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Organic Life to all the people.

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栽培中だけでなく「苗」や「種」へ散布される農薬の現実と、使用安全な土・種の選び方。子どもたちとはじめる「ゆる自然農法の野菜つくり」のススメ

柳原 里実
日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。

1 自然のリズムの中にいるわたしたち


ピクニックに、アウトドアに、外での活動が心地よい季節ですね。
畑では、種まきのシーズンです。この季節がめぐりきていつも感じるのは、自然のリズム。

冬の野菜を収穫したあと、どんなに次の作物の種まきをしたくても、時を待たねばなりません。
無理に蒔いても芽吹かず、たとえ発芽しても、大きくなりません。

ちなみに、畑で実験しましたが、その通りでした。

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そして、わたしたちの体を健康的につくる食べ物は、自然界のもの。
わたしたち人間は、自然界のものを、小さな葉っぱ一枚つくることができません。

土と触れ合うことは、「わたしたち人間は、自然の中のすべてのつながりの中の、ひとつの存在である」という事実を思い出させてくれます。
自然を前にして、謙虚になり、その恵みをありがたく受け取るようになります。

2 なぜ「固定種のたね」ではなく「F1のたね」が広まったのか

大量生産を第一目的とする場合は都合の良いF1

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安全な農産物や食品を選んでおられる方の中には、自家菜園に関心を持たれていたり、プランターや畑で栽培されている方も多いことでしょう。
広さ、規模にかかわりなく、菜園で必要なのは、土と種です。

この季節は特に多くの種や苗が、園芸店やホームセンターのコーナーに並んでいます。

 ところで、現在日本の店頭に並ぶ種や苗は、もともとある「固定種」ではなく、ほぼ「F1種子」だそうです。

「F1」とは、First Filial Generation、違う種類のものを交配させた第一代目をさします。

種子の袋には、「一代交配」「〇〇交配」と書かれています。
両親に比べ、より生育が早く、抵抗力が強く、収穫量が高く、品質がそろっており、栽培計画が立てやすいので、大量生産に向いています。

 ただし、この特徴は一代限りで、F1から種を採るとばらつきが出るため、
大量生産を第一の目的とする場合には、種を自家採取するよりも、「F1種子」を毎年購入する方が、効率がよいのです。

そのため、種苗業界では、「固定種」がほとんど姿を消してしまったのです。


(INYOU  http://macrobiotic-daisuki.jp/f1-81484.html

3 収穫後、栽培中だけでなく、「苗」、さらにその前の「種」へ…広がる農薬の使用

その種や苗の農薬は大丈夫?

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栽培中や収穫後の農薬散布は注目されていますが、「苗」と、さらにその前の段階の「種」への農薬処理はあまり意識されていないようです。

食用の農産物への農薬は、農林水産省の「農薬取締法」で規定され、厚生労働省の「残留農薬ポジティブリスト」に基づいて散布されています。
(参考:農林水産省指定種苗制度)

 ひとつの農産物に対する農薬は、種から収穫までに使用する種類や使用回数が決められています。
そのため、種苗生産者が、種や苗に対して使った農薬の情報を、収穫物生産者(農家)へ伝えるために、表示義務が課せられているのです。

ですから、種の袋や苗のケースには、農薬履歴として、農薬名と使用回数が表示されているはずですが、
苗に関しては、表示が「分かりにくい」「見えない」との報告もあるようです。

これまでに買ったことのある種子の中には、見た目にはわからないものもありましたが、
明らかに種とは異なる色でコーティングされているものもありました。この種子処理剤の残留も問題となっています。


(INYOU http://macrobiotic-daisuki.jp/tane-2-109332.html

4 自家採取の種で、農薬や化学肥料に頼らない農業

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農林水産省ホームページには、農薬や化学肥料に頼らない生産農家さんの取り組みが紹介されています。

「(略)当初は、害虫等の被害により収穫は惨憺たる状況でしたが、
4年から5年たつうちに虫を食べる天敵(テントウムシやカマキリ)が戻ってくるなど、
農薬や化学肥料がなくても野菜が生産できることを実感しました。」(農林水産省HP)

また、種子の自家採取の紹介もつづきます。

「自家採取に取り組むようになったのは、市販の野菜種子が化学肥料や農薬の使用を前提に品種改良されており、
有機農業には適さないのではないかと考えたことによります。(略)」(農林水産省HP)

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 わたしの周りの、自然農法で生計を立てている友人・知人農家の方たちは、種と土の力を信じ、手間をかけながら、作物を育てておられます。

上記の農家さんの言葉にもあるように、はじめは、労働量に見合わない収穫量の低さで、
とても大変な時期が続いたけれど、本来の自然の力が発揮できるようにすることで、収穫率も上がっていったそうです。

消費者としてできることは、そういった真摯な取り組みをされている農家の方が、それを続けていけるようにすること。

つまり、その方たちから、農産物を買うということではないでしょうか。


5 こどもたちとはじめる「安心な野菜つくり」に必要なこと

 
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こどもたちと自家菜園をすることは、四季のめぐり、自然の恵みを体感する機会になりますね。
無理のないように、できる範囲で楽しみたいものです。

①まず、土

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水耕栽培以外では、根を張り、養分を吸うための土壌が必要です。

雑草と呼ばれる草が生えている土ならば、作物は育つと言われています。
生えている草の種類によって、その土に適した作物が分かるそうです。

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わたしたちは、庭のちいさな畑に加え、化学肥料・農薬使用禁止の畑を借りていますが、畑がなくとも、プランターが置ければ十分です。
プランターを買わずに、市販の土の袋を使う方法もあります。

袋の上を開き、底に数か所、水が出る穴を開け、植木鉢と同じ要領で作物を育てます。

販売されている土は、それぞれの用途用に、さまざまな肥料が配合されているものが多いですが、
せっかく購入するのですから、化学肥料の入っていないものがいいですね。

②種・苗

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農薬処理されていない種がおすすめ。可能であれば、固定種の種を植えて、その作物本来の姿や味を体感されてはいかがでしょうか。
種の袋の裏面などを見て、農薬が使用されていないものを探すといいでしょう。

自然農法に興味のある方たちと種の交換会をしたり、インターネットなどで、交換会の場、学びの場を探すのもひとつです。
また、自然農法、固定種の種を推進されている機関もおすすめです。

公益財団法人自然農法国際研究開発センター http://www.infrc.or.jp/about/
野口種苗研究所 http://noguchiseed.com/hanbai/


③その他

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 1935年、岡田茂吉氏は、大自然を尊重し、生きている土の偉大な能力を発揮させる「自然農法」を提言しました。
それは、農薬や化学肥料に依存することなく、耕したり、畝を立てたり、いわゆる雑草とよばれる草も抜きません。

さまざまな生き物が存在する畑の中で、その野菜本来の力は発揮され、とても強い種ができるのだそうです。

わたしたちの借りている畑では、EMの助けを借りているので、自然農法ではありませんが、
雑草や虫、微生物、コンパニオンプランツと共にあって、なによりも、こころもからだがとても楽です。
あとは、太陽と水の力をお借りします。

6 まとめ

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 こどもたちとの畑体験はまだ始まったばかり。
この春は、新たな固定種の種をまきはじめています。

先人や、自然農法の友人先輩方から学びながら、自然の中の一つの存在として、いのちのつながりを少しずつ体験していきたいと思っています。

 種の季節。はじまりの季節。


いつか自分に帰ってくるのは、自分のまいたもの。

みなさんそれぞれにとって、心地よい芽吹きを選ばれますように。


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