現役美容部員が教える、安全な無添加「ファンデーション」の選び方と、ミネラルファンデ活用テクニック
現役美容部員が教える、安全な「ミネラルファンデーション」の選び方と、ミネラルファンデ活用テクニック
オーガニック志向の女性にも、必ずと言ってよいほど、お肌についてのお悩みがあることでしょう。乾燥、テカり、肌荒れ、ニキビ、たるみ、敏感肌・・・など、挙げればきりがないはずです。
私は美容部員として日々店頭に立っていますが、
ここ最近、お肌の敏感さ(敏感肌)に悩むお客様が増えています。
「敏感肌なので本当ならばお化粧をしたくはないけれど、仕事などもあってせざるを得ない」
そんな理由から、お肌に負担がかからないベースメイクをお探しの方も多いのではないかと思います。
またオーガニック志向の方だと、なるべく有害物質など余計なものをつけたくないということで、ケミカルコスメは避けていると思いますが、
ナチュラルなコスメを選ぶ上で、特にファンデーション選びに悩んでいるうちにジプシーになってしまっている人も多いと伺います。
そんな方に、私がぜひおすすめしたい基礎化粧品のひとつが「ミネラルファンデーション」。
今回は、コスメコンシェルジュでもある私が、敏感肌という切り口より、
気になるミネラルファンデーションについて詳しくご紹介します。
日本人女性の多くが悩んでいる「敏感肌」とは?
現代のストレス社会において、敏感肌に悩む女性は年々増加傾向にあると考えられています。
そこでまず、「敏感肌」とはどういう肌状態なのか、また、その原因についてお伝えすることにしましょう。
成人女性の70〜80%が敏感肌?
あるアンケート調査の結果では、20代後半の85%が敏感肌になった経験があると答えています。これは40代の74.1%を上回る結果であり、若い世代の方がより敏感肌になりやすい環境にあるようです。
敏感肌には定義がない
皮膚科学において、敏感肌の明確な定義は存在していません。何故なら、それが目に見える症状ではないからです。
実際の症状としては、化粧後や洗顔後にかゆみや赤み、ヒリヒリした感じやツッパリ感などが生じます。
ストレスや体調変化が引き起こす敏感肌
一般に、敏感肌の症状は環境や季節の変化によるストレスや体調の変化によってお肌のバリア機能が低下して生じます。
敏感肌になりやすいのは実は、冬!!
一年を通してみると、特に冬に敏感肌になりやすい、という調査の結果があります。それは、冬場の空気の乾燥と敏感肌が密接に関係しているため。
お肌には本来、「バリア機能」が備わっています。
そのバリア機能とはつまり「保湿機能」のことであり、お肌を乾燥から防ぐとともに
外的刺激からもお肌を守っています。
しかしそのバリア機能がストレスなどの原因によって低下するとお肌を外的刺激から守る力が弱まり、
お肌がいつも以上に敏感に反応しやすくなるのです。
さらに、ただでさえ乾燥しやすい冬の時期には、このバリア機能(保湿機能)が弱まりやすく、
お肌もより一層、敏感になりやすくなっていきます。
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ただ気付いていないだけ。もしかしたら、あなたも「敏感肌」かも!
敏感肌で悩む方が増えている一方で、
敏感肌が何かやその適切な対処法を解っていないという方は少なくありません。
ある調査では、
およそ4割の方が敏感肌がどういう状態を指すのか理解できていないという結果が出たほどです。
しかし敏感肌かどうかを正確に判断し、お肌に合ったお手入れをできるかどうかが、
スキンケアの上で重要なポイントであることは間違いありません。
肌不調でもスキンケアを変えない人は、なんと約3割も!
ある調査結果では、回答者の3人に1人が、「肌トラブルが起きたり、敏感な状態になったとしても、いつもと同じスキンケアをする」
と答えたそうです。
年代別に見ると、20代後半が41.5%、40代前半では26.6%となりました。
20代後半の方が敏感肌を経験している割合が高いものの、
いざその状態になった際にスキンケアを変える割合は低いのが現状です。
私自身、スキンケアメーカーの美容部員として店頭に立っていますが、
「急にお肌の調子が悪くなって基礎化粧品を変えようと思ったけど、結局ありすぎて何がいいのか分からない」
と仰る方は少なくありません。
「結局いつも通りのものでいいかな」という結論になってしまうというのです。
お肌が敏感な状態になった時こそ正しいケアが必要になることは間違いなく、そんな時にこそ、
正確な知識を元に、メイクの根本となる基礎化粧品は吟味していくことが必要だと思います。
【参考】敏感肌研究室
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肌が弱い・敏感肌タイプの方のファンデーションには、
「ミネラルファンデーション」がおすすめ!
ミネラルファンデーションとは?
「肌に優しい」と最近聞く耳にすることも多い「ミネラルファンデーション」。ですが、本当に肌に優しいのか、また何が他のファンデーションと異なるのかなどの疑問点も
多いかと思います。
ミネラルファンデーションのミネラルとは、簡単にいうと「無機質」や「鉱物」という意味。
つまりミネラルファンデーションとは、天然の鉱物を使用したファンデーションのことで
肌負担がかなり低い設計となっています。
ミネラルファンデーションのミネラル成分について
ミネラルファンデーションに使われるミネラル成分には、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、水酸化アルミニウム(水酸化Al)などが挙げられます。
これらのミネラル成分はどれも肌負担が少なく、敏感肌の方でも安心して使用できるものばかりです。
ミネラルファンデーションは原則、今挙げたミネラル成分のみか、
お肌に負担がかからない成分を加えて作られています。
知ってる?化粧品の危険な経皮毒には要注意!
ところで皆さんは「経皮毒」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
経皮毒とは、皮膚から吸収される有害性のある化学物質のことを言います。
基礎化粧品は直接肌に塗るものなので、その製品の安全性もきちんと検討しなければなりません。
いくらブランドやテクスチャー、仕上がりなどが好みだとしても、
成分を無視して使い続けていると、いつの間にかお肌のバリア機能を壊し、
有害性のある物質が吸収されてしまう恐れがあります。
ファンデーションは成分にも目を通してから選ぶようにしましょう。
元は医療用だからこそ安心・安全なミネラルファンデーション
実は、ミネラルファンデーションの本来の開発目的は医療用でした。やけどやケガ、美容手術後の敏感な肌状態の方にも安心して使ってもらえるもの
として誕生したものであるため、
その安全性の高さから、敏感肌さんにも自信を持っておすすめできるのです。
ミネラルファンデーションがお肌にとことん優しい理由
ここからは、ミネラルファンデーションがお肌に優しいと言われている理由について
もう少し詳しくご紹介していきましょう。
理由1/石鹸で落とせる
先ほどもご説明したように、石けんで落とせるということはクレンジング剤を使わずにメイクを落とすことができるということです。
そこでお肌が敏感な状態であったり、乾燥が特に気になっている方はファンデーションを
ミネラルファンデーションに切り替えていくことをおすすめします。
そして、実際にメイクに使用する際に注意していただきたいことが、「下地選び」です。
もし下地が石けんで落ちないものだと、ファンデーションも石けんでは落としにくくなってしまうため、
気を付けるようにしてください。
理由2/お肌の負担なく、紫外線をカットできる
ノンケミカルの日焼け止めの多くに含まれる「紫外線吸収剤」。これはお肌の表面で紫外線を吸収し、化学反応を起こすことで
お肌内部へ紫外線が吸収されるのを防ぐ成分です。
しかし、その化学反応によって肌荒れを起こす方もいらっしゃるため、
特に敏感肌の方は避けた方がよいでしょう。
ミネラルファンデーションの主成分であるミネラルパウダーには紫外線カットの効果があります。
そのため、紫外線吸収剤による肌荒れのリスクを避けることができるのです。
理由3/しっとりと潤う
なんとなくのイメージで、「ミネラルファンデーションにはパウダータイプが多く、乾燥しやすいんじゃないか」と
思っている方も多いかと思います。
そういった方はミネラルファンデーションの中でも「ミネラルシルク処方」のものを選んでいただくと
保湿と同時にお肌も保護してくれるので、安心してお使いいただけけるでしょう。
理由4/下地が不要
ミネラルファンデーションの多くは下地不要の設計となっています。そのため厚塗りの必要がなく、肌負担も少なく済みます。
また時短メイクにも便利なので、朝が忙しいという方にはおすすめです。
下地とファンデーションの相性なども特に考えずに使えるので一つ持っておくととても便利ですよ。
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押さえておきたい!安心安全な「ミネラルファンデーション」の選び方のポイント
残念ながら日本には、ミネラルファンデーションの明確な定義が存在していません。
そのため、ミネラル成分が1%でも入っていればミネラルファンデーションとうたって販売することが可能なんです。
では何を基準に、良質なミネラルファンデーションを選べば良いのでしょうか。
ここでは私がおすすめしたい「肌負担をかけない」という観点からの選び方のコツをいくつかご紹介します。
ポイント1/石けんで落とせるものを選びましょう
石けんで落とせるということは、クレンジング剤を使う必要がないということです。クレンジング剤は基本的にメイクの油分を取り去るう役割を担うものです。
しかし、そのクレンジング剤によってはお肌から過剰に皮脂を取り去ってしまい、
乾燥または過剰な皮脂分泌を促してインナードライ(※)にも繋がっていってしまうこともあります。
※インナードライ:皮膚の表面は皮脂でベタッとしているのに、角質層の水分は不足して乾燥している状態のこと
そのためお肌が敏感な状態の際には、石けんで落とせるものを選ぶことをおすすめします。
私がお会いした敏感肌のお客様の中には、お医者様から「クレンジング剤を使わないように」
と指示されている方もいたほどです。
同時に、お肌に何も塗っていない状態でいることもまた外的刺激を直接に受けてしまうことに繋がるため、
ノンファンデーションが必ずしも良いとは限らないことは覚えておかれると良いでしょう。
ポイント2/配合成分に注意しましょう その成分大丈夫?
先ほどご説明したように、日本ではわずか1%でもミネラル成分が配合されていればミネラルファンデーションを名乗ることができます。
ですからミネラルがごく一部しか含まれていなくてあとはケミカル成分、なんてものも存在します。
また、同じミネラル成分であっても、
お肌の状態が敏感な時にはあまりおすすめできない成分も存在しています。
とはいっても全ての成分を確認するのは難しいため、ここでは特に避けたい成分についてのみをご紹介します。
〈注意が必要な「ミネラル成分」〉
◆タルク
・・・「滑石」のことを指し、感触調整によく用いられます。そのため使用感は良くなりますが、
毛穴に詰まりやすく肌荒れを引き起こす原因になるとも考えられているので避けた方が安心でしょう。
また海外ではこの成分が問題だとして裁判になったケースもあります。
〈注意が必要な「ミネラル以外の成分」〉
◆有機合成色素
・・・タール色素とも呼ばれ、「赤色○号」「青色○号」「黄色○号」などと表記されています。
現在では厳しい安全検査に合格したもののみが配合できるようにはなりましたが、
肌が敏感な状態であれば、避けておくことをおすすめします。
◆界面活性剤
・・・水と油など、通常であれば混ざらないものを混ぜ合わせるために配合されています。
最初の方でご説明したお肌のバリア機能を破壊してしまう恐れがあるため、
敏感肌また乾燥肌の方は必ず確認したい成分です。
現役美容部員の私が本気でおすすめしたい
ミネラルファンデーションはこれ!
【著者撮影】
では、今までの説明をふまえて、美容部員であり、コスメコンシェルジュでもある私が
おすすめしたい「ミネラルファンデーション」をご紹介しましょう。
それは、ヴァントルテの「ミネラルシルクファンデーション」。
ヴァントルテというブランドを初めて耳にした、という方も多いと思うので
どのようなブランドなのかを一度チェックしてみていただけると嬉しいです。
京都発の国産ミネラルコスメブランド「ヴァントルテ」
ヴァントルテは、京都生まれのミネラルコスメのブランドです。「ミネラルと植物の力で、肌本来の美しさを引き出すこと」をコンセプトに、
パッケージまで環境に配慮しているというこだわりのブランドです。
もちろんコスメに配合されている成分は天然成分が95%以上で美容成分や保湿成分も豊富に含まれており、
お肌にとことん優しい設計です。
ヴァントルテの「ミネラルシルクファンデーション」の素晴らしさ
ヴァントルテのミネラルシルクファンデーションには以下のような、たくさんの良い点があります。
無添加、自然素材使用
お肌に優しい無添加処方で、天然ミネラル成分とシルクで仕上げた設計です。もちろん界面活性剤や防腐剤などの化学成分、ナノ粒子なども一切使用していないので、
安心してお使いいただけます。
軽くて、ナチュラルで美しい仕上がり
水も油分も含まない高純度のミネラルとピュアシルクでできているため、メイクをしていることを忘れるくらい軽くナチュラルな仕上がりになっています。仕上がりは軽く感じられるのに、シルクパウダーも配合されてお肌への密着度も高く、
毛穴やくすみをしっかりカバーしてくれます。
ピュアシルク配合
ピュアシルクによって、・保湿効果
・皮膚との親和性、密着度
が高まります。
石けんで簡単に落とせる
石けんまたは洗顔で簡単に落ちるので、クレンジング不要となっています。そのためクレンジング剤による肌負担の心配がありません。
下地なしでも乾燥しない
洗顔後、普段通りのスキンケアをした後に下地なしでご使用いただけます。先ほどご説明したようにピュアシルク配合なので保湿効果が高く、乾燥も気になりません。
試しやすい価格帯
ヴァントルテのミネラルシルクファンデーションは、ケース付き3300円(税別)で詰替用だと2300円(税別)という価格になっています。
1gあたりに換算して他のミネラルファンデーションと比較してみると
平均より比較的安価に試せる価格となっています。
高品質低価格を実現しているので、一度試してみて損はないでしょう。
60秒でのカンタン仕上げ!ヴァントルテの「ミネラルシルクファンデーション」
【著者撮影】おすすめの使い方は次の通り、本当に簡単。下地不要なので60秒で仕上がります。
基本の使い方
パフは同じくヴァントルテのふわふわエアリーパフが毛足も長くなじませやすいのであわせてご使用ください。ルースパウダー用なのでしっかりとパウダーを密着させてくれます。
1.パフをネットに軽く押し付けて、パウダーをつけます。
2.手の甲にパフをあて、余分なパウダーはとりながらパフとパウダーを馴染ませます。
3.顔の中心から外側にファンデーションをのせていきます。
この時にこすらずにポンポンと優しく抑えるイメージでのせましょう。
4.最後に手のひらで顔全体を包み込むように抑えて完成です。
とても簡単なステップなので時間がない朝にも本当に重宝しますよ。
国産・京都発「ヴァントルテ」のミネラルファンデーションはこちら
実際に使ってみた私からの感想&プチアドバイス
【著者撮影】では、実際の使用感はどうなのでしょうか。
私の個人的な意見にはなりますが、参考にしていただけたらと思います。
あわせて、活用のためのちょっとしたテクニックもご紹介してみましょう。
良かったポイント①「つけ心地の軽さ」
しっかりと密着しながらもつけ心地がよく、1日つけていても肌に息苦しさを感じにくかったです。だからといってカバー力がないわけではなく、ソフトフォーカス効果で
くすみや毛穴を綺麗にとばしてくれました。
良かったポイント②「長持ち、コスパよしで使いやすい」
細かい粒子が綺麗にお肌に密着してくれ、元々よれにくい設計になっていると感じました。コスト面からしてもこのお値段でこの仕上がりは
他のミネラルファンデーションにはなかなか無いかと思います。
また、パウダーをパフにつける部分がネットクッションになっていることで、
パウダーがパフに均一についてくれるため、実際、
肌につけるときも均一に綺麗に仕上げやすくなっていました。
驚いたポイント「万が一崩れても汚くならない」
長時間メイクしているとどうしても、小鼻のあたりからよれてきて白っぽく浮いてきたりドロッと崩れてきたりしてしまうのですが、
このミネラルシルクファンデーションだと密着力が高く、厚塗り感もないため、崩れ方も美しいまま。
お直しする時には、軽くティッシュオフしてまた上から重ねてあげれば大丈夫なので、
敏感肌さんはもちろん皮脂が出やすい方にもおすすめです。
活用テクニック①「”サット仕上げ”で十分」
時間が経ってからフィットする、こちらのシルクファンデーション。つけた直後もファンデーションは綺麗にのるのですが、
時間が経つとさらに密着度を増し肌に馴染んでくれるため、
初めに何度も重ね塗りするのは不要。サッと仕上げるのがコツです。
活用テクニック②「美容オイルと混ぜて本格感アップ」
もう少しきちんとメイク感が欲しい、やっぱり乾燥が気になってしまう、という方におすすめの使い方もご紹介します。
それは、美容オイルとミネラルシルクパウダーファンデーションを混ぜてクリーム状にしたものを
下地がわりに最初に塗るという方法。
その後で通常通り、さらにパウダーをのせれば完成です。
現役美容部員が本気ですすめたいミネラルファンデーションはこちら
ミネラルファンデーションで優しくスキンケア、
本当に健康で美しい肌を手に入れましょう!!
ここまで敏感肌とミネラルファンデーションについてご紹介してきました。
自分のお肌の状態を理解された上で、
少しでも負担がかからないような商品選びをしていっていただけたらと思います。
ミネラルファンデーションを活用することで敏感肌になりやすい冬の時期を乗り越え、
来たる春の花粉症シーズンにも耐えられる、健康なお肌づくりを目指していきましょう。
記事でご紹介した、ヴァントルテのミネラルファンデーションはこちら
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