防腐剤・添加物不使用なら、化粧品は安全なの? 3つの“フリー”に隠された真実と、本当に選びたい化粧品とは
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防腐剤・添加物不使用なら、化粧品は安全なの?
3つの“フリー”に隠された真実と、
本当に選びたい化粧品とは
オーガニックコスメを探すと必ずと言っていいほど目にするのが「パラベンフリー」
「添加物不使用」
「防腐剤不使用」
といった言葉。
無添加なら安心と簡単に考えていませんか?
また逆に、肌によく“なさそう”なものが入っているからと、購入をやめていませんか?
ついつい雰囲気やイメージで選んでしまいがちな化粧品。
本当の意味での安全性を消費者が見分ける方法はあるのかどうか、
身近な化粧品を例に詳しく解説いたします。
「○○フリー」=「安全」ではないという事実
防腐剤、添加物…「肌に悪いもの」となんとなく感じていませんか?
なぜ肌に悪いと感じるのか、その理由についてまずは考えてみましょう。
パラベンフリー、「パラベン」は本当に危険なの?
パラベンはクレンジングオイルや「化粧水」や「乳液」などに使われる防腐剤の一種です。
主にメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンの4種が
よく使われています。
化粧品にパラベンが配合されている理由は、パラベンに「抗菌作用」があるためです。
みなさんがいつも使われている化粧水や乳液の成分表記を見てみれば、
アミノ酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分が含まれていると思いますが、
このうちアミノ酸やコラーゲンは食品にも含まれる栄養成分で、
化粧品にはこのような微生物が好む成分がたくさん入っています。
ですから、開封した化粧品に手についている雑菌などが入ってしまうと
微生物が繁殖してしまい、品質が低下してしまいます。
そこでパラベンなどの防腐剤を入れて菌の繁殖を防ぎ、
開封直後の品質をキープしているのです。
実は、このパラベンの安全性については
アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)でもきちんと確認されていて、
仮に、化粧品で一般的に使われる量の25倍相当を体に使っても
問題ないことが証明されています。
また、そもそもパラベンは食品にも含まれる成分で、
ブルーベリーは天然の防腐剤としてパラベンを含みます。
つまり、口にしても大丈夫ということ。
かつてパラベンは「がんになる」と言われたことがありました。
しかし、これはパラベンを一般の製品には使われないような
過剰な量を使った場合の話です。
例えば、人体に有用とされる「大豆イソフラボン」などの植物成分は過剰摂取した場合、
内分泌かく乱作用があることが分かっていますが、
パラベンが及ぼす作用はこのような植物成分より
10,000倍弱いことが証明されています。
現在ではパラベンの発がん作用はごくごく弱いもので
化粧品や食品から摂取する程度の量では健康被害がないと言われています。
参考:
パラベンとは?パラベンフリー化粧品のメリットとデメリット! | エイジングケアアカデミー (nahls.co.jp)
What Are Parabens? | Uses, Benefits, and Chemical Safety Facts
界面活性剤フリー、「界面活性剤」は本当に危険なの?
界面活性剤は「化粧水」や「乳液」、「洗顔料」などに含まれる成分です。
洗顔料の泡立ちをよくしたり、
水溶性成分の多い化粧水が肌に浸透するためのサポートをしています。
乳液では水溶性成分と油性成分が分離しないで混ざるための助けとなり、
化粧品の使用感を高めたり、肌なじみをよくするために使われる成分です。
洗濯洗剤や柔軟剤にも使われるため、
「洗濯洗剤と同じ成分を体には使いたくない」
「肌が荒れるのでは?」
と感じるかもしれません。
しかし洗剤に使われる界面活性剤と
化粧品に使われる界面活性剤とでは、名前が一緒でも中身は別物です。
さらに、もともと生体内に存在し細胞膜などを構成しているレシチンや、
植物界に広く分布するサポニンなども界面活性剤の仲間です。
とはいえ、界面活性剤の配合量が多いと肌に刺激をあたえたり、
角質の必要な油分も奪ったりしてしまうので
界面活性剤の配合量が多い化粧品はおすすめできません。
例えばクレンジングオイルはすぐに汚れを落とすために
界面活性剤の配合割合が高くなっています。
そのような場合はミルクやクリームタイプのクレンジングの場合、
肌に負担をかけにくくなるのでおすすめです。
参考:
界面活性剤フリーのスキンケアは実際どうなの?肌に優しいスキンケアを紹介 | Naturalista
界面活性剤の主な性質と種類 (jp-surfactant.jp)
鉱物油フリー、「鉱物油」は本当に危険なの?
鉱物油(ミネラルオイル)は「乳液」や「クリーム」、「ファンデーション」に含まれる成分です。
石油を精製して得られる成分で、
常温で酸化されにくいので化粧品の品質を安定させることができます。
ミネラルオイルは石油成分ではあるものの、化粧品用に使われる鉱物油は
精製度が高いため、安心して使って大丈夫です。
アトピーに使われるあのベトベトとした塗り薬も
ミネラルオイルのワセリンです。
植物由来のオイルのほうが安心のような気がしますが、
実は、植物由来のオイルの方が不純物の割合は高いと言われます。
また常温で放置すると酸化されて品質が劣化し、
肌に負担をかけてしまうことがあります。
その点でミネラルは安定性が高いので、
例えばミネラルファンデーションは余計な
添加物や防腐剤がなくても品質をキープしています。
石油だからよくないというイメージだけで
化粧品を選ぶのはおすすめできません。
参考:
肌に悪いといわれるクレンジングオイルの活用方法とは?|年齢に負けないスキンケアコラム-DUO運営
ミネラルオイルとは…成分効果と毒性を解説 | 化粧品成分オンライン (cosmetic-ingredients.org)
次世代型化粧水『B-NAS』顔ダニ対策にも最適!|マスクかぶれなどによる肌荒れとは、おさらば!肌本来の力を取り戻す還元ミネラルイオン水99.9%だけの全く新しいコスメ!
¥ 12,000 (税抜)防腐剤や添加物よりも気を付けたいのは
化粧品に繁殖する菌だった!
化粧品には、しばしば、聞いたこともないような様々な成分が配合されてできています。
もちろん、1つ1つの成分には意味があって、配合量によっても効果は変化します。
そのため、○○フリーだからお肌によい!と決めつけてしまうことはできません。
すでにご説明した通り、防腐剤(パラベン)や界面活性剤も必要な成分だからです。
それよりも、私が本当に危険だとお伝えしたいのは、実は、化粧品に繁殖する「菌」です。
先だって、イランの美容室で
化粧品にどれくらい菌が繁殖するのかを調べる調査が行われました。
スキンケアアイテムを調べたところ、
パウダーアイテムに比べてクリームアイテムの方が
菌が繁殖しやすいことが分かりました。
さらに繁殖していたのは「黄色ブドウ球菌」や「レンサ球菌」といった細菌でした。
そこで、これらの菌に潜む危険性を知っておきましょう。
アトピーを悪化させる「黄色ブドウ球菌」
黄色ブドウ球菌はアトピー炎の症状を悪化させる菌です。アトピーなどが原因で肌のバリア機能が落ちると
黄色ブドウ球菌が健康な皮膚に比べて多く存在するようになります。
さらに黄色ブドウ球菌は毒素を出し、
アトピー性皮膚炎を悪化させることが分かっています。
保湿剤の管理を高温・多湿の場所で管理すると菌が繁殖しやすくなるので
肌をケアしているつもりが、たくさんの菌を肌に塗りこんでいるかもしれません。
参考:
アトピー性皮膚炎の対策|くすりと健康の情報局 (daiichisankyo-hc.co.jp)
感染症を引き起こす「レンサ球菌」
レンサ球菌は皮膚の感染症の原因となる菌です。この菌が原因となる「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」にかかると、
水ぶくれやリンパの腫れといった症状が現れます。
ひどい場合には、高熱や血圧低下を引き起こします。
古くなった化粧品は期限を決めてきちんと処分しましょう。
参考:
蜂窩織炎 – 17. 皮膚の病気 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
Investigating incidence of bacterial and fungal contamination in shared cosmetic kits available in the women beauty salons (nih.gov)
本当に選びたいのは、
天然の抗菌材を使った化粧品
化粧品に菌が繁殖すると、肌に負担をかけてしまいます。それどころか化粧品に繁殖した菌は、アトピーを悪化させたり
皮膚に炎症を引き起こすことが分かっています。
そこで注目したいのが、「天然の」抗菌剤です。
「桃の葉エキス」を使った化粧品がオススメ!
桃は古くからお風呂に入れたり、赤ちゃんのおむつかぶれ、あせも、
ただれ、かゆみ止めなどに使われる成分です。
炎症を抑える効果のほかに、抗菌作用があることが分かり、
化粧品に配合されています。
肌にダメージを与える活性酸素を除去したり
炎症を抑える効果があるので、
アトピー性の敏感肌の人におすすめです。
参考:
プリンセスリーフエキス | 株式会社サティス製薬 (saticine-md.co.jp)
「緑茶エキス」を使った化粧品がオススメ!
緑茶エキスはカテキン類を含むエキスです。
カテキンは緑茶ポリフェノールとして、抗老化や抗炎症、
そして抗菌作用があることが分かっています。
抗菌作用はもちろんですが、
ニキビのもととなるアクネ菌の繁殖をおさえるので
ニキビケアにもおすすめです。
参考:
原木緑茶エキス | 株式会社サティス製薬 (saticine-md.co.jp)
今回は身近な化粧品の安全性について解説しました。
まずは、有害微生物の繁殖を抑えるために、化粧品の保管場所を見直すこと。
そして、期限が切れた化粧品は思い切って捨てること。
また同じスキンケア製品ならクリームタイプよりパウダータイプがおすすめです。
「○○フリー」という言葉にだまされないで、
あなたの肌にベストな選択をしてくださいね。
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