その健康食品やサプリがあなたのカラダを脅かす!?|実は危険な4つの食べものと、避けたい3つの生活習慣、心がけたい2つの食事法とは?


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その健康食品やサプリがあなたのカラダを脅かす!?
実は危険な4つの食べものと、避けたい3つの生活習慣、
心がけたい2つの食事法とは?
皆様は「ポリフェノール」「カテキン」「イソフラボン」と聞くと、どのようなイメージを持たれますでしょうか?
きっと多くの方が「視力がよくなる」
「抗酸化作用があってアンチエイジングができる」
「ホルモンバランスを整えてくれる」
といったポジティブな効果を思い浮かべることでしょう。
しかし、薬と健康食品の関わりについての近年の研究により、
ポリフェノールなどの健康食品に使われる成分が
体の代謝酵素を浪費していることが明らかになりました。
「食事に気を遣っているけれど、体調が優れない」
「健康食品を試してみたけれど、あまり効果を感じられない」
と感じている方はもしかしたら、
この代謝酵素に問題がある可能性があるのです。
そこで今回は体の代謝酵素に注目して、
「健康に良い」と普段何気なく食べている食品の中で
代謝酵素を浪費してしまうものや
代謝酵素の働きを弱らせてしまう生活習慣、
そして、逆に代謝酵素を活性化させるおすすめの食材を紹介します。
身近な健康食品が体内の酵素を浪費している!?

説明図引用:ネスレアミューズ(ネスレ日本株式会社)
上の図を見るとわかるように緑茶に含まれる「カテキン」や
大豆食品に含まれる「イソフラボン」は
実はどちらも「ポリフェノール」という同じ物質の仲間です。
ポリフェノールは天然の抗酸化物質で
紫外線や老化によるダメージから体を守ってくれるといわれています。
だから、(イソフラボンを含有する)納豆や豆腐などの大豆食品や
(カテキンを含有する)緑茶を、
健康や美容のために意識して摂取する人が近年、増えています。
さらに昨今の健康ブームの波を受けて、
大手食品メーカーや製薬会社からポリフェノール類を含むサプリメントが発売され、
これからもさらに注目されることが予想されます。
このような健康食品は、「体にいい」という証拠はたくさん公開されている一方で、
長期的に摂取して体にどのような効果が出るかということや
過剰に摂取した際の副作用についてはまだ十分に解明はされていません。
しかし、少し視点を変えて薬の代謝に関する研究結果を見てみると、
ポリフェノールの中に体内の代謝酵素を浪費する成分があると分かってきました。
※なぜ薬の分野では研究が進んでいるかといえば、
薬は代謝のされ方によって効き方が変わるため、
製薬会社や研究所で研究が行われているからです。
では代謝酵素が過剰に使われてしまうことの何が問題なのでしょうか?
そこでまずは、体の中で代謝酵素をはじめとする「酵素」が果たす役割について
ご説明しようと思います。
そもそも「酵素」って何? 酵素の役割とは

酵素には、「消化酵素」、「代謝酵素」、「食物酵素」の3種類があります。
このうち、人間の体の中に存在する酵素は「消化酵素」と「代謝酵素」の2つです。
アメリカのエドワード・ハウエル医学博士の研究によると、
消化酵素と代謝酵素はどちらも「潜在酵素」が元となって作られることが発表されています。
さらにヒトが一生の間に作ることができる酵素の量には限りがあることも分かっています。
参考:消化酵素で健康は決まる(NSP新美健ビオチーム)
そのため、人間が生きていくためには酵素は欠かせませんが、
酵素が必要なときに必要な量使える状態に整えておくことがとても大切です。
続いては、3種類の酵素それぞれの役割について順にご紹介していきます。
①食べ物を分解し、栄養素を作り出す
「消化酵素」
食事に含まれるたんぱく質や糖を分解して体の栄養に変換するための酵素です。
だ液や胃液、膵液の中に含まれていて、
食事をとると脳からの指令によって分泌されます。
消化酵素は生きていくために必須の酵素ですが、
脂肪や糖をたくさん含む食事をとるとその分、消化酵素が使われてしまいます。
油っこいものを食べて次の日に胃もたれしてしまうことがあるのは
酵素が油を分解する働きが、食事量に追いついていないからなのです。
②栄養からエネルギーを作り出し、
異物を無害化する「代謝酵素」
消化酵素によって分解された栄養素を体のエネルギーに変える酵素です。代謝酵素は体の中に入ってきた異物を無害なものに変換する役割も果たしていて、
ウイルスや毒素を排除するために必要な酵素です。
かぜをひくと食欲がなくなるのは体内の酵素(潜在酵素)の
多くが異物の除去に使われる代謝酵素となり、
食べ物を消化する「消化酵素」を作るのにまわせなくなるからなのです。
③体内の酵素をサポートする「食物酵素」
3つ目の食物酵素は酵素の中で唯一、食品から摂ることができる酵素です。ヨーグルトなどの発酵食品の他、新鮮な野菜や魚介類に含まれています。
食物酵素は体の中の酵素をサポートする役割があり、
消化酵素や代謝酵素が無駄遣いされてしまうのを防いでくれます。
また外から取り入れる酵素と消費する酵素のバランスがうまくとれていれば、
自然と新陳代謝が上がるので、体の調子を整えることができます。
このように酵素には三者三様の役割があるので
どれかの酵素が不足しないように上手に使ったり、食べ物から補充していくことが大切です。
参考:酵素と発酵食品(金町中央病院)
体の中の酵素が浪費されることで起きる問題

もし体内の酵素が浪費されてしまって不足すると、
すでに説明した通り、体の中の毒素を取り除いたり、
皮膚や細胞を新しく作るために使われる「代謝酵素」が不足します。
そのため疲労を感じやすくなったり肌が荒れるなどの症状が表れます。
一方で消化酵素不足が原因で起こる胃もたれや
代謝酵素の不足による疲労感はあくまで一時的な症状にすぎません。
最も深刻視すべきは、代謝酵素の不足状態が続くことで、
体内に毒素が蓄積し、将来的に重大な疾患につながる
可能性があることです。
将来の健康のために、酵素不足は見過ごせない大きな問題なのです。
そこで、ここからは「代謝酵素」にフォーカスを絞って
説明を続けていこうと思います。
参考:知っているようで知らない酵素の役割(石川薬局)
深刻な不調に繋がる恐れがある
「『代謝酵素』の浪費」を引き起こす、
4つの代表的な食品

既にご説明した通り、代謝酵素は健康や美容のために欠かせない存在です。
しかし、健康食品やサプリメントの中には限りある酵素を浪費してしまうものが存在します。
企業は健康食品やサプリメントで利益を上げたいため、
それらが体によいという情報しか公開しません。
ですから、私たちは、そういった偏った情報だけを鵜呑みにして信じるのではなく、
様々な視点からメリット・デメリットを見ていくことが大切です。
代謝酵素を浪費するといわれている食品の代表的なものは次の4つです。
①緑茶
緑茶は生活習慣病の予防として注目されている食品です。そして緑茶に含まれる“没食子酸”は肝臓で代謝される物質です。
そのため、緑茶を過剰に摂取すると肝臓で代謝酵素が過剰に使われてしまい、
体の中の酵素バランスを崩す原因になります。
参考::Dietary Polyphenols and Their Effects on Cell Biochemistry and Pathophysiology 2014, Loai B. et al, Oxidative Medicine and Cellular Longevity (2015)
また緑茶は飲みすぎるとカフェインの効果で寝つきが悪くなることがあることからも
過剰摂取には注意しましょう。
②大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは女性ホルモンのバランスを整える成分として近年、注目が高まっています。
一方で、大豆イソフラボンが肝臓にあるいくつかの代謝酵素を
通常よりも多く使うことが近年の研究結果から明らかになりました。
また大豆イソフラボンはCYP2A6という酵素のはたらきを活性化させることが分かっています。
CYP2A6はたばこに含まれるニトロソアミン類という有害物質の毒性を高めるとされるため、
摂りすぎは禁物です。
参考:Genistein alters caffeine exposure in healthy female volunteers, Yao C. et al, European Journal of Clinical Pharmacology (2011)
しかし大豆イソフラボンが代謝酵素を浪費したり、有害物質を活性化させたりすることで
私たちの体にどんな影響が起きるかはまだ詳しく解明されておらず、
今後の研究に引き続き注目が必要です。
③グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースはダイエットにも使われるメジャーな食品です。そしてこれまでの研究結果からグレープフルーツジュースに含まれる
“フラボノイド”という成分が肝臓の代謝酵素を使っていることが分かっています。
グレープフルーツジュースが代謝酵素を浪費する度合いはかなり高く、
以下のように薬の添付文章にも記載があるほどです。

引用:カルバマゼピン錠 添付文章(pmda)
添付文章にあるように、グレープフルーツジュースによって
代謝酵素が過剰に使われてしまうと、体が薬の成分や毒素をうまく処理できなくて、
薬の効果が強く出すぎたり毒素が体をめぐることにつながります。
④オリーブオイル
オリーブオイルにも緑茶と同じ“没食子酸”という成分が含まれていて肝臓の代謝酵素を使うことが明らかになっています。
健康にいい油という印象が強いですが、酵素のためには
必要以上の摂取には注意が必要です。
参考:Dietary Polyphenols and Their Effects on Cell Biochemistry and Pathophysiology 2014, Loai B. et al, Oxidative Medicine and Cellular Longevity (2015)
こちらも要注意!
「代謝酵素」を浪費してしまう3つの行動

気を付けたいのは食べ物だけではありません。
実は生活習慣の中にも、代謝酵素を無駄遣いしてしまうものがあるのです。
そんな生活習慣の代表的なものは次の3つです。
①飲酒
アルコールは「アルコールデヒドロゲナーゼ」というアルコール専用の分解酵素を使って分解されます。
飲酒をすると体がアルコールデヒドロゲナーゼを作るために
エネルギーが使われてしまって足りなくなり、
ほかの代謝酵素を作ることが出来ず、不足してしまいます。
そのため、お酒を飲みすぎてしまうと体で毒素が分解されなくなり、
翌日、むくみや頭痛といった症状が表れるのです。
②喫煙
喫煙は肝臓でグレープフルーツジュースと同じ酵素を消費します。たばこに含まれる有害物質を除くために酵素が使われてしまい。
体の代謝機能を維持するために使う酵素(代謝酵素)が不足してしまいます。
③食べ過ぎ
食べ過ぎは消化酵素を著しく消費します。とくに高脂質・高糖質の食品は消化にたくさんの消化酵素を必要とします。
そのため大元となる潜在酵素が消化酵素を作ることに優先的に回されて
代謝酵素が不足してしまい、代謝機能が低下した結果、
肥満や動脈硬化を引き起こす原因となると言われています。
参考:鶴見隆史著『朝だけ断食で、9割の不調が消える!(学研プラス)』
代謝酵素を増やすための食事の2つのポイント

食品や生活習慣の中には酵素を浪費するものがあることが分かりました。
では酵素が適切に働く環境を整えるためには何が必要でしょうか?
ここでは、そのための食事法のポイントを2つご紹介しましょう。
①腹八分目を大切にする
過剰に酵素(消化酵素)を消費しないためには、腹八分目の食事量を守ることが大切です。
消化酵素に余裕がある状態でいると、体の循環が良くなり、
肌や細胞のターンオーバーが活性化します。
さらに外から入ってきたウイルスや細菌などの異物に対応することができ、
免疫力の維持向上に繋がります。
酵素を消化以外の役割に使ってあげるために、食事は
満腹一歩手前くらいでやめておくのが健全です。
②「食物酵素」を多く含む食品をとる
食物酵素は発酵食品の他にも新鮮な野菜や果物に多く含まれています。また酵素はたんぱく質で熱で分解される性質があるため、
出来るだけ加熱を控えた食物を摂ることが必要です。
またその場合には、農薬残留のリスクが低い有機農作物を選びましょう。
参考:今さら聞けない酵素の健康効果を徹底解説!初心者も簡単、酵素生活の始め方
味噌やキムチ、ヨーグルトといった発酵食品もおすすめです。
健康食品やサプリへの盲信はストップ!
食事や生活習慣を見直して
酵素の無駄遣いを防ぎ、健康と美を導こう!!

酵素は私たちが健康に、そして活動的でいるために体の中で大切な役割を果たしています。
免疫力や代謝の土台になる酵素がしっかり働くことができる環境をつくっておけば
健康食品やサプリメントに頼らなくても健康でいることができます。
今回の記事では、巷でよいとされている健康食品の中には、
摂取の仕方に気をつけないと限りある酵素を浪費してしまう成分が含まれていることが分かりました。
まずは健康食品やサプリメントを摂りすぎないこと。
そして食材選びに気をつけて、体の外から補充できる酵素を積極的に摂っていくこと。
この2点があなたの健康や美容作りのカギを握っています。
これを機に、健康食品やサプリメントの必要性を見直していただけますと幸いです。
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