オーガニック初心者必見。「気にしていたらもう食べるものがない」一体何を選んだらいいのかわからないあなたへ。安全な食品を選ぶ時のたったひとつの基準とは?
あの添加物がダメ。
あの食品は体に良くない。
この栄養素は毎日このくらい食べないといけない etc…
私たちの周りにはたくさんの健康や食に関する情報が溢れていて
さらには、日々新たな情報が更新され続けています。
摂らなきゃいけない栄養素や食べてはいけない食品が増えるばかりです。
食品や健康への感度が高い人ほど、大量の情報に振り回されて情報疲れに陥っていないでしょうか?
世の中に出回っている情報が仮に全て正解だとして、全てのことを取り入れたり、気にかけていてはそれだけで1日が終わってしまいそう。
忙しい現代に生きる私たちは大量の情報に振り回されている時間はありません。
健やかに生きるということは本来とてもシンプルなものです。
情報に振り回されず、根底にある基準を抑えるだけで
食材を選ぶ時のハードルをぐっと下げる、たったひとつの基本をご紹介します。
1.思わぬところで痛感した食の大切さ
1-1.会社員の彼を襲った体調不良。医師からのアドバイスは食事面のこと
私の彼が社会人になってしばらくした頃、会社のストレスチェックに引っかかり病院を受診することになりました。
学生時代にずっとバスケットボールをやっていて、強いチームに所属していた彼だったので
ストレス耐性は強いとばかり思っていた私は正直びっくりしました。
症状の改善のために具体的にどんなことをすればいいのか。
見当もつかなかったのですが、彼が医師から言われたアドバイスは意外なものでした。
それは「栄養バランスの良い食事とビタミンをしっかり摂ること」
精神的なものと食事って、お医者さんが治療として挙げるくらい関わっているのでしょう。
今まで食とメンタルの関連性について考えたことものなかったので、
初めはこのアドバイスに疑問をもって戸惑っていたのですが、症状の改善のためにできることはなんでもやってみようと思い、食事面により一層気を遣う生活がスタートしました。
1-2.難しいのは料理よりもスーパーでの食事選びだった
バランスの良い食事といえばやはり自炊だと思って、近所のスーパーに買い出しに行きましたが、日本全国あるいは
外国からやってきている食材がたくさん並んでいました。最近では便利なカット野菜も多く並んでいます。
バランスの良い食事には野菜が不可欠と思って
野菜を見て回ったのですが、母から
「カット野菜は傷まないように薬品で洗われているからダメ」
と聞いたことがあるし、
輸入品も傷まないように農薬がたくさん使われていると聞いたこともあります。
日本産のものでもたくさんの農薬が使われていると言うし・・・。
私の住んでいる沖縄県産の野菜は数も種類も少ないし、じゃあ何を買えばいいの!?
あらゆる情報を詰め込みすぎて、あれもダメこれもダメで何を買っていいかわからなくなってしまいました。
とりあえず、地元で採れた野菜なら新鮮かなと思って買おうを思ったのですが、
新米主婦で料理のレパートリーもまだ少ない私は、限られた沖縄県産野菜でなんの料理が作れるのかすぐには浮かばず、しばらくスーパーをウロウロしていました。
1-3.身近には危険な成分がたくさん潜んでいるという事実
野菜の農薬などが懸念事項なのに加えて、加工食品などに使われている添加物や食材もまた懸念事項です。
『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』渡辺雄二 を読んだことがあります。
読み終えて思ったことは
「買っていいものほとんどないじゃん!」です。
それくらい市場に出回っている食品には体に悪影響を与えると言われる
食品添加物や加工食品が使われていて、何も考えずに購入して食べていると、
常に有害なものを摂取している状態になってしまいます。
どこまで有害で、それが直接病気の原因になるのかというのは
正確にはよく分かりませんが、体のことを考えた時に、有害かもしれないものは極力摂取したくありません。
そう思うと、自然と食選びは慎重になっていきました。
1-4.そんなに厳密に考えて食材選びをするのは無理!
しかし、毎日の食事のことを限られた時間の中で厳密に厳格に気をつけていたら疲れてしまうし、
食べてはいけない添加物一覧をメモして持ち歩いて買い物の時にチェックするなんてことも忙しい現代を生きる私たちには不可能です。
仮に、一覧表を作ったとしても、悲しいことに 同じ添加物でも表示名称が複数あったりして
企業によって異なる名称で表記されていることも珍しくありません。
相当な知識量がないと名称での判断は非常に難しいでしょう。
名称や日々更新されていく食と健康についての様々な情報など
たくさんの情報にはもう振り回されたくはありませんよね?
実は、私たちが聞いたことのある様々な食についての情報は 元を辿っていくととてもシンプルなものなのです。
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> 商品の詳細はこちら2.毎日の食選びの「たった一つの基準」とは
2-1.命のあるものをいただくということ
多くの情報の根幹にあるもの。それは
「命のあるものをいただく」です。
この、「命」があるかということを無農薬かどうかといったことなどの全てにおいて
優先する最も重要な判断基準としておくととてもシンプルに考えることができます。
少し大きなことを言っているように感じてしまうかもしれませんが、例えばこうです。
白米を水に浸したままにしておくと数日で腐ります。
一方、玄米を水に浸しておくと発芽します。その芽はやがて稲になり、翌年には米を実らせます。
命のある一粒の玄米には、次の世代へと繋ぐ「命」が宿っています。
これが、命があるものをいただくということです。
現代栄養学では3大栄養素にビタミン、ミネラルさらに食物繊維など、
必要な栄養素がたくさんありますし、今後も様々な研究から新たに必要な栄養素が出てくるかもしれません。
毎日たくさんの栄養素を完璧に摂取することに頑張りすぎたり、
完全無農薬の食卓を目指してスーパーを何件も回ったりするのではなく
「命」があるかどうかということを念頭に置いておくことが大切であると東洋医学を基とした食養生という分野では考えられています。
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食選びに対して少しシンプルに考えられるのではないでしょうか?
出典『からだと心と整える「食養生」食より大切な思考と実践』辻野将之 URL:http://gihyo.jp/book/2015/978-4-7741-7081-7
2-2.命のある食材の選び方
具体的な食材の選び方をいくつかご紹介します。
野菜はとれたてで、野菜のもつ生命力が最大限の旬のものが最も好ましいです。
地産地消という言葉がありますが、やはり自分の住んでいる地域から近い方がより新鮮です。
私は現在沖縄に住んでいるので、沖縄県産のものがなければ、なるべく九州地方で作られたものを選ぶようにしています。
肉もやはり地元のものが良いのですが、飼育されている動物は飼育環境が健全か否かで判断することが大切です。
動物も人間と同じで、ストレスを感じないゆとりのあるスペースで、健康的な食事を与えられのびのびを育てられているかがとても大切です。
しかし、健康に家畜を育てるためにはそれなりに時間がかかり、その分コストもかかります。
そのため、コストを最小限に抑え、早く出荷するために運動をあまりさせずぶくぶくと太らせて肥満状態にさせ、商品価値を高めようとしているところも残念ながら存在します。
このような環境で育てられる家畜は免疫力が低下しているので、病気にかからないように抗生物質がたっぷり入った餌を与えられています。
とても健康と言える状態ではありませんが、家畜の健康状態は商品価格に反映されにくいというのが現状です。
お店に陳列された商品からは健康状態はわかりづらいですが、
最近のスーパーでは生産者が記載されていることも多いです。
一度気にして購入先を考えてみましょう。
食品に命があるかどうかを推し量るもう一つの基準として酵素にも注目したいです。
収穫したての野菜には酵素がありますが、発酵食品の中にも酵素が存在しています。
日本の食材だと日本酒、味噌や醤油、ぬか漬け、納豆、鰹節などが代表的です。
ヨーロッパではチーズ、ワイン、ピクルスなどです。
人間は住んでいる地域に適した発酵食品を上手に使い、
新鮮な野菜が手に入らない季節でも栄養を補ってきました。
それだけ生命力の高い発酵食品を日々の食事に一品は取り入れていきましょう。
出典『からだと心と整える「食養生」食より大切な思考と実践』辻野将之 URL:http://gihyo.jp/book/2015/978-4-7741-7081-7
2-3.野菜の鮮度が復活するとっておきの一手間
命を上手にいただくためには旬の野菜をなるべく新鮮なまま食べたいですよね。
また、酵素は熱に弱いので野菜の過熱のしすぎは避けたいものです。
なるべく手を加えず美味しくいただくためには、野菜の鮮度がとても重要になってきます。
そこで、ちょっと一手間加えるだけで野菜がぐっと美味しくなる方法を紹介します。
それは、調理する30分〜1時間前に野菜にたっぷり水を吸わせてあげることです。
(ただし使う野菜は、無農薬の野菜にしてくださいね)
収穫して販売され、調理されるまでどうしても時間は経ってしまっているし、
鮮度も落ちていってしまいます。
葉物野菜は特に、しなしなになってしまいますよね?
しかし、水につけることによって水分が細胞まで行き渡った野菜はハリを取り戻し、シャキシャキとしてとても美味しくなります。
しなしなキャベツで作った野菜炒めと、シャキシャキのキャベツで作った野菜炒めとでは美味しさはまるで違います。
一手間ですが違いは歴然。ぜひ今日からやってみてください。
「オーガニックは高い」は本当? 裕福な生活から一転、月の収入が10万円しかなかった頃の私でも実践できた、「これだけは揃えたいオーガニックアイテム」と厳選オーガニックライフの送り方
3. 今日から始める「シンプル」な食材選び
3-1. 気にしすぎたからこそ見えたこと
『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』渡辺雄二 を読み、
あらゆる食品表示をみるようにしてから、添加物は無ければ無い方が良いということに気がつきました。
それからというもの加工品や調味料などは表示を確認して添加物が使われていないものを選ぶようになりました。
しかし、野菜には何の農薬を使ったか、添加物が使われているかどうかは、書いてありません。
何も書いていなければ、農薬や大量の化学肥料が使われれいる、と考えるのが自然でしょう。
そして身の回りで、オーガニック野菜が買えるお店も限られています。
オーガニックが販売されている場所があるならそこで買うに越したことはありません。
そして、もし売っていないなら、ネットで安全な無農薬野菜を、取り寄せることも選択肢の一つにするといいでしょう。
私は野菜については、見た目や産地、旬の時期、農薬の有無など多くの情報をできるだけ目の前の野菜から読み取って、より自然なほうを選ぶようになりました。
そのように選んでいくと野菜の日持ちもハリも全く違います。
そのような野菜は野菜自身が美味しいので味付けもシンプルになりより自然のものをいただけるという良いサイクルが起こってきます。
大切なのは「命」そして自然に近い、というシンプルなものであるはず。
命を感じられ、自然なものとはどんな野菜でどんな果物でどんなお菓子なのでしょうか。
読者の皆様も今日からぜひ「命」を考えて食材選びをしてみてください。
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