乳児用ミルクに遺伝子組み換え原材料は当たり前?母乳育児をしたかった私が母乳を諦めてミルク育児を選んだ理由と、正しいミルク育児法
乳児用ミルクに遺伝子組み換え原材料は当たり前?母乳育児をしたかった私が母乳を諦めてミルク育児を選んだ理由と、正しいミルク育児法
私は生まれたらすぐに、赤ちゃんは上手に母乳を飲んでくれるものだと思っていました。
しかし、そうではなく産後1か月間はずっと「母乳」「ミルク」「混合」と検索する毎日でした。
同じような悩みをもったお母さんに、知っておいてほしいことがあります。
仕事をする女性が増えたことや母乳育児が難しい場合、お出かけの時など、赤ちゃんとお母さんにとって必要不可欠なミルクですが、ミルクの原材料について知っていますか。
今回は、授乳についての悩みを持っている方向けに、乳児用ミルクの遺伝子組み換え・添加物について知ってもらい、そのうえで自分は何を選ぶのか考える材料になるポイントをお伝えします。
日本の乳児用ミルクには、当たり前に遺伝子組み換え作物が使われている
ある民間企業が、2020年に粉ミルクメーカー大手6社に向けて、公開質問をしました。
製造販売している乳児用ミルクに、遺伝子組み換え作物を使用していますか?という内容です。
遺伝子組み換え作物=良くないということは、なんとなく認識を持っている方も多いと思います。
安心安全であるべき乳児用ミルクに、使われているわけがないと思いますよね。
実は公開質問をした6社すべてが、乳児用ミルクの原材料に遺伝子組み換え作物を使用していると回答しました。
そして、厚生労働省もそのことを認めています。
なぜ、赤ちゃんの命をつくる乳児用ミルクに、遺伝子組み換え作物を使用しなければいけないのか、また健康に及ぼしうる影響についてご紹介します。
参考:「2019 年度 粉ミルク及び液体ミルクの遺伝子組換え作物由来原材料の使用に関する調査結果 2020 年 3 月」
「厚生労働省 粉ミルクの原料について(Q&A)」
乳児用ミルクにも使用されている「遺伝子組み換え作物」ってそもそも何?
遺伝子組み換えとは、他の作物の細胞から抽出した遺伝子を組み換え、新たな性質を持たせる方法のことです。
害虫に強くしたり栄養素を高めたり、安定して生産できるようになるので効率的に作ることができるようになります。
また、作物が強くなることで、農薬を使う量を減らすことができるという利点があります。
現段階では、遺伝子組み換え作物の人体への影響については研究中であり、まだ分からないことが多く人体に害をもたらす可能性もあるし、ないかもしれないという状況です。
しかし、安全が証明されていない段階で、体の機能が未熟である赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのかは、疑うべきところです。
安全であるべき乳児用ミルクに、遺伝子組み換え作物が使われる理由
一番の理由は、原材料を安定的に調達し、安定した商品の供給を維持するためと言われています。(※)
赤ちゃんにとって母乳の代わりになるミルクは、ないと命にかかわる問題です。
ミルクがあることで、助けられたというお母さんは沢山います。
しかし、ミルクが安定して手に入らなくなることも困りますが、それと引き換えに遺伝子組み換え作物を使うということは、仕方がないことなのでしょうか。
今後研究が進み、安心してミルクを飲ませられる時代が来るといいなと、個人的には思います。
厚生労働省は、粉ミルクに使用されるのは安全性が認められた遺伝子組み換え食品だと主張
民間団体が国内の粉ミルクメーカー6社に対して行ったアンケート調査によれば、遺伝子組換え作物を原料とする加工品を使用していることを全6社が回答していますが、これらの加工品の原料となる遺伝子組換え作物は、全て我が国で安全性が確認されているものであることが確認されていますので、粉ミルクの安全性に問題はないと考えています。
引用:「厚生労働省 粉ミルクの原料について(Q&A)」
人体への影響をどの程度まで確認をしているのか、今後追って調べていきたい内容です。
乳児用ミルクのことをもっと知ろう!遺伝子組み換え作物が、赤ちゃんの健康に及ぼしうる影響
遺伝子組み換え作物に関しては、動物での実験がなされています。人体への影響についても、注意が必要なことは以下の項目があげられます。
・成長障害
・肝臓・腎臓への影響
・アトピー
・アレルギー
・免疫力低下
・肝臓・腎臓への影響
・アトピー
・アレルギー
・免疫力低下
赤ちゃんの肌トラブルや、すぐ体調をくずしやすいなどの症状につながる可能性があるということを知っておきましょう。
参考:「消費者庁」
遺伝子組み換えだけ作物だけじゃない。日本の乳児用ミルクに含まれる、注意が必要な3つの添加物
乳児用ミルクについての問題は、遺伝子組み換え作物だけではありません。
大人にとっても注意が必要といわれている添加物が、使用されています。
乳児用ミルクに含まれる、注意が必要な3つの添加物についてご紹介します。
パーム油
食品表示では「植物油脂」と書いてあることが多く、ポテトチップスやカップラーメンなどを製造する時によく使われる油です。
摂取しすぎると血液中の悪玉コレステロールが増加し、心筋梗塞や糖尿病などのリスク、発がん促進作用が指摘されています。
亜硝酸ナトリウム
ベーコンやソーセージの発色剤と使われることの多い、添加物です。
菌の繁殖を抑える効果があり、食品の安定性維持のために使用されます。
人体への影響としては、発がん促進作用、遺伝子異常物質が指摘されています。
カゼイン
ガゼインとは、牛乳に含まれるたんぱく質の1種です。
食品の栄養強化をしたり、安定剤の効果があります。
粘り気が強く固まりやすいため、腸から栄養が吸収されにくかったり、体から異物とみなされてアレルギー反応を起こす可能性があります。
女性の乳房に蓄積されやすく乳がんの原因となったり、男性だと前立腺がんの原因として示唆されています。
また、子供にとっては発育障害、精神発達面などへの影響も注意が必要です。
安全なイメージが強い乳児用ミルクですが、しっかりとその中身も確認しておきましょう。
母乳育児をしたかった私が、母乳を諦めてミルク育児を選んだ理由と代わりにしたこと
これまで、乳児用ミルクについての問題点をお伝えしました。
私自身は第一子をミルク育児メインで育てました。
母乳を諦めて、ミルク育児を選んだ理由
なぜミルク育児を選んだかというと、母乳を上手に飲ませることができなく、授乳のたびに泣き叫ぶ子供との育児が楽しいと思えなかったからです。子供のことを思うともう少し頑張って、母乳をあげられるようになれればよかったのかもしれません。
しかし、産後1か月のメンタル不安定な時期に、そこまでの気力が出なかったというのが本心です。
母乳育児はやめたい、けど本当に子供のためにいいのか?
ミルク育児だと、どんなデメリットがあるのか。
子供が寝ている間は、ずっと検索をして情報を必死に集めていました。
母乳は諦める、ミルクにすると決めるまでの1か月は不安ばかりでしたが、自分の中で決断してからは、前よりも育児が楽しくなりました。
その選択に後悔はしていません。
乳児用ミルクは確かに、遺伝子組み換え・添加物の問題はあります。
しかし、母乳のほうがいいといわれていても、お母さんの気持ちがついていかなければ、無理に取り入れる必要はないと思います。
代わりに別の方法で、しっかり栄養を摂ることも可能です。
何を選択をするかは個人の自由ですし、正しい情報を知って、自分が納得するまで考え抜いて決めることが大切だと思います。
乳児用ミルク以外のものは、安心な食べ物を食べさせるためにしたこと
日本の薬局などで無添加、非遺伝子組み換えの乳児用ミルクを買うことは難しいです。SNSを見ると、海外のオーガニックミルクを使っている方も見ますが、英語が分からない私にとってはハードルが高く、手が出せませんでした。
そのため、ミルク以外は安全なものを子供に食べさせようと決めていました。
以下は私が行っていたことですので、一つの参考にしていただけると幸いです。
・搾乳を続ける
・ミルクは1年でやめる
・フォローアップミルクは飲ませない
・ベビーフードは使わない
・離乳食は必ず手作り
・ミルクは1年でやめる
・フォローアップミルクは飲ませない
・ベビーフードは使わない
・離乳食は必ず手作り
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そのやり方、菌を増殖させているかも。乳児用ミルクの正しい調乳方法
乳児用ミルクの作り方は、産婦人科で教えてもらうかと思いますが、正しく調乳することが大切です。乳児用調製粉乳は滅菌された製品ではなく、重篤な疾病を招く可能性を持つ病原菌に汚染されている可能性がありうることを認識しておく必要がある。
正しい調乳と取扱いによって疾病のリスクを減少させることができる。
引用:「乳児用調製粉乳の安全な調乳、 保存及び取扱いに関するガイドライン」
乳児用ミルクは、使い方によっては菌を繁殖させる可能性があり、安全な調乳のガイドラインにのっとることが大切です。
・70度以上の温度の湯で調乳する
・調乳から授乳までの時間を最小限にする
・調乳後の保存温度を5度以下にする
・哺乳瓶や調乳器具は清潔にする
乳児用ミルクの説明にも書いてあることであり、産婦人科で教えてもらう内容かもしれませんが、慣れてくるとおざなりになる場合もあるので注意が必要です。
母乳育児・ミルク育児・混合育児で悩んでいるママへ
乳児用ミルクの遺伝子組み換え・添加物について知ってもらい、そのうえで自分は何を選ぶのか考えるためのポイントをお伝えしました。
育児は楽しいだけでは済まされないこともあり、特に今回のような授乳については、多くのお母さんが抱く悩みでもあるのではないでしょうか。
何を選択するかは自分次第ですし、自分で選んだことが正解だと思います。
ただし、よく分からずに決めるのではなく、しっかりとそのものの本質や中身を知った上で選ぶことが、今後の子育てにおいても大切になってくると思います。
賢い消費者になり、自分や家族の健康を守っていきましょう。
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