東洋医学から見た腎と子宮力とは? 今から考える更年期対策と腎精を増やす食べ物
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東洋医学から見た腎と子宮力とは? 今から考える更年期対策と腎精を増やす食べ物
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女性にとって大事な子宮。
キレイで若々しい方は、子宮力も高いことが多いです。
年々、出生率が下がっているのは皆さんご存知のことだと思います。
出生率が下がっている原因は、様々で、環境や経済的な部分も大きいですが、
子宮力が低下していることも要因の一つだと思います。
生理痛の薬のCMが増え、婦人科系の腫瘍の罹患率も年々増加しています。
私は約10年漢方薬局に勤務していた間の女性の疾患の移り変わりを実感していました。
10年前は肌荒れ・冷え性・便秘などの女性のお悩みも多かったです。
しかし、ここ数年は若い方の生理のトラブルの相談と、
40代以降の陽性・悪性問わず婦人科系の腫瘍の相談、
更年期障害の相談が増えていた、と感じていました。
腫瘍に関しては、検査や病院に行く人が増えて、
発見される割合が高くなったともいえるのかもしれません。
また、原因がはっきりしない
30代の不妊症の相談も年々増加傾向にありました。
老化というだけでなく子宮力自体が低下していると感じています。
女性の一生は子宮と共にあるといって過言ではないと思います。
そんな大事な子宮を、しっかりケアして、いつまでも若々しく健康に過ごしていきませんか?
子宮力と更年期の関係
女性のからだの仕組みと子宮
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女性のからだと心は、女性ホルモンと密接にかかわっています。
2つの女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と
黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響により、月経が起こります。
月経は、ある意味子宮のリセットをしてくれる大事な時期です。
月経のサイクルとして、まず卵巣で卵胞を育てるために、
卵胞ホルモンが分泌されます。
そして卵胞が育って排卵の時期に、
卵胞ホルモンが減少するとともに今度は黄体ホルモンが分泌されます。
黄体ホルモンは、子宮の内膜を厚くします。
これは受精卵が着床して、赤ちゃんのベッドになる準備です。
ふかふかのベッドである内膜は、使い捨てです。
着床がない場合は、黄体ホルモンが減り、卵胞ホルモンが増えると、
内膜が剥がれ落ち、経血として体外に排出されます。
この月経のサイクルの中で、本来作られない場所に内膜が形成されたり、
内膜が剥がれ落ちずに留まってしまったりすることにより、
子宮内膜症や子宮筋腫といった疾患になります。
ですから、しっかり内膜を排泄させることが
子宮をきれいに保つには必要なことです。
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東洋医学で考える腎と子宮力
以前「更年期はもはや40代女性だけのお悩みじゃない! ストレス社会の弊害で30代女性や男性にも増加中!? ホルモンバランスを整えて更年期を乗り切る方法」でも触れましたが、
東洋医学では腎の先天的なエネルギーのことを「腎精」といいます。
「腎精」は、生命力の成長や老化、そして生殖器に関与します。
「腎精」は、人の生殖器の2次成長に合わせて増加し、
成熟したころにピークを迎え、そして下降していく更年期を経て、
ある一定のところまで減少していきます。
つまり、「腎精」は、子宮力に言い換えることができるのです。
「腎精」の減少が早いと、早く更年期を迎えてしまいます。
更年期を迎えるとあと残るは閉経です。
閉経へのカウントダウンが、始まってしまうのです。
「腎精」をキープすることが、子宮力を上げることの大事な条件の1つとなります。
東洋医学で考える「血」と子宮力
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東洋医学では、「五臓六腑」という身体を構成する臓器を指す言葉があります。
五臓とは、「肝・心・脾・肺・腎」のことを言い
六腑は、「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」のことを言います。
この「五臓六腑」のほかに、「奇恒の腑」があります。
この「奇恒の腑」には、脳や骨、髄のほかに、女子胞(子宮)も含まれます。
「奇恒の腑」は、通常の陰陽五行説に当てはまらない働きをする臓器を指しています。
この「奇恒の腑」である、子宮は、別名「血室(けつしつ)」とも言います。
血の袋である子宮は、「血」の質によっても子宮力を左右されます。
子宮の役割は、赤ちゃんを育てるベッドです。このベッドは内膜といわれますが、
この内膜の原料は「血」です。
では、「血」が不足している、汚れていたらどうなるでしょうか?
「血」が不足している「血虚」の状態だと、
内膜を厚くすることができず、いいベッドを作ることができない状況です。
また、月経で内膜をリセットする際も経血として「血」が必要になりますので、
「血虚」ではうまくリセットできなくなります。
「血」が汚れている「お血」の状態だと、内膜も汚れた状態で作られてしまいます。
また、「お血」はドロドロしていて、流れ出にくい状態なので、月経の際に排泄に力が余計にかかって腹痛や腰痛を起こすことや、経血が塊の状態で出てきてしまいます。
これでは、子宮力も低下してしまいますよね。
「血」をキレイな状態でたっぷりと身体の中を流れていることも子宮力を上げる大事な条件です。
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子宮力をアップで妊娠力も更年期対策もバッチリ!!
「子宮力=腎精を増やすこと」は、女性のからだをより美しく、健康に保つことにつながります。体温UPは子宮UPなんです!!
陰陽五行説では、肝―風
心―暑・熱
脾―湿
肺―燥
腎―寒
が苦手とされています。
腎の消耗を抑えるためにも身体を温めることは大事になります。
また、妊娠力という点においても体温UPは大事です。
妊娠すると、黄体期=高温期をずっとキープすることになります。
この高温期をキープできないと、月経がはじまってしまいますので
体温を高く保つことは妊娠力にも直結します。
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体温は平熱で36’5℃ぐらいが理想とされています。
高温期では36‘6~37℃ぐらいをキープできるといいでしょう。
平熱が36℃を切っている人は要注意。
体温が1℃下がると免疫力が下がるといわれています。
妊娠希望の場合はもちろん、
更年期や婦人科のトラブルを持っている方は
体温を上げることが必須ですね。
体温を上げるためには、まずは冷やさないようにすることが第一です。
自律神経や体温調節を司る、手首、首、足首は、
レッグウォーマーや靴下、ストールなどで冷やさないようにしましょう。
特に足首は、腎と経絡がつながっている場所です。
夏場でも、足首はなるべく冷やさない、
足首回しをして血流を良くしておくことが大事です。
また、腰も冷やさないようにしましょう。
腰は、腎の関連箇所です。
腹巻などで防御しましょう。
今は薄手のものやシルクや綿100%といった通気性の良い物も流通しているので
季節に合ったものをチョイスしましょう。
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腎精を増やす食事とは?
腎精を増やす食事は黒い食べ物と、血にいい食べ物、身体を温める食材です。
黒い食べ物は、黒ゴマ、黒米、きのこ、海藻類、黒豆などです。
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血になる食べ物で、身体を温める食材としては羊肉が有名です。
動物性の食品は取りすぎると血を汚しますので、
一日量は手のひらにのるサイズぐらいを目安にしましょう。
他には、血にいい食べ物として、
鶏レバーのほか、なつめ、クコの実、レーズンなどのドライフルーツ、牡蠣やあさりといった貝類です。
身体を温める食材としては、しょうが、胡椒、ねぎ、シナモン、山椒、唐辛子などのスパイスです。
刺激物は妊婦さんにはお勧めできないので、妊娠中は注意してくださいね。
更年期に向けてやっておきたいこと
それは、しっかり自分のからだのサインを見ることです。女性ホルモンは目には見えません。
その代わり、月経という分かりやすいサインがあります。
子宮からのサインは、基礎体温、月経の経血や症状、サイクルなど様々な方法で私たちに伝えています。
「鎮痛剤を飲めば大丈夫だから…」
「低体温・冷え性なのは昔からだから仕方がないよね…」
などと身体からのサインをスルーしないでくださいね。
そしてサインに対して、しっかり対策を実践していきましょう。
大きな病気や深刻な状況になってからでは遅いのです。
子宮力を上げることは、生命力を上げることにつながります。
美しく、若々しく、健康であるために、皆さん自分のサインを受け止めましょうね。
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