市販ビタミンC誘導体コスメでシミ取りは本当に安全?紫外線を浴びた後に|「ビタミンC」をオーガニックな方法で外と内から摂取する方法。
毎日必要な紫外線対策。
日焼け止めのみならず、その後のケアなど、気にしていらっしゃる方は多いでしょう。
ですが、そのスキンケア成分を気にしたことはありますか?
紫外線対策にと使っていたスキンケアが実は肌への負担だけでなく、
健康に影響を及ぼす成分が入っているかもしれません。
紫外線対策の商品に入っている注意すべき成分とは?
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
主にUVB吸収材。「動物実験において生殖、甲状腺、行動に関してホルモンのような働きをする物質」(EWG)・オキシベンゾン-3
UVA/UVB両方の吸収剤。「子宮内膜症などに関連するホルモンへの影響がある」(EWG)・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
主にUVA吸収材。オキシベンゾンは旧表示指定成分でもあり、化管法により第一種指定化学物質に指定されています。
※旧表示指定成分=アレルギーなど肌トラブルを起こす可能性があると国が認め表記義務をつけていた成分
参考 PRTR制度
日本では環境ホルモンとして指定しながらも化粧品にも配合可能とされており、
日焼け止め下地などにも配合されています。
(EUではオキシベンゾンとメトキシケイヒ酸エチルヘキシルは使用禁止)
参考 EWG
こういった日焼け止めを使い続ける事は将来的な不調を呼び起こす可能性があります。
紫外線対策は安全な日焼け止めを選ぶ事から始まっています。
☆動画コンテンツIN YOU Tube『オーガニック素材だけで作る!食べる日焼け止めと塗る日焼け止めの作り方』
アフターケアとして普段のお手入れに使う化粧品の成分を確認してみよう
紫外線対策と謳った商品がたくさん売り出されていますね。
ですが、シミなどに効果的とされている成分も安全なものでしょうか?
例えば、ハイドロキノン。
美白効果があるとして数多く売り出されていますが、
このハイドロキノンはいわゆる「漂白剤」です。
肝臓にダメージを与えたり、真菌感染への抵抗力を弱めるとされ(WHO)、
アメリカのFDAは発がん性がある可能性も示唆しています。
一般的に美白効果を謳う商品にはシミやしわをに対する予防、とされています。
では、紫外線を浴びた後は何を使えばいいのでしょう?
アフターケアにオススメなビタミンCの効果的な取り方
ビタミンCは抗酸化物質で、メラニン生成の抑制やシミ対策として知られていますね。
<ビタミンCがもたらすメリット>
シミ・しわを減らす
ニキビ予防
コラーゲンを保護・生産促進
創傷治癒
紫外線によるダメージから保護
色素沈着過剰を軽減
肌の色合いや顔色を明るくする
公害やその他のフリーラジカルに対する防御壁となる
(加工食品、アルコール、化学物質なども含む)
紫外線は肌のビタミンCレベルを下げます。
が、体内で作り出すことは出来ない為、外から取り入れることが必要になります。
ビタミンCをたっぷり摂りいれられるオーガニックな食べ物
ビタミンCといえばレモンを思い浮かべる方も多いでしょうが、一日で十分な量を摂ろうとすると、かなりの量が必要になり現実的ではありません。
以下の食べ物であれば、一日の必要量が十分に摂れます。
オーガニックキャベツ 100g(葉2-3枚)
オーガニック赤ピーマン 1個
オーガニックゴーヤ 1/4本
オーガニックキウイ 1個
オーガニックイチゴ 100g(7粒程度)
オーガニック柿 100g(1/2個)
天然のビタミンCは合成されたビタミンCよりも吸収率も良く、
体に浸透しやすいと言われています。
毎朝、果物を食べるようにしたり、
赤ピーマンやゴーヤのビタミンCは加熱にも強い為、
加熱調理しても十分に摂取できます。
食べ物で補給する場合には、必ずオーガニックのものを使用する事をお勧めします。
一般的なものとオーガニックのものではビタミンCの含有量が違います。
有機肥料のみを使った土壌には既に豊富なビタミンCが含まれており、
そこで作られる作物には自然とビタミンCがより豊富に含まれるからです。
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お肌のお手入れに加えるなら
肌のお手入れに加えるなら、美容液がオススメです。
美容液のような局所用ビタミンCは紫外線にさらされた後に最も効果がよく反映されることがわかっています。
とはいえビタミンC美容液は日焼け止めの代わりにはなりません。
2つを組み合わせて使う事で肌の保護へと繋がります。
参考 NCBI
ビタミンC誘導体化粧品は安全なの?
一般的にビタミンC単体では皮膚吸収されにくい事から誘導体が開発されました。
誘導体には3種類あります。
皮膚の表面は脂溶性、その下は水溶性が吸収されやすく、
両親媒性は皮膚を通り抜けやすいものの、界面活性剤と同じ性質です。
水溶性のアスコルビン酸グルコシドは
デキストリンやビタミンCを原料に、グルコースを結合させます。
グルコースはでんぷんを加水分解しており、
このでんぷんはGMO由来である可能性もあります。
(デキストリン自体もでんぷんを加水分解する際に出る分解生成物)
両親媒性のイソステアリルアスコルビルリン酸2Naは
ビタミンCに石油化学合成によって出来るイソステアリルアルコールとリン酸を結合させて作ります。
このように誘導体は工業的に作られ、その原料の安全性も不明です。
また、
メチルパラベン
肌へ蓄積する事から細胞老化やメラニン生成を高めるとされ、キセノエストロゲン(内分泌かく乱物質)であるともされる。
フェノキシエタノール
パラベン不使用とした商品に使用。アメリカのFDAが非常に有害で、皮膚吸収でも脳や中枢神経系に影響を与える可能性があると示唆。
こうした添加物や防腐剤が入っています。
皮膚に有害ではないとされる量を使用していますが、
1日に複数回、製品を使用する事で蓄積し、少なからず影響を与える可能性があります。
市販の誘導体配合化粧品にはこうした危険性も含んでいます。
安心して肌への効果を考えるなら、
不安要素のない、オーガニックなものを選ぶことが大切です。
添加物も防腐剤も入っていないオーガニックなビタミンC美容液を選ぶ基準は?
形態と濃度
ビタミンCは成分ラベル上にいくつかの異なる名前で表示されることがありますが、最も効果的な成分はL-アスコルビン酸です。
成分表示は内容量順。
それを踏まえて、上位せめて5位以内にはL-アスコルビン酸があることを確認してください。
また効果的な濃度は10〜20%です。
最大限の効果を発揮するには、最低8%以上の物を選ぶようにしましょう。
20%以上を使用すると、効果をあげるどころか肌荒れへつながる場合もあるので注意しましょう。
ビタミンC美容液は安全に使用できますが、
まれに、痛み、発赤、乾燥等の症状が出ることもあります。
他の新製品と同様に、まずパッチテストをすることをお勧めします。
成分
ビタミンC、ビタミンEまたはL-アスコルビン酸、トコフェロール(ビタミンE)またはグルタチオン、フェルラ酸が上位5以内にある事。ビタミンEはビタミンCを安定させ、皮膚の保護効果を最大限に高めます。
グルタチオン(抗酸化物質)もビタミンCと相性が良いです。
フェルラ酸はポリフェノールの一種。
ビタミンCやEの安定性を高め、抗酸化作用があるとされ、
紫外線防御効果を高めるともされています。
また、ビタミンCのpHレベルを3.5%以下に下げるのに役立ちます。
ビタミンCは皮膚吸収されるにはこのph値が必要不可欠です。
参考 NCBI
容器
空気、光、熱にさらされるとセラムの質が低下する可能性があります。スポイトがトップについた、色の濃いガラス瓶に入っている製品を探してください。
基本的には黄色ですが、茶色または濃いオレンジ色に近い場合は劣化していると見られます。
一度透明になってから黄色に変わった場合も酸化しているので注意してください。
乾燥肌または敏感肌の方で、1日2回塗布する場合は、
20%未満の、より軽いセラムを選ぶことをお勧めします。
もし持っているものが20%であれば、毎回保湿剤で希釈して使用してください。
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効果的なビタミンC美容液の使用方法
せっかく使うのならば、効率的に効果をとりいれられる方法で使用しましょう。
1.洗顔
2.化粧水
3.ビタミンC美容液
4.乳液・または日焼け止め
8時間ごと、または朝晩2回が一番効果的とされています。
ビタミンCの保護とフリーラジカルとの闘いの力は時間を追うごとに弱まっていきますが、
一旦塗ることで光線防御のための貯蔵庫のようなものを作り肌を保護します。
このためには8時間ごとの塗布が理想的なのです。
参考 Indian Dermatology Online Journal
私も実際、夏が始まる少し前からこの方法で美容液を使用しています。
以前は夏にはどうしても、日焼けしたなぁと鏡を見て感じていたのですが、
この方法を行ってからは、そう感じる事はないように思います。
☆動画コンテンツIN YOU Tube『【ドクターが徹底解説!】ビタミンCと免疫力の関連性・正しい飲み方』
ナチュラルなケアで美肌を目指そう
美は一日にしてならず。
紫外線によるダメージ予防には安全な日焼け止めを使用し、
その後のアフターケアにはビタミンC美容液をお手入れに加える事で
肌に受けるダメージを最小限に食い止める事が出来るかもしれません。
体の中からビタミンCを補給する事も、もちろん手助けとなります。
その際もビタミンEなどと同時に摂取するよう心掛けましょう。
もちろん、食べ物もスキンケアとして摂る場合どちらでも、
ケミカルなものではない、安全なものを選んでくださいね。
劇的な変化は見られなくても、夏が終った頃に後悔しない為にも、
毎日少しづつ、続けてみませんか?
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