日本人のパンの消費量がいつのまにか米を上回っていたという衝撃の事実。このままでいいの?日本の食卓と主食事情。
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お米よりもパンとパスタを食べる?忙しいライフスタイルの中での選択
皆さんは実際にお米を主食として食べているでしょうか?
女性も社会に出て、忙しく働き、食事の準備に時間をかけることが少なくなったことや、
子供を含めた家族それぞれが忙しいスケジュールで動く中、一人一人が都合の良い
バラバラの時間に、食べやすいものを食べる個食が進んだことなど、
私たちのライフスタイルの変化と共にご飯をしっかり食べる人が減っています。
また、食への意識が高いIN YOU読者の方には当てはまらないかと思いますが、
主食に対する考えが曖昧になり、手軽であることや味だけの好みからお菓子をご飯代わりに食べる人、
忙しくて時間や手間を省くためにパンやパスタなどの麺類を頻繁に食べる人、
ご飯は太るからとあまり食べずにおかず中心の食事をとる人、
また、最近では炭水化物ダイエットが流行し「お米」自体を食べない・・という方も増えているようですね。
痩せることを主な目的として、炭水化物を抜いて肉などを好きなだけ食べるダイエットをする人も多くなりました。
ご飯を炊かない日がある家庭は確実に増えています。
日本の家庭のパンの消費率が米を上回った!
実際、総務省が行っている家計調査により、2011年には、
日本の一般家庭のパンの消費額が
米の消費額を上回り、逆転したことが話題となりました。
お総菜などを買ってきて食べる中食や外食などの影響や、
原材料と加工品の消費額の比較という違いなどもあるので、
一概に主食が変わったとは言えないものの、一般家庭の主食となりうる食品の購入金額は、現在の食の傾向を表すものと言えます。
直近の2016年の消費額を見てみると、米23,522円、パン30,294円、麺類17,606円と
なっています。
(出所:総務省家計調査、2世帯以上)
主食に対する意識低下が導くもの
主食とは、日常の食事で主となる食べ物。
日本人は、昔からお米を食べて、身体や心を養ってきました。
最近は、食べるものはお店に行けば簡単に手に入り、
様々な食べ物が溢れていますが、心や身体を育むまともな食は少なくなりました。
そして、食べ過ぎで病気を作り、栄養バランスを崩して心のバランスをも崩す人が多くなりました。
食べるものは、単に身体を養うだけでなく、心も養います。
それは、腸内環境と脳内物質の分泌の影響が大きいものとも考えられますが、
そもそも穀物、野菜、海藻、果物、木の実など、自然な食べ物は、その食べ物自体が
自然を叡智を宿しており、人間はそれをいただくことで心を養っていると言えます。
美食や飽食の時代となり、食べること本来の意味を考えることなく、
欲に導かれ、好きなものをお腹いっぱい食べることが幸せという考えを持っている人が非常に多くなりました。
そのことが人や社会の混乱とつながっているとも考えられます。
日本人にとってお米は特別な食べ物
お盆を過ぎる頃、地域によっては田んぼで稲が実り始めています。
緑色でまっすぐに天に向かって伸びていた稲が、次第に黄金色へと色を変え、
実り始めた稲穂の重さで稲の形状は、優しく弧を描いた形へと変わっていきます。
多くの人にとって、稲刈りは9月~10月のイメージかと思いますが、
私の実家は千葉県の外房にあり、早稲米やコシヒカリなどを育てていますが、毎年、お盆を過ぎたあたりから稲刈りが始まります。
まだ当面、残暑が厳しい時期が続くと思われますが、
暦の上では8月7日が秋の始まりを表す立秋で、自然界は既に秋のエネルギーへと変化していくのです。
続いて、8月23日が暑さが収まる頃という意味の処暑、
9月7日が秋の気配が感じられる時期を表す白露、
9月23日が本格的な秋の始まりを示す秋分へと移っていきます。
暦の上では、11月7日が冬の始まりを表す立冬で、それまでが秋となりますが、稲刈りはこの間に行われます。
この暦は、24節気により表され、稲作と深い関係があります。
24節気とは、1年を太陽の動きに合わせて24の気に分けた昔の分類で、
太陰太陽暦(旧暦)の季節変化を表すもの。
稲作は1年を通じた太陽の動きと密接な関係があり、日本人の生活が太陽の動きに
合わせた季節変化と共にあったことが分かりますよね。
ほとんどの人が何となくでも知っている神事と稲作の関係。
日本には、天照大御神から授かった稲を大切にし、米作りを受け継ぐことで国を豊かにしてきた文化と歴史があったのです。
米作りは非常に労力を要するものであることから、
人々の間に協力し合う精神、
和の精神が育まれ、自然環境に左右されるものであることから自然を敬う心が育ち、それらを経て得られる収穫は感謝の心を育てます。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。
これは、稲の実が熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も様々な経験や学びを経て
徳が深まるにつれ、謙虚になるという例えですね。
こういった言葉があることからも、日本人の精神性とお米の関係が感じられます。
主食で身体を整える
人が心身ともに健康に幸せを感じながら過ごすには、
既に足りていることに気付き、感謝する気持ちが大切です。
世界的な経済成長の鈍化傾向が継続する状況は、
効率や利益優先の上に成り立つ経済システムが行き詰っているサインだと考えられます。
経済的な豊かさの追求に夢中になってきたこれまでの働き方を見直し、
それにより失っているものが多いことに目を向ける時期が来ているのではないでしょうか。
そして、その際に私たちを支えてくれるものが、
心と身体を支える食はないかと思います。
捉えどころのない心からアプローチするのは難しいので、身体を整えること、
つまり、食を整えるアプローチの方が取り組みやすいのです。
日本では昔から主食であるお米を作る稲作が生活の中心であり、
自然や季節の移り変わりと大きく関係していました。
それにより育んできたものは、調和の心と感謝の気持ちでしょう。
私たちが食べるべき主食とは
栄養面でも優れているお米;玄米
主食として身体を養うという観点から見ても、お米は栄養的に非常に優れた食べ物です。
IN YOU読者の方は、玄米のことは既にご存知だと思いますが、
主食となる食品として、身体を支える土台を作るための栄養素や、
正しく身体が機能するために不可欠な栄養素を含んだ優れた食材かを、今一度確認してみてください。
玄米は、マグネシウム、マンガン、鉄、亜鉛などの必須ミネラルや、
人間の身体には必要不可欠なビタミンB群、そして食物繊維もバランスよく豊富に含んでいます。
・マグネシウム
骨や歯の形成に必要な栄養素であり、体内で酵素の働きを助け、
エネルギー生産に関わるほか、筋肉や血液循環を正常に保つ働きを持っています。
・亜鉛
酵素の構成成分として、新陳代謝や免疫力強化などの化学反応に関わっています。
・鉄
赤血球を構成する成分となり、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ役割をしています。
・ビタミンB
脳や神経、皮膚などを健康に保つ働きをし、エネルギーを作り出す代謝を助ける
働きもあります。
・マンガン
骨の形成や発達に関わり、糖質や脂質の代謝や成長・生殖機能にも関わるなど
重要な働きを担っています。
よく噛むことは生きる力を高める
玄米は硬い食物繊維で覆われているので、よく噛むことが大切になります。
噛むことは全身の健康に非常に大切なこと。
噛むことは、歯を強くし、全身の骨の健康につながるほか、
消化への負担を減らし、脳の満腹中枢を刺激して、
無駄な食べ過ぎを防ぐことにつながります。
そして、噛む回数を増やすには、食べ物に感謝して一口一口を
大切にいただく気持ちが大事なのですね。
このように、昔から日本人と深い関わりを持つお米は、
栄養面にも優れ、精神性を育てる働きもあり、
主食として、食の中心に置くことで、生きる力を高めてくれる非常に優れた食品と言えるでしょう。
こんな時代だからこそ、
お米を主食に。
今一度、生活の中で考えてみていただきたいと思います。(参考)
『老けない体のつくり方』監修:山田豊文、発行所:宝島社
若さの秘密(http://www.wakasanohimitsu.jp)
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完全自然栽培の古代米、幻の米「緑もち玄米」。
緑もち玄米は古代米の中でも国内での生産が少なく、 幻の米と言われています。
普通のもち米よりもさらに粘りが強く、 甘味を感じるのが特徴。
クセがなく、食べやすいから、 玄米初心者や玄米嫌いの人も食べやすいお米です。
家族の健康を守るために、 家族の美味しいのために、 いつものご飯がたちまち幸せな食卓に生まれ変わりますよ。
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