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“自然素材使用”だけでは不十分!? カラダと地球にやさしいインテリア選びのポイントを一級建築士が解説します。

“自然素材使用”だけでは不十分!?
カラダと地球にやさしいインテリア選び
のポイントを一級建築士が解説します。

衣・食・住は私たちの生活に欠かせない三大要素です。

その中でも「住」は、自分も家族も心安らぐ場所であり、
とても大切な要素。

雨風がしのげればそれで充分かもしれませんが、
できれば快適な住処となるようこだわりたい人も多いと思います。

そして、家があれば、その中には必ずと言っていいほど「インテリア」がありますよね。

一般的には「インテリア」というと家具を指すことが多いですが、
壁紙、床材、照明等、家の内部を構成するものの総称が「インテリア」です。

そしてこのインテリア選びが、健康や地球環境に深く関係していることをご存じでしょうか。

インテリア選びがあなたの健康に影響する!


インテリアを選ぶ時って、ワクワクしますよね。

この部屋にはどんな壁紙を貼ろう?どんなソファを置こう?なんて想像するだけで夢が膨らみます。

でも、もしその選んだものが、体や地球環境に好ましくない影響を及ぼす可能性があるとしたら、
どうでしょうか。

そのインテリアは何でできているかを考えてみよう

家を彩るインテリア。それは一体何からできているのでしょうか。

例えば、家族が食事を囲むダイニングテーブル。

現在、内部が合板(ごうばん)、表面はメラミン樹脂を使ったものが安価に出回っています。

メラミン樹脂は芯材層の丈夫な紙にフェノール樹脂をしみ込ませ、これらを何枚も重ねて圧着させた、
積層プラスチック板です。
合板は木を薄くスライスしたものを接着剤で圧着したもので、外国産材が多く使われています。

この合板+メラミン樹脂の家具は、汚れが拭き取りやすく、取り扱いがラクなので
採用されるご家庭が多いのですが、

この合板を圧着させる「接着剤」、素材の木材は果たして安全なのでしょうか。

メラミン樹脂を作る過程で、毒性が高く、粘膜刺激やアレルギーを引き起こす恐れがある
「ホルムアルデヒド」が使用されていることを、皆さんはご存知でしょうか。

インテリアを原因とする「シックハウス症候群」


接着剤やホルムアルデヒドについては、世界中で様々な製品に使用されてきました。

しかし、1990年代、家にいるだけでめまい・倦怠感・咳などの症状が現れる
「シックハウス症候群」が報告され始め、規制を強化。

欧米ではインテリアに使われる素材に厳しく規制がなされ、
前述の「メラミン樹脂」については使用禁止の国も存在します。

しかし、日本では、「問題ない」とされる数値レベルが規定されたものの、
まだ多くのインテリアに使用されています。

インテリアは地球環境にも影響を及ぼす


インテリアは、家で使用されている間だけでなく、廃棄された後にも
問題を起こす恐れがあります。

建築業界では、処分されたものはほとんど「産業廃棄物」となります。

木くずや鉄くずなどは分別されますが、実は90%以上がそのまま焼却処分され、
埋め立てられ、リサイクルされることもありません。

このままではゴミはどんどん増える一方であり、
有害物質を使用したものは焼却される際にダイオキシン発生の懸念もあります。

体だけではなく地球環境に影響を及ぼすようなものが家中に存在しているとしたら・・・。

インテリアの選び方も、考え直してみようと思いませんか。

オーガニックをあなたの住まいにも。
インテリアを選ぶ時に気を付けたい、4つのこと


もしもこれから、「インテリアは、体や環境に配慮したものを選びたい」
と考えるのであれば、以下の点を意識してみてください。

①家具や床材には無垢材を取り入れる

無垢材とは合板やシートを使わない、「伐り出された木材」そのもののこと

「一枚板」等とも飛ばれ、テーブルの天板などに使用されているものです。

ただ、一枚板はとても高価なので、気軽に取り入れられないという懸念もあります。

そんなときは「単板積層材」を使用されたものがおすすめです。
単板積層材は、薄い挽き板を何層にも圧着させた木材で、
接着剤は使用されているものの、表面は木材そのままで比較的安全です。

そして無垢の木は、目に見えないくらいの小さな穴が開いており、
この穴で水分を吸湿したり放出することで、室内の湿度調節にも役立ちます。

②壁材には和紙や珪藻土など「呼吸するもの」を取り入れる

壁紙には取り扱いがしやすく、安価で色柄も自由にできる
ビニール製の壁紙が使われることがほとんど。

これがシックハウスの一因となったこともありました。

今では有害物質の使用安全性を示す“F☆☆☆☆(フォースター)”
認定されたものがほとんどではあるものの、
やはり空気や水分の通りを遮るビニールは、不快な環境の要因になることも。

そこでおすすめなのが、「和紙」を使った壁紙や「珪藻土」という土を使用した塗材を
壁の仕上げに使うことです。

日本が古来から使用してきた「和紙」は、通気性や調湿性があり、
また接着には澱粉を原料としたのりが使用される場合も。

ただ、和紙や糊の質は、施工する業者さんによりピンキリですので、
しっかりと下調べをしてくださいね。

もうひとつの「珪藻土」については、バスマットやコースター等の日用品としてもよく見られる、
身近な素材で、植物性プランクトン類の化石・珪藻殻の堆積物によって形成された地層の土。

自然素材であることに加え、無数の小さ穴を持つ「多孔質」で、
湿度が高い日は水分を吸収し、低い日には放出することでお部屋を快適な温度や湿度に保ってくれます。

いずれも安全性が高いだけでなく、心地よい住まいにはぴったりの素材です。

その他にも。水回りにはタイルがおすすめ。デザインも色々あり、
見た目にこだわる人にも楽しんで選んでもらえます。

珪藻土や漆喰はウイルス予防にもなる?!

ちなみに、自然素材の家=病気にならないというイメージがあるかもしれませんが、
残念ながら、一概にそうとは
言えません。

もちろん、化学物質だらけの家から自然素材の家に引っ越したりリフォームすると、
アトピーやぜんそくが治まったという事例は数多くあります。

そのことから、ウイルス系の病気にもかからないと、
一部の建築会社がPRに使ったこともありました。

確かに、珪藻土や漆喰等、アルカリ性物質はウイルスを分解し、
無害化するという研究結果があります。

だからと言って家の壁を珪藻土や漆喰にしたとしても、
ウイルスの感染は人から人への飛沫によるものがほとんどであり、
人を通り越して壁に付着されるという可能性はかなり低いと考えられます。

「自然素材≠病気にならない素材」ということを知っておいてください。

③事前に素材の産地を調べる

木材を始め、インテリアには様々な国の自然素材が使われています。

外国産のものは人件費や加工費の観点から安く仕入れることができ、
出回っている製品の大部分は外国産と言っても過言ではありません。

どの国ならば安全でどの国は危険ということは言い切れませんが、
はり外国から来たものは製造過程のはっきりできないものが多く、
全てが安全とは言い切れません。

さらに木材等は運輸の過程で腐らないように、
多量の防腐剤を染み込まされている場合も。

実は、先程ご紹介した「珪藻土」も人気になった反面、
質が悪い土が混入されている事例もあります。

ご自宅に取り入れる前にその素材が信用できるルートを経ているかどうかも
確認してみてください。

④廃棄された後のことも考えてみる

前述したように、建築材料は廃棄されるとそのほとんどが
「産業廃棄物」として焼却・埋め立て処分されます。

その際は、プラスチックや化学物質を含んだものよりも、土、無垢の木や紙等、
自然に返るものが多く使われていれば、環境への負担はグッと少なくできるはずです。

全くゴミを出さないというのは難しいですが、できるだけ自然に近いものを選ぶことを
心掛けるなど工夫していきたいですね。

自然素材のインテリアだけで
健康的な住環境は得られない

ここまで自然素材のインテリア選びの大切さをお伝えしてきましたが、
実はそれだけで健康の維持に十分な住環境が得られるわけではありません。

前述した通り、珪藻土等の自然素材をもってしても、ウイルスが防げるわけではありません。

また、有害物質の規制はかなり進んでいるものの、シックハウスの相談は増加傾向にあります。

その理由としては、規制されている物質以外の代替物質が次々に出回り、
規制が追い付かないことも上げられますが、
住宅の高気密・高断熱化により、空気環境の悪化が起因しているのではないか、
とも言われています。

高気密・高断熱化は決して悪いことではありません。むしろ建物の気密性を示すC値が2未満で、
換気計画がしっかりとされた家であれば、常に新鮮な空気が家の中を循環し、
結露も起こりにくく、快適な温熱環境・空気環境を作り出してくれます。

真の健康的な住宅には、
自然素材の積極的な取り入れ+しっかりとした高気密・高断熱化+適切な換気計画が不可欠です。

オーガニックなインテリア選びで、
私たちと地球の明るい未来を築こう!


物が溢れた現代では、最新の素材や設備も次々に市場に出回っており、
インテリアも数えきれないほどの種類から選ぶことができます。

だからこそ、見た目の華やかさや煌びやかさや便利さだけでそれらを選ぶのではなく、
本当に効果のあるものを探し、使用中だけでなく廃棄された後も
「長いスパンで考える“もの選び”」をご家庭にも取り入れてみませんか。

決して、大好きなものを我慢して、地味で素朴で飾り気のないものを選べ、
と言っているのではありません。

ただ、将来的にはご自身やご家族の健康、
そして子供達が暮らしていく未来の地球環境も左右するということを踏まえ、
インテリア選びに役立てていただければと思います。

そして、インテリアに限らず、あなたと地球の未来創り、毎日のもの選びから始まる!
ということを知っておくことがとても大切なのではないでしょうか。

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