ガンの恐れがある「放射線照射食品」が日本のスーパーに増加するリスク。遺伝子組み換えだけじゃない!日米TAGが私たちの食卓に及ぼす影響とは。
ガンの恐れがある放射線照射食品が日本のスーパーで増加する可能性が。遺伝子組み換えだけじゃない!
日米TAGが私たちの食卓に及ぼす影響とは。
日本の食の不安が高まる近年。
食の安全への意識が高いIN YOU読者のみなさんは、2011年福島原発事故が起きて以降、
海外で日本の農産物に対して輸入規制がかけられていることを既にご存知かと思います。
放射線検査を始めとする日本の食品安全基準の甘さは、海外でも知られ、日本の農産物に輸入規制がかかる事態が起きています。
一方で日本は今、TPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)やEPA(日本・EU経済連携協定)などの自由貿易協定発効により、
外国産の安全性が不確かな食品が大量に輸入され始めています。
TPP11では、加盟国や多国籍企業に日本の食品表示や安全基準に意見する権限が与えられています。
TPP11では、私たちの健康に影響を及ぼす食品が輸入されても、科学的に因果関係が立証されなければ、規制を行うことができなくなっているのです。
TPP11協定の内容は、アメリカがTPP12脱退前の条件がそのまま残されたものです。
また昨年9月に日本は、アメリカとの日米物品貿易協定(通称TAG)交渉開始を発表しました。
今後もアメリカは、日本に対して、更なる関税撤廃や市場解放を迫ってくる可能性があります。
その権限が、私たち日本人の食の安全や主権を脅かしていることに多くの消費者は気づいているでしょうか?
TAGは、アメリカでは「米日貿易協定(USJTA)」と呼ばれ、関税を含め、様々なサービスやルールの変更も視野にいれています。
トランプ大統領は、2月6日に行った所信表明演説で、アメリカの貿易赤字解消に意欲を示したところです。
この所信表明演説で、トランプ大統領は、他国からの関税措置への報復と、アメリカの関税強化に対し大統領権限を強める法案への呼び掛けを行っています。
現在進められているアメリカと中国の貿易交渉により、3月に先送りとなったTAGの交渉がスタートすれば、アメリカは日本に対して、大幅な市場解放を迫ってくる可能性があります。
出典:2019.1.6 東京新聞 <こう動く2019日本>(5)日米交渉 新貿易協定の範囲焦点
2019.2.7日本農業新聞 貿易赤字削減に意欲 米大統領一般教科書演説 対日交渉には言及せず。
このアメリカのとの貿易交渉により懸念されることのひとつに、
食品への放射線照射規制緩和があります。今回は、アメリカにおける食品放射線照射の実態と、今後の日本への影響についてお伝えします。
食品への放射線照射にはどんな危険があるの?
現在、日本で食品への放射線照射が認められているのは、北海道士幌農協が扱っているジャガイモのみです。
ソラニンという毒素を持つジャガイモの芽の発芽抑制を目的に、ガンマ線を照射することが認められているのです。
このガンマ線は、コバルト60という放射性物質を発する放射線です。
科学技術省が1971年に発表した報告書によれば、放射線を照射したジャガイモを食べたラットには以下のような変化がみられています。
この実験報告書では、当初はマウスによる実験で問題がなかったとされていましたが、
その後国会質問でマウスの実験データが存在しなかったことが指摘されています。
出典:これでも食べる?放射線照射食品 里見宏著
違法な放射線照射が行われた食品は、既に日本の市場に流通していた!?
アメリカは、放射線照射が世界第2位の国で、2013年には約す10万tの生産物に、放射線照射が行われています。
日本では現在、北海道産ジャガイモ以外の食品に対する放射線照射は禁止されていますが、
海外から違法に放射線照射が行われた食品が輸入されるケースは後を絶ちません。
以下がこれまで海外から日本に輸入された放射線照射食品です。
出典:放射線と産業, 121号, pp. 38-41 食品照射を巡る最近の状況
http://foodirra.taka.qst.go.jp/osirase/006001003077b.html
放射線照射が行われた農産物や食品は、検査方法が確立されておらず、
生産者による表示がなければ、非照射の食品と判別がつきません。
危険な放射線照射食品推進!?主導しているのはアメリカ?
食品への放射線照射が危険であるという話は耳にしますが、日本でこうした技術を推進しているのはどの省庁でしょうか?
皆さんはご存じですか?
農水省や厚労省でも食品への放射線照射を検討していますが、
主に放射線照射を推進しているのは、内閣府原子力委員会に設置された「食品照射専門部会」です。
食品への放射線照射は「原子力政策大綱」に基づいて検討が進められてきました。
日本に食品照射専門部会が設置されたのは、アメリカに放射線照射食品の専門委員会を設けられ、
馬鈴薯へ照射が許可された翌年です。また国際的な放射線照射の規格は、アメリカも参加しているコーデックス委員会により定められています。
こうした流れを受けて、全日本スパイス協会など、国内の団体も食品への放射線照射の認可を求めて活動を行ってきました。
日米TAGが発効されれば、アメリカは、自国の農産物や食品を日本に輸入する為に、次々と放射線照射の認可基準や表示の撤廃を求めてくるかもしれません。
日本とアメリカの間で貿易協定が結ばれれば、放射線照射への規制が緩和されることにより、
外国産の食品や農産物はもとより、日本国内でも食品に対する放射線照射が増加する可能性が高まります。
では、残された私たちは一体どうしたらいいのでしょうか?
放射線照射食品や、不安な野菜から身を守る方法とは?
では、放射線照射食品が一般のスーパーで出回る可能性が高い日本で、これから私たちは一体どうしたらいいのでしょうか?
自分たちの身を守る方法を、消費者自身が知る必要があります。
干し野菜や漬物を見直そう!
微生物や菌の繁殖を防ぎ、腐敗を遅らせる名目れている食品への放射線照射は、ガンなどの影響を及ぼすだけでなく、多くのエネルギーを必要とします。
それだけで原発やメガソーラーなど環境に影響を及ぼす技術にも繋がりかねません。
こうしたエネルギーに依存しなくても、私達日本人には自然の力で腐敗を防ぐ知恵があります。
自然農で栽培された野菜で干し野菜なら、腐敗を防ぎ、保存期間を伸ばすことができます。
またぬか漬けなど、微生物や菌の力を活かした加工方法も、健康維持につながります。
こうした伝統的な食生活を見直すことが、放射線照射などリスクが高い技術に安易に頼らずに生きていくことに繋がります。
また、安全性の高い商品を、信頼できるところから取り寄せるのも一つでしょう。
手作りで、美味しいミックススパイスを作ろう!
カレーなどに使用するスパイスには、家庭菜園でも手軽に栽培できるハーブも沢山あります。
万が一TAGなどにより放射線照射食品が大量に流通する事態に備えて、香辛料なども自家栽培してみませんか?
ホール(粒)状でもパウダー状でも使えるコリアンダーやクミン、そのままでも使える唐辛子などがおすすめです。
パウダー状のスパイスは、乾燥させたものをミルサーなどで粉砕するだけで簡単に作れます。
乾燥剤と一緒に、密閉容器に入れて保管して置くだけで、いつでも安全なスパイスを家庭で利用できます。
自分で育てたハーブでオリジナルのミックススパイスを作るも楽しいかも!?
同じ危機感を共有する仲間を持とう。
TAGなどの不平等な貿易協定をストップさせる為には、多くの人とそのリスクを共有することが大切です。
しかし、添加物、遺伝子組み換え、農薬などに慣らされた日本の消費者の意識を変えるのは簡単ではありません。
すんなりと危険な食品を受け入れさせられて、それに疑問を持つ機会が少ない私達の生活。
特に、これまで大きな病気を経験することもなく生活にしてきた人は、食品の安全に対して疑問を感じるのが難しいのが実状です。
まずはこれまで身近で病気などハンデを抱えてきた人と情報を共有して、自分たちができることを考えていきましょう。
IN YOUの記事を積極的にシェアするもよし、
自家製の安全な食品を使ったホームパーティーを開くもよし、地域のコミュニティを活用し情報交換することも有効です。
私たちの食の主権はどこへいくの?
これまで、放射線照食品は消費者の根強い不安の声があったににも、関わらず人知れず違法な放射線照射食品が市場に出回っている現実。
皆さんはどう感じましたか?
多国籍企業の利益為に遺伝子組み換えや、ゲノム編集の規制が緩和され続けている日本。
日米TAGにより、アメリカが日本の食品ルールに介入する権限を持てば、消費者の力で市場拡大を阻止してきた放射線照射食品まで大量に日本の市場に出回ることになります。
それは、私達日本人が食の安全に対して意見し決定する権利を、手放すことに繋がります。
あなたが、自分自身の食を自分の手に取り戻すためにできることは何でしょう。
今が考えるチャンスかもしれません。
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