなく、人間の自律神経や抹消神経でも重要な働きを実は担っているのです。
それどころか、最近の研究では人間の脳や中枢神経、免疫系においても重要な働きをしていることが分かってきたのです。
なんとその働きは記憶や学習にまで及ぶとも……!
具体的には、アルツハイマー病や統合失調症、自閉症、それどころか成長の過程において脳のシナプスや神経回路の形成にまで関わっているということまで明らかになって来ました。
おまけに、お母さんのお腹の中に居る胎児の時から、成長して大人になっても“ニコチン性受容体”は脳だけでなくドーパミンやセロトニン、重要な神経回路や脳の正常な発達にまで関わっているという報告もありますし、神経以外の組織でも“アセチルコリン”や“ニコチン性受容体”が関わっていて――免疫系から気管、腸、皮膚や角質、胎盤や精子までその影響は及ぶことも分かって来ました。
その“アセチルコリン”と“ニコチン性受容体”の正常な働きを阻害する、ネオニコチノイド系農薬。
“環境ホルモン”という全く別の有化学物質をご存知でしょうか?
こちらも、本来のホルモンの代わりに“ニセのホルモン”として体内で働いて、人体の身体や生態系に数々の悪影響を与えることが既に判明しています。
物質は違えど、人間の神経にとって重要なニコチン性受容体に、ニセの“アセチルコリン”としてネオニコチノイド系農薬の“ニコチン様物質”が働くわけですからその恐ろしさは如何なるものか、想像に難くないのではないでしょうか?
(実は働きは違えど、農薬の有機リン系もアセチルコリンの働きを阻害しますので同じく悪影響が懸念されます。)
そして、その想像を裏付けるかの如く、ネオニコチノイド系農薬が既に人間の脳に悪影響を及ぼす恐れがあるという研究報告や、なんとつい最近のアメリカのとある大学の研究発表ではネオニコチノイド系農薬が“環境ホルモン”の疑いがあるという驚愕の事実まで、次々とその恐ろしい実態が浮き彫りに……
また、今回は余りにも内容が多岐に渡るので、詳しく書くことは割愛しますが、近年増えている発達障害や学習障害。
これらの障害とネオニコチノイド系農薬をはじめ、その他の農薬との関連性を指摘する報告も―――
(写真はイメージです)
嘘みたいな話かもしれませんが、こちらも既に多数の報告が研究者から寄せられています。
“野菜は身体に良い”……“健康のために野菜を”……
そんな思いで口にしていた野菜が、人体に悪影響をもたらすとしたら、病気の原因になっているとしたら―――
そんな悲しいことはあってはならないことだと思います。
私達はいまいちど、野菜や果物への“農薬使用”について立ち止まって考えるべきなのではないでしょうか……?
出典・参考:)『地球を脅かす化学物質』木村―黒田純子
参考:)ミツバチに毒性懸念の農薬、人間の脳にも影響か
参考:)有機農業ニュースクリップHP ネオニコチノイドに環境ホルモンの疑い
筆者のおまけの体験段果樹農園での恐怖の経験ーーもしかして、農薬の副作用!?
そして、これは私の実体験に基づくお話です。
私は以前“果樹農園”の繁忙期に農作業の補助スタッフとして一時働いた経験があります。
しかし、果樹栽培と言えば農薬の使用が多い分野のひとつ。
働いていた農園では“減農薬”を謳っていたものの、無農薬栽培では無かったので(勿論、無農薬で果樹を栽培するのは大変難しいというのもありますが……)除草剤も含めある程度の農薬の散布は行われている状況でした。
(写真はイメージですが、同じ様な機械を使用しての農薬の散布も行われていました。)
どこの農園でもそうなのか?は私は経験が無いので何も言えないのですが、農薬を散布した直後の畑に作業をしに入る事もしばしばありました。
そして、ある熱い夏の日のこと。
眩暈と吐き気に襲われ、仕事を早退した私。
それから頻繁に、同じ症状に苛まれることになります。
夏の暑い時期の作業と言うこともあって、熱中症かと当時の私は思っていたのですが……
その後もしょっちゅう同じ症状に苛まされ、家でも眩暈がしたり視界がぐるぐる回ったりする謎の症状が……
おまけに、何故か精神的にも少し不安定な時が増える様にもなりました。
熱中症が重なって自律神経を失調したと感じ、日常的にフラフラしたり吐き気や眩暈が酷かったりで仕事に出勤することもままならない状況が暫く続いてしまいます。(私より程度は低かったものの、同じ様な症状に遭う方も同僚でいらっしゃいました。)
しかしながらそうこうしている内に、繁忙期が終わり農場に行くことも無くなりました。
そして、農園に行かなくなってそれから暫くすると、すっかりその症状は消え失せてしまったのです。
それから時が経ち、農薬の悪影響を改めて知った私は思い当たることがありました。
まるで自分に訪れた作用は、農薬を暴露して神経にダメージを受けた昆虫に見られる症状と類似するものがあったからです。
化学的な根拠はさておき農薬を近くで撒いていたことによって、身体の不調和を訴える人の例も私は目や耳にしたことがあります。
もしかして、あれは農薬の副作用だったのでは――……
勿論、真実をはっきりと断定することは出来ませんが、私が体験した不可思議な現象のひとつです。
農業では、何故か農薬を散布することを“消毒”ということが多いです。
しかし、幾ら病害や虫害を防ぐため……と言ってもそれは本当に“消毒”なのでしょうか?
数々の農薬の害を私自身リサーチして知っていく中で、農薬散布は“消毒”などではなく、“撒毒”なのではーー……
既に、散布され各地で撒かれた農薬の成分は、地面に排水路に流れ…河川など様々なところで検出されています。とある河川の水質調査によれば、何と農薬の散布が多い時期だけ、農薬の検出の数値が跳ね上がるという悲しい現実も……
各地に流れ出た農薬は、やがて巡り巡って人間へと返って来ます。
既に、人間の尿から農薬が検出されているという事例も先程お伝えした通り……
既に、人体の中に農薬は少なからず入り込んでしまっています。
入り込んだ農薬が、何かしらの悪影響を与える可能性は決して否定できません。
環境を破壊することは、ひいては人間自身を破壊することと同じこと。
そう強く感じています。
ネオニコチノイド系農薬の各国の規制の取り組み
EUを始め各国は規制強化へ
こうした数々の生態系や人体系への悪影響が浮き彫りになって来たことを懸念して、ネオニコチノイド系農薬を規制する動きが既に海外では出始めました。
ネオニコチノイド系農薬の種類は多岐に渡りますが、EUではその主要な三種類について2013年頃から規制が始まり、つい最近(2018年9月)屋外での全面禁止が決定しました。
このEUの流れに倣うかの様に、カナダやお隣の韓国でも主要3種類の規制が既に始まっています。
またオランダやフランスでは主要な3種類に留まらず、ネオニコチノイド系農薬の全種類の禁止を決定。
また、ヨーロッパの国だけでなく……一部の規制をしている国はブラジルや台湾にも及びます。
アメリカでも、ネオニコチノイドの主要三種類を使った農薬の新規登録を中止。一部の州では農家を除いた個人が屋外で使用することを全面禁止する、という流れも出て来ています。
ネオニコチノイド系農薬の悪影響は、既に色々述べさせて頂いたもののまだ調査段階の途中でもあり、諸説はあるのもまた事実です。
ですが、既にミツバチの大量死など目に見えて現れて来たおかしな現象、心ある研究者の報告を受けてこれらの国々は悪影響の可能性がある“疑わしきものは、その安全性が証明されるまで使わない”という予防原則から中止に至りました。
ミツバチや自然、ひいては人体を守るため。
これらの国々が行った英断は、本当に素晴らしいものではないでしょうか。
参考:)ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
日本は海外の農薬の在庫処分場?!パブリックコメントの大多数の意見も無視して規制緩和に乗り出す日本
こうしてヨーロッパを皮切りに各国で規制の強化が進むネオニコチノイドですが、残念なことに、日本ではその規制が進むどころか規制が緩むという逆行現象が発生しています。
なんと、日本では2015年・2016年・2017年と連続で……恐ろしいことに、各国で規制が始まった3種類を含むネオニコチノイド系農薬計4種類の残留基準値を段階的に緩和してしまったのです……!
基準緩和の見直しに当たって、厚生労働省はパブリックコメントを2回も求めたものの――
その大半を占めていた反対意見もどこへやら、まるで製造・販売している大手企業の意向に沿うかのごとく、基準緩和を決定してしまいました。
まるで、海外で使えなくなって来た農薬を、自国でバンバン使えとでも言わんかのごとく……
(日本企業がネオニコチノイド系農薬の多くを開発したことは、既に先程お話した通りです。)
そして、これまでの基準値に比べて何倍……作物によっては何千倍にも引き上げられた基準値(例:ほうれん草は13倍、カブの葉は2000倍にまで……!)は、基準値の規定が厳しいEUと比べて著しい差が出ることになってしまいました。
きゅうりに至ってはEUの100倍の残留基準値に――――
その他の作物も、例えばトマトは60倍・茶葉は71倍など軒並み信じられない様な高い数字が並んでいます。
その上、とあるネオニコチノイド系農薬の急性中毒発症推定値も残留基準値の緩和と並んで進められたのですが、何故かその推定値もEUの6倍という何とも首を傾げる結果に……
日本人が、ヨーロッパ諸国と比べて6倍も毒性に耐性があり、100倍も強い農薬の残留に耐えられるというのでしょうか?
これは、あまりにもおかしな決定です。
まるで、緩やかな毒を盛られているかの様な、そんな奇妙な違和感を感じるのは私だけなのでしょうか?
既に、お話もした通り日本は実はかなりの農薬大国。
慣行栽培の野菜や果物は何十回、品種によっては100回近くもの農薬の使用があるものもあるという位なのです。
ただでさえ多い農薬の使用に輪をかける基準値緩和の決定。
このまま、農薬を使った野菜や果物を購入し続けることは、自らの首をしめることに繋がってしまう……そんな恐れを孕んでいる様に感じています。
参考:)MAG2NEWS HP『日本の野菜が危険食品に。EUが使用禁止した農薬を大幅に規制緩和する暴挙』
引用・参考:)GREEN PEACE JAPAN HP『ミツバチがいなくなったら、いったいどうなるの?』
ちょっと裏話。日本市民に売りつけられているのは農薬だけではない?隠れた食料の裏事情とは。日本の食と農業に潜む“小麦”の裏話とは
また、日本に売りつけられてしまっているものは、農薬だけに留まりません。
それは、日本の食料事情全体にも及びます。
日本人が以前に比べて、お米を食べなくなった……というお話、耳にしたことがある方も多いのでは無いでしょうか?
食の欧米化が進んだ今、日本は昔に比べてたくさんの食料品を諸外国から輸入する様になりました。
そして、今ではすっかり給食の定番食品にもなっている、パンとミルク。
実は、給食の定番にパンとミルクが加えられる様になった大きな原因は諸説がありますので、詳しく論じることはここでは差し控えますが……
何と、一説によればアメリカ国内で余った小麦を売りつけたかったのではないか、という説もある位なのです。
事実、日本で大々的に学校給食が始まる直前にアメリカでは“余剰農産物処理法”という法案が成立しています。
戦後で給食に使用する米が足りない中、アメリカは給食に限定して無償で小麦や脱脂粉乳を提供することを約束。
そして、何故か年々無償の量を減らしながらもアメリカから数年間購入することを約束させるという、“現物贈与の細目取扱に関する日米交換公文”があったことも分かっているのです。
無償提供が無くなってからも、莫大な学校給食の需要と供給を満たすため……
その後、アメリカから給食用の小麦を購入・輸入することはなんと現在に至るまで続けられているのです。
“幼い頃からの味覚”は大きくなっても影響します。
かくして“食の欧米化”は巧妙に作り上げられたのかもしれない……とさえ感じてしまいます。
現在日本国が海外から輸入している農産物の輸入先国を見ると、何とその1位は米国、アメリカ。
その割合は、年々少しずつ減少しているものの、全体の2割程度を占めています。
その上、アメリカから輸入している小麦は何と輸入小麦全体の約5割にも上ります。
アメリカの戦略は、大成功したと言えるでしょう。
かつて(1960年代)70%を誇っていた現在の日本の国内自給率は40%を割り込んでいます。
かつての庶民の殆どが農業に従事し、食料を自国で生産していた姿は過去の風景と化してしまいました。
しかも、現在の農業では高齢化・担い手の減少も問題になっています。
なんと、農林水産省のデータによれば販売農家のうち、若手農家(49歳以下)は全体の一割ほど。
今現役で働いている農家の方が居なくなってしまったら、一体日本の食料事情はどうなってしまうのでしょうか。
米の消費量が減り、食の欧米化が進んだ現代……
米を食べる人も、作る人も居なくなり……日本の胃袋が海外の国に乗っ取られてしまう……そんな怖い現実が訪れないことを祈るばかりです。
現在の日本の農業の現状を、改めて一般市民のひとりひとりが意識を持って考えなければならない時期に来ています。
参考:)農林水産省HP 『農林水産物輸出入概況(2017年)』
農林水産省HP『平成29年度 食料・農業・農村白書』
こんなところにも。日常生活に溢れているネオニコチノイド!
ただ、“農薬”だから野菜だけに気を付けて生活すれば良い、という問題だけではありません。
ネオニコチノイド系農薬が使われている商品は多岐に渡ります。
あなたのお家にも溢れているかも?ネオニコチノイド系農薬
ネオニコチノイド系農薬は家庭用商品にも数多く使用されています。なんと、家庭菜園用・ガーデニング用の殺虫剤からペット用・アリ・シロアリなどの駆除剤のみならず、住宅の建材(フローリングから接着剤や塗料、断熱材にも…)にまで……!
特に身近なゴキブリ駆除剤やコバエ駆除剤にもネオニコチノイド系農薬の成分を含む商品があるので、注意が必要です。
記事の都合上、詳細な商品名などを書くことは差し控えますが、天然由来成分でない防虫・殺虫作用を持つ商品には、何らかの農薬成分を含んでいる恐れがあります。(勿論全ての商品では無いですが……)
ネオニコチノイド系農薬であれ、それ以外の農薬でであれ出来るなら可能な限り使用したくないものではないでしょうか?
便利・手軽だからとお家の中で使用すれば、家庭内で気が付かない内に農薬に暴露してしまっているかもしれません。
虫と人間とは身体の大きさは違い、成分が身体に与える影響も毒性も同じに考えることは難しいですが、果たしてだからと言って安全と本当に言い切れるのでしょうか?
既に暮らしている場合、中々住宅の建材までに気を配ることは難しいかもしれませんが、家庭内のその他の防虫用品は天然由来成分のものも販売されている為、そういった製品を使いたい場合は商品をよく見極めた上、そちらを使用するのが安心かな……と思われます。そして、便利さや手軽さで言えば劣りますが、少し調べればモノによっては手作りすることも可能だったりも……。
(一応、市販されている商品にも基本的には使用している化学物質の記載は大抵あるかと思われます。ですので、少し大変ではありますが……先程前述した様なネオニコチノイド系農薬の成分を成分表で確認して避けることも可能です。ただ、こういった記載は大抵意図的?なのか大きい宣伝の謳い文句とは裏腹に小さい文字のことが多く、メーカーの嫌な意向を個人的には感じてしまう部分があるのが悲しいですね。)
農薬の散布は空中散布にまで。農薬を使用した生産者に補助金が出る、悲しい仕組み
おまけに、もう一つ悲しい現状があります。
日本中の各地ではこのネオニコチノイドの成分を含んだ農薬の空中散布も行われてしまっているのです。
農薬の空中散布の歴史は古く、日本では1950年代から農薬の空中散布が行われてきました。
その主な散布対象作物は稲。
米には“等級制度”があります。実った稲穂を吸引するカメムシがつくと場合によっては米に“斑点”が残ることがあるのですが、
米に着色があることによって何と米の買取の値段が下がってしまうのです。
カメムシの生息範囲は水田内に留まらないため、このカメムシ防除に農薬の空中散布が広く行われています。
斑点米は食べても害は無く、また現在は機械によって簡単に選別出来るのですが……。
(2022年度までに、等級を廃止し米の検査制度を抜本的に見直す政府に方針が今年初めに決まったので、良い方向に変われば良いのですが……。)
古くから、反対運動なども行われてきたものの依然として空中散布は続けられて来ました。
反対の世論に加え、農業の作付け面積も減少傾向にあるので散布は減少傾向に向かい始めたと思いきや、現在は有人ヘリコプターに代わって無人ヘリやドローンが台頭。
その手軽さも相まって、変わらず全国各地で農薬の空中散布は続けられているという現実があります。
しかも、恐ろしいことに通常の農薬散布と比べて空中散布に使用される農薬の量(希釈する濃度)は格段に高いと言われています(何と100倍以上とも)。
稲が最も空中散布としては多い作物ではあるものの、その他麦や大豆、また一部の森林では松枯れ予防と称して農薬を散布している場合も。
空気の綺麗な田舎……の風景が、実は見えない農薬散布によって汚染されているかも、という事態も十分考えられるのです。
そんなことは、本当はあってはならないことなのですが……。
また、日本は高温多湿なため、かねてから病害虫の防除はかかせない、と考えられてきました。
しかし、現在でも実際に無農薬や有機栽培でお米や野菜を生産している心ある生産者も日本各地に存在しています。
決して、農薬や除草剤を使わなければ全く作物が出来ない、ということは無いことは……かつてはそういった化学物質を使わずに長年農業を人類は営んできたことからも確かです。(もちろん時代に応じて不作や飢饉などが起こり得たことはありましたが……)
もちろん、昔とは作物の生産性を求められる量も格段に向上し、太古のやり方に戻れば良い、という訳では決してないかもしれません。
ですが、虫や生態系に影響を与え、人体に悪影響を及ぼす可能性のあるものを使わなくても良い環境に優しい持続可能な農業が出来るならば、それはとても理想的なことなのでは無いでしょうか?
既に、空中散布による健康被害を訴える声も上がって来ており、日本でも農薬の空中散布反対の署名活動が行われた地域もあります。
技術や科学の発達も進み、現在では化学的に有機農業の手法や土のことを研究する心ある研究者も事実存在しています。
本来なら、その様な地球に優しい建設的な科学こそ歓迎されるべきだと感じています。
恐ろしいことに、日本では農薬を使用する生産者に補助金が出るという、何とも逆さまの酷い行政の仕組み……いや、“死苦み”と言っても良いかもしれない悲しい制度が存在しています。
今でこそ、少しずつ農薬を使わない農業が脚光を浴びる様にもなり、有機・自然栽培といった手法も少しずつ広がりを見せていますが、農薬を使わない農法を志したことで“嫌がらせ”を受けたりする例もあると語る農家さんの話は今でも見受けられたり……。
本来なら、“環境に優しい”農法こそ保護され歓迎されるべきでは無いのでしょうか……?
野菜だけでなくお茶にも。既に国内のお茶の多くは、ネオニコチノイド系農薬に汚染されている
ネオニコチノイド系農薬の魔の手は、私達の普段の飲料に欠かせない“お茶”にも及びます。
なんと、とある日本の大学の研究結果によれば日本産の緑茶の茶葉(30種)とコンビニで購入した日本産のお茶の飲料水(9種)全てからネオニコチノイド系農薬の成分が検出されたというのです……!
スリランカで栽培されたお茶の茶葉(こちらも30種)からは、全くネオニコチノイドが検出されなかったと言います。
これは如何に日本がネオニコチノイド系農薬に汚染されているのか、分かる悲しい例の一つでは無いでしょうか。
しかも、検出されたネオニコチノイド系農薬は推定の一日における許容摂取量は下回っているとのことですが、そもそも日本の残留農薬の基準値は先程もお話した様に他国に比べると規制が緩いため、日本の茶葉が輸出出来ない場合もあるとのこと。
こちらのレポートでも、研究者はネオニコチノイド系農薬の長期間及び過度な使用に警鐘を鳴らしていました。
他国で禁止されている農薬の量が茶葉やペットボトルにもし、溶け出しているとしたら……
参考:)国産茶葉 全てからネオニコを検出 スリランカ産は検出ゼロ
参考:)一般社団法人環境金融研究機構HP『日本のお茶に含まれるネオニコチノイド系農薬、全種類含有。ペットボトル飲料にも。過度に摂取すると健康影響への懸念も。自然栽培のスリランカでは全く検出されず。』
お茶に含まれる農薬については、以前INYOUで他のライターさんが詳しく記事に書いて下さってもいるので、より詳しく知りたい……!と思われた方はそちらを是非ご覧になってみて下さいね。
「日本茶」の意外と知られていない残留農薬の実態。美味しいお茶と一緒に農薬を飲んでいる可能性も。
ミツバチが居なくなると、食料品売り場はガラガラ?!自然豊かな安全な未来のためにも、オーガニックを選ぼう
ネオニコチノイド系農薬にまつわるお話などを長々とお届けして参りましたが、如何だったでしょうか?
ネオニコチノイド系農薬について、少しは理解が進んだ!という読後の感想を持って頂けたら、とても幸いです。
私自身、この記事を書くに当たり改めてネオニコチノイド系農薬について学び直したり、資料を集め直した訳でもありますが、本当に調べれば調べる程、如何に現代社会が化学物質と利益主義に毒されてしまっているか……ということを痛切に感じざるを得ませんでした。
ミツバチがもし居なくなってしまったら。
スーパーの野菜・果物売り場はガラガラになってしまう……と一説には言われています。
参考:)一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストHP『ネオニコチノイド系農薬問題とは?~情報・資料集~』
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」
これは、国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー事務局長の言葉です。
引用・参考:)GREEN PEACE JAPAN HP『ミツバチがいなくなったら、いったいどうなるの?』
私達が何も知らないまま、ただ安いから……と農薬をたくさん使用した慣行栽培の野菜を買い続けること。
それは、悲しきことながら農薬の使用に直結しています。
ひいては、環境・生態系、そして人間身体までも破壊をすることに繋がってしまうという恐ろしい現実が……
オーガニックは、安心・安全なだけでなく、環境にも優しい……ひとつの“生き方”の様なものなのかもしれません。
地球や自然を破壊しないためにも。
ミツバチや、生命溢れる豊かな地球で暮らし続けるために……あなたは、今日どんな商品を手にしますか?
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現代の化学兵器ともいうべき「農薬 ネオニコチノイド」が作り出した地獄。ミツバチの大量死は人間の未来を予想していた!「ハチミツ」が直面している悲惨な現状とは?
いまだ日本国内で使われ続けるネオニコチノイド系農薬 安全神話の崩壊と、いつ誰に発症するか分からない化学物質過敏症。
参考文献:)『増補改訂版 知らずに食べてませんか?ネオニコチノイド』水野玲子・ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議
参考文献:)『地球を脅かす化学物質』木村―黒田純子
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