子供に予防接種を受けさせないことは「悪」なのか?予防接種に慎重になってくれる先生は存在するの?
子供に予防接種を打つのは「当たり前」じゃない
我が子の予防接種、どうしてますか?
生まれてすぐ、2ヶ月から接種が始まって1歳までフルコースで受けると計20本。
予防接種には副反応もあるし、中止になったもの(勧奨差し控え)や再開したものもあります。
子供に予防接種を受けさせるのも何かあったら怖い。
かといって、受けさせない選択をして重い病気になったらどうしよう・・・
1994年に改正された予防接種法では、勧奨接種という言葉でわかるように
「受けなければならない」という表現から
「受けるように努めなければならない」という表現に変わりました。
予防接種についてそれぞれのご家庭で受けるかどうか決められるようになりました。
しかし予防接種を受けることが「努力義務」になって、お父さん・お母さんの責任は重くなりました。
予防接種について記事を書いていると、お母さんは予防接種に慎重でも、
ご主人や周囲の人に批判されたり受けないことを反対されているというご相談を受けるようになりました。
予防接種について情報が出回りすぎていて、どの情報を選択していけばいいか。
予防接種を受けるかどうかは義務ではないので、
「いいこと」でも「悪いこと」でもなく親が自信をもって決めていいことなのです。
予防接種でほんとうに病気は予防できるのか?
私の長女(4歳)は予防接種を途中まで7種類計14本打ちました。
0歳から保育園に入園し、感染症のるつぼ状態でほんとうによく感染症にかかり、発熱しました。
保育園の他のお友達もフルコース受ける子が多かったのですが、
インフルエンザや水ぼうそうの予防接種は「打っても感染する子」をたくさんみました。
水ぼうそうに関しては予防接種を打った17人のうち3人は感染していました。
手がガサガサになるほど手洗いを行うにもかかわらず、
インフルエンザに関しては保育園に通う9割の子が感染しました。
3年通った保育園で「予防接種を打っても感染症にかかる」という事実をたくさん見て、
予防接種の感染症予防できる確率は意外に低いんじゃないか?という疑問が湧いてきました。
次女(現在2歳)は予防接種を必要最低限にしたいと思い、3種類計5本打ちました。
しょっちゅう熱を出した長女に対し、次女はなかなか病気をしないので、
手帳の記録から発熱の回数を調べてみると
予防接種の本数=発熱の回数とほぼ一致しました。
予防接種の本数=3歳までに発熱する回数。あなたはそれでも我が子に予防接種を打ちますか?
先日書かせていただいたこちらの記事は、
中村裕恵医師の監修コメントをいただきましてたくさんの方にシェアしていただきました。
予防接種をフルコースではなく、選んで受けるとどうなるかについても記事を書かせていただきました。
予防接種を「フルコース」ではなく「選んで」必要最小限に受けたらどうなる?お母さんお父さんの素朴な疑問をまとめました。
そして今回は続編として「予防接種に慎重な医師と相談しながら接種を決める方法」について書かせていただきました。
あなたのかかりつけ医は予防接種に対して「賛成派」「反対派」「慎重派」?
私のかかりつけの小児科医である山田真先生が予防接種に対して慎重派です。
山田先生が編集代表を務めている書籍の中に
「副作用もデメリットもある。だから、予防接種は選んでいい」
という本があります。
予防接種賛成派・反対派とパックリ別れている中、
この本は予防接種に対して中立的な見解なので私はとても参考になりました。
先生は予防接種についての講演会も行っています。
5人のお孫さんを例に、「本来はひとつも打ちたくないが」と前置きし、
「打たせているのは『4種混合』と『はしか・風疹』の2つだけ」と話されました。(*4種混合・・ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)
実際に診察で予防接種のことを伺うと先生は丁寧に答えてくれます。
私「先生、BCGはどうですか?」
山田先生「いらないね。効き目ははっきりしないし、廃止の方向になってる。」
私「MR(麻しん風しん)はどうですか?」
先生「女の子だから風しんは打っておいてもいいんじゃないかな」
接種に関して自分でも勉強しますが
、こんな風に先生が必要ないという予防接種に関しては接種せず、
どちらともいえないというものに関しては考えてから接種するかどうかを決めました。
予防接種には複雑でわからないところがたくさんあります。
それぞれの子どもや親や医師によっても、考え方に違いが出てきます。
予防接種については山田先生も「考え続けていくしかなさそう」 と言っています。
予防接種慎重派の先生を見つけて相談しながら接種する
親が自分なりに勉強して接種を選ぶことも大切だと思いますが、
病気に対する経験や流行しているかどうかの知識はふつうの親にはありません。
書籍やインターネットの情報、ママ友の口コミだけを頼りにして
接種するかどうかを決めるのが頼りなく感じるのは当然です。
今の日本では「医師の意見=絶対」というところがあり、
医師の後ろ盾があるととても強いです。
親の一存だけで予防接種を選んで打つと、
健診や診察で怒られたり児童相談所に目をつけられたりしますが、
私は山田先生に守られているなぁと感じます。
周囲のママ友も同じように予防接種を選んで受けていますが、
先生の後ろ盾があるので健診などで怒られたという話は聞いたことがありません。
世の中には予防接種賛成派の医師がとても多いですが、
お父さん・お母さんは頑張って「慎重派」の先生を見つけて相談しながら接種を決める。
こうすることで、予防接種を選んで打つことのリスクをかなり回避できます。
山田先生に「予防接種に慎重な先生は他にいらっしゃいますか?」
と聞いたところ、残念ながら「今はほとんどいないね」というお答えでした。
高齢で引退されている先生も多いです。
ワクチントーク全国の青野典子さんと電話でお話しさせていただきましたが
「予防接種に慎重な先生は紹介できるほどいない」
「そう言った先生は地域の情報など(口コミ)で探すしかないですね」
という答えでした。
予防接種に慎重な先生を書籍で見つける
予防接種に慎重で相談できるような先生の中には書籍を出版している方もいます。
もし書籍を書いている先生がお近くにお住まいでしたら受診してみることも手だと思います。
「副作用もデメリットもある だから予防接種は選んでいい」編集代表 山田真
東京都八王子市にある八王子中央診療所にある山田真医師が編集代表を務める著書。
「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」の編集代表を務めるなど、書籍を多数出版されています。
「小児科医は自分の子どもに薬を飲ませない (いらない薬、いらないワクチン教えます)」鳥海佳代子著
千葉県白井市にあるとりうみ小児科の鳥海佳代子先生の著書。
鳥海先生の予防接種の方針は「親の意見を尊重する」です。
親御さんと長くお話をして結局予防接種をしないという方も多いので
「私は全然、儲からない小児科です」と著書の冒頭に書いてあります笑
「病気にならない暮らし辞典」本間真二郎著
栃木県那須烏山市にある七合診療所の所長、本間真二郎先生の著書。
ウイルス学・ワクチン学の研究に携わっていて、ロタウイルスのワクチン製造に関わっていた本間先生ですが、
2歳になる息子さんには1つも受けさせていないそうです。
ブログでワクチンについていくつもの記事を書いていらっしゃいますが、現行のワクチンで必要なものはほとんど無いと言っています。
「母子手帳のワナ」高野弘之著
東京都世田谷区にある豊受クリニックにある高野弘之医師の著書。
予防接種に対しては反対派の意見を持ち、ご自身のお子さんには1つも予防接種を受けさせていないそうです。
児童相談所からも”親の一存だけ”で一般的でない子育てをしていると目をつけられやすいようです。
お近くに信頼できるかかりつけ医を見つけておくことをお勧めしますが、
そういった内容を相談できる医者はなかなかいないでしょうから、
私のクリニックに一度でも相談(電話だけであっても)いただければ、
かかりつけ医として名前を出してもらってけっこうです。
引用「母子手帳のワナ」高野弘之著
高野医師は型破りの子育てをお勧めしている分、
電話だけであってもかかりつけ医として名前を出してもいいとおっしゃっています。
地方にお住まいで相談できる医師がどうしても見つからない場合は、
高野医師の著書を購入して熟読した上で電話してみるのも1つの手かもしれません。
我が子に薬を飲ませない、予防接種を打たない・選んで打つために
風邪で病院に行けば抗生剤などたくさんの薬をもらい、
スケジュール通りに予防接種を受けるのが当たり前の世の中。
予防接種を打たない・選んで打つなどの「一般的で無い子育て」を選択をすると、
悪目立ちしたり児童相談所に目をつけられることもあります。
夫や祖父母、周囲の人と意見が合わないこともあると思います。
「母子手帳のワナ」の高野先生は著書の中でこんな風に言っています。
「医師免許を持っている人=権威」みたいな感じになっており、医者の後ろ盾があると威力があるものです。
児童相談所からも”親の一存だけ”で一般的で無い子育てをしていると目をつけられやすいようです。
引用「母子手帳のワナ」高野弘之著
予防接種だけでなく、薬に関しても信頼できる医師を見つけ、
相談しながら接種できるのがベストです。
IN YOUの読者様の中で、予防接種や薬に対して慎重な先生を
ご存知の方がいらっしゃいましたらコメントいただけると幸いです。
大切あなたのお子さんへ予防接種を選択するために、最良な情報になれば幸いです。
IN YOU Marketのオススメオーガニック商品
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