雨の日に必見！洗濯物を早く乾かすオーガニック的時短テクニック３選と、部屋干し臭対策４選　〜働く女性のオーガニック生活とHAPPI 洗濯の物語vol.03〜

IN YOU読者のみなさま、こんにちは！ 
氣功セラピストの根元 りなです。


6月も中旬になり、日本ではほとんどの地域が梅雨入りしましたね。



空はどんよりとしている日が多く、私のカバンの中には常に折り畳み傘が入っています。

氣の世界では、雨の氣は「浄化」を意味するのですが、
さすがに雨の日が多くなると氣分は憂鬱になりますよね。


この時期にさらに憂鬱な氣分にさせられるのが「洗濯」。

「部屋干しのあの嫌な臭い」に悩んだこと、ありませんか？

毎年この時期になると、消臭効果がある漂白剤と、しっかりと香りがついてくれる柔軟剤や、
消臭ビーズを使って臭いを消していました。


でも、今年は使っていません。

もっと言うと、HAPPI洗濯洗剤のおかげで使う必要がなくなりました！


なぜ完全オーガニックな洗剤にしたら必要がなくなったのか？

今回は、部屋干し臭のメカニズムとこの謎を紐解きます！

部屋干しの“あの臭い”の正体は・・・！

部屋干しのあの嫌な臭い・・・

主に「モラクセラ菌」という雑菌が原因です。

ここ最近に発見されたわけではなく昔からいる菌なのですが、
「生乾きの原因」としては、7年前くらいに花王が発見しました。

モラクセラ菌とは？

モラクセラ菌は、人の肌などにいる常在菌。

家の中などの様々な場所にも存在します。

この菌はそのままでは臭いを発しませんが、「ある条件下」で増殖していきます。

その条件下とは、代表的なもので「洗濯物の部屋干し・生乾き」。


衣類に残った皮脂や手垢などの汚れを食べながら物質を出しながら増殖していきます。

この物質が臭いの主な原因です。

モラクセラ菌が引き起こす病気

この菌は、健康な人や動物には無害ではありますが、
免疫力が極端に低下していると病気を引き起こすこともあります。

主に、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、髄膜炎を引き起こします。

抵抗力が弱い子供やお年寄り、病気の方の衣類は気をつけたいですね！

モラクセラ菌の増殖率

2017年6月、NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン！』で
「梅雨を快適に！ いや～な部屋干し臭 一発解消SP」として「部屋干し・生乾き臭」に関する特集が放送されました。


その番組で行われた実験によると、
バスタオル1gあたりの細菌の数は、洗う前が6600万個に対して、

・洗濯をした直後：4150万個
・天日干し：5300万個
・部屋干し：6980万個


洗濯をして綺麗になって、雑菌もキレイさっぱりいなくなってると思いきや、
部屋干しすると洗う前より増えてる・・・！！

6600万個に対して6980万個、
パッと数字を見るだけだと対して増えていないように感じますが計算してみてください。。。

380万個も増えているんです・・・

恐ろしいですね・・・

なぜ増えてしまうのか？

それは洗浄力が弱い洗剤を使っているから・・・ではありません。

市販されている強力な洗浄力や合成化学成分が入った洗剤を使っても臭うものは臭いますよね？


その理由は、モラクセラ菌の特性によります。

モラクセラ菌は「乾燥」と「水分(湿気)」にとても強い菌です。

特になんども使っているバスタオルなどは細菌が重なりあって層ができ、バリア状態を作ります。

それが繊維と絡み合ってしまい、洗っても洗剤が中まで届かなくなるそうです。

モラクセラ菌を増殖させない方法

それは、5時間以内に乾かす。

モラクセラ菌が増殖して臭いを発するタイミングは、平均的に「5時間前後」とされています。

つまり、5時間以内に乾かすことができれば雑菌が増殖しにくくなるため、
部屋干し臭がしにくくなります。


では、5時間以内に乾かすにはどうしたらよいでしょうか？

働くママには嬉しい時短にもなるコツをお伝えします！

洗濯物を早く乾かす時短テクニック

早く乾けば臭いも抑えることができて、家事も楽になる！

そのポイントをお伝えします。

時短テクニック１：干す場所を選ぶ

梅雨の時期は、どこでも湿気でジメジメしているので「干す場所」がとても重要になってきます。

あなたはどこで干していますか？

よく部屋干しされるのは「リビング」「お風呂場」「脱衣所」。

この3つのうち、どこが一番乾きやすいと思いますか？


それは「リビング」。


その理由は二つ。

一つ目は「湿度」の問題。

お風呂は、毎日夜に使いますよね？

湿度が高い梅雨の時期は、状況によっては下手すると昼まで湿度が高い状態。

24時間換気をしていてもなかなか湿度は下がらないのです。


二つ目は「空気の流れ」。

外に干して風があると早く乾くのと同じように、
家の中でも空気が動いて流れがあると乾きやすくなります。

空気が大きく流れてる場所はどこでしょう・・・？

それは、一般的に、主にいる時間が長いリビング。

冬場だと加湿にもなっていいですよね！


総じて、湿度が低めで、空気が動く「リビング」が一番乾きやすいのです。


どうしてもお風呂場以外に乾かす場所がない場合は、
夜のうちに、浴槽や壁、床などの水気を拭き取りましょう。

浴室乾燥機がついているなら水気を拭き取った後に使って、
朝までに乾燥させておきましょう。

干している間は、お風呂場に空気が流れて湿気をこもらせないように、
可能であればドアをあけておきましょう。

我が家にはリビングに干せるような場所がないため、この方法でお風呂場で干しています！

時短テクニック２：干し方を工夫する

いくら乾かす場所がよくても、それだけでは5時間以内はなかなか難しい・・・
特に雨が降ってリビングも湿度が高い日は時間がかかります。

並べるときは間隔をあけて空気の通り道を作ってあげることはもちろんなのですが、
写真のように「アーチ型」になるように干してあげましょう。

ピンチハンガーの場合は真ん中が乾きにくいのですが、
このようにアーチ型に干してあげることで真ん中にも空気の流れができて乾きやすくなります。


ランダムに干したときよりも、平均1〜2時間ほど早く乾きます。

ハンガーが傾かないようについ真ん中に重たくて大きなものを欲しがちですが、
思い切って外に干してアーチ型を作るようにしてみましょう！

時短テクニック３：空気の流れを作る

扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作ってあげるのも効果的です。

水分は空気よりも重いため、干した部分の下の方に湿気が集まってきます。

この空間の空気を動かすことで、蒸発した空気が入れ替わって乾燥を促してくれます。

洗濯物の下から上に向かって風が流れるように置くと、
下におりてくる湿気は流れていき、風が洗濯物に当たるので上の方に向かって蒸発し、乾くのが早くなります。

除湿機やエアコンなどでも効果的です！

乾燥を早めても臭いがするようになってきた

乾燥を早めても臭いが気になる場合は、すでにモラクセラ菌が多くいます。

前述に述べたとおり、モラクセラ菌は細菌が重なりあって層ができ、バリア状態を作ます。

このため、どんなに5時間以内に乾燥させても部屋干し臭や生乾き臭が残ります。

このような状態になったらモラクセラ菌を殺菌する必要があります。

モラクセラ菌の殺菌方法

お湯で洗う・浸ける

モラクセラ菌は「熱」に弱いです。

ですので、お湯で洗うと死滅します。

温度は40〜50度くらいのお湯で洗うと効果的です。

もしお湯が使えない洗濯機でしたら、洗濯する前にお湯に浸けておきましょう。

時間は15分程度でOKです。


もし40〜50度くらいでも臭いが取れなかった場合は、かなり分厚い菌の層ができているかもしれません・・・

その場合は、60〜75度くらいの高温で殺菌しましょう。

ここまでやればあの嫌〜な匂いは撃退できるはずです！

衣類乾燥機を使う

洗濯機に乾燥機能があるなら、少し乾燥機を使うのも手です。

しかし、お湯に比べて満遍なく熱を当てられないので、お湯の方が良いのかと感じます。

アイロンを使う

熱いといえばアイロン！！

アイロンの高熱は確実に殺菌してくれます。

特に酷くなりがちなバスタオル、
我が家には抵抗力が弱い小さな子供がいるので月に1回ほど殺菌しています。

科学の力を借りる

熱処理はめんどくさいという方は、洗剤や酸素系漂白剤も効果的。

ですが、経皮毒などの体や環境への影響を考えると控えたいですね・・・

問題はモラクセラ菌ではなくて洗濯機かも!?

内部の汚れや、カビなどの不衛生な状態の洗濯機も臭いの原因になります。

熱処理などしても解決できなかったら洗濯槽を疑いましょう。


まずは洗濯槽クリーナーを使って手の届かない裏側を落とします。

洗濯槽クリーナーも体に安心で環境に良いものがあります。


クリーナーで綺麗になったら、
もう汚れがつきにくいような成分や生分解性をしてくれる洗剤を使うことがオススメです。

HAPPI洗剤は部屋干し臭がしない？？

3週間前から使い始めた完全オーガニックのHAPPI洗剤なのですが、
なんと部屋干し臭対策にもとても優秀なことに気がつきました。

最初は気のせいかと思ったのですが、通常の洗剤より乾くのが早いです。
だから部屋干し臭が全くしません！

余分な合成化学成分が入って衣類に残らない分蒸発が早いためか、乾燥を促してくれるのだと思います。


そしてさらに、除菌・消臭効果のあるユーカリのエッセンシャルオイルが入っていることもあってか、
部屋干ししていても臭いません。

HAPPI洗濯洗剤を使う前から蓄積していた臭いは当然熱処理しないと落ちませんでしたが、
新しいものや熱処理したものは臭いが出ません。

もしかしたら、HAPPI洗剤でも状況によっては臭いが出ることがあるかもしれませんが、
基本的には、漂白剤を加えたり、「抗菌」や「部屋干しの臭いを防ぐ」とうたった
体にも自然にも良くない危険な洗剤を使う必要はないのです。


安心・安全なものを使いたいけれど、部屋干し臭をなんとかしたい忙しい方にはとてもオススメです。



最後まで読んでくださってありがとうございました！！

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