20歳で死ぬと宣言された患者が75歳まで生きた驚異の健康法「西式健康法」を実践する断食道場に行ってきた
「残り4年の人生です」
と医師に告げられたら、あなたはどうしますか?
絶望し、残りの余生を精一杯楽しむ方が大半をしめるのではないでしょうか?
しかし、「残り4年です」という現代医学の範囲内の回答であって、
「範囲外の回答は他にもあるのではないだろうか…?」
と思考を張り巡らせ考える方も少なからずいらっしゃるでしょう。
現代医学から見放され、
病名でさえもわからない症状を自力で克服した友人がいます。
患者という当事者だからこそたどり着く健康法、その1つが西式健康法。
栄養相談をしていても、
死と隣り合わせの方で「生きたい」という意思の強い方の生命力は凄まじく、
調べる能力や知識量は医師をも凌駕するのでは…?
と思うほどの膨大な数を調査し、自分の身体で実践していらっしゃいます。
人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている
とヒポクラテスは残していますが、
自分の身体は自分がよく知っているというのは
まさにそうだと実感させてくれる文献はいくつもあり、
未開の医療はまだ潜んでいると考えさせられます。引用:ヒポクラテスの格言|訪問看護ステーション
未開の医療の一つが今回ご紹介する西式健康法。
この記事では、
・西式健康法とは?
・食事方法について
・お風呂の入り方
・家での過ごし方
の重要なポイントを絞ってご紹介していきます。
5分程度で読めますし、
現代医学とは違った医療について知りたい方にとって損はさせないので、
もしよかったら参考にしてみてくださいね。
「残り4年」と死の宣告を受けた患者。独自の健康法で55年間も延命させた西式健康法とは?
「20歳まで生きられないかもしれない」
当時16歳だった西氏は医師からこう告げられたそうです。
その言葉に疑問を抱いた西氏は自分の身体と向き合い、
医師に言われたことを実践、
また医師に言われたこととは反対のことも実践してきた20年の結果
1927年に発表されたものが「西式健康法」。
下痢や風邪の症状が年中絶え間なく続いていた西氏は
医師から指導されたことを実践してかえって体調が悪化。
最終的には医師でも手をつけられないような状態になったので自分で考えたことを実践。
手始めとして、医師に言われたことと反対のことから始めてみたそうです。
生水を少しずつ飲むことや、悪寒がしたら服を脱ぐなど様々なことを試した結果、
気づけば24歳になり健康体を手に入れていたというストーリーがあります。
参考:西式健康法
西式健康法を実践した断食道場が日本でたった一箇所あったので参加してきた
2016年のGWに友人と、西式健康法を本格的に取り入れている施設に3日間参加したことがあります。
そこでは西式健康法を取り入れている施設で、大学の教授やお坊さんなど様々な職種の方々が参加していました。
なかには西氏と同じように現代医学から見放されて余命わずかな方も。
断食道場の内容は、
・食事療法
・温冷浴
・裸療法
・ゴキブリ体操
がメインでした。
断食道場はここだけでなく、
他にもいくつか参加したことがありますが、難易度は低くて個人的には楽だと感じました。
3日のみの参加だったので、本断食は実践していませんが宿便はでました。
食事療法
食事は3段階に分けられます。
・準備食
・本断食
・回復食
3日の参加だと食事療法がメインだったので、
・青菜のジュース
・おじや
・柿の葉茶
・生水
でした。
他の10日間参加の方は
・棒寒天をお湯でといたもの
・柿の葉茶
・生水
を本断食でとっていました。
寒天
寒天には・粉寒天
・棒寒天
とありますが、棒寒天だと食物繊維が豊富に含まれているので、
棒寒天を使用されています。
おじや
おじやは秘伝のもので、お米と卵、人参などの野菜、お味噌が入っていました。柿の葉茶
柿の葉茶を勧める理由はビタミンCが豊富だから。ビタミンCをヒトは体内で生み出すことはできず、また尿などど一緒に体外へ排泄されてしまいます。
そのため定期的なビタミンCの摂取は必要。
柿の葉茶は夏の真っ只中である7月に収穫された葉が
最もビタミンC含有量が高く、485mg/100gです。
9月に収穫された柿の葉からビタミンCの含有率は減少。
収穫時期によってよってビタミンCの含有率は増減すると言われています。
参考:柿葉のビタミンCとポリフェノール成分との関係
また、ビタミンCと言えば「熱を加えれば破壊される」ということが出回っています。
しかし120分以上の熱を加えても、ビタミンCは変化しないという結果報告があります。
実生活において、120分以上の加熱料理は
ほとんどないことから柿の葉茶に含まれているビタミンCは破壊されずに、
体内で使うことができるといえますね。
参考:ビタミンCは加熱すると壊れるか
温冷浴
水風呂1分、温かいお風呂1分を5回ずつ繰り替えす方法です。
順番は、
①水風呂1分
②温かいお風呂1分
③水風呂1分
④温かいお風呂1分
︙
⑪水風呂1分
終了
です。
ポイントは水風呂で始まり水風呂で終わること、そして温度差です。
この甲田式温冷浴の方法はサンマーク出版の
「スタンフォード式疲れない体」に掲載されている「回復浴」の入浴方法とほとんど同じです。
スタンフォード式回復浴では、
①血流
②自律神経
に影響を与えると言われています。
まず、血流から。
冷たい水と温かいお湯を交互に体に浴びることで、
血管収縮(冷たい水)と拡張(温かいお湯)が繰り返され、
血流の流れがよくなると言われています。
次に自律神経。
冷たい水と温かいお湯を皮膚に交互にあてることで、
自律神経系を刺激し、全身にリラックス反応が発生。
神経の集合体である脳へも刺激伝達し、脳の疲れも軽減すると言われています。
参考:スタンフォード式疲れない体 山田知生 サンマーク出版
しかし日本の論文では、
交代浴の筋疲労回復効果は未だ認められていないとされているものが多くあります。
実験方法や目的、筋肉か神経にフォーカスするかによっても結果は異なると考えられます。
日本では「筋肉」にフォーカスしている論文が多数存在しました。
つまり、交代浴は神経にとっては影響を及ぼすが、
筋肉にとってはあまり影響が出ないということが考えれます。
死と隣り合わせだった患者が見つけた健康のルール
西式健康法を提唱した西氏は、健康のルールとして
・四大原則
・六代法則
を説いています。
それぞれ解説していきますね。
四大原則
四大法則は、
①皮膚
②栄養
③四肢
④精神
に体は支配されているという考えです。
それぞれ簡単に解説していきますね。
皮膚
皮膚は私たちヒトが初めて空気と触れ合う部位。私たちヒトは衣服を身にまといますが、
皮膚に衣服をまといすぎることで肝臓が弱くなると西式健康法では述べられています。
衣服をまとうことで、
皮膚→腎臓→腸→脳→四肢→肺→万病
という流れで徐々に体の内部へと病が進行していくようです。
「服薬」というように、昔は衣服が薬として用いられていた過去があるという説があるほど。
されど衣服ですが、
ヒトの中で最も広範囲の部位である皮膚をどう衣服をまとうかで病の進行状況が変わるという考えです。
栄養
栄養はヒトの健康において必要不可欠。火が発達し、ヒトの生活で加熱調理が一般化されました。
そのことでビタミンや他の栄養素が損失。これにより本来の食物がもつ栄養素が激減。
また、食物を精製することで栄養的に不完全な状態になると西式健康法では述べられています。
四肢
四肢である足はヒトの体を支える基礎の部分。足が不完全で傾くと、上半身全体も傾き、
骨などを含む上半身の臓器などは湾曲したりするという考え。
精神
皮膚、栄養、四肢を統率するのが「精神」。精神上の健康が非常に重要。精神が障害をきたしている場合は、
皮膚や四肢、栄養的損失にもつながるという考え。
実際に五体満足でありながらも、
精神的障害を患っている方は食事を満足にとれない場合や、精神病院で寝たきりになり
足を使って歩くということもしないことが多い。
また、精神病院に通っている友人の友は食事は犬のような形で食事をとっていることも…
ということから私たちの内面にある「精神」は健康上非常に重要なものになると考えれます。
六代法則
西式健康法での六代法則は、
①平床寝台
②硬枕利用
③金魚運動
④毛管運動
⑤合掌合蹠法
⑥背腹運動
です。
それぞれ簡単に解説していきますね。
平床寝台
すのこなどの板に直接シーツを敷いて寝る方法。硬い上で寝ることが皮膚や肝臓、腎臓へと刺激を与えるといった考えです。
実際に寝ましたが、最初はなれずに「硬い…」という印象が強かったですが、3日もすれば慣れます。
硬枕利用
木枕で寝る方法。頚椎はヒトの体の赤でも重たい頭を支えており、ズレが生じやすい部分。
木枕だと骨にズレを矯正する予防策として推進されています。
金魚運動
金魚が泳ぐような運動。両手は首がぐらつかないように後頭部から首にかけて固定。
そのあと、魚の泳ぐ真似を細かくすばやく動かす方法。
毛管運動
ゴキブリ運動と似たような体勢で、細かい振動を与えるような運動方法。合掌合蹠法
平らな床で横たわって、超手を胸の上で合掌、足裏をぴったりと合わせる。そのあと手足を縮めたり、伸ばしたりする運動方法。
背腹運動
人間メトロノーム。あぐらをかいて、体の中に一本の棒があることを意識して、横に揺れる運動。
注意して西式健康法を取り入れよう
西式健康法はスタンフォード大学が取り入れたり、
医師が取り入れたりしているところもありますが、自己管理・自己責任が必要でしょう。
実践される場合は自分の体と相談しながらしてみてくださいね。
参考:西式健康法 西会本部
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