世界中で急増するフレクシタリアン。食と環境について考えるなら今すぐあなたもはじめよう!
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IN YOUの読者の方々の多くは、自分自身の健康のためだけでなく、
地球環境にも良い食生活を送りたいと
思っているのではないでしょうか?
近年、地球環境や生物に対する意識が高まるとともに、
世界規模で「菜食」へのシフトチェンジが進んできています。
そんな中で、大きなフードトレンドとして登場したのが、
「フレクシタリアン」。
最新のフードトレンド「フレクシタリアン」とは
フレクシタリアン( Flexitarian )は、
flexible(柔軟な)+ vegetarian(菜食主義者)の造語で、
「基本的にはベジタリアンだけれども、時々魚や肉も食べるなど、
食の選択が柔軟な人」のことを指しています。
アメリカの大手スーパーマーケットチェーンのホールフーズが、
2017年に予想されるフードトレンドの中で、
最も大きなムーブメントとなるだろうとしたことで、
アメリカ国内でも大きな注目を集めました。
2018年、東京都庁で「ミートフリーマンデー」が開始されるなど、
日本でも徐々に広まりつつある脱・肉食のムーブメント。
自分にも地球にも優しいライフスタイルを望んでいるなら、
是非みんなでこの波にのって、フレクシタリアンを広めていきましょう!
出典:INDEPENDENT「FLEXITARIANISM PREDICTED AS KEY FOOD TREND FOR 2017」
フレクシタリアンになる人が急増した!?世界で広がる「脱・肉食」を勧めるメディアの力
ヴィーガンを経て、今はフレクシタリアンに落ち着いている私ですが、
そもそもなぜ、肉食を辞めようと思ったのか?
そのきっかけのひとつに、メディアの力があります。
当時、海外で暮らしていた私は、ヨガ好きの友人の影響から、
ベジタリアンなライフスタイルや、ヨガの教えでもある非暴力・不殺生の考えなどを学びました。
菜食について調べていくうちに、肉食が人体や地球環境、生物に及ぼす、様々な影響を知ることとなったのです。
フレクシタリアン増加は肉食に関するドキュメンタリー映画増加のおかげ
色々と知っていく中でも、ドキュメンタリー映画はとてもショックが大きかったものです。
・サスティナビリティの秘密
・食の真実
・食品産業に潜む腐敗
・フォークス オーバー ナイブス-いのちを救う食卓革命-
・共に生きる
・ありあまるごちそう
・フードインク
これらのドキュメンタリー映画はすべて、肉を食べることにフォーカスしています。
この中でも、トップに挙げた「Cowspiracy:サスティナビリティの秘密」は、
Netflix限定版を、自身もヴィーガンのレオナルド・ディカプリオがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたことで、
それまでベジタリアンや地球環境にも関心の低かった人たちが「肉食をやめようかな」と思うきっかけとなり、大きな反響を呼びました。
そのおかげか、Netflix(日本版)でも、
肉食産業に関する作品が多く配信されるようになり、
私も芋づる式に新たな作品と出会うきっかけとなりました。
IN YOU読者のみなさんにとっても気になるテーマの作品がたくさんアップされいますから、
チェックしてみることをおススメします!!
ヴィーガン有名人のSNS投稿で「フレクシタリアン」の拡散力は倍増
私たちのお買い物やライフスタイルに大きな影響力を持つようになったSNS。
多くの有名人が自身のブランディングとマーケティングにSNSを活用する中でも、
20~30代のミレニアル世代は特に影響力が大きいと言えるでしょう。
アリアナ・グランデやルビー・ローズ、ナタリー・ポートマンなど、
若い世代にも人気の有名人たちが自身がベジタリアンであることを公表し、
また肉食や環境問題に対しての意見を述べる場としてもSNSが活躍しているため、
フォロワーだけでなく多くの人が「脱・肉食」や
フレクシタリアンを選ぶきっかけになっているのです。
現在(2018年10月26日時点)、インスタグラムで投稿されている記事の中で、
「#meatfreemoday」(ミートフリーマンデー): 約168,000件
「#flexitarian」(フレクシタリアン):約154,000件
「#plantbased」(植物由来):約18,255,000件
など、肉食を控える流れが色濃く出ていますね。
出典:ELLE ONLINE「ヴィーガンライフを選んだ女性セレブ13人」
フレクシタリアンはマイベストを見つけるためには最適!
様々なメディアで肉食に関する恐ろしい事実が報じられ、
SNSでは好きな芸能人がヴィーガン生活を勧めている…
でも、お肉は好きだし、一生食べられないのはちょっと…
などと思っている人も、大丈夫です。
また、肉を食べないヴィーガン生活は厳しいルールが多そうで、私にはムリかも…
と思っている人も、大丈夫です。
その時自分の心と体の本当に欲するものを自由に食べればいいのです。
フレクシタリアンが世界で広まったのは、この柔軟さが理由でもあるのです。
「動物福祉や信仰上の理由から、一切肉食を絶つ!」というのは、
誰かに言われて行うにはとてもハードなものです。
「肉を食べる」という行為や欲望に罪悪感を抱きながら、
自分自身と戦うような毎日はまさに修行ですよね。
一切食べないことはもちろん、自分にも環境にも生物にも良い影響を及ぼすステキな選択なのですが、
はじめはフレクシタリアンからスタートすることをおススメします。
自分の心や体が心地よいと感じる食事は何なのか?
私が頂いているこの生命たちはどこからきたのか?
普段の生活の中で、地球に負担をかけているものは何なのか?
そういったことを考えながら、自分でいろいろなことを知っていくうちに、
自分にとってベストな食生活・ライフスタイルが見つかっていきます。
まずは「肉を減らすこと」。それだけでも心にも体にも地球にもインパクトは絶大!
様々な研究や調査で、肉食中心の生活は、
大腸がんや2型糖尿病などの発病を促す
リスクが高いということが明らかになっています。
イギリスでは、肉食を減らすことで国民がより健康になり、
医療費負担も大幅に削減されるとし、
国を上げてフレクシタリアンを推奨しています。
食肉用の家畜たちを飼育することで排出される温室効果ガスは、
車や飛行機の排気ガスよりも多くなっています。
食肉用の家畜の飼料を栽培するために広大な土地が使用され、生産されています。
本当なら24億人分の食糧に相当する量の穀物を家畜のエサとして与えている一方で、
世界には約8億人の飢餓に苦しむ人々がいます。
世界中で肉を食べる人が少なくなり、消費量が減れば、食用家畜も減ります。
一人が週に一日、肉を食べない日をつくることは、
その人が一か月間車を乗った場合に排出される
温室効果ガスとほぼ同量の排出を削減できる効果があります。
最初からハードルを高くしないことで、
自分にも地球にも配慮したライフスタイルを「自分で」選び作り上げられる、
フレクシタリアン。
一過性の流行りとしてではなく、日本でもフレクシタリアンをきっかけに、
食と環境についての意識が高まっていくことを期待しています。
まずは週一回から、肉を食べない日をつくってみませんか?
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