不調を見れば食べるべきものがわかる!陰陽五行説で見る、状態にあった体調管理方法。
陰陽五行をもっと具体的に学びたい!そんなIN YOU読者のために
もっと具体的にお伝えします。
以前こちらの記事でIN YOUの読者さんもきっと興味があるであろう、
肺の不調は鼻に現れる!どこが悪いか一目瞭然。陰陽五行の「五行色体表」から学ぶこれからの家庭の医学。
こちらの記事で、陰陽五行説の五行色体表による体のサインについてお伝えしました。
前回の記事は不調や体の症状からどこが悪いのかなどを見分けるヒントをお伝えしましたが、
もっと知りたい!!という方のために、今日は自分の体のサインを知ってから、
実際にどんな食養生をするのがいいのか、
簡単にできるものをご紹介いたします。
木の不調にはどんなものがあるの?
これらの症状を感じたら肝が弱くなっているサインです。
春に多い不調
木の属性に大きな不調を未然に防ぐサイン
□眼精疲労、ドライアイ、充血などの症状がある(目)
□筋肉のけいれん、こむら返りを起こしやすい(筋)
□涙が出やすくなる(涙)
□爪がもろくなる(爪)
□頭痛、鼻づまり、喉の痛み、まぶたのむくみ、めまいなど、顔面などの上部に症状(風邪)
□イライラする(怒)
□人をむやみに呼ぶ、大きな声を出す(呼)
これらの症状があると、東洋医学の五臓の肝が弱くなっているサインです。
全身の気や血の流れの調節がうまくいかなくなり、頭痛、肩こり、眼精疲労、だるさ、
イライラ、食欲不振、下痢などの不調につながります。
木の属性の不調は特に春に多い不調です。
木の不調を改善するのにおすすめな食養生
春の食材を食べよう。
春に多いので、春の旬の食材をいただくのが一番効果的です。季節に関係なく緑色の食材、酸味の味付けを取り入れることで、木属性の反応を安定させることができます。
五行は属性間でも作用をしています。
木を促す水の属性に関連する黒い食材・塩気を取り入れてみましょう。
その逆で、木を弱らせる金の属性に関連する白い食材、辛い味付けは控えるようにしましょう。
火の不調
火の属性に大きな不調を未然に防ぐサイン
下記の症状があると「心」が弱っています。
主に夏に表れやすい
□脈拍が安定しない、血圧、心拍数が高い(脈)
□運動もしてないのに汗が流れる(汗)
□顔の艶や顔色が良くない(顔面)
□高熱、顔が赤い、多汗、喉の渇き、息切れ、脱力感など熱性のため、高熱や多汗、喉が乾きやすい(熱邪)
□大声で笑ったり、気が緩みやすくなっている(喜)
□言語が無駄に多くなり、いつもは無口な人でも話し始めると多くなる(笑)
これらの症状があると、東洋医学の五臓の心が弱くなっているサインです。
全身に血を巡らせて思考や意識などの精神活動が乱れて、眠れない、血色が悪い、
イライラ、耳鳴り、腰痛、めまい、発汗過多、動悸、息切れ、冷え(末端、全身)などの不調につながります。
火の属性の不調は特に夏に多い不調です。
火の不調におすすめの食養生
夏のものを食べる。
夏に多いので、夏の旬の食材をいただくのが一番効果的です。季節に関係なく赤色の食材、苦味のあるものを取り入れることで、
火の属性の反応を安定させることができます。
火を促す木の属性に関連する緑色の食材・酸味を取り入れてみましょう。
その逆で、火を弱らせる水の属性に関連する黒い食材、塩味付けは控えるようにしましょう。
土の不調
土の属性に大きな不調を未然に防ぐサイン
脾が弱くなっているかも
□味覚がおかしい(口)
□痩せ細る、筋肉が減る(肌肉)
□よだれがよく出る(涎)
□唇の両側が裂ける(唇)
□下痢、頭が重い、尿が出にくい、胸がつっかえる、足のむくみ、倦怠感など体内に侵入して通り道を塞ぐ(湿邪)
□思い考えすぎる(思)
□鼻歌を歌い、いつも歌を口ずさみ、歌うように話しかける(歌)
これらの症状があると、東洋医学の五臓の脾が弱くなっているサインです。
消化と吸収を行い、食べ物からの生命エネルギーを取り込んで、気・血・水の素を心と肺に送っています。
これが乱れると倦怠感、無気力、食欲不振、口が乾燥する、冷え、
腹痛、下痢、吐き気などの不調につながります。
土の属性の不調は特に梅雨に多い不調です。
土の不調によい食養生
夏の終わりの食材を食べよう
梅雨に多いので、夏後半に旬になる食材をいただくのが一番効果的です。季節に関係なく黄色の食材、自然の甘味のあるものを取り入れることで、
土の属性の反応を安定させることができます。
土を促す火の属性に関連する赤色の食材・苦味を取り入れてみましょう。
その逆で、土を弱らせる木の属性に関連する食材、酸っぱい味付けは控えるようにしましょう。
金の不調
金の属性に大きな不調を未然に防ぐサイン
金は肺の不調
秋に多い不調。□鼻が乾燥する、ムズムズするなど(鼻)
□乾燥肌、肌荒れ(皮)
□鼻水が出やすくなる(涕)
□体毛が濃くなったり、薄くなったり(体毛)
□口・鼻の中・皮膚・髪の乾燥、乾いた咳、胸の痛みなど、肌や髪、口などの乾燥(燥邪)
□悲しみ、憂い(憂)
□単純な事に泣き易く、あるいは泣き事を言う(哭)
これらの症状があると、東洋医学の五臓の肺が弱くなっているサインです。
呼吸によって自然界の生命エネルギーを取り込み、水を全身に送ります。
これが乱れると呼吸が弱い、喘息、感冒、乾燥(鼻・のど)、寝汗、顔が赤い、痰に血が混じる、悪寒、鼻水、息苦しい、痰が絡むなどの不調につながります。
金の属性の不調は特に秋に多い不調です。
食養生
秋に多いので、秋の旬の食材をいただくのが一番効果的です。季節に関係なく白色の食材、辛い味のあるものを取り入れることで、金の属性の反応を安定させることができます。
金を促す土の属性に関連する黄色の食材・自然な甘味を取り入れてみましょう。
その逆で、金を弱らせる火の属性に関連する赤色の食材、苦味は控えるようにしましょう。
水の不調
水の属性に大きな不調を未然に防ぐサイン
□声が聞き取りにくく感じることがある(耳)
□歯や骨が弱くなっていると感じる(骨)
□口に唾液がたまりやすい(唾)
□髪がきしんだり、艶がなくなる(髪)
□寒気、吐き気、下痢、腹痛、手足の冷え、頭痛、関節痛など皮膚や呼吸器を弱らせて、寒気や手足の冷え(寒邪)
□恐れ、驚き(恐)
□うなり声を出したり、疲れやすく、あくびが出やすくなる(呻)
これらの症状があると、東洋医学の五臓の腎が弱くなっているサインです。
生命エネルギーを貯蔵して元気をもたらすほか、全身の水分代謝を調節します。
呼吸にも関与しております。
これが乱れると、発育の遅れ、生殖器の未発達、早期老化、難聴、老眼、足腰が弱くなる、便秘、尿失禁、全身冷え、むくみ、のぼせる、めまい、耳鳴り、だるさ、不眠、動悸などの不調につながります。
水の属性の不調は特に冬に多い不調です。
食養生
冬の食材を食べよう。
冬に多いので、冬の旬の食材をいただくのが一番効果的です。季節に関係なく黒色の食材、塩味のあるものを取り入れることで、水の属性の反応を安定させることができます。
水を促す金の属性に関連する白色の食材・辛い味を取り入れてみましょう。
その逆で、水を弱らせる土の属性に関連する黄色の食材、自然な甘みは控えるようにしましょう。
食養生の基本
旬のものを食べ、旬にあった調理方法でいただく。自然と調和することが大事。
陰陽五行の食養生はこのような考え方で行っていきます。これだけでなく、その不調が起こった季節によって、自然と調和を取るような食事をすることが大切です。
夏のイライラと冬のイライラでは、同じ緑の食材、酸っぱい味のものをとりいれたとしても、夏であるならば体を冷やすもの。
冬であるならば体を温めるものを選択しないといけません。
調理方法も夏であれば生でもいいのですが、冬であれば逆に悪化してしまいます。
蒸す、炒めるなどの加熱をする必要があります。
食材それぞれの特徴、調理法の選択、味付けの効果も知って食養生をしてみましょう。
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