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年末の大掃除。でもその洗剤、あなたの住む日本と地球を汚しています。大掃除の意外な由来と、環境に優しい手作り「ほうき」の作り方。

柳原 里実
日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。

1 なぜ年末に、大掃除をするのか?

 こんにちは。『いつもがわくわく☆こどもてらこや』主宰の柳原里実です。
 そろそろ年末年始の準備が始まる頃、中でも「大掃除」が気になっておられる方も多いのでは?


以前掃除専門の会社の社長さまに、特別授業をしていただいた時、こどもたちから「うちは夏にするよ」という声が上がりました。
昔の掃除は、窓や網戸の水拭きはもちろん、障子枠を濡らしてのりをこそげ落とす作業や、お風呂や玄関の磨き洗いなど、水に触れる場面が多かったように思います。


 今は、たとえば障子は張り替えないで済む素材だったり、障子自体がないお宅も。水洗いの必要なぞうきんに代わり、使い捨てのウェスを取り付けられる掃除道具もたくさん。


 寒さのみならず何かと気ぜわしい師走を避け、水が気持ちよく、気持ちに余裕のある夏にしてしまうのも、合理的かもしれませんね。


大掃除の由来と歴史とは?


 そもそも、なぜこの時期に行うのでしょう。
起源は飛鳥時代の仏教伝来にさかのぼります。

仏教の修行で大切とされているのは次の3つ。

 

   一.作務(さむ)
   二.勤行(ごんぎょう)
   三.学問


作務とは、掃除、片付け、草むしり、薪、風呂沸かしなど、からだに汗して働く作業で、特に掃除が代表とされているそう。
勤行とは、お経を読む、座禅を組むなどのお勤め。学問は、お経などの勉強のことです。

禅寺の一日体験でも、そうじの時間が必ず入っていますね。
お坊さんと聞いて一番にイメージされる読経や座禅よりも、掃除が大切とされているのですね。


 元々きれいにすることは特別なことではなく、普段から行われることでしたが、年末に大々的に掃除を行う「煤(すす)払い」が宮中で取り入れられ、平安時代には庶民にまで広まったそう。
今でも神社仏閣では、正式年中行事として行われており、メディアでも年末の風物詩として報じられていますね。


 煤払い、大掃除は、一年の煤(すす)を払い、すべてを清めるということ。
新しい年にその家を守ってくださる神様、「歳神(としがみ)様」をお迎えする準備。ですから、新年を迎える前のこの時期に、目に見える部分だけでなく、すべてを丸洗いするように丁寧に行うのですね。

2 年末の行事でもある大掃除。掃除がかける地球環境への負担とは。


さて、そんな大掃除ですが、昔とは異なる様相を呈しています。
それは、ご存知の通り、使用する合成洗剤、プラスチック製洗浄器具など、からだや環境への問題です。

(a) 大掃除に使用する合成洗剤の問題


1960年代、洗浄力と発泡性が非常に高い合成洗剤が一般家庭に広まった頃は、下水道普及率がまだ低く、河川の水質汚染が問題になりました。
1970年代には、発泡力を高めるために添加されていたリンが、赤潮の発生を誘発し、大きな問題に。

1980年代より、環境への影響の研究が進められ、1999年4月には、PRTR制度が公布されました。

PRTR制度とは、
 『人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量及び廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、
事業者がみずから把握し国に届け出をし、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度』。

 「第一種指定化学物質」には、462物質が指定されており、その中には、

下記の合成洗剤成分6種が指定されています。


 

 LAS(ラス) = 直鎖アルキルベンゼンスルホンナトリウム=ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
 AO = N,NジメチルドデシルアミンN-オキシド = ジメチルラウリルアミンオキシド
 DAC = ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモニウムクロリド
 AE = ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル
 OPE = ポリ(オキシエチレン)オクチルフェニルエーテル = オクチルフェノールエトキシレート = ポリエチレングリコールtオクチルフェニルエーテル 
 NPE = ノニルフェノールエトキシレート

 

 これらは、現在も市販の合成洗剤に使用されています。


品質表示での名称が異なる場合があるので、「合成洗剤」と書かれていることが、目印になります。
 ちなみに「中性洗剤」というのは、「それをとかした水溶液が中性である合成洗剤」なので、安全という意味ではありません。

 [リンク:経費毒 https://macrobiotic-daisuki.jp/gouseisenzai-48414.html ]
 「簡単に」「みるみる」「お手軽に」「真っ白に」してくれる成分は、皮膚を通じて体内に、そして、地球へ。
めぐりめぐって結局自分たちに戻ってくるのです。


(b) プラスチック製の掃除アイテム・洗浄器具の問題


 掃除道具には、アイディア商品が次々に出てきて、購買意欲も上がりますね。
 中でも、成形しやすいプラスチックは、固い持ち手部分のみならず、布状にしてはたき、繊維状にしてほうきなど、あらゆる用途や形にされ、その上安価に提供され、大変便利な物質です。

 けれど、ご存知の通り、廃棄後のマイクロ化と海洋汚染問題については、過去記事でもご紹介しました通りです。

[リンク: マイクロプラスチック問題 https://macrobiotic-daisuki.jp/straw-131383.html]
その他、使うためには専用パックやネット、枠を購入して装着する必要があるもの、使用後にはそれらごと捨てる方式のもの…。

「安くて」「簡単」「ワンタッチ」「そのままポイ」。
けれど、捨てるゴミの量が増え、海洋に漂い、プランクトンから食物連鎖で、やはり私たちに還ってくる。
 
もともとは、「きれいにしようという純粋な意図」が、裏腹の結果になってしまうのは残念なことですね。

3 環境に負担にならない年末の大掃除の仕方


環境への負担をできるだけ少なくするものを、ひとつひとつ、ゆっくり選んで試していくと、どれもとてもシンプルです。


もうすっかり有名な「重曹」。ひとつあれば、基本的な汚れやにおいをとってしまう優れもの。
合成化学物質の含まれていない「無添加洗剤」。

漂白なら、使用の注意はもちろん必要ですが「酸素系漂白剤」。

そして「マグネシウム」。うちでは夫の自作マグネシウムネットのおかげで、洗濯は洗剤、柔軟剤いらず、お風呂は水素水浴に。


そして、昔ながらのぞうきん、ウェス、ほうき。
竹、しゅろ、木綿…この風土に合って育ち、無理なく手に入る原料で作られ、掃除して捨てるのは、ごみそのものだけ。
道具としての役目が終われば自然に還る。

 「昔のものがすべてよかった」という懐古主義ではなく、「いま」の便利さや発展を享受しながら、ひと場面ひと場面、自分で感じ、考え、選択したいものだと思います。


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4 竹ほうきの作り方


これまで、こどものみなさんとつくったのは「ナチュラルおそうじスプレー」「ちくちくぞうきん」「マイはたき」。


今年は「ほうき」です。ほうき草の枝や、竹の枝を束ねて、結ぶだけで、原始的な「マイほうき」ができますよ。


次にご紹介するのは、尊敬する竹ほうき師匠による作り方。
材料の集め方、束ね方、整え方と、ひとつひとつが本当に真摯で、できあがるほうきは、美しく、しなやかで、掃きよく、先生のお人柄が表れています。


今回の材料は、師匠のご縁で、京都府八幡市男山で取らせていただきました。
かの発明王エジソンが、長時間点灯可能なフィラメントを求め、約6000種の材料から選ばれたのは、ご存知「竹」。

さらに世界中の約1200種の竹の中から、究極の竹として選ばれたのが、柔軟で堅固な「八幡の竹」。
1880年~1894年まで輸出され、欧米の夜を灯していたというものです。


(1)竹を切る

秋~冬に竹を切り倒し、葉が枯れて落ちるまで置いておく。活動期(春~夏)の竹は水分が多く、道具作りに向かない。
 *竹は成長が早く、周りの雑木や田畑まで侵食するため、定期的に間引く必要がある。
春には食料として、秋には道具として利用することは、循環的な里山保全につながる。


(2)枝を集める

 葉が落ちた竹から、細い脇枝が密に生えている枝を選び、50cmより少し長くらいのところを、節の中心にはさみを入れて、80~100本切ります。
 

(3)寸法切りをする

作りたい長さに切り、下の二節の枝を切り落とす。同時に数ごとに束ねておくと、あとで数える手間が省ける。
ほうき一本あたり、だいたい45cm~50cmの枝を、8本ずつ10組必要。


(4)10本ずつ束をつくる

片面に、ふしのなめらかな方をまとめ、こちらを表面として使うと、仕上がりが美しい。

(5)5組ずつ仮組みする

細いひもで、表面をそろえ、仮に組む。ひもはあとで外すので、何でもよい。


(6)ほうきの柄をつくる

竹を好みの長さに切り、下から約5cmのところに穴をあけ、細く割った竹を入れる。ほうきの枝が抜けないようにするため。
写真は、ちいさな場所でもはきやすく、収納しやすい短い柄バージョン。


(7)ほうきの柄をはさむ

仮組みした枝の表面が外側にくるように、ほうきの柄を両面からはさむ。枝の根元が、柄の留め竹から、約8cm出るようにする。


(8)ひもで仮留めする

ひもで仮に結び、留めておく。ひもはあとで外すので、何でもよい。


(9)針金で留める

20cmの針金を、留め竹にたすきがけするように、締めながら、留める。
針金の太さは#16、写真は#18、力のない人は#20。
次の工程で整えながら締めていくので、ここではだいたいでよい。枝の根本も二重に巻き、留める。


(10)枝のラインを整える

 
マイナスドライバーなどを用い、枝の上下、縦のラインなどを入れ替え、美しく整える。 
留め竹から8cmで平らになるように、木片で根本を打ち付け、針金をしっかりしめる。
簡単にするなら、ここで、もう一か所しっかり針金でしばれば、できあがり。


(11)枝を5つのパーツに分ける

枝を5つに分けるように、わりばしなどの棒を差し込む。棒が平行だと、同じ分量に分けられている。


(12)編むように留める

40cmの針金を、一番手前の棒の下を通し、ひと巻きする。針金の左右が同じ長さになるよう調節して、強く締める。
次の束も、同じように両側からひと巻きし、強く引いて、きつくしばる。
すべての束をしばったら、しっかりねじり留め、8mmくらいに切って、中に入れ込む。


(13)留め竹を切り、全体を整える

留め竹を、両側1㎝のところで切り落とし、はみ出ている枝を切って整えます。

(14)ひもを通す

保管の時に、穂先が傷まないように、かけるためのひもを通します。
柄の穴に、ひとつ結び目をつくったひもを、輪の方から通し、柄の上でひとつ結びをし、一方を穴に通して、引きしめる。ひもの輪をひっぱり、結び目を、柄の穴の中に入れてしまうと、外には美しい結び目のみが見えるようになる。これでできあがり。


5 さいごに

「掃除する気力がない…」。
 なんてこと、ありますか? 

わたしはあります。

そんな時は、お茶を飲んだり、こどもとそうじごっこにしたり、お笑いを見たり、歌ったり、ごほうびを用意したり、ゆっくり休んで眠ったり。
その時にしっくりくる方法で、元気になったら、気楽に始めてみます。


掃除をすると、物はもちろんきれいになりますが、空気の粒子も細かく、整うように感じられます。
そして、こころもいつしか、すっきり。

空いた空間、すっきりしたこころには、より新しく、より創造的な風がきっと吹き込みます。
 どうぞ可能性に満ちた年末をお過ごしください。

(参考:経済産業省HP/財団法人化学物質評価研究機構有害性評価書/NHK HP/石清水八幡宮HP)

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柳原 里実
日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。
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