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海外で禁止・規制されている添加物が出回り年々増え続ける日本の食品添加物事情。一番怖いのは海外と日本の”規制のズレ”?!

幕の内/加賀一乃膳

食品添加物の安全性について疑問があります

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食の安心・安全志向の高まりから、注意深く食品選びをするご家庭も増えてきているのではないでしょうか?
特に食品関連のニュースなどで話題になったトランス脂肪酸などの存在から、食品添加物についての関心を強く抱いている人も少なくないでしょう。

食品添加物は、食品が腐らないように昔から人が食品を保存や加工を行なうためになされた工夫でもあるため、
”食品添加物全て”が悪だとは言い難いのですが、

そんな私が今、最も怖いと考えているのは日本と海外における添加物の安全基準のズレです。


食品添加物について

食品添加物は、食品を加工、保存する目的で利用されるものです。

”添加物”と聞くと、体に悪影響があるのではないかと懸念されているトランス脂肪酸や亜硝酸Na、アスパルテームなどが先行して浮かびがちですが、
梅干しの着色に利用されていたシソの葉や、鮮やかな黄色を発色するサフラン、発色のために利用する果物のオレンジなども食品添加物のひとつです。

日本の安全基準について

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日本では現在「天然」「合成」といった区別をすることなく、
安全性と有効性を科学的に評価し、厚生労働大臣が認めたものが食品添加物をして認められています。
食品添加物をこまかく区分すると以下のようになります。

  • 指定添加物(454品目)・・・厚生労働省が指定した添加物
  • 既存添加物(365品目)
  • 天然香料
  • 一般飲食添加物

食品衛生法においては、”食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加・混和などの方法によって使用するもの”という定義がなされています。

日本では、定期的に添加物の指定や使用基準の改正が行なわれていますが、それに対する考え方には

  • 安全性が実証・確認されているか
  • 栄養価を保持するものであるか
  • 特定の食事を必要とする消費者に必要な原料や成分を供給するか
  • 品質を保持するものであるか
  • 味覚や視覚などの感覚刺激特性を改善するものか
  • 製造から貯蔵過程までの間で補助的役割を果たすか

といったものが挙げられています。

日本と海外の安全基準にズレがある

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しかし私は、日本が掲げている考え方と海外の考え方に生じているズレこそ、食品添加物の安全性を疑問視させる原因なのではないかと考えています。
巷では、日本はオーガニック先進国である欧米諸国と比較して、食品添加物の認可数が多いという声もあがっています。

日本と海外の安全基準を比較すると

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日本の食品添加物に対する認可数の多さは、正直各国における定義や安全基準の違いから一概には言えないのが結論です。
しかし例えばアメリカでは「一般に安全とみなされる物質(GRAS物質)」「食品添加物」「色素添加物」「既認可物質」という細かい分類があるのに対し、日本はこれらが全て「食品添加物」としてひとくくりになります。

もちろん数の比較だけでは、安全基準のズレについて指摘することは難しいでしょう。
しかし先に紹介した「GRAS物質」においては、定期的に安全性の確認が繰り返し行なわれています。

「食品添加物」においても製造に使用される添加物と、食品容器や包装材に使用され食品に溶け出す可能性があるものとで、
「直接食品添加物」「間接食品添加物」という区分に分かれています。

国や地域によって添加物の用途や考え方が異なるため、国際的な規格を定めるのにはまだまだ時間がかかりそうですが、
オーガニック先進国である欧米の基準の方が、食に対する意識が強いように感じています。

海外では禁止されているものが使われている?!

加えて注目すべきは、日本で使用されている添加物の中には「海外での使用が禁止されているものもある」ということです。


ちなみに日本で使用されている添加物の数は約1500種。
そのうえ日本の厚生労働省が認可している添加物は年々増加していると言われており、世界各国の食への取り組みとは逆行しているようにも思えます。
その結果、日本では許可されていても海外ではNGといった添加物も多数出回っているのです。

有名なトランス脂肪酸は、肥満の原因とされているだけでなく、心筋梗塞や狭心症リスクが示唆されている物質です。
EU諸国においてはこれを含む油脂製品販売の禁止にまで至っています。
一方日本では未だに菓子パンやアイスクリームなど、子供達が好きそうな食べ物にまでトランス脂肪酸の普及が続いています。

日本だけが許可している添加物の危険性とは?

他にも食用赤色102号、過酸化水素などの添加物が、”日本でのみ”許可されている現実があります。

食用赤色102号

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これはその名の通り、食品の赤色を引き立たせるために用いられる食品添加物です。
様々な名称がありますが、化学的な正式名称は(8E)-7-オキソ-8-[(4-スルホナトナフタレン-1-イル)ヒドラジニリデン]ナフタレン-1,3-ジスルホン酸ナトリウムというなんだか難しい名称です。

ベンゼン環を含むナトリウム化合物というのが、この食用着色料の正体です。

イギリスにおいて、この着色料と合成保存料として用いられている安息香酸ナトリウムの同時摂取により、注意欠陥障害の発祥に関連があるのではないかと示唆。2008年には「注意欠陥障害に影響を及ぼす可能性あり」といった表記がなされるようになっています。

過酸化水素

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過酸化水素は、漂白剤として利用されています。

食品に対して漂白剤が必要になるという時点で何だか不気味だと思うのですが・・・。
かつて過酸化水素は、厚生労働省より食品使用が禁止された添加物です。

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その理由は発がん性。


しかし現在、おせち料理などに含まれている「数の子」にのみ使用が許可されている状態です。
これはあの鮮やかな色を出すためには過酸化水素がなくてはならないから、という理由が挙げられています。

過酸化水素はその殺菌力の高さから、オキシドールという消毒液としても利用されている物質です。
高濃度になると劇物扱いとなるこの物質が、食品を”漂白”するためだけに利用されていたと知ると、なんだか恐ろしく感じます。

近年起き続けてきた食品偽造問題などを考えると、
「使用していない」こと自体が信頼できない世の中で、それでも毎年食品添加物の認可が増えている現実を知ると、なんだかぞっとしてきませんか?

基準について何が問題か

加えて安全基準の制定に関しても疑問が残ります。
添加物の安全性というのは物質分析や動物実験などを介し、科学的データに基づいて評価されています。
しかし動物実験だけではどうしても分からないことも存在しますよね。

基準は成人男性に対する許容量が基準とされていますが、妊娠中の方や子供、お年寄りなどへの影響はどう考えたらいいのでしょうか。
また添加物リストは、定期的な安全性の評価から使用禁止になることもあれば、再認可されることもあります。

しかしこの評価の取り消し・再認可にもなんだか怖いものを感じます。

1969年、日本とアメリカでズルチン、チクロという人工甘味料が、発がん性があるという疑いで使用禁止となりましたが、
サッカリンという人工甘味料はその後、日本だけで再認可されています。

現在は人工甘味料であるアスパルテームの危険性が示唆され、
論争が起こっていますが、日本では現在でも清涼飲料水などに使用されている現実があります。

加えて天然添加物であっても「既存添加物」と呼ばれるものは、古くから一般的に利用されてきて危険性が低いということから利用され続けてきた添加物であり、科学的検証に基づく安全性が認められていないものもあります。

添加物大国であることに違いはない

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先で紹介した通り、添加物に対する捉え方は国によってさまざまで、一概に比較することは難しいことと思います。
しかし皮肉にも、日本が添加物大国となった原因には、海外の添加物規制緩和の要望もあるのです。
海外から来た色々な要請を認可した結果、気が付いた時には海外よりも基準が緩くなっていた・・とはなんとも残念な現実です。

海外からの食品を輸入するために、日本では無認可である添加物の規制を緩和しなくてはならないといった背景があるわけです。

いずれにせよ、日本は添加物大国と言われてしまっても仕方のない現実がありますね。

食の安全のために私達はどうすべきか

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世界各国が共通の使用基準や規制をつくることができれば、食の安全・安心への共通認識ができて好ましいはず。
しかし、国によって考え方が異なりますから、それはやはり難しい話なのだと思います。

それでも、私達にもできることがあります。

それはこのような食に関する情報を集め、自分自身で安心・安全を管理するということです。

自分の中で定めた安全基準に達しているかどうかを自分自身で判断することが、自分の体や大切な家族の体を守ることにつながります。

”選ぶ”という選択を


添加物は元々食を保存するための人の知恵だったはず。
現代社会のように食品添加物を必要以上に利用したり、成長期の子供のお菓子に入れるなど、配慮のない世界にいつからなってしまったのでしょうか?
必要最低限でよかったはずの添加物が今やなくてはならない商売道具と化してしまったのです。


私個人の考えですが、「食品添加物全体が悪ではない」と考えつつも、安全だと思っていたものが後々認可取り消しになる不安を考えると、

  • 加工されていない食品を選ぶ
  • 調味料はシンプルなものを選ぶ

これが最も簡単な”選び方”なのではないでしょうか。

食品添加物の種類を覚えようとしても、その膨大な数を覚え、全てを把握し購入時の選ぶ基準にするのは現実的ではありません。
それならば、せめて加工の過程で「食品添加物が加えられていないであろうもの」を選びましょう。

そうすれば、添加物の種類を思い出せなくても、そもそも加えられていないのですから悩むことはありません。

味付けなども料理には必要不可欠ですから、その場合にはシンプルな原材料が使われている調味料を購入することをオススメします。
例えば醤油。

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IN YOUでもオススメの有機醤油を紹介していますが、本物と呼ばれる醤油は、原材料名は大豆と小麦と塩としか書かれていないはず。
本物の食品や調味料は賞味期限こそ短けれど、色を調整する必要も、味を整える必要もなければ、食品添加物が入る隙などないのです。

添加物そのものを知り、避けることも大切ですが、まずは添加物の本質を知り、
なぜそれを加えなければならないかを知れば、自ずと安全な食品は選びやすくなることでしょう。

皆さんも、注意深く原材料表記に注目して、食品選びをしてください。

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参考文献
1,ホントに知っていますか?食品添加物のこと 味の素
2,海外の基準とも比較した!日本における食品添加物の安全性の罠
3,日本だけ?!海外では使用していない食品添加物がある
4,着色料の赤102号が持つ危険性とタール色素が嫌われる理由

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