オーガニック食材に含まれる成分「サルべストロール」とは?天然の抗がん剤とも言われる驚きの効能や摂り方を解説!
オーガニック食材に含まれる成分「サルべストロール」とは?天然の抗がん剤とも言われる驚きの効能や摂り方を解説!
「食べ物は、国産であれば安全。」
皆さんは、そう思っていませんか?
実は日本は世界トップ5に入る農薬消費国で、
1ヘクタールあたりの農薬使用量は
アメリカの5倍以上です。
最近の研究で、農薬を使った食材には、
オーガニック野菜に含まれている
「サルべストロール」と言われる物質が少ないことが分かりました。
サルべストロールの恩恵を受けようと思ったら、
国産という基準だけでは不十分です。
サルべストロールが少ない食材は、何が問題なのでしょうか?
それを摂取するためには、何ができるのでしょうか?
今回は、サルべストロールの力を知って、
オーガニックの食材を選ぶ大切さを再確認しましょう!
オーガニックの食材を選ぶ大きな理由。農薬が天然の抗がん剤「サルベストロール」を破壊!
天然に存在する植物は、
紫外線や病原菌などの外部の刺激に対して
自分を守る成分を作って戦う仕組みを持っています。
この植物が出す成分の1つに、
「サルべストロール」があります。
これは、植物が体内で合成する抗菌物質です。
サルべストロールは、
植物が外部の刺激を受けてはじめて体内で合成することができます。
しかし最近では、
農薬を使った農作物栽培が主流になり、
植物がサルべストロールを作り出す環境が
確実に減っています。
農薬によって、
植物が抗菌作用を示すことができない上に、
農薬自体にサルべストロールの働きを
弱める作用があるからです。
そしてこのサルべストロールは
「天然の抗がん剤」とも言われ、
近年医療現場でも注目されている有用な物質です。
つまり現代人は、
天然の抗がん剤の恩恵を受けにくくなっている
ということです。
オーガニック食材に含まれる天然の抗がん剤「サルべストロール」とは?
サルべストロールは、
2002年にイギリスで抗がん剤の研究をしていた
ゲリー・ポッター博士によって発見された成分です。
発見以降、サルべストロールに
がん細胞と戦う力があることが見出され、
今も研究が進んでいます。
もともと植物が持っている成分ですから、
口にしても問題ありません。
事実、すでに欧米では医療現場での活躍が見られます。
オーガニック野菜に豊富なサルべストロールががん細胞と戦う仕組み
サルべストロールは、がん細胞だけを殺すことができます。
体内に入ったサルべストロールは、
がん細胞だけがもつ「CYP1B1」という酵素を狙います。
CYPという酵素は代謝や解毒にかかわる酵素で、
がん細胞が生きていくために必須の酵素です。
サルべストロールは、がん細胞内でCYP1B1と結合し、
そのままがん細胞による代謝を受けて、
がん細胞死(アポトーシス)を誘導します。
がん化を受けていない細胞にはCYP1B1は存在しないため、
サルべストロールはがん細胞だけを攻撃することができます。
さらに、重大な副作用も報告されていません。
したがって、サルべストロールは
がん細胞だけを狙える天然の抗がん剤と言うことができます。
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がん患者がサルべストロール摂取で改善した症例
ステージ1の乳がん宣告を受けた女性(76歳)は、
抗がん剤の治療を拒否し、サプリメントを使って
1日1400ポイントのサルべストロールを摂取しました。
加えて、規則正しい食事と適度な運動を日課とし、
サルべストロールの摂取を続けました。
彼女はサルべストロールの摂取を始めて3週間後に、
胸のしこりが小さくなっていることに気がつきます。
診断から1ヶ月経ち、再び医療機関を受診すると
がんは見つかりませんでした。
それ以降も定期的に医療機関を受診しながら
サルべストロールの摂取を続けています。
彼女は「抗がん剤と比べて副作用がなく、
快適に毎日を送ることができる」と証言しています。
この症例から、実際のがん患者において
サルべストロールがQOL(生活の質)を維持することに役立っていると分かります。
また、再びがん化しようとしている細胞にも働きかけるので、
予防目的でサルべストロールを摂ることも効果的です。
参考文献:Cancer and Related Case Studies Involving Salvestrol and CYP1B1
(Brian A Schaefer, JOM Volume 27, 2012)
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サルべストロール不足の現代人。食材がオーガニックかどうか以外にも理由が!
「天然の抗がん剤」サルべストロールですが、
現代人はサルべストロール不足と言われています。
農作物がサルべストロールを作れなくなる理由は、
農薬以外にもいくつかあります。
・品種改良
・収穫時期の早期化
サルべストロールは苦味のある成分ですが、
近年の品種改良により、
甘みの強い農作物が多くなりました。
スーパーの果物売り場を見ても、
とうもろこしやりんご、柑橘類など、
糖度をウリにしているものが多いと思います。
不自然なまでに甘い野菜や果物には
サルべストロールが含まれにくくなっています。
また、輸入品の農作物は運搬の間に品質を保つために、
通常より早い時期に収穫されます。
例えばバナナやアボカドは時間が経つと色が変わるため、
食べごろよりも早い時期に収穫されます。
しかし自然界では通常完熟期に菌がつきやすいため、
サルべストロールが生成する時期も完熟期です。
そのため、
輸入品はサルべストロールができる前に収穫され、
サルべストロールが減少する傾向にあります。
サルべストロールが含まれる食材は?オーガニックと慣行栽培でどう違う?
では実際に、サルべストロールはどのような食べ物から摂ることができるのでしょうか?
サルべストロールを摂ることができる
食べ物・調理法を確認していきましょう。
オーガニックの農作物
これから紹介する野菜・果物・ハーブはオーガニック栽培であることが前提です。
オーガニック栽培の農作物は、
農薬を使った栽培に比べて
3~40倍のサルべストロールが含まれる
と言われています。
またサルべストロールは、
旬の時期に最高レベルに達します。
季節の農作物をすすんで取り入れてみましょう。
オーガニック野菜
(春)キャベツ、玉ねぎ、そらまめ
(夏)キャベツ、アスパラ
(秋)にんじん
(冬)小松菜、カリフラワー、ゴボウ
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オーガニックハーブ
(春)パクチー、カモミール
(夏)しそ、ミント
(秋)ローズヒップ
(冬)ルイボス
オーガニック果物
(春)イチゴ
(夏)ブルーベリー
(秋)プラム、ぶどう、オレンジ
(冬)洋ナシ、りんご
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調理のコツ
サルべストロールは、
植物の種や皮、根などに多く含まれます。
オーガニック栽培の農作物では、
よく皮に斑点のようなものが見られるのですが、
この中にサルべストロールが存在しています。
なので、調理の際には
できるだけ使う部分を多くしましょう。
また、サルべストロールは水溶性の成分なので、
調理のゆで汁もあますところなく活用してみてください。
サラダやみそ汁にして、
農作物をそのままの形で食べるのがおすすめです。
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オーガニック食材の効果を最大に得るために注意したい食べ物
実は健康食品と言われているものの中にも、
サルべストロールの働きを阻害してしまうものがあります。
例えば、グレープフルーツに含まれる
ナリンゲニンという成分は、
サルべストロールの代謝を阻害するため、
天然の抗がん剤の作用を弱めてしまいます。
亜麻仁油・セントジョーンズワートに含まれる成分も同様です。
サルべストロールの効果を最大限に得ようと思ったら、
これらの相性の悪い食べ物には気をつけてください。
今回は天然の抗がん剤、
「サルべストロール」に隠されたパワーをひも解きました。
あなたやあなたの大切な人が
毎日口にする食品はどうあるべきでしょうか?
これからの食品選びの一助になれば幸いです。
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(参考文献)
「有機農業ニュースクリップ」
「欧米の医療現場で注目されるサルベストロールの存在!?」(ORGANIC PRESS)
「サルべストロール研究会」
「Salvestrols: Nature’s Defence Against Cancer: Linking Diet and Cancer」(Dr. Brian A Schaefer)
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