子どもを幼き自分の姿と重ねてしまう理由。子育て=親育ての本当の意味とは?
小さい子どもの子育てをしていると、
「この子のこういうところは、私の小さいころに似てるな」と思うことはありませんか?
我が子の言動が、幼いころの自分に重なって見えること。
例えば、
絵が得意なママの子どもが同じように絵が得意だと、私に似ていてうれしい、
という受け止め方になりますが、
野菜が嫌いなところは私に似ているな。
という状況ではどうでしょうか?
なんだか、野菜が嫌いで苦労した記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。
子どもには苦労してほしくないからこそ、あれこれ野菜嫌い克服のための料理を頑張ったり、
野菜はどんなに体に良いかを教えたり。
ママは子どもに一生懸命尽くそうとしますよね。
でも残念なことに、一生懸命になればなるほど、その工夫した料理や言葉は、
子どもには全く届いていなかったりします。
「もう、ちゃんと○○してよ、私は努力してるのに。」
と悲しくなったり怒ってしまうこともありますよね。
私自身子育ての中で、マイナスの意味で、
我が子が幼いころの自分と重なって見えることがありました。
その時、何とも言えない胸のざわつきや不安に似た感覚を何度も感じたものです。
- 「子どもはかわいいのに、一緒にいると自分のつらい過去を思い出してちょっと落ち込む」
- 「自分の失敗を繰り返してほしくないからこそ子育てに一生懸命になっている、でもなかなか報われない」
なんて思うこともありました。
この記事を読む方の中には子育て中の方も多いと思いますが、いかがですか?
- それが子育てといもの、とあきらめる?
- そんな小さなことで悩んでいられない。と先送りする?
でももし、この出来事にしっかり向き合うことで、
もう同じような悩みのループに巻き込まれないで済むとしたらどうでしょう?
今回は心理学的にこの出来事を見ていくことで、
同じような悩みのループに巻き込まれないようにするためのコツをお伝えしたいと思います。
なぜ幼いころの自分を重ねて見てしまうのか。
過去に感じ切れなった感情は、時と場所を変えて、人生に何度も現れる
なぜ、我が子の言動が幼かったころの自分に重なるのでしょうか?
一般的には親子は性格が似るから、と考えられているようです。
(あるアンケート結果では、全体の32%の人が、「親と子の性格が似ていると思う」と答えています。
参考:@niftyニュース)
でも、そう思うだけでは悩みが解決できない場合が多いですよね。
ところで、
何か思い出に残るものを見るたびに、その時の感情を思い出す
という経験はありませんか?これは脳の仕組みとして科学的に言われているものだそうです。
そして心理学的には過去に感じ切れなった感情は、時と場所を変えて、人生に何度も現れるといわれています。
これを例えると、
【花を家に飾っていると、いつもすぐ枯らしてしまう】
という場合、
管理の仕方であったり、花の健康状態も大いに関係しますが、
心理学的には、
花を枯らしたらあなたはどう感じるのか
がとても大事になります。
何のこと?となりそうですね。
もっと詳しく言うと、
【あなたは、花が枯れたときに何を感じますか?
悲しいですか? 自分が枯らしてしまったと罪悪感を感じますか?
それとも、違う感情がわいてきますか?】
ということです。
そして、その感情に気付くことなく過ごしていくと、また同じように花を生けたときにすぐ枯れてしまう、
ということを繰り返しやすいのです。
出来事は、あなたに何かを気付いてもらうために繰り返す、という法則があるのです。
ここでいう気づきとは、例に挙げた感情を感じるということです。
つまり、
子どもの言動が幼かったころの自分に重なるということは、
幼いころにあなたが感じ切れなかった感情があると言えるのです。
感情について知ろう。
感情って?
感情というと、まず一般的には喜怒哀楽がありますね。
その他、いろんな考え方がありますが、
プラスの感情には
喜び
楽しい
うれしい
などがあり
マイナスの感情には
悲しみ
怒り
恐れ<
罪悪感
などがあります。
ここで大切なのは、多くの方がマイナスの感情に気付きにくいということです。
これには科学的な理由があります。
悲しかったとき泣いたら「泣くんじゃない」と親に言われたり、
起こった時にそれを表現したら、逆に怒られた、など、
マイナスの感情はマイナスの記憶と一緒にあることが多いためです。
また、脳は無意識のうちに、マイナスの記憶であなたが傷つくのを守るために、
忘れようとしたり感じさせまいと働きます。
これは脳の防衛反応と言われ、実はあなたを守ってくれているのですが、
現実に向き合うのを遠ざけることにつながるのです。
現代人は感情を感じるのがちょっと苦手。感情を感じるメリットとは。
現代に生きる人々は、感情を感じるのがちょっと下手です。
様々な理由がありますが、
まずは脳の防衛反応があること。
しかし一番は忙しいことです。
忙しい時ほど人は左脳を使って生きています。
感情は右脳の働きによるものなので、忙しい人ほど感情を感じるスイッチが入りにくいのです。
そしてもう一つは、感情を感じると喜びが倍増するのはいいけれど、マイナスの感情が倍増したら困る、
などの思い込みがあるからです。
繰り返し書いていますが、感情を感じずに、ないことにしたり蓋をし続けることで、
似たような状況を引き寄せ続けます。
人生の中で、意識が過去に引っ張られる時間が多いのと少ないのとでは、少ないほうがいいですよね。
そのためには、やはり自分の感じたことを素直に、ただただ眺めるだけでも、
チャレンジしてみることをお勧めします。
それは分かったとしても、怒りや悲しみを感じるには精神的に耐えられない、という人もいるかもしれません。
そんなときの大事なポイントは、
感情に巻き込まれるそうになる手前で、まず感情に気付いた自分をほめることです。
「わたし、悲しいって気づいてえらいね」
という具合です。
慣れないうちは気恥ずかしいかもしれませんが
ぜひ試してみてくださいね。
それでも向き合えないときは、安心できる環境や人とともに感じてみましょう。
感情を感じるコツ。思考と感情のちがいとは。
ここまで読まれた方は、もう、感情を感じる準備ができたのではないでしょうか?
いきなり過去の大きなメンタルブロックに取り組むのではなく、
日常の小さな出来事から取り組んでみましょう。
それを繰り返すうちに、いつのまにか自分のこころが変化していることに気付くと思いますよ。
まずは、日々いろんな出来事が起こる中で、
「自分はどう感じているのか」にちょっとピントを合わせてみてくださいね。
ポイントは、どう思ったか?
ではなく
どう感じたか?
です。
「~~と思う」とは、思考です。
例えば、子どもが大切に積み上げた積木を、他のお友達がくずした
という状況では、
思考は、「お友達に崩された。うちの子どもは泣いてしまうだろう」
などです。
感情は、「私は悲しい」とか、「私は怒っている」などです。
思考は多岐にわたりますが、感情の数は少ないのが特徴です。
ちょっと、感情についてわかってきたでしょうか?
感情について理解すると、感情的になることが減る?
育児中の具体的な育児の悩みのトップは、
「つい、感情的に叱ってしまうことが多い」であり、全体の35.5%に上っているそうです。
(参考:”子どもが育ち、家族も育つ根を育む” 子育て学協会 )
ここまでの感情の仕組みを活用すると、このような、つい感情的に叱ってしまうという状況にも、
うまく対応できるようになると思いますよ。
具体的な方法をご紹介しますね。
悲しみ、怒り、などを感じる出来事が沸き起こったとき、感情に流されないコツは、
「もしマイナスの感情だけでないとしたら?」と自分に問いかけるとよいです。
もっとストレートに問うならば「この出来事にプラスの意味があるなら?」でもいいでしょう。
例えば子どもが忘れ物をしてしまったとき。
感情に流されるとしたら
「私も忘れ物が多くて何度も悲しい想いをしたな、このまま忘れ癖が続いたらどうしよう(悲しみ、不安)」
「なんであんなに言ったのにできないの(怒り)」
という感じでしょうか。
ここで「この出来事にプラスの意味があるなら?」と自分に聞いてみる、
という新しいステップを踏むとよいのです。
そうすると、
「忘れ物をしても困らないことがあった」
「忘れたとしても、周りの人たちが助けてくれた」
など、よい記憶がよみがえったり、子どもを信じる力が湧いてきたりするのです。
感情を感じて新しい毎日を引き寄せよう
実は、我が子に見えていた幼いころの自分は、当時癒されることなく成長した自分自身なのですね。
人は鏡、とよく言われますが、この場合にも言えることだと思います。
このような感情に、自分が気づいて感じきることが、
何度も残念な出来事を繰り返すことを終わらせることにつながります。
我が子に見える過去の自分を受け止め、癒してあげてくださいね。
自分を癒すことが親の成長につながるのではないでしょうか。
新しい視点で物事を見ていくと新しい現実が広がっていきそうですね。
気負わずに気軽に試してみてくださいね。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Marketこの記事を読んだ方にオススメの、IN YOU Market商品
世界に1人のあなたをパーフェクトにする!世界に1つのオートクチュールオーガニック・フレグランス ”Fivele” (フィヴェール)【IN YOU Market 限定販売】
¥ 35,811 (税込)この記事を読んだあなたにおすすめの記事
女性の不調に!世界中で使われてきた万能ハーブ「よもぎ」を使った温活セルフケア3選将来の不安やストレスは内側から解消?癒しのハーブ「アダプトゲン」の威力
毎日の入浴で効果的に生活習慣病対策を|重炭酸+ハーブ入浴剤で行う健康のための入浴テクニック
あなたの時間を社会のために有効活用しませんか?
年間読者数3000万人日本最大のオーガニックメディアの読者に発信しよう!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう