それ、鬱じゃなくて副腎疲労の症状かもしれません。鬱と間違われやすい副腎疲労の改善方法とオススメの食事。
信じられないくらいマイナス思考のあなた、もしかしたらそれは鬱ではなく「副腎疲労」の可能性があります。
以下の項目で当てはまるものはありますか?
・最近とにかく疲れやすい。
・朝が起きられない。
・やる気がしない。
・眠っても疲れがとれない
・自分でも信じられないくらいにマイナス思考になる。
・甘いものばかり食べてしまう。
・ストレスに対処できない。
こんな不調に悩まされていませんか?
このような症状で病院に行くと大体、多くの人はうつ病と診断されます。
ですが、もしかすると、実は医師でも気づきにくい副腎疲労の可能性もあります。
こちらでは、まだ認知度の低い副腎疲労の症状と対処法について書いています。
知っている医師が少なく見極め方が難しい副腎疲労と、その症状とは?
そもそも副腎の働きは
副腎とは腎臓にくっついているホルモンの分泌を行う臓器です。
腎臓の近くにあるとても小さな臓器で、様々なホルモンを分泌し、生体を維持している器官です。
副腎からは別名ストレスホルモンと呼ばれる様々なホルモンが分泌され、
ストレスに対する耐久力を高める働きをしてくれています。
副腎の皮質(表面)からは、
- 糖質コルチコイド(コルチゾール)
- 電解質コルチコイド(アルドステロン)
副腎の髄質(中央)からは、
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
- ドーパミン
などのやる気を出して、身体を興奮状態にするホルモンを分泌します。
副腎疲労とは何なのか、そしてその症状は
副腎疲労とは、アドレナル・ファティーグとも呼ばれ、
アドレナリンなどの分泌がうまくいかないときに起こる症状です。
主に、
- 身体のダルさ
- 疲れやすさ
- 無気力
- 集中力が続かない
などの症状が一ヶ月以上続くときに疑われます。
副腎が疲弊してくると、ホルモンの分泌が悪くなりストレスに対処できなくなります。
これらのホルモンの分泌が低下すると、本人のやる気とは別で身体がついてきません。
特に朝に身体がついてこないので、朝はなかなか起きられません。
昼間は常に眠気に襲われ仕事に集中できません。
夕方にはいつもよりも疲れてしまい、
長時間の労働ができないなどの問題が起きてしまいます。
副腎がうまく働かなくなると、このような慢性疲労やうつ症状などの症状が出てくるのです。
副腎疲労が起こる原因は
副腎疲労が起こる原因は以下の項目があります。
・ストレス
・睡眠不足
・栄養不足
・体内の炎症
副腎は、ストレスを感じると
抗ストレスホルモンを作っている、といういことは、
ストレスを感じ続ける状況であれば、副腎が働き続けることになり疲労していきます。
また、副腎で作られるコルチゾールは血糖値や血圧のコントロール、
免疫機能や神経系のサポートをつかさどるため、
睡眠不足で自立神経の乱れや体内に炎症が起こると、
それを回復しようとコルチゾールを作ろうと頑張るのです。
副腎疲労は長期の問題になりやすい上、見過ごされて抗うつ剤を処方されることが・・・
副腎疲労が長期の問題になりやすいのは、日常のストレスが原因となり改善が難しいことが挙げられます。
さらに副腎疲労は医師でも認識しないケースがあることから、鬱だと判断されて、
抗うつ薬を処方されてしまう可能性もあります。
そして、薬に依存し、症状改善が見られないまま過ごしてしまうことにあります。
そしてストレスなどが原因であることから、食生活の問題ではなく、
「精神的な問題」と捉えられやすく有効な治療がされないことが多いのです。
また、単純にネガティブ志向な人は、精神的な問題だと考えて心療内科などを受診してしまうのも問題のようです。
しかし、実際は腸などが慢性的な炎症を起こしていることが多いので、
精神系の投薬ではほとんど効果が見られません。
腸の慢性的な炎症が原因のことが多いので、
多くの副腎疲労の人は慢性的な下痢や便秘を患っていることも多いのが特徴です。
そのため、安易に下痢や便秘の薬を飲むだけでは根本的な解決にはなりません。
内科でも副腎疲労などの可能性を考えてくれる病院に行くのがベストです。最近では病院もブログなどで色々な情報を発信してくれているので参考にしましょう。
東洋医学からみた副腎疲労。副腎疲労は「腎虚」の状態。
マイナス思考だけでなく、同時に冷え性や足腰のだるさなどがありませんか。
副腎が疲労している状態を東洋医学では腎虚と呼びます。
腎虚とはエネルギーや栄養を作り出す力が弱っている状態なので老化とも呼ばれます。
ですが腎虚には種類があり、
- 腎の機能低下である腎気虚
- 腎が冷えている腎陽虚
- 栄養成分が不足している腎陰虚
- 老化にあたる腎精不足
などに分けられます。
これらの種類の中でも副腎疲労は腎気虚と腎陽虚に分類されます。
つまり腎の機能低下と温度低下が原因です。
腎の機能が低下するときは老廃物が溜まっている状態で、
温度が低下するときは血流が低下している状態です。
腎のエネルギーと熱が不足し、作り出そうとする働きも低下しています。
そのため副腎疲労の人は、
- 足腰のダルさ
- 腰痛
- 冷え性
なども同時に患っている人も多いのが特徴です。
副腎疲労を改善するために始めたい食事と、生活習慣
白い小麦粉を食べていませんか。
労働環境やストレスを改善するのは難しいので、手軽に始められるのが食生活の改善です。特に腸に慢性的な炎症を起こしている人の多くが、
小麦に含まれているグルテンが原因の場合が多くあります。
テニス選手のジョコビッチが実践したことで有名になった小麦のグルテンですが、
最近ではグルテンを摂取しないグルテンフリーという食生活が注目されています。
小麦というと食パンなどをイメージする人が多いですが、
パスタやうどん、お菓子、ケーキなどにも多く含まれます。
逆に食パンであってもオーガニックの米粉パン、そば粉パンを選べば問題ありません。
大切なのは、小麦を含んでいる食べ物を避けるだけでなく、
代わりとなる食品を選ぶ癖をつけることです。
実はパスタやうどん、ケーキなどでもグルテンフリーのものがけっこう販売されています。
自分が好きなものを我慢するだけでは続きませんのでグルテンフリーの食品を普段から見つけておきましょう。
そして、グルテンフリーは一生続けないといけないものではなく、
初めは2週間くらいから挑戦するのがおすすめです。
パンだけではない!そのほかにも注意したい食事
小麦を含むのは主食ばかりではありません。
少量とはいえ摂取する人とそうでない人には成果に差が出ます。
- 調味料
- 揚げ物の衣
- カレーやシチューなどのルー
実は、現代の調味料の多くは小麦を利用しているものが多く、
知らず知らずのうちに小麦を大量に摂取しているのです。
本間医師の味の濃いものを避けるという言葉には、小麦を避けるという意味も含まれます。
さらに味の濃いものは血圧を調整するホルモンの分泌を増やすので、
さらに副腎疲労を招きます。
加えてカフェインなどの身体を興奮させる物質を大量に摂取していると、
ドーパミンやアドレナリンなどの興奮ホルモンの分泌を低下させます。
そして、東洋医学から見ると、副腎疲労の改善には老廃物の排泄が重要となります。
副腎疲労の改善にオススメの食事方法とは
これらを総合して考えると副腎疲労の改善に必要な食生活は、
- グルテンフリー、カゼインフリー
- 味の薄い、低刺激な食事
- カフェインレス
- 水分を多くとる
- 老廃物を蓄積させる添加物や農薬、劣化した油を避ける
- 老廃物を排泄するためのデトックス食材を食べる
- ミネラルが含まれる食材を多く食べる
などになります。
要は、腎や体を疲労させる物質を減らして、
老廃物の排泄を促すことがポイントとなります。
食生活を変えるのが難しいという人は、まずは水分を多くとって尿から老廃物の排泄を促しましょう。
その上でグルテンを減らしたり濃い調味料を減らしたり、カフェインをさけたりすると良いですね。
まとめ
副腎疲労の症状は精神面にも及ぶことからうつ病と誤診されやすい疾患の一つです。さらに、副腎疲労を認識していない医師もいるのが現状です。
まずは正しい診断のためにも副腎疲労を認識している病院を選びましょう。
基本的に慢性的な下痢や便秘を患っている人は要注意です。
自分が副腎疲労かもしれないと感じたら、
グルテンフリーや味の濃い食事を避けるなどから始めましょう。
身体に良い生活を送れば慢性的な下痢や便秘が改善されて元気な毎日を送れるようになりますよ。
出典:『自分で治す! 副腎疲労』 著 本間良子 本間龍介
『心と脳の不調は副腎ケアで整える 「うつ」「認知症状」「発達障害」に効くホルモンのパワー』著 本間良子 本間龍介
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