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日本で溢れ返るLED電球にアメリカ医師会が健康被害の恐れを指摘!夜も明るすぎる日本の生活が重篤な病気を引き起こします。

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日照時間が短かった冬も終わり、最近は日が長くなってきましたね。
私の地域では先日から、夕方のチャイムが午後5時から6時に変更になりました。

IN YOU読者の皆さんの中には、
夕方になると家族の為に夕飯の準備に追われている方も多いのではないでしょうか。

こころを込めて家族の健康を願って作った夕食。
折角なら、明るい照明の元で楽しい食卓を囲みたいものです。

あなたは、省エネ電球「LED」を使っていますか?

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私の家は残念ながら日当たりが悪く、日中でもキッチンの照明が欠かせない状態です。
昼間も電気を点けるとなると、やはり電気代が気になります。

そんな時、役に立ちそうなのが省エネ電球です。


省エネ電球というと、みなさんは何を思い浮かべますか?

まず真っ先に思い浮かぶのが「LED電球」ではないでしょうか。


このLED電球、価格は蛍光灯や白熱灯より高いですが、長寿命で消費電力が少なく誰でも手軽に買える電球として、私達の日常生活に定着していますよね。
2014年には、青色のLEDを開発した日本人大学教授3名がノーベル物理学賞を受賞したことでも、その技術に注目が集まりました。

LEDの技術は、今や家庭の照明に限らず、様々な分野に普及しています。
コンビニやスーパーの照明は勿論、スマホやタブレット、パソコンなどの液晶画面、円形脱毛症の治療や、フェイシャルエステ。
近年はLED照明を導入した植物工場まで生まれています。

 特にLED植物工場は、無農薬で栄養価の高い野菜を天候に左右されずに安定供給できるとして、様々な企業が経営に乗り出しています。
有機野菜を目玉にしたレストランでも小型の植物工場を併設するなど、オーガニックで安全な食品を求める私たちの生活にも浸透しています。

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エコで環境にも人にも優しい省エネ技術。
そんなイメージのLED、私達の体に思いがけない健康被害を及ぼす可能性が、アメリカの医師たちにより指摘
されています。

LEDから発せられる、人の網膜にダメージを与えるブルーライトは網膜へのダメージが大きい

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 このLEDから発せられる「ブルーライト」という青い光。
もともとは、太陽から発せられている光で、殆どが大気圏で吸収されています。

太陽を直視するようなことでもしない限り、眼に深刻なダメージを与えることはありません。
日中明るい場所で、自然光に含まれたブルーライトを浴びることは、私達の健康にとって必要なことなのです。

 危険なのは、長時間、LEDの液晶画面を凝視し続けたり、LED電球のまぶしい光に晒されること。
これらの電化製品から発せられる光は微弱ではあるものの、長時間凝視することにより網膜へのダメージが大きくなります。

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ひどい場合は、眼病のリスクが高まり、失明の恐れも。


以下の記述を見てください。

加齢黄斑変性(かれいおうはんせい) 
加齢に伴い、目の網膜の中心にある「黄斑部」が酸化、変性する病気。
物が歪んで見えたり、視野の中心部が欠けて見えたりして、最終的には失明する恐れがある。
アメリカでの成人失明原因の第1位。
日本でも第4位となっており、ここ10年の間に患者数が2倍に増加している。
 黄斑部は、網膜にある視神経が集中している部分であり、その更に中心にある「中心窩(ちゅうしんか)」は、最も光に対する感度が強い。そのため、ブルーライトなどの強い光の影響を受けやすい


とのことで、最悪のケースでは、最終的に失明する恐れまであるとのことです。

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LEDの発する光により体内時計が狂い、不眠症に陥る。

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私たちの体には通常1日24時間という体内リズムが刻み込まれています。
この体内リズムと深い関わりをもつのが、睡眠を司るメラトニンという物質です。

 このメラトニンは、朝、目の網膜から光が入ることに分泌が止まり、14時間~16時間後に再び分泌されます。メラトニンの分泌により、私達は眠気を感じているのです。メラトニンは、光によりコントロールされているため、夜間にLEDなどの強い光に晒されると、分泌が少なくなり、体内リズムの乱れによる不眠を引き起こします。
 
 2016年にアメリカ医師会は、エネルギー節約の為に多くの自治体で導入された
LEDの街灯が体内リズムを乱れさせ、睡眠障害を引き起こす恐れがあることを指摘
しています。

 またニューヨーク州レンセラー工科大学の発表によれば、就寝前の60分間スマホやタブレットを使用した結果、
日光を1時間直視したのと同程度のメラトニンが抑制され、2時間以上使用すれば、メラトニンの分泌は更に弱まるとのこと。

2014年に厚生労働省が発表したデータによれば、睡眠障害の中でもっとも多いのが「睡眠相後退型」という夜型の生活パターンに陥り、通常の生活リズムに戻すこと困難になる病気です。

発病率は、10代20代に多く、有病率は一般人口の0.17%、高校生の0.4%と推定されています。

また生活リズムが乱れることにより、間接的ではありますが、様々な病気が発症する可能性があります。


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生活リズムの乱れにより引き起こされる重篤な病気

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また不眠症などに陥ることによって免疫力が下がるなどし、以下のような病気の引き金にもなりかねません。


   ・糖尿病
   ・骨粗しょう症
   ・がん
   ・アレルギーの悪化


私たちの体は、昼間は明るい日の光を浴びながら活動し、夜は暗闇のなかで休息することで、体を健康的に保つようにできているのです。

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では健康的な生活を送るためには、ブルーライトに対して、どのような対策をとればいいのでしょうか。
それをお伝えします。


ブルーライトによる悪影響を防いで健康的な生活を

パソコンやスマホはブルーライトを軽減する設定に。


近年、発売になっているパソコンやスマホはブルーライトから目を保護する為の機能が設けられています。
設定方法は機種によって違いますので、一度説明書を確認してみてください。

カットフィルムや眼鏡を利用。

 ブルーライトを防ぐ機能がない機器でも、光を防ぐカットフィルムや眼鏡を使用することで、影響を緩和することができます。

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就寝直前はスマホやパソコンを使わない。


メールが普及した私達の生活。
夜間に全くスマホを使用しない生活は難しいですよね。

 でも、せめて就寝2時間前は、スマホやパソコンの利用を控えて目を休ませましょう。
 ホットタオルを目に当て横になり、一日働いてくれた自分の身体に「お疲れさま」と伝えてください。

 

メラトニンを抑制しない電球の選び方。

  
残念ながら蛍光灯や白熱灯でも、夜間に明るい光を浴びることでメラトニンの分泌が抑制されます。
またLED電球の中にも、生活リズムの変化に対応したものがでてきています。極力生活への影響を減らす為には、光の色が黄色い電球や調光できるタイプのものを選ぶことが大切。購入の際は、お店で相談してみましょう。

緑黄色野菜を摂取する。

 網膜の中心「黄斑」には、ルティンやゼアキサンチンという物質があり、網膜をブルーライトなどの強い光から守っています。このルティンは体内で合成することが出来ない物質。
サプリメントで気軽に補給することもできますが、添加物が含まれているものがあるので注意が必要。可能な限り野菜や果物から摂取するようにしましょう。

ルティンを含む食品

・ブロッコリー
・ほうれん草
・かぼちゃ 

ゼアキサンチンを含む食品

・パプリカ
・ほうれん草
・とうもろこし
・パパイヤ

目のケアにオススメな食べ物

・クコの実


他にもビタミンやミネラルを含む多く果物が体内時計を調整してくれます。
彩り豊かなサラダなどで、緑黄色野菜を気軽に食生活に取り入れてみましょう。
また目にいいと言われる薬膳食材をいただくのもいいでしょう。
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昼間は外に出て、日の光を浴びよう。

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 朝は太陽の光で目覚めることが生活リズムを整える上で大切であると言われています。
昼間、屋外で日の光を浴びて活動することは、私たちの健康を維持する上でとても大切なことなのです。
1日1回は、明るい時間帯に近所の公園などで散歩やウォーキングを行ってみませんか。

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シンプルな生活が省エネへの近道。


 実は、日本には温室効果ガス削減を目的とした「省エネ法トップランナー制度」があります。
様々な家電の省エネ基準を、それぞれの機器で最も優れている性能以上にするというものです。

販売されている製品の大半の基準が達成されれば、また新たな基準が設定され、省エネを継続していくことが出来るというものです。
この制度により、企業は省エネ対策の為に新たな商品を次々と開発していくことになります。
目標達成のために、煌々と明るいLEDの光の元で夜間業務を行う方も増えていきます。

日本人の生活スタイルが、更に夜型へと変化していく可能性があります。

省エネを進めていくことは、大事なことですが、健康を害してまで省エネをする必要があるのかどうか今一度考えてはいかがでしょうか。
その為には昼間は活動して、夜はゆっくり休むようにする。
そんなライフスタイルをもう一度見直していくことから始まるのです。

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参照:ブルーライト体内時計への脅威 坪田一男著
   厚生労働省健康局 健康づくりのための睡眠指針2014
   武田薬品工業株式会社 体内時計.jp 「体内時計を調節する物質メラトニン」
   「LED植物工場」 高辻正基・森 康弘著  
   THE CONVERSAITION
  「American Medical Association warns of health and safety problems from ‘white’ LED streetlights」

 

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