過剰に薬に頼り過ぎないために「風邪かな」「調子が悪い」と感じた時、私が取り組んでいる昔ながらのマクロビオティックお手当・自然療法レシピ
過剰に薬に頼り過ぎないために「風邪かな」「調子が悪い」と感じた時、私が取り組んでいる昔ながらのマクロビオティックお手当・自然療法レシピ
体調が悪いと当たり前に薬を飲んでいた幼少期、体調不良の原因は薬だった?!
私は、幼少期から扁桃腺が腫れやすく、その度に高熱が出ては、抗生物質を飲む、ということを繰り返してきました。
抗生物質は、細菌を殺す効果があります。
細菌性の病気が命に関わるような時代には抗生物質の開発はまさに光明でした。
ですが、抗生物質は菌に対してしか効果がなく、ウイルス性の風邪には効き目がありません。
風邪と診断されても、肺炎や、その他様々なリスクを考慮し、医師の判断で処方されることがありますが、
本当に必要?という場合でも簡単に処方されることがあるのも事実です。
ここで注目したいのが、抗生物質による身体への悪影響です。
抗生物質は、良い菌も悪い菌も含めて、腸内細菌を全て殺してしまいます。
そして一度、全滅してしまった腸内細菌を再構築するには、およそ半年ほどかかると言われています。
抗生物質を摂取したあと、腹痛や下痢の症状に悩まされる人もいるようですが、
腸内細菌の乱れからきている可能性が大いにあります。
私がよく罹っていた扁桃炎は重症化するケースもありますので、なってしまった場合は病院できちんと診断を受け、対処する必要がありますが、
薬に頼るばかりではなく、そもそも、日頃から扁桃炎になりにくい体づくりをするべきだったのではないか、と今は考えています。
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抗生物質に関しては、下記をご覧ください。
2050年には抗生物質などの薬剤耐性菌による死亡者がガン死亡者を上回り1000万人に?抗生物質が溢れ、体内で細菌の多様性が失われ様々な疾病が増加。これから生まれる子どもたちのために私達ができること
抗生物質神話、とうとう崩れ去る。風邪でも抗生物質を乱発する医療現場。ようやく、国からもイエローカードか?
子どもの頃から便秘がちだったり太りやすいと思い込んでいた
私は、小学生くらいから便秘がちだったり、自分は太りやすい体質だと思っていましたが、
それも、腸内細菌の乱れからくる身体の乱れだったのではないか、と今は感じています。
扁桃炎になる、抗生物質を飲む、腸内細菌が乱れる、また扁桃炎になる、を私は繰り返してしまっていました。
扁桃炎に限らず、何かの症状を繰り返したり、頻繁に身体の不調をくりかえず場合、
抗生物質を飲むことで、腸内細菌が乱れ、また不調に陥るという、負のスパイラルに陥っている可能性もあると私は思います。
腸内環境の整え方については、以前の記事に詳しく書いてあるので、よろしければご覧ください。
子どもの腸内環境、大丈夫ですか?今更聞けない悪玉菌が増えやすい食べ物と腸内環境を整える食べ物。今日から始めたい手軽にできる発酵食。
扁桃炎に限らず、風邪をひくと当たり前のように病院に行き、処方された薬を飲む、ということを成人するまで繰り返してきていた私ですが、
妊娠出産を経て、自分の身体とも向き合うようになり、娘の身体のためにも、薬との付き合い方を見直しました。
西洋医学も東洋医学も自然療法も本来は「人の体をなおすため」に存在するものであるはず。
西洋医学も、東洋医学も、様々な自然療法も、もともとは、「治したい」という思いから生まれたものだと私は捉えています。
時と場合によっては、緊急時に薬の力を借りることも、否定するつもりは全くありません。
ですが、マクロビオティックなどの考えでは、化学的に合成された薬は極陰性とされています。
私も、本当に必要なときのみの摂取に留めておきたいと考えています。
身体に負担の少ない自然な方法で治せるならそれに越したことはない。
私が実際に取り入れている様々な自然療法の方法について症状別にご紹介します。
風邪や、咳がひどい時に食べているもの
はちみつ大根
1センチ角に切った大根にはちみつをのせ、大根の水分が出で、サラサラの液体になるまで置く。
スプーンにすくってひとさじ程、咳がひどいと感じる時に摂っています。
喉が潤されてオススメですよ。
使うはちみつは、非加熱でオーガニックのものがオススメ。
ただし、1歳未満の子どもにはボツリヌス症の心配があるのでくれぐれも与えないでくださいね。
また、はちみつはできれば瓶に入ったものを選びましょう。
プラスチック容器は環境ホルモンといって、内分泌かく乱物質と呼ばれる、
生体の成長や生殖などに関わるホルモンの作用を妨げて、本物のホルモンの如く居座ってしまう化学物質が溶け出す恐れがあるためです。
お腹の調子が悪い時に食べているもの
梅肉エキス
梅肉エキスは1キロの青梅を煮詰めて、わずか20gに凝縮されたものです。
色々な意味で梅が有効であることは、古くからよく知られています。
梅をオススメしたい理由は、梅に含まれる有機酸が含まれているから。
特に梅肉エキスには豊富に含まれています。
有機酸には、胃酸の分泌を正常にして、食べ物の消化吸収をよくする効果のあることが実験によりわかっています。
腸のぜん動運動ちょうどいい具合にしてくれるので、胃腸の調子を整えてくれるのではないかと思い、便秘や下痢の時によく飲んでいました。
1キロの青梅を煮詰めて、わずか20gに凝縮された梅肉エキスは、インフルエンザ対策、アレルギー対策、殺菌作用、疲労回復のために私は使っています。
摂取の仕方は、1日3g、ティースプーンに3分の1程度が目安です。
そのまま舐めても良いですし、お湯割にしたり、暑い季節にははちみつを一緒に水で溶いて冷やして飲むととても美味しいです。
葛湯
葛粉から作るとろみのある飲み物。
風邪で食欲がないときに筆者は飲んでいます。
消化がとても良いので、風邪の症状で胃腸の調子が悪いときにも身体に負担をかけません。
発汗作用もあるので、風邪のひきはじめにもオススメしたいです。
作り方は、150gの水に葛粉を15g入れ、とろみが出るまで加熱します。
お好みでちみつや黒糖などを混ぜると甘みがついて、飲みやすいですよ。
体の老廃物を排出しよう!日本の万能食「本葛」を使った新しいデトックス方法、「葛デトックス」のやり方。
熱が出ている時に使ったもの
キャベツ枕
マクロビオティックでは、キャベツには、熱を冷ます効果があると言われています。
氷枕や水には冷やす効果しかありませんが、キャベツ枕には熱自体を吸収してくれる効果があります。
熱を冷却するシートもドラッグストアなどで見かけますが、乳児をはじめ、皮膚が弱い子への使用は特に避けたいもの。
利用方法はキャベツの葉っぱを一枚頭に被せてあげるだけ。
熱を吸収し、しなしなになってきたら新しい葉っぱに取り替えます。
使うときは必ず無農薬のものを選びましょう。
脱水症状が心配なときに飲んでいるもの。
ココナッツウォーター
以前、常夏の国で暮らしていたときに重宝していたココナッツウォーター。
身体の温度調節をするために必要な5つの必須電解質が含まれています。
ミネラルやビタミンも豊富で、身体能力の向上やエネルギーの補給を助ける効果もあります。
脱水症状の予防といえば市販のスポーツ飲料のイメージがありますが、大量の砂糖や添加物が含まれています。
移動時の乾燥対策・熱中症対策にもオススメ!はちみつを使った手作りスポーツドリンクの作り方。持ち運びに便利なヘルシーおやつでワンランク上の旅を!
ただし、常夏の食べ物は基本的に体を冷やし、ココナッツも例外ではありません。
夏場の脱水、熱中症予防や、発熱時の水分補給などに留めた飲用がオススメ。
ココナッツウォーターを選ぶ際には、できれば酸化防止剤が含まれていないものを選びましょう。
自然療法は、すぐに効果を発揮する場合もありますが、基本的には、ゆっくり作用するものではないかと、私は思います。
特に、子どもが体調不良の時、我が子を見ているのは辛いと感じる時もあります。
ですが、風邪を引くことにも、出る症状にも、すべて意味があると私は考えます。
例えば、熱が出る場合は、身体に入ってきた細菌やウイルスを殺すために、身体が熱を出していますから、
身体が頑張って戦っているんだ、ということは覚えておくと良いかもしれません。
むやみに解熱剤を摂取したことで、治りが悪くなる場合も過去の体験からありました。
もちろん危険だと判断される場合、あまりに高熱が続く場合、高すぎる高熱など、状況によっては自己判断では命を左右してしまい、危険なケースもあります。
そんなときは、迅速に信頼できるお近くの専門家と相談して、解熱剤を摂取しても良いでしょう。
重要なのはバランス感覚です。
当たり前に、風邪を引いたら病院で薬を処方してもらい、生活習慣を改善するのではなく、
本当に必要なものなのかを考え、薬の成分や、飲むことのメリットやデメリットなど、よく考えて選びたいですよね。
今回私が日頃から取り組んでいるお手当方法は、新しいものではなく、「昔ながらのおばあちゃんの知恵」と呼ばれるものばかりで
マクロビオティックの専門書などにも紹介されているものが中心ですが、ぜひ試してみてくださいね。
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