無意識に子どもに有害なアルミニウムを与えているかもしれません。 表記なく添加される時の名称と具体的な摂取経路を洗い出しました。

アルミホイル、一円玉、窓のサッシやジュースの缶など
私たちの生活の中に欠かせないもの。

それが「アルミニウム」です。

熱や電気の通りが良いこと、
加工しやすいのに軽量なことから
様々なモノに利用されて、
私たちの周りに存在しています。

しかしアルミニウムは身体にとって全く不要な金属であるうえ
身体にどのような影響を与える物質なのかはご存知ですか？

身の回りにある＝安全なもの
という訳では無いのです。

そもそもアルミニウムは身体にとって何が危険なの？

・神経毒性
・貧血
・刺激作用
・発達障害
・握力低下
・腎機能への影響
・膀胱への影響

これがすべてではありませんが、
アルミニウムが身体に入ると
このような様々な影響を与える
可能性があるといわれています。


そのため食品の安全性を評価する国家機関、JECFAでは
アルミニウムの許容量を
体重1kg・一週間当たり2mgと
設定しています。


参照 : 厚生労働省 アルミニウムに関する情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/index.html

アルミニウムが身体に与える影響が有名となったアルミニウム脳症

1970年代透析患者でアルミニウムが原因で
認知症の症状が現れたと報告されたことがあります。

透析とは

腎臓の機能が様々な原因で著しく落ちることにより、
自分で健常の人の様な尿を
出せなくなる人に行われるものです。

尿から毒素を出せないと毒素が体内に蓄積してしまいます。
その為、腎臓がしている働きと同様の働きをする機械をつなぎ、
体内の血液をそこを通しその毒素を抜く作業をし、
また体内に戻すという作業をしています。


この際に必要な透析液に当時は水道水が使用されていました。

水道水にはアルミニウムが含まれていたことと、
患者は自力で尿からアルミニウムを排出する事ができない為に
急激に体内のアルミニウム濃度が上がり
それが脳に影響を与え、
認知症のような症状が出たのではないかとされています。

現在はこのことがわかっているため
透析液に水道水を使用することは無くなったので、
このような言語障害、認識障害、発作などの症状は
現在は起こることはありません。

要の脳もアルミニウムの影響をうけている

このようにアルミニウムが一定の状態になると
脳に影響を与えることがわかったため、
アルミニウムがアルツハイマーの原因になっているのでは
といわれていた時期もあります。

しかしそれは現在関係ないことがわかっています。

ただし人間のあらゆる働きを司る脳に
アルミニウムが影響を及ぼす可能性があることには変わりはありません。

各アルミニウムを含む薬などは腎機能が悪い人には
使用を注意するように記載がされています。

腎機能が普通の方ももちろんですが、
腎機能が落ちている病気や高年齢の人は
特に注意しましょう。

何からアルミニウムを摂っているのでしょうか

平成23年〜24年のマーケットバスケット調査では、
小児・学童・青年・成人でそれぞれの食品群から
どれだけのアルミニウムを食べているかを
調べたものがあります。

ほとんどは基準値以内でしたが、
穀類と砂糖類、菓子類が
アルミニウムが体内に入る過程で
大部分を占めているとの結果がでました。

小児でこのようなものを多く食べる食生活をしている子は、
他の子達よりもアルミニウムを多く摂取していることになります。

なぜこれらがアルミニウムを多く含むのでしょうか。

参照 : 厚生労働省 アルミニウムを含有する添加物への対応について
　　　　　https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000154941.pdf

お菓子やパン作りに大活躍 ベーキングパウダーにご注意を

ふっくら焼きあがったお菓子やパンはとても美味しいですよね。
このふっくらさせるのに使われるのがベーキングパウダーです。
そのためふくらし粉と呼ばれることもあります

ベーキングパウダーを入れると膨らむ仕組み

ベーキングパウダーには
重曹（炭酸水素ナトリウム）が入っています。
この重曹が炭酸ガスを発生させることにより、
そのガスでパンやお菓子が膨らみます。

このこの働きの補助的な役割をしてくれるのが酸性剤で、
これもベーキングパウダーに入っています。

アルミニウムで問題になってくるのが、
この酸性剤のほうなのです。

ふっくらした焼き上がりを助けてくれる酸性剤の中身とは

酸性剤にもさまざまなものがあります。

・酒石酸水素カリウム
・リン酸二水素カルシウム
・酒石酸
・ミョウバン
・フマル酸
・リン酸ナトリウム

このようなものが重曹がガスを発生させる補助の役目をしています。

この中で気をつけてほしいものがミョウバン（硫酸アルミニウムカリウム）、
硫酸アルミニウムアンモニウムです。

これにはアルミニウムが含まれているので、
裏の表示をみてこの文字が書いてあるのであれば避けることができます。

しかし問題なのはこのような名前が表記されていないことがあるのです。

・膨張剤
・色止め剤
・形状安定剤
・品質安定剤

などの用途を表した名称でまとめられる時があります。

こうなると名前では判断つかなくなるので、
アルミ不使用やアルミフリー
と書かれたものを買うのが良いと思います。

パンやお菓子を買うときにはこういうことを
記載しているところで買うのが理想ですよね。
焼きたてのパンや
手作りならではのお菓子のおいしさもあるので
自分でアルミニウムフリーのベーキングパウダーを買って、
作るのも良いですね。

他にもこんなものに入ってます

アルミニウムは空気中にも、
肉や魚など微量ながら様々なものに含まれています。

しかし身の回りにあるこのようなものにも含まれる為
注意が必要です。

・胃薬
・漬物
・調理器具
・着色料
　硫酸アルミニウムカリウム、ミョウバン、カリミョウバン、硫酸アルミニウムアンモニウムなど
・制汗剤
・ワクチン

一部をあげただけでもアルミニウムを含むものがこれだけ身の周りにあります。
これが鼻や口など、様々な経路を経て私達の身体に蓄積していきます。


身の回りのアルミニウムが体内に入ると
ほとんどは吸収されずに身体の外に出されます。

しかし極一部は化学的な性質が鉄と似ていることから、
同様の経路で各組織に運ばれていきます。

アルミニウムの怖いところは
骨や脳などに蓄積すると半永久的に
その組織にとどまってしまうということです。

身体に取り込まれたアルミニウムの
ごくごく微量しか体内に残らないとはいえ、
それが蓄積した結果はどうなるかはわからないのです。

胎盤を通じてアルミニウムも運ばれています

アルミニウムは
胎盤や母乳も通過することがわかっています。
自分で食べ物を食べれるようになるまえから
アルミニウムの蓄積は始まっているんですね。

特に身体の形成時にアルミニウムが入り込むと
神経毒性が作用することもあります。

妊娠中は食べ物には特に
気を配ってもらえたらとおもいます。

解決法

実は、上で挙げたものはほとんど
アルミフリーの代替品が存在するんです。

例えば、
漬物であれば、手作りで自然の調味料で作られているものを選んだり、
ベーキングパウダーもアルミフリーのものをスーパーでも見かけるようになってきました。

アルミ鍋をやめて、ホーロー鍋を使うなどもできます。

ワクチンは、ただ定期健診だから打つということではなく、
何のため、何でできた成分なのか、大人が知った上で判断してください。

少しずつのことかもしれませんが、
それが何年、何十年と経つと体への影響が変わってきます。


予防接種を「フルコース」ではなく「選んで」必要最小限に受けたらどうなる？お母さんお父さんの素朴な疑問をまとめました。

身体に取り入れるものは自分で見て選択しよう

身近でなじみのあるアルミニウム。
IN YOUでもデトックス方法はご紹介していますが、
何より大切なのは、「体に入れない」事です。

食品メーカーは消費者の健康ではなく
「どれだけ売れるか」しか
考えていない企業がほとんど。

名前を変え、姿を変え、
私たちの気づかないように
食品に加えられていますので、
今どのようなかたちで使われているのか
最新の情報にアップデートしていく事が大切です。

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