便秘と血糖値の悩みに注目の幻のハーブ「サラシア」の効果とは|気になる副作用についても解説
前回、アーユル・ヴェーダ数千年の歴史と化学的研究によって実証される、
サラシア・レティキュラータの糖質吸収抑制効果についてお伝えしました。
糖の吸収を抑えるという幻のハーブ「サラシア」の威力とは?
そして、さらにもう一つ美容にうれしい効果があるのです。
それは、腸内環境の改善をして便秘を解消する手助けをしてくれるということです。
体の他の部分は痩せても、便秘でお腹がポッコリ。
ウエストのファスナーが閉まらない!という経験がある方も多いと思います。
腸内細菌のバランスが崩れると、便秘ばかりではなく、
免疫力の低下、アレルギー、うつ、認知症、過敏性腸症候群など、
とても多くの問題を引き起こします。
サラシアは、それらの改善に役に立つのでは?と、
いま研究者たちからも大注目されているんですよ。
サラシア・レティキュラータのさらなる効果とは?
吸収されない糖を使って腸内環境改善が可能に!
サラシアは便秘のお悩みにも効果あり。
ダイエット中の方にもおすすすめ!
野菜をとらず、脂質の多い揚げ物や、肉類、ご飯などの炭水化物をとっていると、
糖質も気になりますが、腸内環境の悪化も気になります。
・便秘
・強い便臭
・ガスが溜まってお腹が張る
こういった問題がある方は、腸の常在菌のバランスが崩れているかもしれません。
それに加えて、
・免疫力の低下で風邪をひきやすい
・気分が落ち込む、イライラする
・アレルギーが酷い
これらも腸が関わる問題です。
便秘は筋力不足やストレス、自律神経の乱れも関わります。
しかし、食生活の乱れによって腸内フローラ(※)の菌のバランスの悪化が要因となることも多いです。
※腸内フローラ:腸の細菌が沢山いる場所。花畑に例えた形容で腸内細菌叢という。よく似た細菌叢は胃や生殖器などにも形成される
野菜類や海藻、キノコ等には、水溶性、不溶性の食物繊維が含まれています。
そのうち、不溶性食物繊維は、直接老廃物を絡めとる腸の掃除をしてくれる存在です。
それに対して、水溶性の食物繊維は、
腸内細菌のうち善玉菌が生きていくために必要な資源となります。
食物繊維も、腸の環境を整え便秘を解消するのに必要ですが、
善玉菌が増えるのに必要なものとして糖が必要です。
サラシア・レティキュラータが吸収阻害した糖は、
胃腸の中の善玉菌の増殖要因になります。
アーユルヴェーダで使われてきた幻のハーブを凝縮してサプリに!
サラシア・レティキュラータの成分、
サラシノールの腸における働きとは?
では、サラシアを摂取すると増える善玉菌の働きを見てみましょう。
彼らは、短鎖脂肪酸を作り出し、他の菌が悪さをするのを邪魔する働きを担います。
(短鎖脂肪酸:脂肪酸の仲間のうち分子量の小さいものを指す。腸内フローラにより大腸で作られるがその大部分が大腸で吸収されて体のエネルギー源になる。それ以外にも、大腸の組織を正常にするための栄養源となったり、大腸の中を弱酸性にして悪玉菌が増えるのを防いで腸内環境を整える働きもする。ミネラルの吸収を助ける役割も果たす)
サラシア属植物による動物の腸内菌叢に対する効果に関しては、これまでに次のような報告がある。
サラシア属植物のヒトへの投与で、糞便中のアンモニア量が減少するとともに、そのpHが低下するため、腸内菌による単鎖脂肪酸の産生が推測される。
さらに、ヒトの腸内菌叢でBifidobacterium属の増加とClostridium属の減少がみられる。
ラットへの投与では、腸内菌叢でFirmicutes門の比率が減少し、Bacteroidetes門の比率が増加する。
Bacteroidetes門の細菌は、乳酸菌よりも強い免疫賦活作用がありIgAの産生を高める。
Salacia reticulata のマウス腸管免疫系に対する影響
引用文中の、Bifidobacteriumというのは、おなじみのビフィズス菌です。
がんや潰瘍のリスクを増す、ヘリコバクター・ピロリ等の感染症を起こす菌に対抗してくれます。
他に、ラットにサラシアを与えると増える菌がいます。
Bacteroidetes バイクロイデス門
かなり強い免疫機能を有する菌で、
減少すると過敏性腸症候群(IBS)や肥満が起こりやすくなるという説があります。
Lactobacillus ラクトバシラス属
女性の生殖器にいる菌。日和見感染を起こす種もいるが、過酸化酸素を生成し、
真菌であるカンジダや有害菌の増加を防いでくれます。
ビールやザワークラウトによくいる、発酵系の菌ではメジャーな存在の種。
腸の担う役割は吸収だけではありません。
精神面や、免疫の面でも腸内細菌のバランスが関わっています。
サラシアの中のサラシノールなど数種の成分が善玉菌の増殖を促すことは、様々な研究結果により立証されています。
サラシア・レティキュラータの安全性は?副作用はないの?
副作用といっても、医薬品ではないので強烈な症状が起きる心配はまずありません。いくつかの研究で、長期摂取後に「排便なし、下痢、頭痛、風邪」等が被験者(うち排便なし、風邪はサラシアではないものを摂取)に見られましたが、本人の体質の問題だと研究者は結論付けています。
サラシア・レティキュラータで吸収されて腸内細菌の餌になるのは糖だけ?ほかの栄養素の吸収阻害はされない?
「サラシアで痩せるということは、他の栄養も吸収阻害されて不健康になるのでは?」
という質問をインターネット上で見かけました。
確かに、お腹を下してしまう人がいて、
それが長く続く場合は低カリウムや、低ナトリウム、脱水等になる可能性はあります。
ただ、それはサラシアの栄養吸収阻害ではなく、
単なる下痢の結果です。牛乳など他の食品でもお腹を下す人はいます。
生理学的に、糖の代謝とほかの栄養分の代謝は別物です。
逆に、もともと腸内環境が悪い人は、善玉菌が増えて栄養吸収がよくなる可能性があります。
便秘に悩んでいるけれど特に対策をしていない人へ。ただダイエットや肌によくないだけではない。
サラシア・レティキュラータが必要な理由
たかが便秘といって侮るなかれ!腸内環境が悪化すると大変なことに!
便が出ないぐらいでは死なないと思って、便秘を放置する人がいます。
皆様は便秘が悪化した場合、その最終的な処置はどういうものになるかご存知ですか?
・下剤の投与
・浣腸
・高圧浣腸
・摘便
「摘便」というのは、「肛門付近に硬くなってたまった便の塊を指でかき出す処置」です。
効果は高いのですが、腸壁の損傷の恐れがあります。
直腸は、柔らかい部位で傷がつきやすく、止血も難しい場所です。
今あげた行為は医療行為であり、いずれもそれなりのリスクを伴います。
なぜそれでもするのかというと、便秘の放置は次のような問題を起こすからです。
・裂肛(痔の一種。硬い便が何度も動くことで腸壁を傷つける)
・肥満
・食欲不振
・悪心
・大腸がんのリスク増加
・糞かい(便の塊)による腸閉塞
・直腸潰瘍
もちろん、すべての人が便秘を放置したらこうなるというわけではありません。
しかし、20代、30代、40代ですでに便秘が当たり前になっている人は、
サラシアも含めて何らかの改善策をとることを強くおすすめします!
排便をコントロールする肛門括約筋は、加齢によって衰えてくるからです。
また、裂肛は比較的若い女性に多く、
悪化すると肛門狭窄(肛門が狭くなる)を起こすことがあると専門医は指摘します。
便秘だけが要因ではありませんが、硬い便は腸壁を傷つけます。
さらに、腸内環境が関わっていると示唆される病気に次のようなものがあります。
・AD(アルツハイマー型認知症)
・うつ
・諸アレルギー疾患
これらの病気を持っている人の腸を調べると、
乳酸菌など特定の菌が少ないという報告があります。
医療のお世話になるレベルになる前に、
水分を多くとり、腸内環境をよくして、筋肉をつけておくこと。
それが介護予防につながります。
腸内で善玉菌を増やす幻のハーブ、サラシア配合サプリメント
便秘薬の使いすぎは腸に負担!
サラシアと便秘薬の違いは?
便秘で悩んでいるから、便秘薬を飲むという人は多いでしょう。
しかし、便秘薬の中には依存性があるものも存在します。
主にセンナ、ダイオウを含んだ非常に強力な下剤ですが、習慣性や依存性〈癖になる〉があり、さらに毎日使っていると効きが弱くなってきます。
また、便意が低下したり大腸メラノーシスを起こすことも問題です。
この薬の使い方の基本は必要な時にオンデマンド(頓用)で使うことです。
たとえば旅行などで一時的に便秘になったとか、排便が2~3日ないときに使うなどです。
このような使い方をすれば癖にはならないし、よく効きます。
毎日漫然と使うことは決してしないでください。
「健康情報誌「消化器のひろば」No.11」
緩下剤と呼ばれるこの類の下剤は、腸を刺激して蠕動を促します。
ただ、刺激に体が慣れてしまいますので、徐々に量が増えていくことになります。
加齢で便を出す力が弱く、便秘薬の強いものを常用していてかえって便が出なくなってしまった事例に何度か遭遇しました。
便秘薬で腸が動かなくなってしまいますと、先に述べた摘便や高圧浣腸等をすることになってしまいます。
腸壁が弱った場合は低残渣食といって、消化に時間がかかる繊維が多い食品を制限する食事を医師から指示されるなど、結構大ごとになります。
それに対してサラシアは、
善玉菌の餌になる糖を提供してくれるだけなので、依存性などはありません。
慢性的に便秘だとアレルギーが起きやすい?
腸の免疫細胞がすべてのカギを握る!
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど、
現代は様々なアレルギーの問題に悩む人が増えています。
私も、牛肉や着色料の食物アレルギーを持っています。
幼少期は普通に牛肉を食べられたのですが、
大人になって体調を崩したのが切っ掛けでほんの少しのたんぱく質にも反応して、発赤や発熱を起こすようになりました。
このように成人後に起こる食物アレルギーは意外と多いのです。
アレルギーは、私たちの免疫、好中球やマクロファージ、キラー細胞等、
本来は良くない菌を排除する機能が暴走してしまった状態です。
炎症を起こす物質が放出され、粘膜や皮膚が腫れ上がってしまった結果、様々な症状が出るのです。
アレルギーの機序は、分かっていない部分も多いのですが、
日和見免疫という概念を唱える研究者がいます。
免疫が何らかの理由で弱って、
本来はいてもさして害はないたんぱく質や腸内の常在菌にまで免疫反応が起きてしまう状態です。
先に挙げたとおりサラシアには、
腸内細菌のうち、人間に良い働きをする菌の幾つかを増やす働きがあります。
免疫を活性化し、体質改善をするためにも、サラシアを使うのは良いことなのです。
「神の恵み」サラシアのパワーを凝縮したサプリメントはこちら!
お腹がすぐに下る、ガスが溜まる、便秘しやすい。
そんなお悩みの改善法として注目されるサラシア・レティキュラータ
お腹が張る、しょっちゅうおならや下痢をする、便秘がおさまらない。
これが長く続く場合は、消化器内科や心療内科に足を運ぶ必要があるかもしれません。
近年、過敏性腸症候群(IBS)に悩む人が増えています。
下痢型の場合、快速特急や急行に乗ってしまうとお手洗いにいけず普通列車にしか乗れないので「各駅停車症候群」と呼ばれることもあります。
分かりやすいガイドラインを日本消化器科医学会が出しています。
この原因不明のお腹の不調は、日本人の1割が悩むもので様々な研究がされています。
人種や居住国によって腸内細菌の組成が異なること知られている.
わが国の研究が是非とも必要である.
われわれは,わが国のIBSの腸内細菌を分析し,IBS患者では,健常者よりもLactobacillusならびにVeillonellaが多いことを見出した.
IBS 患者では,糞便中の短鎖脂肪酸(short chain fatty acid: SCFA)の中でも酢酸,プロピオン酸,総有機酸の濃度が健常者よりも高かった。
Lactobacillus はグルコースを乳酸に代謝する菌である.
Veillonella は乳酸を酢酸,プロピオン酸に転換する.
また,酢酸,プロピオン酸量が多いほどこれらの菌の増加が酢酸,プロピオン酸の恒常性を超えた増加を介して IBSの源流となっている可能性がある.
一方,適量の有機酸は抗炎症作用,粘膜保護作用を持つ.
有機酸の分量・濃 度が適量でることが重要と考えられる.
IBSの病態の源流に腸内細菌叢とその産生物質が関与していることが示唆される.
「過敏性腸症候群と腸内細菌叢 gut microbiota」
これは、過敏性腸症候群の患者さんの腸内細菌叢について書かれた論文の抜粋です。
現実に症状が重い人は、糞便移植、プロバイオティクス(腸内フローラの状態をよくする菌)の投与などがされることがあります。
サラシアの適応についても研究されています。
検査などしても、腸に異常が認められないのに下痢や便秘が続く人の中には、強いストレス状態にある人も多いです。
うつ病と腸内細菌の関係性を示唆する論文もあり、
腸をケアすることで、精神面の不調も身体面の不調も解消する切っ掛けがあるのではないかと論じられています。
便秘解消にサラシア・レティキュラータを使う場合気を付けたいこと
人によってはお腹を下すことも。過剰摂取は避ける
サラシアは機能的に優れた商品ですが、皆様に気を付けていただきたいことがあります。
・量を増やせば早く効果が出ると思って沢山の量を飲む
・便秘薬等よく似た機能のものを一緒に飲む
これをしないでください。
先述したとおり、サラシアの安全性は臨床試験で実証されています。
しかし、それは正しい使い方をした場合です。
下痢をする人が出るぐらいと言われると軽く見る人がいます。
ですが、激しい下痢はカリウムなどの栄養素を大量に失う危険性があります。
強度の低カリウム血症は、不整脈や痙攣などを引き起こし、非常に危険です。
いくつも薬や健康食品を飲んでしまうと、
調子が悪くなったのがサラシアが原因なのか判断がしにくくなります。
サラシアを長く飲み続けても状態がよくならない場合は
医師の診察を受けるべし!
サラシアを飲んでみてしばらくたっても一向に便秘がよくならないという場合は、病院で検査を受けてみることをおすすめします。
大腸や直腸に何らかの異変が起きていることがあります。
直腸脱(便失禁や下着の汚れが見られる人もいる)や神経系の損傷で排便困難になる人もいますが、それはサラシアでは改善は難しいものです。
過敏性腸症候群に関しても、1度診察を受けて診断されてからサラシアを飲む事をおすすめします。
自分で病名を決め込んで処置をすることはおススメできません。
排便の記録をつけると、効果が分かりやすいのでおススメ!
サラシアを飲んでいる人は、次のような記録をつけると良いでしょう。
・排便の頻度、便の色
・体重
・むくみの状態等
・食べたもの
・気分
細かくなくとも、一行で大丈夫です。
こうしておくと、効果が出ているかはっきり分かります。
また、ダイエットや体質改善は、精神的なものも大きく関わるのです。
サラシアで腸内環境がよくなってもストレスやドカ食いで腸に負担をかけてしまっては意味がありません。
書くことで客観的に自分の問題や体調を見つめることが出来、モチベーションをあげるきっかけになりますよ。
腸内環境の改善には、ストレスの軽減も必要。
サラシアを飲むだけではなく、自分をいたわろう!
便秘や過敏性腸症候群には、ストレスによる自律神経の失調も大きく関わります。
サラシアの摂取の他に次のことをすると良いでしょう。
・音楽などリラックス系の趣味
・手工芸や絵画など、集中力が必要な趣味
・マッサージ
・入浴
・運動
自分の抱えている不調に真正面から向かい合ってしまうと、
感覚が敏感になって問題がより大きく見えます。
サラシアの効果が出ているのに、過小評価をしてしまうこともあります。
物のとらえ方は癖なので、同じ便秘や胃腸の問題でも、
「今日も便が出なかった(明日も出ないだろう。サラシア飲んでるのに)」
と考える人と、
「今日は便が出なかった(けれど、明日は出るだろう、サラシアを飲んだのだから)」
と考えられる人がいます。
後者は自分の身体感覚をかなりネガティブに取ってしまうので、
体の反応などに影響が出やすくなります。
リラックスして肛門括約筋を緩めましょう。
中医学でお腹は中と書く大事な場所。
腸内環境をサラシアで整えて、全身健康に!
サラシアの整腸作用や糖の吸収抑制作、安全性の高さについては、
多くの研究者が認めているところであり、論文も多く書かれています。
糖尿病も怖い病気ですが、腸の細菌バランスの崩れはアレルギーや精神疾患、感染症、がんのリスク等を上昇させます。
糖吸収の抑制と同時に、腸内フローラの活性化も期待できるサラシアは、歴史に裏打ちされた自然食品です。
私は親族の介護も経験していますし、
ボランティアで高齢者・障がい者福祉の様子を学生時代から体感していました。
「出ないから便秘薬」という発想でいると、
最後は使える緩下剤が無くなって、入院ということになるのです。
東洋医学では、お腹のことを「中」、つまり体の中心と書きます。
血流量も多く、命の根源となる場所です。
生活習慣の崩れで受けたダメージをサラシアで早めに改善して、
年齢を重ねても健康を保てるようにしましょう。
便秘予防、ダイエットにも!幻のハーブ「サラシア」のサプリメント
(参考)
「浣腸(GE)」
「ヒトの腸内菌の分類に関する総論」
「Salacia reticulata のマウス腸管免疫系に対する影響」
「うつ病患者または不安症患者における腸内細菌叢の前向き観察研究 」
「過敏性腸症候群(IBS)ガイドQ&A」
過敏性腸症候群患者に対するサラシア健康食品の腸内細菌叢に及ぼす影響に関する研究
「大腸・肛門の病気について」
サラシアエキス入り食品の過剰摂取または長期摂取の安全性評価
「Lactobacillus 属やBifidobacterium 属の宿主腸粘膜への 付着性に関わるアドヘシンとその分子機構」
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