HSPでヴィーガンの私の
「オーガニックな一日の過ごし方」
動物や地球に優しくありたい私が、
普段から心がけている8つのルールとは？

インユー読者のみなさん、こんにちは。ライターのManamiです。

これまでに2回、視覚や聴覚、嗅覚といった感覚や、
他人の気持ちや態度などに対する反応が極度に鋭敏な人、
「HSP（Highly Sensitive Person）」であるわたし自身のことについて
書かせていただきました。

☆『5人に1人いるという「HSP」とは？ 産まれつきの生きづらさを抱えていた私が見つけた幸せへのヒント』
☆『【実体験レポ】 いつも自分を後回しにしてしまうHSPの私が、 ヴィーガンであることを周囲にカミングアウトするまで』

私は野生動物や家畜動物にも自分と同じHSPの性質を持つものたちがいる

という事実を知ったことがきっかけとなり、
動物や環境に優しい食生活「ヴィーガン」の実践を始めました。

そこで今回は、動物や環境に配慮した暮らしをしている私が
日頃から心がけていることを、一日の過ごし方とともにご紹介させていただこうと思います。

私のルール1.
化粧品は「動物性原料不使用・動物実験なし」を
確認してから使う

AM 6:00 起床、朝のスキンケアを行う

朝起きたら、まずは身なりを整えます。

次に欠かせないのが「スキンケア」。

ヴィーガン認定はないけど使ってみたいと思うものは、成分表示を必ず確認します。

こちらは化粧品の成分について簡単にネット検索ができるサイト。
☆化粧品成分データベースサイト☆

まだまだ勉強不足で成分表示を見てもわからないことが多いので、
不安や疑問があればメールで製造会社に問い合わせます。

動物性原料を使用していないか、動物実験を行っていないか、
動物実験が行われた成分を使用していないかを質問します。

これらの確認作業は手間に感じられるかもしれませんが、
信念を大切にしたいという思いが強く、今のところ全く苦ではありません。

スキンケアしたあとに薄くメイクをして、「プロギング」に出かけます。

私のルール2.
週に一度、「プロギング」をする

AM 7:30 住んでいる街をきれいにする「プロギング」

「プロギングって何？」という方は多いのではないでしょうか。

プロギングは「ゴミ拾い（PlockaUpp）」と「ジョギング（Jogging）」のふたつを組み合わせた、
北欧のオーガニック＆環境保護大国・スウェーデン発の新しいフィットネスです。

ヨーロッパを中心に流行中のランニングに筋トレがプラスされた運動で、
エクササイズ、ダイエット、ストレス解消などに加え、
地域環境の改善・街の美化にもかなりの効果があります。

また拾ったごみの重さを互いに比べることでイベントとしても楽しめ、
新しい交流も生まれます。
“走って健康に”、“拾ってエコに”、楽しく交流。
地球環境のコンディションを改善するチカラを秘めた、
SDGsスポーツだといえます。（引用：プロギングジャパン）

先ほども書いた通り、私がヴィーガンになったのは
「動物にもHSPがいる」と知ったことがきっかけでしたが、
後にそれが環境にも優しいライフスタイルだと知って
自然環境を取りまく諸問題にも関心を持つようになりました。

そして自分に出来ることはすべて取り組みたいという思いから、
半年ほどかけて身の回りのものをサスティナブルなものにチェンジ。

もっと他に私に出来ることはないかなと考え始めた矢先に、
友人がプロギングに誘ってくれたのです。

運動は苦手でスポーツには縁がなかった私ですが、
いざやってみると、とても楽しくて続けています。

朝早起きして澄んだ空気を吸うのがすがすがしく、
体を動かして汗をかくのも気持ちがいいもの。

きれいになった会場の公園を見られるのも嬉しいし、
同じ志を持った新しいメンバーに毎週出会えるのも刺激的です。

プロギングを始めてスポーツの楽しさを知り、世界がぐんと広がりました。

私のルール3.
使い捨ての製品は使用しない

AM 8:30 朝のコーヒータイム

 

プロギングのあとはその日に集まったメンバーとカフェでブレイクタイム。

 

☆自然農法で作る希少な固定種の大豆を使用した「生豆乳」｜美容・ダイエットにもおすすめ！

 

私たちは必ずマイカップを持参します。

 

実はマイカップを使い始めたきっかけは「プロギング」でした。

 

「プロギング」では、毎週同じ公園でキロ単位のゴミを拾います。
その総重量はなんと10キロを超えることも・・・。

 

「ゴミを拾うことには意味があるけれど、
そもそもゴミを出さないことこそが解決に向けた近道」
そう信じて、マイカップを使うようになりました。

 

当然のことながら、マイカップを使った後は持ち帰って洗い、
また自分のバッグの中にしまうことになります。

 

ここで告白をすると、私も人間なのでカラダが疲れている日もあれば、
気分が落ち込む日もあって「あぁ、サステナブルな生活って手間がかかるなぁ～。
面倒だなぁ。」とネガティブな感情が出てくることもあります。

 

でも、そのネガティブな感情はすぐ次の瞬間に一掃されます。

 

これまで私は手間や面倒を省きたいがために、
数多くの使い捨て製品を選んできたのです。

今までの私のような、人々の「楽をしたい！」という思いが、
さまざまな社会問題・環境問題を引き起こしてきました。

この因果応報のようなサイクルに終止符を打つためにも、
毎回、キッチンに向かってマイカップを洗わなければなりません。

このように考えが一周まわって、洗いものをした後は
とてもいい気分になれます。(笑)

☆こちらの記事もオススメです。
『臭わないし、虫もわかない！生ゴミを即分解する超簡単ベランダ・コンポストの作り方』

私のルール4.
肉・魚・卵・乳製品は食べない

AM 11:30 自宅でヴィーガンランチを作って食べる

実はもともと料理が得意な方ではなかったのですが、
ヴィーガンになってからは、市販の食品や外食では
ヴィーガンを維持することがなかなか難しいため、
毎日、自炊をするようになりました。

わたしはよく「ヴィーガンって何を食べるの？どこで買い物するの？」
と聞かれます。

この質問にお答えするとすれば、
野菜や果物、豆、穀物、海藻、きのこなどの非動物性食品と、
大豆ミートやヴィーガンチーズなどの代替品を購入し、調理して食べています。

加工食品や調理済みのお惣菜を買うときは、
成分表示とにらめっこしなければなりませんが、
食べられる商品は何かを覚えさえすれば、それほど煩わしいものではありません。

そして、買い物場所は、実は、みなさんがよく行かれるのと同じスーパーマーケット。

乳製品でない代替チーズも、卵を使用していないマヨネーズも、
豆乳ヨーグルトも実は近所に売っています。

地域によって差はあると思いますが、私はネット販売で購入するものは
大豆ミートくらいです。
※写真は自炊した納豆チャーハン（左）とトマトカレー（右）

私のルール5.
プラスチックフリー・自然素材の商品を選ぶ

PM 15:00 お買い物

 

自然環境を破壊し、生物の命を脅かすこともあるプラスチックの消費を減らすために
まず私がしたことは、浄水器の設置とマイボトル・マイカップの利用でした。

浄水でお茶やコーヒーを作るようになり、マイボトルでお水を持ち歩くようになったので、
翌日からペットボトルの消費数はゼロに。

こんな小さなアクションで、家庭から出るプラスチックゴミと出費を大幅に減らすことができました。

その次にしたことは、プラスチック容器入りのヘアケア用品やソープ類を
すべて固形石鹸にシフトしたこと。
また固形石鹸は包装が紙のものを選ぶようにしています。

この日に購入したのはシャンプーバー。
動物性原料不使用・動物実験なしのヴィーガン対応商品だと店員さんが紹介してくださいました。

買い物用のマイバッグはオーガニックコットンのものを愛用しています。
柔らかい素材で、使わない時はコンパクトにたためんでしまえて便利ですし、
自然素材なので洗濯をしても河や海にマイクロプラスチックが流れ出ることはありません。

私のルール6.
できるだけ自分が心地よい環境に身を置く

PM 18:00 ヴィーガンレストランに勤務

以前の勤め先では、上司や先輩とお肉料理の店に出かけることもしばしば。
当時は自分を、菜食をベースに、時々肉や魚を食べる「フレキシタリアン」と名乗っていましたが、
コロナによる自粛生活を機に食スタイルをヴィーガンに切り替えました。

そういったことあり、現在は愛知県名古屋市にあるヴィーガン・グルテンフリーのレストラン
のお手伝いをさせていただいています。

お店のメニューには、動物にも環境にも体にも優しいメニューがずらり。
日替わりランチ、ベジカレー、台湾まぜそば、ケーキ、パフェにいたるまで、
なんとメニューのすべてがヴィーガンそしてグルテンフリー（ビールを除く）です。

ディナータイムにはラザニアや担々麺など、ヴィーガンだからと
食べるのをあきらめていたメニューが目白押し。

ヴィーガンの方のみならずアレルギーをお持ちの方にも
安心して食事を楽しんでいただける次世代レストランとなっています。

夕飯は美味しいヴィーガンまかないで、
店長が作ってくれた日替わり定食やベジカレーをいただきます。


（撮影協力：愛知県名古屋市ベジキッチン・グーグー）

 

私のルール7.
再生可能エネルギーを選ぶ

PM 22:30 帰宅

一日が終わって家に到着。

私は、部屋の天井にあらかじめ設置されている電灯をつけることは滅多にありません。
HSPの特性で光に弱い眩しがり屋なので、夜は小さなルームランプ一つで過ごします。

さらに、自宅で使用する電力を、発電に関わる二酸化炭素排出ゼロの
再生可能エネルギーに切り替えました。


切り替えてしまえば、あとは普段通りに過ごすだけ。
煩わしさを感じることは何もありません。

体が疲れていても、気分が落ち込んでいても、環境に優しい日々が送れます。

再生可能エネルギーに切り替えることで家庭から排出する二酸化炭素を約46％カットできると知って、
「こんなに楽に二酸化炭素を削減する方法もあるんだ！」と感動。

環境のために何かしたいと思ったら、すぐに取り組めるハードルの低いアクションなのではないかなと思います。

私のルール8.
自分の時間をしっかりと確保する

PM 23:00 体を労い、心を整える

夜は必ず自分の時間を確保するようにしています。

ゆっくり湯船につかってボーっとしたり、頭の中にあることをノートに書きだしてみたり、
疲れをとり、考えを整理することに時間を費やします。


このことは一見、動物や環境に優しい生活と関係のないことに思えるかもしれません。

でも、私はこの時間を作るようになってはじめて動物の権利や環境問題に目を向けられるようになったのです。

数年前、寝る時間を削りながら働いている頃の私には、動物の権利のために食生活を変えたり、
人類の未来のためにライフスタイルを変えるなんて到底できませんでした。

時間のゆとりが心のゆとりを生み、心のゆとりが他者を思いやる力になるのだと感じています。


日によって2時間～4時間は自分のために過ごします。満足したら就寝。これで私の一日は終わりです。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ベジタリアンやヴィーガンに興味はあるけれど、どうやって始めたらよいかがわからない方、
環境問題に対して、自分もなんらかのアクションを起こしたいけれど、
その方法がわからないという方、
そして、私と同じ、HSPであることに悩んでおられる方、
そんな皆さんの願いや快適な暮らしを実現に近づけるためのヒントに、
この記事がもし少しでもお役に立てれば、とてもうれしく思います。

私はこれからも、自分にできることをひとつひとつ始めたり、
続けていけたらと考えています。

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