あなたの体型をぽっちゃりへと導いている！？ 実は、痩せるためにはある菌が必要なんです！ヤセ菌を効率良く増やす方法 【オーガニックなうまくんシリーズ】

【登場人物】

・うまくん・・・
オーガニックについて日々勉強中で、甘え上手なお人好し。

・ライターさん・・・
うまくんに、オーガニックなことをよく教えてくれる人。

・草刈メイメイ・・・
うまくんの親友。甘いもの好きであり、うまくんによく相談を持ちかけてくるヒツジ。

・腸内フローラ歌劇団・・・
世界中を飛び回っている有名な歌劇団。
人間の腸内に住む菌をモチーフにした物語を手掛け、公演を行っている。

・ジャック・ミケルセン・・・
腸内フローラ歌劇団の若きエース。本公演で主人公である青年・バクテロイデスを演じた。

・ハロルド・グレンジャー・・・
腸内フローラ歌劇団の一人。本公演でバクテロイデスの敵役・ファーミキューテスを演じた。

腸内フローラって何？

腸内フローラ歌劇団、来日公演

うまくんとライターさんは、腸内フローラ歌劇団の公演を劇場に見に来ていた。

うまくん
「んふふ、楽しみだね、ライターさん」

ライターさん
「そうだね、うまくん。劇場に来たのなんて何年ぶりかな～」

うまくん
「ねぇねぇ、ライターさん。一つ質問してもいい？
僕、まだよくわかってないんだけど、
腸内フローラってなんのことなの？」

ライター
「あ～！説明がまだだったね。
まず、腸内のことから説明するけど…、
人間の腸内にはね、1000種類以上の腸内細菌が住んでるんだ」

うまくん
「え～、そんなに！」

ライター
「しかも数にしたら、腸内細菌の数は100～1000兆個！
それらを顕微鏡で見たとき、
腸の壁にびっしりと張り付いた腸内細菌の一つ一つがお花のように見え、
また、全体を見たときに、腸内にお花畑（英flora）があるように見えたことから、
腸内フローラと名付けられたんだ」

うまくん
「なんだかちょっとロマンチック！」

公演が終わって・・・

うまくん
「劇、面白かったね～！」

ライターさん
「うん！バクテロイデス役のジャック・ミケルセンがかっこよすぎて、見とれちゃったよ～。
ファンクラブ入ろうかな～」

うまくん
「僕は、ファーミキューテス役のハロルド・グレンジャーの男性特有の色気に魅了されちゃったな～。
あっ、そういえば、ライターさんに聞きたいことあったんだ！」

ライターさん
「ん、何？」

うまくん
「僕の親友の草刈メイメイ君なんだけど、
最近、食べすぎでお腹がぽっちゃりしてきちゃったみたい。
彼に教えてあげられるオーガニックな豆知識があったら何か教えてあげたいんだけど…」

ライター
「じゃあ、今回は腸内フローラ歌劇団の公演を見たことだし、
腸内細菌のことをもっと深く知って、なおかつ痩せるために必要な菌についてお伝えしようか」

うまくん
「おぉ～、ぜひぜひ～！」

腸内細菌は、
善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分類できる！

ライター
「先ほども紹介したように、腸内フローラの中には、
多種多様な腸内細菌が住み着いているわけだけど、
それらは主に三種類に分類することが出来るんだ。

その三種類というのが、善玉菌・悪玉菌・日和見菌(ひよりみきん)」

うまくん
「あ～、善玉菌と悪玉菌はよく耳にするよ」

ライター
「そうだよね。善玉菌は、主に健康維持のために活躍する菌で、
逆に、悪玉菌は害を及ぼす菌として知られているよね。

善玉菌の中でも有名なのが、乳酸菌やビフィズス菌。
悪玉菌では、大腸菌やウェルシュ菌といったものがあるね。

これらもとても大事な菌であるけれど、
今回、主に焦点を当てていくのは、日和見菌という菌になるよ」

うまくん
「日和見菌…。聞いたことないかも…」

ライター
「知らない人も多いから説明するね。
まず、日和見とは何かについてだけど、
日和見とは一般的に、形成をうかがって有利な方につくことを言うんだ」

うまくん
「なるほど、じゃあ日和見菌っていうのは、中間的な存在っていうことなのかな？」

ライター
「うん。だいたい合ってるよ。うまくんの言った通り、日和見菌は、
普段はおとなしくしている菌なんだ。
ただ、健康が害された時、日和見菌は腸内で悪い働きをすることもあるんだ。

3種類の菌があるということがわかってきたところで、
次は、いよいよヤセ菌とおデブ菌のお話に移っていくよ」

ヤセ菌と、おデブ菌はともに日和見菌だが・・・

ライター
「今回のタイトルにもあるように、
人の腸内には、痩せるために必要な『ヤセ菌（正式名称　バクテロイデス）』と、
太っている人の腸内に多く住み着く『おデブ菌（正式名称　ファーミキューテス）』があるんだけど、
実は、ヤセ菌もおデブ菌もどちらも日和見菌なんだ」

うまくん
「えっ、そうなの？てっきりヤセ菌は、善玉菌で、
おデブ菌は悪玉菌なのかと思ってた…」

ライター
「実は、うまくんが言っていることも半分合っているよ。
というのも、ヤセ菌というのは善玉菌寄りの日和見菌で、
それに対して、おデブ菌というのは悪玉菌寄りの日和見菌だから。

ほら、
劇中でも、ジャック・ミケルセン演じるバクテロイデス（ヤセ菌）と、
その敵役であるハロルド・グレンジャー演じるファーミキューテス（おデブ菌）は、
元は、同じ土地で育った幼馴染（日和見菌）で、仲良しだったにも関わらず、

最終的には、
戦争（善玉菌と悪玉菌の闘い）へと巻き込まれて、
お互いの家系の考え方の違いから、敵対することになっていくでしょ？」

うまくん
「えっ！あの劇って、そんな壮大な例え話だったの…？」

ライター
「そうだよ～。
腸内フローラ歌劇団の劇はそういうのが多いからね～。

まあ、それはいいとして、
ヤセ菌を増やす上で大切なこと、
それは、腸内の中で、いかに善玉菌を優勢にできるかなんだ」

ヤセ菌を効率よく増やす方法　
シンバイオティクスとは・・・

ライター
「前述したとおり、
善玉菌を増やすことで、ヤセ菌も増やすことができるわけだけど、
私たちが腸内にヤセ菌を増やすためにできることといったら何かわかる？」

うまくん
「う～ん、善玉菌って、例えば、ビフィズス菌とか乳酸菌があるから、
そういった食べ物を食べれば、ヤセ菌も増えてくれるんじゃない？」

ライター
「ピンポーン、正解！
特に、ビフィズス菌や乳酸菌の含まれたヨーグルトを食べることは、
ヤセ菌が増える事にもつながるんだ」

うまくん
「あ～、やっぱりヨーグルトって体にいいんだね～。
草刈メイメイくんにも教えてあげよっと」

ライター
「あっ、でも、ちょっと待って。
ヨーグルトを食べるということはもちろんヤセ菌を増やすことにもつながるし、良いことなんだけど、
実は、もっと効率よくヤセ菌を増やす方法があるんだ。

それが、『シンバイオティクス』というもの！」

うまくん
「シンバイオティクス…？」

ライター
「そう！
このシンバイオティクスというのは、
ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌を摂取する際に、
同時に、食物繊維も摂ることで、効率よく善玉菌を増やし、
腸内環境を整えるというものなんだ」

うまくん
「食物繊維…、どうして食物繊維を摂ると、善玉菌が増えるんだろう…？」

ライター
「実は、食物繊維は、善玉菌のエサでもあるんだ。
例えるなら、善玉菌は腸内を泳ぐきれいな魚で、食物繊維は良質なプランクトン。
この2つを同時に摂取することで、腸内環境もより整いやすくなるんだ」

うまくん
「なるほど～！
善玉菌と食物繊維を同時に摂取すれば、
腸内環境も良くなって、ヤセ菌も増える！まさに、一石二鳥だね～！」

おわりに

ライターさん
「今回は、劇団公演を見たついでに、
腸内細菌やヤセ菌を増やすための方法をお伝えしたけど、いかがだったかな～」

うまくん
「当たり前のことだけど、腸の中にはたくさんの微生物たちがいて、
彼らは、毎日頑張って働いてるんだな～って思ったら、なんだか僕ももっと頑張っていこうかな～って思ったよ。
ヤセ菌のお話は、草刈メイメイ君に教えておくよ～！

善玉菌を摂るときは、それに加えて食物繊維も摂ると、ヤセ菌が効率よく増やせるよ～って」

（参照）『不調女子のカラダよろこぶ　栄養BOOK』
（参照）『公益財団法人　日本ビフィズス菌センター/腸内細菌学会　ホームページ』

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