「作る人」がいない日本の農業に未来はない?オーガニック農家を、なりたい職業ベスト10に入れよう!「農家を憧れの職業にしよう活動」始めました。
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「作る人」がいない日本の農業に未来はない?オーガニック農家をなりたい職業ベスト10に入れよう!「農家を憧れの職業にしよう」活動始めました。
こんにちは。
皆さんはいつもどこでお野菜を買っていますか?
スーパーでしょうか。
では、そのお野菜は誰が作ったものかご存知ですか。
「誰が作ったって同じ味でしょう」
「行きつけのスーパーが仕入れているのだから安心です」
本当にそうでしょうか?
どんな肥料や農薬を何回使ってどんなところで育てられているのか・・
ラベルだけではなく、そういうことも気にはならないでしょうか?
農薬が健康被害を引き起こすかどうかは、もう少し時間がたたないと検証できませんが、
栄養分については圧倒的に少ないという研究結果が出ています。
「日本の野菜は栄養不足って本当?痩せた土地を微生物で元気にする!」立命館大学生命科学部 久保教授
http://www.ritsumei.ac.jp/tanq/298303/
化成肥料は基本的に窒素とリンとカリウムで構成されています。
農薬と化成肥料、除草剤などで土地が痩せてしまっていて、
野菜本来の栄養素を土地から吸収できずに、化学肥料成分だけを吸収し成長します。
よく農薬や肥料の推進派は、「大きく育つから効率的だ」などと言います。
そもそものサイズがそのお野菜の遺伝子に決められているのにもかかわらず、大きければ良しとしています。
本来、野菜は小さい方を選ぶべきなのです。
スーパーで外国産のお野菜が増えていると思いませんか。
最近、やけに海外産の食材が売られていると思いませんか?
その海外の野菜、大丈夫でしょうか。
今後は、FTAやTPPで大幅に海外のお野菜が、増えていくでしょう。
国産お野菜だから安心という神話は、もう過去のものです。
国産神話は崩壊したものの…
国内産野菜でも工業的に効率を追求して作られているお野菜がほとんどです。
ですが、少なくとも「ポストハーベスト」、つまり収穫後に散布される農薬の影響はまだ、少ないと思います。外国産のお野菜はそのリスクが高いです。
お耳が痛い方もいると思いますが、「安ければ良い」「一円でも安い野菜を買いたい」という生活者の姿勢が、スーパーの仕入れの方針を決めています。
安ければ良いのだから外国から仕入れるのも当たり前ですよね。
農地で撒かれた農薬の心配よりも、収穫し運搬する際に撒かれた農薬の方が深刻です。
しかも確かめることがかないません。
皆さんの想像以上のスピードで生産者が減っているという事実
さらに深刻なのは生産者が致命的に少なくなってきていること。
2017年の国勢調査によると、農家は一年に約1割弱が減っているといいます。
安心安全、しかも無農薬の生産者さん(例えば有機JAS取得)は全体の0.2%です。
生産者が減り、私たちの周りでも、耕作放棄地はすごい勢いで増えています。
できるだけ人手をかけずに、大型の機械で効率を追い求めている日本の農業の現実。
効率第一だから、農薬も除草剤も当たり前です。
出荷したら、どこで誰が買うかなんて考えていません。
だって、農産物の形をした工業製品だからです。
「誰が作ったか」を気にしていただきたいと思います。
その誰かは、あなたの健康を祈って作っているからです。
「お野菜はもうじき買うものではなくなるかもしれない」という衝撃。
このままだと、本物のお野菜は、売買対象ではなくなる日もそう遠くはないと思います。
CSAってお聞きになったことありますか。
ひとつは、経済的な問題です。
生産者が不足している状況で日本経済が破綻したら、インフレ、しかも急激なインフレになるのではないかと言われています。
品薄が引き起こすインフレほど怖いものはありません。
買いたくても商品がないのですから・・・。
もうひとつは、生産の構造が変わろうとしていることです。
生産者→JA→市場→卸売業者(大卸、仲卸)→スーパーそして皆さん。
長く機能してきたこの仕組みが私たち生産者には、とても窮屈なんです。
今はスーパーで手軽に一袋いくらで買えるお野菜です。
手に取るときに誰が作ったか意識なさったことはないと思います。
海外では普及しつつある、CSAって何?
世界では、誰が作ったかだけではなくて、いつタネを蒔いて、成長具合は順調か、収穫はいつ頃かなど自分が食べるお野菜のことを詳しく知ることが常識になりつつあります。
CSA(Community Support Agriculture)、この考え方は、アメリカで考案され、今すごい勢いでヨーロッパ、特にフランスとスイスで定着しているようです。
スイスでは、6年前に自然農家は3%でしかなかったのですが、
現在はCSAの定着と国家からの自然農家への直接支払いの影響で、大逆転し97%が自然農家だそうです(農林中金総研調べ)。
日本の貴重なお米が瀕死の状態である理由とは?海外の事例から学ぶ消費者の手で農家をサポートする方法とは。
CSAを一言でいうと「生活者が代金先払いで、定期的に生産者から直接購入する仕組み」です。
メリットは双方に大きくあります。
生活者は安心して自然農のお野菜を安定的に食べることができます。
生産者は安心して生産活動に集中できます。
中間流通がないので、新鮮です。
中間業者がいないので代金も搾取がなく100%農家に届きます。
規格外の無駄な廃棄なども無くなります。
都市と農村の交流ができます。
自然なアグリツーリズムで特にお子さんの教育には最適。
小規模な家族農業を支援することになり、世界の飢餓と貧困、地球環境を救うことができるのです。
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「かかりつけ農家探しのススメ」で生活者と生産者の距離を縮めたいと思っていましたが、凄い勢いで現実のものになりそうです。
本当に安心して食べることのできるお野菜を買うというよりも、生産の段階全てを生活者と生産者がシェアする感覚ですね。
二つの理由から「お野菜は買うものではなくなる」ということです。
ひとつは物がない状況です。
もうひとつは今までの流通経路に乗らないということです。
皆さんの日々の生活から消えてしまうということです。
生活からオーガニックの野菜が消えたらどうするの?農家を早急に増やさなければならない。
打つ手はあります。
作ることと増やすことです。
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/IMG_0429-2.jpg)
誰もができるし、メリットも大きい農業。
これからは、子どもからも、若者からも圧倒的に人気の職業にしなければなりません。
歴史的にもっとも恵まれた創業環境。
サラリーマンは不安定でリスクのある職業
サラリーマンが安定した就職先というのはすでに幻です。安定的に、給料は毎月支払われます。
ですが、それと引き換えに健康や楽しみを犠牲にしていませんか?
私も会社員だったことがあります。
気づけば毎日のように会議をしていました。年間三ヶ月分を会議と通勤に使っているとも言われるサラリーマン。
そして人間関係で、うつになってしまったら、ご自分の人生と引き換えにするにはリスキーですよね。
ある大手電機メーカーの退職理由に驚きました。
なんと「尊敬できる先輩がいない」がランクインです。
人間的な成長ができないから優秀な人から辞めていってしまうそうなのです・・・。
サラリーマンやOLも農家の有力候補か?
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農家には、満員電車も定年もありません。
お局さんもいないし、いつのまにかお局さんになっちゃうリスクもありません。
地方創生の観点から、どの地域にも就農支援プログラムがあります。
クレジットカード程度の与信で農機具のリースも可能です。
主婦も農家に適性がある
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ロンドンではCity Farmerという運動が拡大しています。
ロンドンでの物流会社のストで、スーパーにお野菜が届かないことがあったそうです。
スーパーのバックヤードには3日分、9食分の備蓄しかないことが分かったのです。
そして、自分でなんとかする人たちが農業を、始めました。
庭、屋上、ベランダ、壁。
いたるところでお野菜を作っています。
今これを読んでいる主婦の皆さんもぜひ!
シングルマザーこそ農家にオススメ
![野菜苗](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/agriculture-1850891_640-1.jpg)
年収が相対的に低いと言われるシングルマザー。
食べ物を作るので、食べるための心配は半減します。
そして、子育ては畑でできますからお子さんと一緒に農作業なんてどうですか?
土作りや植物の生命力・・子育てに重要な要素が農業には詰まっています。
CSAのコミュニティも最大活用しましょう。
子どもは地域の宝です。
子どもや学生も農家になろう
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/agriculture-72077_960_720.jpg)
最近では、学生に夢がないといいます。
であれば、夢のある仕事を大人が見せてあげればいい。
そのためには、農家を憧れの職業Dream Jobにしよう。
百姓がかっこいい理由はたくさんあります。
例えば、
目の前のことと地球のことを同時に考えている。
自然を大切にしている。
0から自分で食べ物を作ることができる。
食べることをおろそかにしていない。
上司がいないから常に堂々としている。
カラダを作る「食べもの」を作っているという自覚
歴史的に見ても、とても恵まれた創業環境だと思います。
創業資金融資の借り方も条件面など有利です。
耕作放棄地がたくさんあります。
移住を大歓迎している地方公共団体ばかりです。
JAではない生産者組合も組成されているので初心者でも安心です。
こんなストーリーがあったら素敵だと思いませんか?
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/agriculture-1552390_640.jpg)
「おれ、じいちゃんの後を継いで農家やるよ!無農薬でね!東京で勉強してくる」
片想いの同級生がファッションの勉強のため東京に進学すると知って東農大を志すのであった。(このことは、じいちゃんには言っていない)
過去問題集を買ってヤバさに気づき、スタディサプリで追いつくことにする高二の孫。
高二の孫の一言で、農家一筋の心に火がついたじいちゃん。
最近、最愛の嫁さんを一昨年にガンで亡くし、息子も公務員をしているので、誰も継ぐ者のいない畑と田んぼに少し嫌気もさしていたところだった。
もう近所の仲間と同様にJAに任せてしまって引退しようと思っていたのだ・・・。
しかし、無農薬…一体どう始めればいいのだ?
早速、近所の変わり者、自然農家小太郎に連絡をしてみるか。
「なんと!」除草剤には発がん性があるのか。
あんなに元気だった嫁がガンになってしまったのは自分の責任かもしれないと思う。
小太郎からの話には、自分たちが良かれと思っていたことが、人体にも地球にも悪いことであったと気づかされる。
農薬や除草剤だけではなくて、収量のために撒いていた肥料も川のアオコ、海のアカシオの原因だとは…
農薬も肥料も使わずに、草取りも手でやっていた小太郎を今まで心の中で笑っていたが、ちゃんとした理由があったのか。
「もしもし、うちの蔵にある除草剤も農薬も返したいから、担当を寄越してくれ。返金には及ばない。
ああ、それから来年以降も一切買わないので悪しからず」JAとの電話をガチャと切る。
タバコをやめ、お酒も控えて、ウォーキングまでするようになる。今、心身ともに健康だ。
・・・・ベテラン自然農家の出来上がり。
こんな風に、若手を増やしていかなければなりません。
農家になる人を増やさなければ、消費者も、安心安全なお野菜は食べられなくなります
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/spring-young-leaves-2404081_640-1.jpg)
ご一緒に「農家を憧れの職業にしよう活動」を進めましょう。
お願いしたいことは簡単です。
「百姓はカッコいい」と思っていただくことだけ、そしてこの記事をシェアしていただければ幸いです。
IN YOU読者の皆さんに、一人でも多くそう思っていただければ、大きく状況は変わります。それもとても良い方に。
生産者の皆さんへ、
「百姓!バンザイ!」
まだ見ぬコミュニティの皆さんのためにも、一緒に頑張りましょう。
無農薬・有機食材を入手してみよう
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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
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