<子育て中の方へ>幼児期にメタボリックと診断された子どもの7割が成人以降も肥満を解消できない!?|低GI雑穀甘酒を離乳食に活用して子どもの血糖値を管理する方法
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糖質制限ダイエットが広まっていますね。
IN YOU読者の皆さんはどんな食生活を送っていますか?
今日はお子さんをお持ちの方向けに、どんな糖質コントロールを行うべきがをお伝えします。
糖質制限が流行していますが、子どもや赤ちゃんにとっては、糖質は脳の成長のために必要なエネルギーであることも事実です。
だからといっておやつや砂糖の多く入ったジュースを与えすぎるのも問題です。
お菓子ばかり与えると、糖質過多の状態になってしまい、集中力が無くなったりすぐ眠くなるなどの弊害が起きるのです。
糖質を摂ると血糖値が上がって闘争心がメラメラ、そして、その2〜3時間後には眠くなってしまうそう。
引用 https://ddnavi.com/review/489620/a/
ダヴィンチニュース
幼児期にメタボリックと診断された子どもの7割が成人以降も肥満を解消できない!?
一方で、メタボリックシンドロームの原因が胎児期の母体の栄養状態にあるとする考え方もあります。
赤ちゃんがお腹にいるときに、お母さんがダイエットの為に食事を少なくしたり、喫煙をしていると栄養不足になって内臓の発育が未熟になります。
この状態で生育した胎児は、消化器官も未熟なので食べたものが上手く吸収できずに発育不全になることもありますが、反対に肥満になっていく傾向もあるのです。
低栄養状態で生育した胎児に特に心配なのが、膵臓の未発達によるインスリンの分泌不全。
これは、先天的な糖尿病の状態に陥ってしまうということを意味します。
これを生活習慣病胎児期発症説(ベーカー仮説)と言います。
生活習慣病の症状の1つとしてよく知られているのがメタボリックシンドロームですが、
幼児期にメタボリックと診断された子どもの7割が成人以降も肥満を解消できないという見解もあるのです。
(参考文献 井埜利博著 「メタボは赤ちゃんのときから」 最新医学社)
乳児期の肥満が成人の肥満につながる
赤ちゃんの肥満を見過ごせないのは、乳幼児期に太ってしまうとその後改善することが難しく、
成長しても肥満のままである可能性が大きいからです。
体脂肪を蓄えている脂肪細胞は、胎児期の3ヶ月間から授乳期を経て思春期までにもっとも増えやすいと言われています。
そして一度増えた脂肪細胞は、減ることがありません。
脂肪細胞が増えるのは、妊娠末期の3カ月(胎児期)・ミルクで育つ乳児期・思春期に集中することが明らかになっています。
この時期に太ってしまった人には、「脂肪細胞増殖型肥満」が多いと言えるでしょう。なお一度増えてしまった脂肪細胞は、減らすのが厳しいというデータもあります。
引用 http://www.kma.jp/ishikai/ishikai_0060.html
金沢市医師会
そのため乳幼児期に脂肪が蓄積してしまった場合、その後運動や食事制限をしてもなかなか体脂肪を消費することが出来なくなるので
このタイプの肥満は、いくらダイエットを頑張っても通常より脂肪を落とすことがとても難しいのです。
子どもの肥満は大人の肥満のもと
特に年長児の肥満ほど大人の肥満に移行しやすいことがわかっています。
思春期の時期になってしまうと、身長が伸びて体格が形成されてしまう事や肥満を引き起こす生活習慣が定着してしまう事から
肥満が定着しもとに戻すことが難しくなります。
小児期でも肥満治療は重要であり、できるだけ早いうちに始めることは重要なのです。
引用 http://jspe.umin.jp/public/himan.html
日本小児内分泌学会
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母体の低栄養で発現する「胎児プログラミング」
妊婦さんの喫煙や受動喫煙は、胎児の発育の為に非常にハイリスクなため妊娠が分かると喫煙に対し注意を受けます。
経験のあるお母さんも多いのではないでしょうか。
タバコの煙に含まれているニコチンによって血管が収縮することにより、胎盤への血流が阻害されて、その結果胎児に栄養が届きません。
ここで起動してしまうのが、通称「節約遺伝子」呼ばれる飢えに備えてエネルギーの代謝を抑える遺伝子です。
現在では栄養状態の悪い地域はかなり少なくなり、飢えを経験することはほとんどなくなりましたが、
それでも人体の構造は約1万年前の縄文時代とほぼ変わっていないとされています。
食料を得るのが難しかった時代では必要だった節約遺伝子ですが、食料が安定供給できる現在では逆に肥満の原因になってしまいました。
胎児期に低栄養が原因で節約遺伝子が発動すると、「胎児プログラミング」という状態を引き起こします。
これは、成人後に代謝異常や生理機能に異常が生じ、糖尿病や高血圧、メタボリック症候群、
精神疾患を起こす要因が胎児期に設定されてしまうというものです。
胎児プログラミングの原因には化学物質暴露なども挙げられていますが、
最も陥りやすいものが母体由来の栄養不足と言えるでしょう。
栄養豊富でも血糖値を上げやすい白米の甘酒の問題点
私たちの食生活に最も身近な糖質は、精製された白砂糖ですね。
この主成分はショ糖という物質です。
ショ糖はブドウ糖と果糖が結合してできる二糖類であり、カロリーが高く、血糖値を急激に上げるために肥満を起こしやすくなります。
対してブドウ糖は体内に取り込まれると小腸で吸収されて即エネルギーに代わります。
特に脳の栄養源として重要で、認知症の治療にも効果があるという研究結果もあります。
ブドウ糖は脳の働きにも大きな影響を及ぼします。
例えば米国ジョージア大学のゴールド博士は、アルツハイマー病の患者23人にブドウ糖とサッカリンを摂ってもらい、
認知機能の変化を調べたところ、ブドウ糖のほうがサッカリンに比べ、言葉や文章などの理解、記憶、自分の居場所の理解などが良くなっていました。
引用 http://www.nyusankin.or.jp/health/health1-17.html
浜松医科大学 高田明和
また、ブドウ糖はインスリンの分泌を促すので、通常なら血中の糖質を分解して自然な血糖値に導いてくれます。
ですが、胎児プログラミングなどでインスリン分泌不足な赤ちゃんは、ブドウ糖を摂取しても分解、吸収が上手くいかないので、肥満におちいりやすいのです。
ですので一般的に売られている白米由来の甘酒はオススメできません。
それでは、どうしたらいいのでしょうか?
カロリーを抑えて血糖値を上げすぎない雑穀甘酒とは?
そこで、適度な栄養と糖質を補いつつ、カロリーを抑えて血糖値を上げにくくする雑穀甘酒を紹介します。
一般的な甘酒は白米から作られるので、血糖値が上がりやすいのですが、
低GI食品である雑穀米から作られた雑穀甘酒ならその心配がありません。
上手に食事やおやつに取り入れる方法を見ていきましょう。
低GIな雑穀の甘酒なら食後も血糖値が上がりにくい
米麹で白米のでんぷんを分解してブドウ糖に変えることで生成される一般的な甘酒は、
GI値が高く食後の血糖値を上げやすいので注意が必要です。
対して、玄米や雑穀米などを使った甘酒ならGI値が白米に比べて高くありません。
摂取してもインスリン分泌への刺激が穏やかなのが特徴です。
そのためインスリン不足で血糖値が高めの赤ちゃんにも安心して使うことができ、
小児期のメタボリックシンドローム対策に向いていると言えるのです。
手作りの雑穀甘酒を使って手軽な離乳食を
雑穀や玄米で作られた甘酒は市販されているものもありますが、中には塩や砂糖が添加されているものもあり、
購入の際に成分表示をよく確認しなくてはいけません。
また、残留農薬などが心配な方は手作りをするのがおすすめです。
私はいつも知り合いの農家さんが無農薬で作っている玄米をいただくので、甘酒を手作りしても農薬の不安はありません。
今ではIN YOU Marketをはじめとしたネットショップでも無農薬米を入手できますし、
無農薬でお米を作っている農家も多いので、ご実家の近くにつてがあれば頼ってみるのもいいですね。
手作り雑穀甘酒レシピ
玄米で作る甘酒も血糖値を上げにくく赤ちゃんの肥満には効果的。
今回は雑穀米を使った手作りの甘酒レシピを紹介します。
材料
無農薬玄米 0.5合
無農薬雑穀(もち麦、ハト麦、そば米、小豆、ひえ、アワなど手に入るものをお好みで) 0.5合
無農薬米麹 200グラム
1.炊飯器で雑穀米を10倍粥に炊く
2.おかゆが炊けたら米麹を混ぜ、炊飯器の蓋を開けたまま保温状態にする
3.温度が一定になるように濡れ布巾をかけて、5~10時間ほど放置する
甘酒を離乳食に使うには
離乳食の開始のころには、甘酒の上澄みをスプーン一杯程度飲ませてあげると機嫌を取りやすいですよ。
それはほのかな甘さが母乳に近いので、抵抗が少ないからと言われています。
お粥に混ぜて食べさせる場合は、最初に野菜などを食べてから与えるとより血糖値の上昇を抑えることができます。
また、いくら甘酒であっても血糖値の上昇はありますので、量は控えめにしてください。
また、煮た野菜などと一緒にミキサーにかければとろみをつけることもできます。
苦みが強い野菜を始める時などに少量を試してみてください。
お子様が大きくなれば、クッキーやホットケーキを作るときに混ぜ込んでも美味しいですよ。
雑穀甘酒で乳児期からのメタボリックを改善
本来ブドウ糖は脳のエネルギーになり、赤ちゃんの発育にも不可欠な栄養素です。
ですが生まれる前からお母さんが無理なダイエットや喫煙をしたり、ステロイド剤の影響を受けたりしていると、
赤ちゃんは先天的にインスリンが出にくくなってしまうリスクがありました。
そこで、低GI食品でもある雑穀甘酒を手作りすることによって、血糖値の症状を穏やかにして肥満を防ぐとともに、
ほのかな甘みで食べにくい野菜の味を改善しましょう。
胎児期の栄養管理は時に難しく、しっかりご飯を食べているつもりでも赤ちゃんの臓器が発育不全に陥ることもあります。
そんなとき、雑穀甘酒を使ってエネルギーを補いつつ、膵臓や腎臓に負担のない離乳食作りを試してみてください。
肥満にも低栄養にも対応できる理想的な食事になるはずですよ。
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