コロナ治療に使われる抗生物質で「スーパー淋病」が急増中!2050年には抗生物質の薬剤耐性菌による死亡者がガン死亡者を上回る?今私たちが早急に取りたい対策
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コロナ治療に使われる抗生物質で「スーパー淋病」が急増中!2050年には抗生物質の薬剤耐性菌による死亡者がガン死亡者を上回る?今私たちが早急に取りたい対策
抗生物質が使われるようになってからというもの、花粉症を始めとするアレルギー、
糖尿病、うつ病、潰瘍性大腸炎、自閉症などあらゆる疾病、そして肥満が増加したと言われています。
また、抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」についても次第によく知られるようになりました。
以前IN YOUではこのような記事をお伝えしました。
★抗生物質神話、とうとう崩れ去る。風邪でも抗生物質を乱発する医療現場。ようやく、国からもイエローカードか?
厚労省がようやく「2020年の人口千人あたりの一日抗菌薬使用量を2013年の水準の3分の2に減少させる」という目標を掲げたというものです。
ただ、これはあくまで人間の医療用としての物です。
抗生物質は、私達が思う以上に氾濫している上、その影響については調査されずに放置され続けてきた事実を知らなければなりません。
新型コロナの治療に抗生物質を乱用。「スーパー淋病」が世界で話題に
昨年12月に、コロナのパンデミックの中、患者に対して抗生物質を不必要に乱用したことで、「スーパー淋病」の薬剤耐性株の増加を引き起こしているという海外ニュースが飛び込んできました。(※)
淋病に感染すると、男女に関係なく性器の炎症が起こり、痛みや異常な分泌物が出ます。
のどや目の炎症も大きな特徴で、結膜炎を発症した場合これを放置すると失明する危険性もある恐ろしい病気です。
しかも、HIVの感染率が5倍にはね上がるとも言われています。(※)
胸部や副鼻腔感染症の治療に使われる『アジスロマイシン』という抗生物質があり、入院中のコロナ患者の重感染を予防したり、重度の感染症の炎症の治療のために使われてきたといいます。
しかし、この薬は「臨床的利益がない」ということが判明しており、WHO(世界)のスポークスマンはパンデミック初期のコロナ治療にこの抗生物質が使われてきたことを指摘し、「この薬を広範囲に投与してきたことが、スーパー淋病を引き起こすことにつながった」と語っています。
WHOの抗菌薬耐性部門の副局長は
「抗生物質を使用しても治療につながらないが、私たちの体内にすでに存在する細菌の間に耐性を生み出してしまう。肝心なのは、その抗生物質が疾患に対して医学的に適応するということが明確にならない限り、抗生物質を処方すべきではないということだ」
と語っています。(※)
★抗生物質いらずの元気な体づくりに!「自然栽培うまぶどう茶」
巷には抗生物質が溢れかえり、曝露は簡単に避けられない状態に。
抗生物質といえば医療に使われるもの、あるいは家畜や魚の養殖で病気予防のために与えられるもの、くらいの認識ではないでしょうか。
ところが用途は他にもあり、自分が抗生物質を飲まずとも曝され、薬剤耐性菌がはびこる可能性もいよいよ高まってきているのです。
畜産で使われる抗生物質は、病気予防というよりも成長促進が目的?
「家畜の成長促進と抗生物質に何の関係があるの?」と思われるかもしれません。
これは1940年代にまで遡り、とある製薬会社が、抗生物質を投与した家畜の筋肉量が投与していない家畜よりも、より多く速く増えることを発見しました。
餌を増やすことなく低コストで肉量が10%以上増加することに目をつけた酪農家が次々と使用するようになり、
製薬会社も病気予防以外の目的でさらに抗生物質を販売できて巨額の利益が上がることを発見し、
両者の利害が一致してからというもの、牧歌的だった昔の風景は息が詰まるほどの数の家畜を飼育する養鶏場や飼育場、養殖場に取って代わられたのです。
その流れは世界中、もちろん日本にも広がっています。
こちらの「家畜に使用する抗菌性物質についての農林水産省のリスク管理措置」の資料をご覧ください。
EUが90年代にアボパルシンなど成長促進目的の利用中止をきっかけにモニタリングを重ね、
成長促進目的での抗生物質使用を全面禁止、現在では動物用の抗生物質販売量がほとんどの加盟国で減少していることに比べ、
日本政府は「リスク管理・モニタリング・情報収集」の次元にとどまり続けています。
農作物の農薬としても使われる抗生物質。
実は野菜畑や果樹園、水田にも、農薬として広く散布されています。
例えばうどんこ病や灰色かび病などの予防や治療に使われるポリオキシン、稲のいもち病などカビ・細菌による被害を防ぐために使われるカスガマイシン、
糸状菌の病害を防ぐバリダマイシンなど、数多くあります。ヒトに対して使われる抗生物質はたいがい農薬としても使われています。
この状態が恐ろしいのは、抗生物質そのもの、あるいは薬剤耐性菌が土壌中に存在し、
さらには土壌から流出して川や湖、海に流れ込んでいる可能性が大きいということです。(実際、鳥取県では耐性菌が発見されています)
農薬に使われた抗生物質についてはこれまで国はまったくの野放し状態でした。
ようやく今年度予算で、抗菌剤を使った圃場の薬剤耐性菌調査が盛り込まれましたが、今後どれだけの影響が明らかになるのでしょうか。
そもそも抗生物質が効くとは、どういうことなのか。
大腸菌を培養皿で増殖させる実験があります。
一方は何も手を加えず、もう一方は抗生物質(ストレプトマイシン)を加えておき、温かい培養機の中で一晩過ごさせます。
手を加えなかった方は、コロニー(群体)すら確認できないほど膨大な大腸菌が約100億個まで増えます。抗生物質を加えた方は、1つあたり100万個の大腸菌からなるコロニーが10個ほどいるのが確認されます。
この結果について、
ある見方をすれば抗生物質が効いたのであり、1000万個程度の増殖で済んだと受け取れます。
違った見方をすれば抗生物質があっても生き残って子孫を残し続ける大腸菌が存在したということになります。
この中に耐性菌が存在しても不思議ではありません。抗生物質を使えば使うほど耐性菌が生まれる確率は高くなります。
自然淘汰を考えれば当然ですが、過酷な状態でも、その環境に最も適した細菌が生き残るのです。
また、抗生物質によってヒトの体内常在菌は確実に減り、使えば使うほどどんどん減るということも明らかですね。
2050年には、ガンの死亡者よりも薬剤耐性菌による死亡者の方が多くなる?
現在日本人の死亡原因の1位はガンであり、2位は心臓の疾患、そして3位は肺炎となっています。
しかし、イギリスの医療機関などでは2050年までに、薬剤耐性菌による感染症での年間死者数は1000万人を超えるという予測が出されています。
ガンによる世界の死者数は年間800万人と言われており、薬剤耐性菌感染症による死者数は世界中でおそろしい速さで増え、
しかも新しい抗生物質の開発は頭打ちの状態なので、確かにこのままでは今後30年程度でガンよりも死亡者数が多くなることは想像に難くありません。
人間と細菌は共生していて、体内常在菌の多様性は人間を健康にする。
抗生物質を使用するようになってからの人間の体内常在菌の種類や個数は大幅に減少しています。(19世紀前後の化石化した人糞を分析した結果などによる)しかし実は、人間と細菌は共生関係にあり、どちらかが欠けても生きていけないということが近年わかってきています。
さまざまな細菌を体内に棲まわせる代わりに、
・他の病原菌から守ってもらう
・老廃物を掃除してもらう
・ビタミンを合成してもらう
・ミネラルの吸収を助けてもらう
など、気の遠くなるような膨大な恩恵を受けているのです。
また、体内常在菌の多様性こそが健康のカギだと言われています。
中国で行われた調査にこのようなものがあります。
3歳から100歳以上の高齢者まで、非常に健康(健康上の問題がなく、家族にも病歴がない)とされた1,000人を被験者に選び、全員の腸内フローラを採取して分析。
すると、非常に健康な高齢者の腸内フローラが、若い世代のものとよく似ていたのです。
また、全員に共通して見られたのは多様性のある腸内フローラでした。
体内の細菌は互いに競合してはいますが、協調的に働く例が無数にあります。
多くの細菌がお互いに助け合い、ある細菌は別の細菌の老廃物を食べ、また別の細菌の栄養素を生み出すといった例もあります。
さまざまな細菌が存在し、それらが密接に関係し合ってそれぞれの役割を果たしている、
いわば私達の体は、1つの生態系と言えるのです。
20世紀以降、人間に寄って体内の細菌は害のあるものと解釈され、その役割も十分研究されることなく抗生物質によって見境なく減らされてしまいました。
目に見える地上世界でも、環境破壊等によって動植物の生態系が撹乱され種の多様性が失われていますが、
つまりは、人間の体の外でも中でも、まったく同じようなことが起こっているのです。
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出生時に母親から受け継ぐ常在菌は一生モノ。
抗生物質の濫用を避けるということは私達が当然留意しなければならないことですが、今回みなさんに強くお伝えしたいのは、
出生時に赤ちゃんが母親から受け継ぐ体内細菌を大切にしてほしいということです。
残念ながら、産まれてから幼児期の間に獲得する体内細菌は、その後何をしようともそう簡単には変わらないと言われています。
海外の実験で、2週間にわたって毎日、高繊維質・全粒穀物・乾燥豆類・オリーブ油・果物・野菜を食べ続け、体内の変化を調べるというものがあるのですが、体内細菌の種類は被験者の誰もが最初と変わらないという結果でした。
(注:種類を変えることは難しいが、数など「整える」ということは不可能ではありません)
人間は、母親の産道を通って産まれてくると、通過の際にラクトバチルスなど母親の持つ細菌を移植されて出てきます。
産道を通って生まれてきた子供と、帝王切開で生まれてきた子供の腸内細菌の分布はまったく違っていることが近年の研究で明らかになっています。
最初に子供が母親から獲得する細菌たちが、まずその後の生涯の健康を方向づけると言っても過言ではありません。
母子の命を救う最後の手段であるはずの帝王切開は、医学的に必要でなくても選択されている?
世界を見てみると、高年出産や多胎妊娠が増えたことや、訴訟リスク回避、予定が立てやすいといった理由から、帝王切開率が高くなってきています。
WHO(世界保健機関)では2015年に「帝王切開は医学的に必要な場合のみに行うべき」
という勧告がなされ、それ以降適正な帝王切開の割合は全出産の10~15%とされてきました。
日本での帝王切開率(2013年)は18.5%で、やや高めです。
予定を決めて実施する「予定帝王切開」が、医師や施設の数、周産期の医療体制が十分でないところほど高くなっています。
★日本全国の「帝王切開」実施状況を初めて調査 東京大学、埼玉医科大学、秋田大学(大学ジャーナル)
もしも出産時に母親から受け継いだ細菌が子どもの生涯にわたって健康に大きな影響をおよぼすことが決定的に明らかになれば、このままの状態を放置しておいてよいはずがありません。
自分だけでなく、これから産まれてくる子供たちのために、可能な限り自然な出産を目指す。
医療機関をよく調べて、できる限り自然な出産を認めてくれる産院選びを。
ただ経膣分娩であればよいというわけではありません。
医療機関での出産の場合でも、できる限り医療的介入を必要としないことが重要です。
信頼できる助産師さんに来てもらって自宅で出産するのもよい方法です。
医療機関での出産は、母子ともに抗生物質曝露の機会が数多くあります。
・破水、人工破膜、会陰切開、B群レンサ球菌感染防止などでの母親への抗生物質投与。
・新生児の淋菌感染予防にさす抗菌目薬。
・分娩直後に肺炎感染などがあった場合、新生児に抗生物質投与。
(原因が不明と言われた場合、触診の際の感染である可能性が大です)
ただでさえ減少していると言われる体内細菌を、こういったことでさらに減少させてはいけないのです。
また、せっかく母親から細菌を受け取って産まれてきても、ほとんどの場合新生児の皮膜の胎脂をすぐに洗い流してしまいます。
胎脂は子供に有用な細菌を引きつけ、有害な細菌から身を守る役割を果たしていると言われます。
根本的な問題として、母体が健康であること。さらに、赤ちゃんを取り巻く周囲の人たちも健康であること。
医療介入を最低限に済ませるには、母体が健康な状態であることは必須です。
とりわけ食事には気を使いましょう。
ここでも抗生物質の危険性が潜んでいますので、乳製品や肉類、魚など特に動物性食品を食べるなら安心・安全なものを選択して下さい。
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また、ベジタリアン食は良質な食材もそろえやすく、動物性食品や加工食品などのリスクもなく、お通じもよく、体重管理も簡単なのでおすすめします。
★ベジタリアン妊婦の出産体験記録。ベジタリアンでの妊娠は栄養・健康面にどう影響する?私はこうして健康な子どもを出産しました。
ただしミネラルやビタミン12など不足しやすい栄養素には気をつけてください。
赤ちゃんは成長の過程で周囲の人たちの常在菌も受け継いでいきます。
3歳までに体内細菌は確立されてその後老年期までの営みの土台になると言われますので、健康なのは母親だけでよいというわけではありません。
お父さんを始め、赤ちゃんを取り巻く人達の健康、そして食生活が大切なのは言うまでもありません。
帝王切開はどうしても必要な場合だけ!
決して帝王切開が悪だというのではありません。母子の命にかかわる緊急事態であれば、迷う必要はどこにもありません。
もしも医師に帝王切開をすすめられて疑問を感じたら、納得のいく説明を受けてください。
海外では、「先の予定を立てやすいから」「経膣分娩は恐ろしいから」「高齢出産なので、何かあったら怖いから」という安易な理由で帝王切開を妊婦自ら希望することも多くあるようですが(それが帝王切開率を押し上げている)、特別な事情がないのであればそういった理由で自ら選択することはしないでください。
自宅出産で産まれた3歳の我が子、病気らしい病気はほぼなし。
最後に、自宅で一切の医療的な処置なく産まれ、現在3歳になった我が子(女)の事例をお伝えします。
兄姉(全員病院出産)が上に4人いて、学校や園でインフルエンザやノロウイルスが猛威をふるう冬が何度もありました。
彼女が産まれてから明らかに罹ったと言える病気は、兄姉からうつったおたふくかぜのみです。
兄姉の誰かが学校からインフルエンザをもらってきた年もありました。
ほぼ家族全員が順番に罹って苦しむ中、彼女だけはある冬は鼻水で済み、またある冬は38度程度・数時間の発熱で済みました。
ちょっと様態が悪いように見えても、一度睡眠を取ればケロッと治っているのです。
今年の春、長女の中学校で結膜炎が流行してうつされ、兄姉全員の目があっという間に充血して完治に数日かかりました。
彼女も多少目が赤くなったのですが、一晩寝て翌朝には元に戻っていました。
アレルギーらしき症状はありません。
下痢も一度もありません。
頭痛や腹痛もまだ知らないのではないかと思います。
他の兄弟と明らかに違うのは、出産時に医療的処置がなかったということです。
ワクチンはまだ1本も打っていませんが、下の子になるほど打つ本数が徐々に減っています。
離乳食は上の子ほど開始が早く(母子手帳通り)、下の子ほどのんびりになっています。
なので、これらが理由でここまでの明確な差は出ないと思っています。
「偶然じゃないのか」「はっきりした根拠がない」と言われればそれまでなのですが、
やはり自然に産まれて自然な形で体内細菌を獲得したということも、彼女が病気に強い一因なのではと思っています。
耐性菌が存在しても、免疫力が強ければ感染や重症化のリスクは低下させることができます。
抗生物質が効かなくなる時代が来るのではないかと危惧されている今日ですが、将来産まれてくる子供たちは一人ももれなく強い免疫を身につけてほしいです。
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