シェア拡散大歓迎:IN YOUは西日本豪雨災害のあった地域や被災者への復興支援のため当社の売上金の一部を信頼できるボランティア団体と連携し寄付活動を行うことにいたしました。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
みなさんこんにちは。
当マガジン編集長の松浦 愛です。
いつもオーガニックウェブマガジンIN YOUをお読みいただきまして誠にありがとうございます。
この度は皆様に、大事なお知らせがありまして記事を書かせていただいております。
200名を超える死者と数千人の避難者が出ている西日本豪雨災害
みなさんもご存知の通り、西日本豪雨の影響で、各地では多大な被害が相次いでいることがわかっています。
被災された皆様ならびにご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
13府県で200人以上の死者が出た大災害は、長崎大水害以来のことだそうで、
一人一人の平穏な日々が豪雨によって崩されてしまったことを思うだけで、私自身も大変胸が苦しくなります。
皆様の安全と被災地の一日も早い復旧、復興を、心より願って止みません。
さて、当マガジンIN YOUでは「消費者に投票される会社」、そして常に消費者の味方であれるメディア目指して365日皆様の活動するとともに、
全国各地・世界各地のオーガニックや農業、時事、東洋医学などに精通したライター数十名が日々消費者に対して嘘のない真っ当な思いで各種コンテンツを配信してきました。
どのような支援が最も現地の方々のためになるのかについて考えました。
私自身、今回の大変深刻なニュースを日々拝見し、私たちIN YOUとしても何かできることがないか・・と考えました。
現在日本には、ボランティア団体は多数存在しております。
また復興支援も各エリアによって着手しているところ行き届いていないところなどエリアによってもまちまちであることを、色々な方よりヒアリングし、痛感しました。
さらには、多数の問い合わせにより各市役所など国の機関も対応が追いついていないところが多く、直接物資をお送りしたり直接寄付をしても活用しきれないという現状もあるようです。
当初はオーガニック食材や天然水を購入して現地にお届けするなどの取り組みも検討しました。
しかしながら、こうした災害は、日々状況は刻一刻と変わるので、良かれと思って個人が物資を送るなどして闇雲にサポートしても
結果的に現地の方々のためにはあまりならないという現実もあり、状況に応じた適切な支援と対策がとても重要になります。
消費者の皆さんにとっては、おそらくご自身がなんらかの寄付をした場合、
実際にどこでどのような用途で使われるのか、本当にサポートに役立っているのか・・ということも内心気になるところかと思います。
ボランティア団体:NPO法人ユナイテッド・アース様と共に募金支援に参画させていただくことにいたしました。
そこで、「全ての人にオーガニックな暮らしを」という理念で運営する当社との親和性を考えた結果、
より現地に寄り添った信頼できる団体様と提携させていただきたいと考え、信頼できる方より推薦をいただいたNPO法人ユナイテッド・アース様と連携いたしまして、寄付活動を行うことを決意いたしました。
余談ではございますが、ユナイテッドアースさんスタッフの方はIN YOUの読者さんでもあったことから
もともと当社の理念に心から共感をしてくださっており、お互いが協力することでシナジーが生まれるのではないかと感じております。
今回のご縁は奇跡的かつ、必然的なものだと感じ、「ぜひ一緒にやりましょう」と、いうことになりました。
●現状の現場の状態
西日本を中心とした各エリアでは土砂崩れや断水などの被害が相次いでおり、エリアごとにその被害規模や状況も異なっているということを伺っております。
中でも今回は特に支援が行き渡っていない愛媛エリアのご支援をさせていただこうと考えています。
下記はユナイテッドアースさんより提供していただいた最新情報です。
・7月5日からの大雨により、宇和島市において、7月8日大雨特別警報が発令され、土砂崩れ、浸水被害、停電、断水等の甚大な被害が発生しました。
宇和島市吉田町では11名の方が亡くなるなど特に大きな被害がありました。現在、避難所では180名以上の方が避難生活をしておられます。
・いまだに通行止めが40ヶ所以上あり、復旧までには長い時間がかかることが予想されます。
・宇和島市吉田町地区、三間町地区に水道水を供給している浄水場の裏山が今回の豪雨で崩壊し、施設が使用不能となりました。
施設の被災状況が壊滅的で、一部地域は復旧をしていますが、多くの地域では本格的な復旧の目途がたっておりません。断水該当地区の市民は応急給水所等でポリ容器に水を受け取り生活しております。高齢者の方は何度も給水所を往復するため負担が大きいです。
・特に被害が大きい吉田町立間地区では、各所で山が崩れて大量の木が集落に流れ、甚大な被害が起きています。
・愛媛県宇和島市は、今回の豪雨被害が死者11名、建物全半壊115軒、床上浸水2,602件、床下浸水808件となっています(7月10日時点)。
https://www.city.uwajima.ehime.jp/uploaded/attachment/19225.pdf
集まった支援金の具体的な使い道
みなさまからいただいたご支援は以下の活動に、使用させていただきます。
・被災地域での被災者の支援ニーズ調査
・ニーズ調査に基づいた支援活動(被災地域の土砂だし、被災農園の再建サポート等)
・現地ボランティア活動にかかる経費(支援活動時の光熱費、ガソリン代、通信費など)
地元の団体や自治体等とも連携しながら、引き続き調査を継続し、本当に必要とされている支援を届けて参ります。
ご支援金の資金使徒、ニーズ調査に基づいた支援活動の様子は公式フェイスブックページ等を通し、みなさまにお伝えして参ります。
オーガニック農家も含めた農業現場・地元農家さんの深刻な状況
土砂崩れでみかん畑の山が消えてしまった・・。
オーガニックウェブマガジンIN YOUではこれまで日本でのオーガニック普及を目指して
「消費者から日本を変える」をコンセプトに、日本の農業の実態をはじめとし、色々なコンテンツを配信してまいりました。
今回、ユナイテッドアースさんから、有機農家さんも含めた貴重な地元の農家が大変なことになっているという情報をいただきました。
以前私自身が愛媛のオーガニック農家さんを視察したこともありますが愛媛には素晴らしい農地が沢山あります。
誰もほとんど手入れをしない荒れ地に、数々の無農薬の果物が実り続けるその理由を知って私は驚いた。
今回被害のあった、日本一の生産量を誇る柑橘王国・愛媛の中でも、吉田町は有数の産地です。
愛媛には「三つの太陽」という言葉があります。
太陽だけでなく、傾斜地で受ける海からの強い照り返し、農地の石垣から反射する光と熱が良質なミカンを生むことの例えがあり、
特に、吉田町は江戸時代にミカンが移植された「愛媛みかん発祥の地」。
約4千世帯のうち、JAに加盟する農家だけでも800世帯がありそこで土砂崩れが多発しました。農道が絶たれ、農地の被害が確認できない農家も少なくありません。
今回、被害が広域にわたることや土砂で現場に入れない地域もあることから、全容が判明するまでには時間がかかる見込みですが、柑橘園地(段々畑、傾斜地)では、土砂崩れによって園地そのものが崩れている箇所が多発しています。農道・灌水設備・モノラック等にも多数の被害が出ています。
「土砂崩れでみかん畑の山が消えてしまった」「こんなに畑が深くえぐられたのは初めてです」と肩を落とされる農家さんや、
「農家をやめて働きに出るしかないのかと嘆く若い夫婦もいる」と目に涙を浮かべながらお話しされる方。
倉庫が土砂で埋まって農機具が使えず、畑仕事ができない農家さんは「今年のミカンは無理だろう。農業をあきらめるしかない」
「今年は出荷ゼロも覚悟している。高齢の農家はこれをきっかけに廃業する人が多く出るのでは」と心配する声が上がっていました。
日本の有機農業は全体のたった0.2パーセント。
ただですら少ないこの有機農業の敷地が今回の災害によってさらに縮小してしまった可能性が高いのです。私たちIN YOUでもこれまでに、オンラインオーガニックストア「IN YOUMarket」では、全国のオーガニック農家をサポートするため、優良なオーガニックや農薬不使用の食材を購入できるサービスを展開してきましたが、災害のあったエリアの商品もございました。
生産者さんたちは消費者にとって美味しくて体にも良いものを作るために日夜想像もつかないハードなスケジュールで安全な食材を手間暇かけて生産してくださっています。勿論農業だけが災害に遭った訳ではありませんが、私自身、日々お仕事で色々な生産者の方々と直接お話する機会が多いため、今回のことは、本当にショックでなりません。
今後の支援活動内容に関しての具体的なスケジュール
今回ユナイテッドアースと連携いたしまして、
当社のオンラインオーガニックストアIN YOUMarketにおける売り上げの一部を支援に活用いただくことになりました。
具体的には、7月23日より8月13日までのIN YOUMarket売り上げの一部を支援金として寄付いたします。
募金や物資など様々な支援方法がありますが、私たちとしては色々と考えた末、オーガニックな食材等を消費者の皆様に購入いただくことによって
生産者に還元すると共に、災害のあったエリアに直接的に貢献できるという形の方がより多くのユーザー様にとって参画しやすいのではないかと考えたためです。
どんなことに、支援金が使われるの?
これは最も皆様としても気になられるところかと思いますので、下記にて支援金の使い道について記載いたします。
・7月16日より宇和島市吉田町に災害ボランティア活動拠点を設置し、本格的な支援活動をスタートしました。
物資での支援だけでなく、家の泥かきが必要な方もいれば、災害後の心理的なケアが必要な方、支援情報を得るための情報網が必要な方…
現場によって、そして個人によって、必要な支援は様々です。
まずは、どのような支援を必要としているのかを現地で把握し、私たちができる適切な支援を、しっかりと届け、皆さまに報告してまいりたいと思います。
その上で、宇和島市吉田町を中心に「災害復旧支援」「産業復興支援」「心の支援」の3つを軸に動いていきます。
<A.災害復旧支援>
主に、産業復興に向けた清掃、土砂や流木等の撤去作業をさせて頂きます。地元の団体や自治体等との情報共有と連携を計り、それぞれの強みを活かした役割分担で動いていきます
<B.産業復興支援>
地場の産業が復興してこそ、経営と雇用が安定し、町の活気が取り戻されます。阿蘇で支援活動を行ってきた際、阿蘇の基盤は「第一次産業」と「観光業」であったため、主に、農業、畜産業、商業、観光業の復興支援ができるよう地元経営者の方々とともに取り組んでまいりました。宇和島市吉田町においても、地元の方々の声に耳を傾けつつ、敏速かつ効果的な支援を目指します。
<C.コミュニティ支援>
宮城県南三陸町での支援経験から心のサポートも重要視しています。長期化する断水や未来への不安など、心と体が休まらない方々も大勢おられます。心身のケア、傾聴、イベント企画など、皆さんの心が和み、希望を見いだせるようなサポートをさせて頂きます。
NPO法人ユナイテッド・アースのご紹介
NPO・NGO・社会活動家・経営者・アーティスト・学生など理念に共感する市民が集い、共に社会貢献活動を実践するための組合的機能を持つ団体(NPO法人)として、2006年の設立以来、市民の共働によって、「持続可能な循環型社会」を実現すべく、海外の貧困地域への自立支援活動や環境活動などにも尽力。
また、2011年3月の東日本大震災発生以降は、宮城県を中心に震災支援活動を継続しており、国内外から集まった延べ2万8,000人以上のボランティアや団体、企業と共働し、被災地の復興と新しい社会モデルの構築に向けて活動を展開。
過去の活動実績・・・
●東日本大震災緊急支援(2011年3月~)震災後直ちに被災地に赴き、宮城県南三陸町を中心に緊急物資支援から心のケア、産業・雇用の創出など、全国から集った延べ3万5000人のボランティアと共に、様々な復興支援活動を展開してきました。現在も宮城県登米市に拠点を構え、継続した支援を実施。
●熊本地震(2016年4月~)
発災直後から被災地に支援物資を届け、4月22日から阿蘇市内牧に活動拠点を構えて復興支援活動を開始し、産業復興につながる多角的な支援活動を展開。全国から延べ3500人のボランティアがユナイテッドアースの復興支援活動に参加しました。
●九州北部豪雨(2017年7月~)
2017年7月の集中豪雨で甚大な被害を受けた福岡県朝倉市に活動拠点を構えて復興支援活動を開始。朝倉市の基幹産業である農業や果樹園、
店舗や商業施設の復旧・復興サポートを中心に支援活動を展開。全国から延べ550人のボランティアがユナイテッドアースの復興支援活動に参加しました。
公式FB
「発災直後から被災地を視察してきましたが、他県にて災害ボランティア団体の拠点が決まっていく中、甚大な被害を受けた愛媛県宇和島市吉田町には災害支援団体が1つも入っていませんでした(2018年7月11日時点)。」
私たちが調査にお伺いした際には住人の女性から、「ここまで来てくれる人はほとんどいませんでした。本当にありがとうございます。。」と涙ながらにお礼の言葉を伝えていただきました。
編集長 松浦よりメッセージ
今回の災害があって以来、当然のことながら私自身日々、心が落ち着きませんでした。
こうしている間も、断水や食不足などに苦しんでいる方々がいると思うと、当社としても少しでも力になりたいという思いが日に日に強くなりました。
IN YOUは年間3000万人近くの方に読んでいただいておりますが、きっと災害のあった地域の方にも読者様がおられたことと思います。
そう思うと、本当に本当に、辛いです。
けれども何もせずただひたすらに自粛したり、他人の不謹慎さに対して心無い言葉で誹謗中傷をして傷つけても果たして誰かのためになるのであろうか・・?
東京で生活を送りながら、ふと、違和感を感じたこともありました。
そうではなく、困った時はお互いに手を差し伸べるという、人間として当たり前のことをする。
そして今自分たちに出来ることを実直に、出来る限りの範囲で行うことが大事だと感じたのです。
国内外、色々な支援先がありますがどうせやるなら、中途半端なプロジェクトにしたくないと思いました。
その結果、色々とリサーチをさせていただき、当社の理念に共感していただいており、
さらに同じ方向性に進んでおられるユナイテッドアースさんとの提携が今の私たちにとって最も適切であるという結論に達しました。
微力ながらユーザーの皆様とともにサポートをさせていただきたく、ご理解とご協力をいただけましたら幸いです。
全ての人にオーガニックな暮らしを IN YOUMakret
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